Agent 365エージェントをCopilot Chatから呼び出す条件|A2A対応と管理者設定

Agent 365で管理されるエージェントを、Microsoft 365 Copilot Chatや宣言型エージェントから呼び出すには、単にAgent Registryへ登録するだけでは足りません。呼び出し先エージェントがAgent 365に公開され、Agent2Agent(A2A)プロトコルを実装し、利用者に使用権限が付与されていることが基本条件です。

呼び出し元は、Agent BuilderまたはCopilot Studioで作成したエージェントです。利用者がCopilot Chatで依頼すると、呼び出し元エージェントが必要に応じてAgent 365上の専門エージェントへ処理を委任します。

この機能はMicrosoft 365 Roadmap ID 567670として公開されています。2026年7月20日時点では「In development」で、一般提供は2026年8月予定です。Android、Desktop、iOS、Webが対象ですが、リリース日や最終仕様は変更される可能性があります。(Microsoft)

目次

結論:呼び出しに必要な条件は4つ

Agent 365のエージェントをCopilot Chatや宣言型エージェントの接続先として使うには、次の条件を分けて確認します。

条件必要な状態主な確認担当
Agent 365への公開呼び出し先エージェントがAgent 365に公開され、Microsoft 365管理センターで管理されている管理者、公開担当者
A2A対応呼び出し先がAgent2Agentプロトコルを実装している開発者
呼び出し元の用意Agent BuilderまたはCopilot Studioで呼び出し元エージェントを作成しているエージェント作成者
利用者への配布と権限付与呼び出し先が対象ユーザーに利用可能で、必要な認証・アクセス許可が設定されているMicrosoft 365管理者

Roadmap ID 567670で明示されている中核条件は、「Agent 365に公開されていること」と「A2Aプロトコルを実装していること」です。条件を満たすエージェントは、Agent BuilderまたはCopilot Studioで作成したエージェントのconnected agentとして利用できる予定です。(Microsoft)

ただし、技術的にA2Aへ対応していても、対象ユーザーにエージェントが公開されていなかったり、必要な権限が付与されていなかったりすると実際には呼び出せません。管理センターでの配布設定まで含めて確認する必要があります。(Microsoft Learn)

Roadmap ID 567670で何が変わるのか

現在のMicrosoft 365 Copilotでは、宣言型エージェントから別の宣言型エージェントをconnected agentとして利用する仕組みが提供されています。Roadmap ID 567670は、この接続先をAgent 365で管理されるA2A対応エージェントへ広げる機能です。

想定される処理の流れは次のとおりです。

利用者 → Microsoft 365 Copilot Chat → 呼び出し元エージェント → A2A → Agent 365で管理される専門エージェント

たとえば、Copilot Chatで「この契約書を確認し、社内のリスク基準に照らして問題点を整理して」と依頼した場合、呼び出し元のエージェントが契約審査専用エージェントへタスクを委任し、その結果を利用者向けにまとめる構成が可能になります。

Roadmapに掲載されている範囲は次のとおりです。(Microsoft)

項目公開情報
Roadmap ID567670
機能名Agent 365のエージェントをMicrosoft 365 Copilot Chatおよび宣言型エージェントで利用
状態In development
一般提供予定2026年8月
リリース段階General Availability
対象クラウドWorldwide Standard Multi-Tenant
対象プラットフォームAndroid、Desktop、iOS、Web
公開プレビューRoadmap上では記載なし

これはMicrosoft 365の障害やサービスインシデントではありません。そのため、「解決済み」「未解決」といった状態で確認する項目ではなく、ロードマップ上の開発中機能として追跡します。

また、ロードマップの日付は確定日ではなく予定です。2026年8月になればすべてのテナントで同時に使えるとは限らず、段階的な展開や延期の可能性も考慮する必要があります。(Microsoft)

必須条件1:呼び出し先をAgent 365に公開する

最初の条件は、接続先となるエージェントがAgent 365へ公開され、Microsoft 365管理センターのAgent Registryで管理されていることです。

単に社内サーバーやAzure上でA2A対応エージェントを動かしているだけでは、Roadmap ID 567670の条件を満たしたとは判断できません。この機能では、Agent 365へ公開済みのエージェントを再利用することが前提です。(Microsoft)

管理者が確認する項目

Microsoft 365管理センターでは、少なくとも次の項目を確認します。

確認項目確認する内容
Agent Registryへの掲載対象エージェントが検索・表示されるか
公開元組織内で公開したエージェントか、外部パートナーのエージェントか
利用可能なユーザー呼び出すユーザーやグループが「Available to」の対象か
インストール状態必要に応じて対象ユーザーへ事前インストールされているか
ブロック状態エージェントがBlockまたはUninstallされていないか
権限委任されたアクセス許可やアプリケーション権限が妥当か
データとツール外部サービス、ナレッジ、書き込み操作の有無を確認したか

Agent Registryには、Microsoft提供エージェント、外部パートナーのエージェント、組織が公開したエージェント、作成者から共有されたエージェントなどが表示されます。登録経路や公開元によって、管理者が確認すべきリスクは異なります。(Microsoft Learn)

特に外部APIへの書き込み、業務データへのアクセス、アプリケーション権限を使用するエージェントは、公開前にデータフローと権限範囲を確認してください。Microsoft 365管理センターのエージェント詳細画面では、Data & Tools、Permissions、Security、Activity、Connected Agentsなどの情報を確認できます。(Microsoft Learn)

必須条件2:Agent2Agentプロトコルを実装する

Agent 365に公開しただけでは、別のエージェントから呼び出せません。呼び出し先エージェントがAgent2Agentプロトコルを実装している必要があります。

A2Aは、あるエージェントが別のエージェントへタスクを渡し、処理状況や結果を受け取るための標準化された通信方式です。単純なAPI呼び出しではなく、独自の推論やワークフローを持つ専門エージェントへ仕事を委任する用途に向いています。(Microsoft Learn)

REST APIやMCPだけでは条件を満たさない

A2A、一般的なAPI、MCPは用途が異なります。

方式主な用途Roadmap ID 567670の条件
Agent2Agent別のAIエージェントへタスクを委任する必須
REST API決められたデータ取得や処理を実行するAPIだけでは不足
MCPツールやデータソースをエージェントへ公開するMCPだけでは不足
コネクタSaaSや業務システムの操作を呼び出すコネクタだけでは不足

MCPやREST APIとA2Aを併用する構成は可能です。しかし、Roadmap ID 567670のconnected agentとして利用するには、呼び出し先がA2A通信を受け付けられることが必要です。

A2A実装で確認する技術項目

Copilot Studioの現行A2A接続ドキュメントを基準にすると、開発者は次の点を確認します。(Microsoft Learn)

項目確認内容
HTTPSA2AエンドポイントをHTTPSで安全に公開している
メッセージエンドポイントAgent CardのURLではなく、メッセージを受け付けるA2Aエンドポイントを用意している
Agent Card標準の.well-known/agent.jsonで名前や説明を取得できる
認証APIキー、OAuth 2.0など、用途に合った方式を設定している
タスク処理要求を受信し、予測可能な形式で結果を返せる
タイムアウト処理応答遅延や接続失敗を呼び出し元へ適切に返せる
監査情報呼び出し元、利用者、タスク、実行結果を追跡できる
人による承認重要な更新や外部送信の前に承認を挟める

Copilot Studioでは、外部A2Aエージェントを追加するときに「None」「API key」「OAuth 2.0」の認証方式を選べます。ただし、本番環境で無認証のエージェントを公開すると、第三者から不正に呼び出されるおそれがあります。業務利用では、認証とアクセス制御を前提に設計するのが安全です。(Microsoft Learn)

エージェントの説明文もルーティングに影響する

connected agentは、登録されている名前、説明、会話の開始例などを手掛かりに呼び出し先として選ばれます。説明が「社内業務を支援します」のように曖昧だと、適切なタイミングで選択されない可能性があります。現行の宣言型エージェントでも、connected agentの名前、説明、conversation startersがルーティング判断に使われます。(Microsoft Learn)

説明文は、次のように対象業務と除外範囲を具体化します。

悪い例:

社内文書に関する質問へ回答します。

改善例:

日本国内の購買契約書を確認し、支払条件、自動更新、損害賠償、秘密保持、個人情報の各条項について、社内契約審査基準との差分を整理します。法律相談や契約承認は行いません。

「何ができるか」だけでなく、「何はしないか」まで記載すると、誤った委任を減らせます。

必須条件3:呼び出し元をAgent BuilderまたはCopilot Studioで作成する

Roadmap ID 567670では、Agent 365のA2A対応エージェントを、Agent BuilderまたはCopilot Studioでユーザーが作成するエージェントのconnected agentとして利用する予定です。(Microsoft)

つまり、Copilot ChatがすべてのAgent 365エージェントを無条件に直接呼び出すわけではありません。基本的には、次の2層で考えます。

役割例
呼び出し元エージェント利用者との対話、依頼内容の理解、接続先の選択、回答の統合
呼び出し先エージェント契約審査、障害分析、在庫照会、経費確認などの専門処理

Agent Builderは、Microsoft 365 Copilot内で比較的短時間に宣言型エージェントを作る用途に適しています。複雑なワークフロー、外部システム連携、認証、詳細な制御が必要な場合はCopilot Studioを選ぶのが現実的です。(Microsoft Learn)

現行の宣言型エージェントとの違い

現行の宣言型エージェントでは、マニフェストのworker_agentsに接続先となる宣言型エージェントのtitle IDを指定します。利用者は、それぞれのconnected agentを利用できる状態にしておく必要があります。(Microsoft Learn)

一方、Roadmap ID 567670は、Agent 365に公開されたA2A対応エージェントを接続先にする機能です。一般提供時に、Agent Builderやマニフェストでどの識別子を指定するのか、Agent Registryから選択するのかなど、最終的な設定画面や定義形式は現時点では明示されていません。

そのため、既存のworker_agents設定をそのままAgent 365のA2Aエージェントへ流用できると決めつけず、一般提供時のスキーマと管理画面を確認してください。

管理者設定では「利用可能」と「インストール済み」を分けて考える

Microsoft 365管理センターでは、「Available to」と「Installed for」は別の設定です。(Microsoft Learn)

設定意味
Available to対象ユーザーがエージェントを検索、インストール、利用できる範囲
Installed for管理者が対象ユーザーへエージェントを事前インストールする範囲
Blockエージェントの利用を停止する
Uninstall管理者によるインストール状態を解除する

「Available to」に含めただけでは、自動的に利用者の画面へ追加されるとは限りません。一方、「Installed for」を設定しても、利用可能範囲やアクセス許可が不足していれば正常に動作しません。

現行の宣言型connected agentに関する公式文書では、利用者が接続先の各エージェントをインストールしていることが必要とされています。Roadmap機能で最終的に同じ要件が適用されるかは一般提供時の確認が必要ですが、検証段階では呼び出し元と呼び出し先の両方を対象ユーザーへ事前インストールしておくと、配布漏れを切り分けやすくなります。(Microsoft Learn)

管理センターから追加できるconnected agentの上限

Microsoft 365管理センターの現行Connected Agentsタブでは、管理者が1つのエージェントに追加できるconnected agentは最大10件です。この上限には、エージェント作成者が作成ツール側で追加した接続先は含まれません。(Microsoft Learn)

ただし、これは現在の管理センター画面における制限です。Roadmap ID 567670のA2A接続全体に一律10件の上限があるという意味ではありません。一般提供時には、Agent Builder、Copilot Studio、管理センターそれぞれの上限を分けて確認してください。

導入前に実施する確認手順

一般提供後にすぐ検証できるよう、次の順番で準備すると原因を切り分けやすくなります。

Roadmapの状態を確認する

Roadmap ID 567670が「Launched」または一般提供済みの状態になっているか確認します。

「In development」の段階では、管理センターやAgent Builderに設定項目が表示されていなくても異常とは限りません。ロードマップの日付だけでなく、Microsoft 365管理センターのメッセージセンターや公式ドキュメントの更新も確認します。

Agent Registryで対象を確認する

Microsoft 365管理センターのAgent Registryを開き、呼び出し先エージェントについて次を確認します。

  • Agent 365へ公開済みである
  • 対象テナントのRegistryに表示される
  • Blockされていない
  • 対象ユーザーまたはテスト用グループが利用可能範囲に含まれる
  • 必要な権限について管理者同意が完了している
  • 外部データ、ツール、書き込み操作の内容が承認されている

A2Aの疎通を単体で確認する

Copilot Chatから試す前に、A2Aエージェント単体で次の動作を確認します。

  • Agent Cardを取得できる
  • 認証に成功する
  • A2Aメッセージへ応答する
  • 想定した形式で結果を返す
  • 権限不足時に明確なエラーを返す
  • タイムアウトや内部エラーを呼び出し元へ通知する
  • 同じ要求が再送されても二重処理を起こさない

外部システムを更新するエージェントでは、再試行による二重登録や二重送信を防ぐ設計も必要です。

呼び出し元エージェントへ接続する

Agent BuilderまたはCopilot Studioで、呼び出し先をconnected agentとして追加します。

一般提供時には、次のいずれかの形式が想定されますが、最終的な操作方法は公式手順を確認してください。

  • Agent Registryから対象エージェントを検索して追加する
  • Agent 365の識別子を指定する
  • A2Aエンドポイントを指定する
  • 管理者が管理センターから接続を追加する

限定したユーザーでテストする

最初から全社展開せず、テスト用のMicrosoft Entraグループへ限定して確認します。

テスト期待する結果
権限のある利用者が依頼するA2Aエージェントへ委任され、結果が返る
利用可能範囲外の利用者が依頼する接続先を利用できず、安全に失敗する
接続先をBlockする呼び出しが停止される
認証情報を無効にする認証エラーとして記録される
A2Aエンドポイントを停止するタイムアウトまたは接続エラーが返る
曖昧な依頼を行う不必要な専門エージェントを呼び出さない
Android、iOS、Desktop、Webで試す対象クライアントごとの差を確認できる

注意すべき制限と失敗しやすいポイント

Agent Registryに表示されるだけでは呼び出せない

Registryへの掲載は管理対象になったことを示しますが、A2A対応を保証するものではありません。

次の状態では、Roadmap機能の接続先として利用できない可能性があります。

  • Agent 365に登録されているがA2Aを実装していない
  • A2Aを実装しているがAgent 365へ公開していない
  • 対象ユーザーが利用可能範囲に含まれていない
  • 必要なアプリケーション権限に管理者同意がない
  • 呼び出し先がBlockされている
  • 呼び出し元の説明文から接続先を選択できない

「登録」「通信」「配布」「権限」の4層を分けて確認することが重要です。

現行の宣言型connected agentには制限がある

現行の宣言型エージェントのconnected agent機能では、接続先は宣言型エージェントに限られ、エージェント間の通信はテキスト中心です。ファイルのバイナリや画像をそのまま渡すことはできず、Adaptive Cardも利用者が直接操作できない制限があります。(Microsoft Learn)

Roadmap ID 567670によって接続先の種類は拡張される予定ですが、ファイル、画像、カードなどの制限が同時に解消されるとは公表されていません。初期設計では、テキストによるタスク委任と構造化データの受け渡しを中心に考えるのが安全です。

会話履歴がどこまで送信されるか確認する

Copilot Studioの現行A2A接続ドキュメントでは、送信されるメッセージ情報の例として、context ID、message ID、ロケール、メッセージ本文、会話履歴などが示されています。(Microsoft Learn)

そのため、「利用者が入力した最後の一文だけが接続先へ送られる」とは限りません。次の情報を事前に確認します。

  • 接続先へ送信される会話範囲
  • 個人情報や機密情報の有無
  • 接続先でのログ保存期間
  • 外部サービスや別リージョンへの転送
  • 障害解析用ログに本文が残るか
  • 利用者、呼び出し元、呼び出し先を追跡できるか

Microsoftも、A2A接続ではデータフロー、権限、セキュリティ境界、承認、可観測性、本人性、追跡可能性、人による監督を確認するよう案内しています。(Microsoft Learn)

A2Aエージェントの障害を呼び出し元で処理する

接続先が停止しているときに、Copilot Chat全体が無反応になる設計は避けます。

呼び出し元では、次のような代替動作を用意します。

  • 接続先を利用できないことを明示する
  • 利用者に再試行を案内する
  • 別のエージェントやナレッジ検索へ切り替える
  • 実行途中の処理が完了したか確認する
  • 重要な業務では人の担当者へ引き継ぐ

A2Aはエージェント同士を疎結合にできますが、接続先の可用性や回答品質まで自動的に保証する仕組みではありません。

ライセンスは一般提供時に再確認する

Roadmap ID 567670の項目には、この機能専用のライセンス条件は記載されていません。したがって、「Microsoft 365 Copilotライセンスだけで必ず利用できる」「すべての利用者にAgent 365ライセンスが必須」と現段階で断定することはできません。

Agent 365はエージェント単位ではなくユーザー単位のライセンス体系です。公式FAQでは、Agent 365の高度な監視、ガバナンス、セキュリティ機能の恩恵を受ける利用者や、エージェントを管理・支援する利用者には、Agent 365ライセンスの割り当てが推奨されています。一方、基本的なRegistryや一部の管理機能は、対象となるMicrosoftクラウド契約で利用できる場合があります。(Microsoft)

導入時には、次の3点を別々に確認してください。

ライセンス・権限確認内容
Copilot Chat対象ユーザーがMicrosoft 365 Copilot Chatへアクセスできるか
呼び出し元エージェント使用する機能にMicrosoft 365 Copilotライセンスまたは従量課金が必要か
Agent 365管理、監視、ガバナンス、セキュリティに必要なライセンスが割り当てられているか

Microsoft 365管理センターでエージェントをピン留めする場合も、利用者には職場または学校アカウント、Copilot Chatへのアクセス、対象エージェントを利用できる権限が必要です。(Microsoft Learn)

よくある疑問

Copilot ChatからAgent 365のエージェントを直接指定して呼び出せますか

Roadmapで明示されているのは、Agent 365のA2A対応エージェントを、Agent BuilderまたはCopilot Studioで作成したエージェントのconnected agentとして利用する仕組みです。

利用者がCopilot Chat上で接続済みの呼び出し元エージェントを利用し、そのエージェントが処理を委任する構成が基本です。すべてのAgent 365エージェントをCopilot Chatから直接選択できるようになるとは、現時点では公表されていません。(Microsoft)

外部環境で動くエージェントも接続できますか

Copilot Studioの現行機能では、外部フレームワークで構築され、Copilot Studioの外部でホストされているA2A対応エージェントを接続できます。オンプレミスや仮想ネットワーク内のエージェントについても、カスタムコネクタ基盤を利用した接続が案内されています。(Microsoft Learn)

ただし、Roadmap ID 567670の機能として利用する場合は、外部で動いているだけでなく、Agent 365への公開と管理対象化が必要です。

現在のworker_agentsへAgent 365のIDを書けば使えますか

現行のworker_agentsは、接続先となる宣言型エージェントのtitle IDを指定する仕組みです。Agent 365のA2Aエージェントに使用する最終的な識別子やマニフェスト形式は、現時点では公表されていません。(Microsoft Learn)

一般提供前に独自のIDを推測して実装せず、Roadmapの更新、宣言型エージェントのスキーマ、Agent Builder、Copilot Studioの公式手順を確認してください。

2026年8月になれば必ず使えますか

2026年8月は一般提供の予定月です。ロードマップの日付は変更される可能性があり、テナントやプラットフォームごとに段階的に展開される場合もあります。(Microsoft)

実際に利用できるかは、Roadmapの状態だけでなく、管理センターに設定項目が表示されているか、対象ユーザーで機能が有効になっているかまで確認してください。

まとめ:今から準備すべきこと

Agent 365で管理されるエージェントをMicrosoft 365 Copilot Chatや宣言型エージェントから呼び出すには、次の条件が重要です。

  • 呼び出し先をAgent 365へ公開する
  • 呼び出し先にAgent2Agentプロトコルを実装する
  • Agent BuilderまたはCopilot Studioで呼び出し元を作成する
  • Microsoft 365管理センターで利用可能範囲、インストール、権限を設定する
  • A2Aの認証、データフロー、エラー処理、監査方法を確認する
  • 一般提供時に最終的な設定方法、制限、ライセンス条件を再確認する

2026年7月20日時点では、Roadmap ID 567670はまだ開発中です。まずはAgent Registryへの公開、A2Aエンドポイント、認証、利用者グループを準備し、一般提供後に限定ユーザーで接続テストを行うのが現実的な進め方です。

この記事を書いた人

実務の現場で詰まりがちなポイントを地図にするITブログ「IT trip」を運営。Windows/Office(Teams・Excel)からSQL、サーバ運用、ガジェットまで、再現性のある手順と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ試せること、そして迷った人の次の一歩が見えることを大切にしています。

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