Wordで3ページ目からページ番号を1にする方法|表紙・目次は番号なし

Wordで表紙と目次にはページ番号を付けず、文書上の3ページ目から「1」と表示するには、2ページ目と3ページ目の間をセクション区切りで分ける必要があります。そのうえで、3ページ目側のヘッダーまたはフッターを前のセクションから切り離し、ページ番号の開始番号を「1」に設定します。

単なる改ページでは、前後のページでヘッダーやフッターの設定を分けられません。また、文書の途中からページ番号を開始する設定は、WordのWeb版では完結できないため、Wordデスクトップ版で操作してください。([マイクロソフト サポート][1])

目次

Wordの表紙と目次を除き、3ページ目から「1」で番号を付ける仕組み

今回作成する状態は次のとおりです。

文書上のページ内容表示するページ番号
1ページ目表紙表示しない
2ページ目目次など表示しない
3ページ目本文の先頭1
4ページ目本文2
5ページ目本文3

ポイントは、ページ番号を1ページずつ消すのではなく、文書を次の2つのセクションに分けることです。

  • セクション1:表紙と目次
  • セクション2:本文

Wordでは、セクションごとにページ番号の有無や開始番号を変更できます。本文の前にセクション区切りを入れ、セクション2の番号を「1」から開始すれば、表紙と目次を番号なしにできます。([マイクロソフト サポート][1])

改ページではなくセクション区切りを使う

「改ページ」と「セクション区切り」は似ていますが、役割が異なります。

区切りの種類主な役割今回の設定に使えるか
改ページ以降の文章を次のページへ送る使えない
セクション区切り前後でヘッダー、フッター、ページ番号などを分ける使う
セクション区切り「現在の位置から開始」同じページ内でセクションを分ける通常は使わない
セクション区切り「次のページから開始」次のページから新しいセクションを始める今回使用する

改ページだけを入れても、前後のページは同じセクションのままです。そのため、表紙のページ番号を消すと本文側の番号まで消えることがあります。

Wordデスクトップ版で3ページ目からページ番号を付ける手順

文書を別名で保存する

セクション区切りを追加すると、既存の余白やヘッダー、フッターの状態によってはレイアウトが変わることがあります。

操作前に、[ファイル]から[名前を付けて保存]を選び、元の文書とは別のファイルとして保存しておくと安全です。

編集記号を表示する

最初に、改ページやセクション区切りの位置を確認できるようにします。

  1. [ホーム]タブを開きます。
  2. [段落]にある[編集記号の表示/非表示]の「¶」をクリックします。
  3. 文書内に「改ページ」や段落記号が表示されたことを確認します。

編集記号を表示しておくと、不要な改ページが残っていないか、セクション区切りが正しい位置に入ったかを確認しやすくなります。([マイクロソフト サポート][1])

本文の直前にセクション区切りを入れる

表紙が1ページ目、目次が2ページ目、本文が3ページ目から始まる場合は、2ページ目の最後、本文の直前にカーソルを置きます。

すでに「改ページ」が入っている場合は、その改ページを選択して削除してから、次の操作を行います。改ページを残したままセクション区切りを追加すると、空白ページができることがあります。

  1. 2ページ目の最後にカーソルを置きます。
  2. [レイアウト]タブを開きます。
  3. [区切り]をクリックします。
  4. [セクション区切り]にある[次のページから開始]を選びます。

編集記号を表示している場合は、2ページ目の末尾に「セクション区切り」と表示されます。

ここで[改ページ]の[ページ]や、[奇数ページから開始]を選ばないように注意してください。今回必要なのは、次のページから新しいセクションを始める区切りです。([マイクロソフト サポート][1])

3ページ目側のフッターを前のセクションから切り離す

次に、本文側のヘッダーまたはフッターを、表紙・目次側から独立させます。

ページ番号をページ下部に入れる場合は、3ページ目のフッターを編集します。

  1. 3ページ目の下余白部分をダブルクリックします。
  2. [ヘッダーとフッター]タブが表示されたことを確認します。
  3. [前と同じヘッダー/フッター]をクリックしてオフにします。
  4. フッター付近に表示されていた「前と同じ」などの表示が消えたことを確認します。

環境によっては、同じ機能が[前へリンク]や[前のセクションにリンク]に近い名称で表示されることがあります。

ヘッダーとフッターのリンクは別々に管理されます。 ページ番号をフッターに入れる場合はフッターのリンクを解除し、ヘッダーに入れる場合はヘッダーのリンクを解除してください。フッターだけを解除しても、ヘッダーのリンクはそのまま残ります。([マイクロソフト サポート][1])

3ページ目にページ番号を挿入する

前のセクションとのリンクを解除した状態で、本文側にページ番号を挿入します。

  1. 3ページ目のフッターを開いたまま、[ページ番号]をクリックします。
  2. [ページの下部]など、番号を表示したい位置を選びます。
  3. 使用するデザインを選択します。

ページ番号をヘッダーに表示したい場合は、[ページの上部]を選びます。

すでに文書全体にページ番号が入っている場合は、番号を新たに挿入せず、次の「開始番号を1にする」操作へ進んでください。

ページ番号の開始番号を「1」にする

ページ番号を挿入しただけでは、3ページ目に「3」と表示されることがあります。開始番号を明示的に「1」に変更します。

  1. [ページ番号]をクリックします。
  2. [ページ番号の書式設定]を選びます。
  3. [開始番号]を選択します。
  4. 数値欄に「1」と入力します。
  5. [OK]をクリックします。

Wordの表示によっては、[開始番号]ではなく[開始位置]と表示される場合があります。[前のセクションから継続]ではなく、番号を指定する項目を選ぶことが重要です。([マイクロソフト サポート][1])

表紙と目次のページ番号を削除する

表紙や目次にページ番号が残っている場合は、本文側のリンクを解除したことを確認してから削除します。

  1. 1ページ目または2ページ目のフッターをダブルクリックします。
  2. 表示されているページ番号を選択します。
  3. Deleteキーを押します。
  4. 3ページ目の番号が残っていることを確認します。

リンクを解除する前に前半の番号を削除すると、本文側の番号まで削除されることがあります。本文側まで消えた場合は、すぐに元に戻し、3ページ目側で[前と同じヘッダー/フッター]を解除してから削除し直してください。([マイクロソフト サポート][1])

最後にページ番号を確認する

[ヘッダーとフッターを閉じる]をクリックするか、Escキーを押して通常の編集画面へ戻ります。

次の状態になっているか確認してください。

  • 1ページ目の表紙には番号がない
  • 2ページ目の目次には番号がない
  • 3ページ目の本文に「1」と表示される
  • 4ページ目に「2」と表示される
  • 5ページ目以降も連続している
  • 前半の番号を削除しても、本文側の番号が消えていない

画面上だけでなく、[ファイル]から[印刷]を開き、印刷プレビューでも確認すると確実です。

うまくいかないときの原因と対処法

症状主な原因対処法
3ページ目が「3」になる開始番号が指定されていない[ページ番号の書式設定]で[開始番号]を「1」にする
表紙の番号を消すと本文も消える前のセクションとのリンクが残っている元に戻し、3ページ目側で[前と同じヘッダー/フッター]をオフにする
3ページ目には番号がなく、4ページ目が「2」になる[先頭ページのみ別指定]が有効設定をオフにするか、セクション先頭ページ用のフッターに番号を入れる
奇数ページまたは偶数ページだけ番号がない[奇数/偶数ページ別指定]が有効奇数ページと偶数ページの両方に番号を設定する
本文の前に空白ページができた改ページが残っている、または誤った区切りを選んだ編集記号を表示し、不要な改ページを削除して[次のページから開始]を入れ直す
[前と同じヘッダー/フッター]を選べないセクション区切りが入っていない、または最初のセクションを編集中本文直前のセクション区切りと、現在編集中のセクションを確認する
目次を更新したら本文が4ページ目に移動した目次の行数やページ数が増えた本文の直前にセクション区切りがあるか確認し、印刷前に全ページを再確認する

[前と同じヘッダー/フッター]が選択できない場合は、Microsoftもセクション区切りが作成されているか確認するよう案内しています。また、[先頭ページのみ別指定]が有効な文書では、セクション先頭のページだけ別のヘッダーやフッターが使われます。([マイクロソフト サポート][2])

「先頭ページのみ別指定」が有効な場合

3ページ目が本文セクションの先頭ページになるため、[先頭ページのみ別指定]が有効だと、3ページ目だけ通常とは異なるフッターが使用されます。

その結果、開始番号を「1」にしていても、3ページ目には番号が見えず、4ページ目から「2」と表示されることがあります。

本文の先頭にも番号を表示する場合は、次のいずれかで対処します。

  • [ヘッダーとフッター]タブの[先頭ページのみ別指定]をオフにする
  • 設定を残したまま、3ページ目の「先頭ページのフッター」にページ番号を入れる

表紙だけ番号を消す目的で[先頭ページのみ別指定]を使う方法もありますが、表紙と目次の2ページを番号なしにする場合は、セクション区切りを使う方が管理しやすくなります。([マイクロソフト サポート][2])

奇数ページと偶数ページを別々に設定している場合

冊子や両面印刷向けの文書では、[奇数/偶数ページ別指定]が有効になっていることがあります。この設定が有効な場合、奇数ページと偶数ページのヘッダー・フッターは別々です。

3ページ目は奇数ページ、4ページ目は偶数ページになるため、片方にだけページ番号を挿入すると、1ページおきに番号が表示されなくなります。

奇数・偶数を別指定している文書では、次の両方を確認してください。

  • 3ページ目側の奇数ページフッターに番号が入っている
  • 4ページ目側の偶数ページフッターにも番号が入っている

Wordでは[奇数/偶数ページ別指定]を有効にすると、奇数ページと偶数ページを個別に編集する仕様です。([マイクロソフト サポート][3])

目次が2ページ以上ある場合の考え方

「3ページ目から1」と指定していても、目次を更新した結果、目次が2ページに増えることがあります。この場合、本文の開始位置は4ページ目に移動します。

目的が「文書上の3ページ目を必ず1にする」ことではなく、本文の最初を1にすることであれば、セクション区切りを本文の直前に置いたままで問題ありません。4ページ目から本文が始まれば、そのページに「1」と表示されます。

一方、提出要領などで物理的な3ページ目を必ず「1」にする必要がある場合は、表紙と目次を合計2ページに収めるようにレイアウトを調整します。

表紙は番号なし、目次はローマ数字、本文は1からにする方法

論文や報告書では、次のような構成を求められることがあります。

文書の部分ページ番号
表紙なし
目次i、ii、iii
本文1、2、3

この場合は、文書を3つのセクションに分けます。

  • セクション1:表紙
  • セクション2:目次
  • セクション3:本文

表紙と目次の間、目次と本文の間にそれぞれセクション区切りを入れます。目次側では番号書式を「i、ii、iii」にし、本文側では番号書式を通常の数字に戻して開始番号を「1」にします。Wordでは、セクションごとにページ番号の形式と開始番号を設定できます。([マイクロソフト サポート][2])

3ページ目からページ番号を付けるときの最終確認

Wordで表紙と目次を除外し、3ページ目からページ番号を「1」にする場合は、次の順番で操作することが重要です。

  1. 編集記号を表示する
  2. 本文の直前に[セクション区切り-次のページから開始]を入れる
  3. 本文側のヘッダーまたはフッターを開く
  4. [前と同じヘッダー/フッター]を解除する
  5. ページ番号を挿入する
  6. 開始番号を「1」にする
  7. 前のセクションにある番号を削除する
  8. 印刷プレビューで全ページを確認する

特に失敗しやすいのは、前のセクションとのリンクを解除する前にページ番号を削除する操作です。まず本文側を独立させ、その後で表紙と目次の番号を削除してください。
[1]: https://support.microsoft.com/ja-jp/word/start-page-numbering-on-page-3-double-sided-printing “3 ページ目からページ番号を開始する – 両面印刷 | Microsoft Support”
[2]: https://support.microsoft.com/ja-jp/word/customize-page-numbers-and-their-formats-in-different-word-document-sections “さまざまなWordドキュメント セクションでページ番号とその形式をカスタマイズする | Microsoft Support”
[3]: https://support.microsoft.com/en-us/office/create-different-headers-or-footers-for-odd-and-even-pages-c1b99d1a-38b1-40ff-8338-4897b89be2ef “Create different headers or footers for odd and even pages | Microsoft Support”

この記事を書いた人

実務の現場で詰まりがちなポイントを地図にするITブログ「IT trip」を運営。Windows/Office(Teams・Excel)からSQL、サーバ運用、ガジェットまで、再現性のある手順と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ試せること、そして迷った人の次の一歩が見えることを大切にしています。

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