Microsoft TeamsのTogether modeは廃止済み|消えた理由と代替レイアウト

Microsoft Teamsの会議画面から「Together mode(Together モード)」が消えた場合、2026年6月30日以降であれば、基本的に不具合ではありません。Microsoftは同日からTogether modeの提供を終了し、代わりに現在のギャラリービューを利用するよう案内しています。Teamsの再インストールやキャッシュ削除を行っても、廃止されたTogether modeは元に戻りません。(TECHCOMMUNITY.MICROSOFT.COM)

今後は、参加人数や会議の目的に応じて「ギャラリー」「大きなギャラリー」「コンテンツにフォーカス」などへ切り替えます。この記事では、Together modeが消えた理由、代替となる会議レイアウト、切り替え手順、管理者やヘルプデスクが取るべき対応を具体的に解説します。

目次

TeamsのTogether modeが消えた理由

Microsoftは、2026年5月14日にMicrosoft 365 Insider BlogでTogether modeの提供終了を案内しました。告知では、2026年6月30日からTogether modeを利用できなくし、代替として現在のギャラリービューを推奨すると説明されています。(TECHCOMMUNITY.MICROSOFT.COM)

Together modeは、参加者の映像を切り抜き、講堂や会議室などの共通背景に並べて表示する機能でした。しかし、提供終了後は、Teams会議の「表示」メニューからTogether modeがなくなります。

したがって、次のような状態であれば、障害対応を行う必要はありません。

  • 「表示」メニューにはギャラリーがある
  • 音声、カメラ、画面共有は正常に使える
  • Together modeだけが選択肢から消えている
  • 別の会議でもTogether modeが表示されない

この場合は、Microsoftによる仕様変更と判断し、ギャラリーなどの代替レイアウトへ切り替えます。

Together modeの廃止で何が変わったのか

Together modeの提供終了によって変わるのは、主に会議参加者の見せ方です。通常のTeams会議そのものや、音声通話、カメラ、チャット、画面共有が廃止されたわけではありません。

項目2026年6月30日以降の扱い
Together modeの選択利用不可
講堂などの共通シーン表示利用不可
Together mode用のカスタムシーン利用を前提にできない
通常のギャラリー表示引き続き利用可能
大きなギャラリー条件を満たせば利用可能
画面共有、チャット、カメラ引き続き利用可能
会議の参加URLTogether mode廃止だけを理由に変更する必要はない

Together modeだけが消えている場合、会議障害として調査を始めるより、まず提供終了の影響を確認する方が効率的です。

Together modeの代わりに使える会議レイアウト

完全に同じ見た目を再現する機能はありませんが、会議の目的に合わせてレイアウトを使い分ければ、参加者を見やすく配置できます。

通常の会議は「ギャラリー」

ギャラリーは、Teams会議の標準的な表示方法です。参加者をタイル状に並べられるため、少人数から中規模の打ち合わせに適しています。

Teamsデスクトップアプリでは、参加人数や端末性能に応じて、ギャラリーに一度に表示する人数を4人、9人、16人、49人から選択できます。Teams Web版では、表示できる人数が4人または9人に制限されます。(マイクロソフトサポート)

ギャラリーが向いている場面は、次のとおりです。

  • 部署内の定例会議
  • 少人数のオンライン打ち合わせ
  • 参加者全員の反応を確認したい会議
  • カメラを利用する社内研修
  • Together modeの代替として参加者を一覧表示したい場合

参加者が多い会議は「大きなギャラリー」

大きなギャラリーでは、会議ウィンドウに最大49人分の映像を表示できます。49人を超える場合は、ギャラリー下部のナビゲーションを使って表示ページを切り替えます。(マイクロソフトサポート)

ただし、大きなギャラリーは常に選択できるわけではありません。Microsoftの案内では、原則として少なくとも10人がカメラをオンにしている場合に利用できます。誰も映像を共有していない会議では、大きなギャラリーは表示されません。(マイクロソフトサポート)

大きなギャラリーが向いているのは、次のような会議です。

  • 全体会議
  • オンライン研修
  • 入社式や表彰式
  • 多人数の意見交換会
  • 参加者の表情を広く確認したいイベント

端末の処理性能、メモリ、ネットワーク帯域が不足している場合は、最大49人を選択しても、実際に表示される映像数が少なくなることがあります。多数の映像を表示したい場合は、Web版よりデスクトップアプリの利用が適しています。(マイクロソフトサポート)

資料共有を優先するなら「コンテンツにフォーカス」

PowerPointや画面共有を中心に進める会議では、「コンテンツにフォーカス」が適しています。参加者の映像表示を抑え、共有されている資料を大きく表示できます。(マイクロソフトサポート)

たとえば、次のような場面で有効です。

  • 操作手順の説明
  • システムデモ
  • PowerPointを使った研修
  • Excelや設計資料のレビュー
  • 小さな文字を含む資料の共有

ギャラリー表示中に共有コンテンツと参加者映像を入れ替えたり、参加者のギャラリーを画面上部に配置したりすることもできます。(マイクロソフトサポート)

特定の発表者を目立たせるなら「スポットライト」

司会者や講師を大きく表示したい場合は、Together modeの代わりにスポットライトを利用できます。

開催者または発表者が参加者の映像をスポットライトに設定すると、会議参加者全員の画面で、その映像を強調して表示できます。(マイクロソフトサポート)

スポットライトは、次のような会議に向いています。

  • 講演会
  • 表彰式
  • オンライン授業
  • 司会者が進行する全体会議
  • 複数の登壇者が順番に説明する会議

自分の画面だけで特定の参加者を大きくしたい場合は「ピン留め」、参加者全員に同じ映像を強調表示したい場合は「スポットライト」を使います。

ギャラリーへ切り替える手順

Teams会議中にTogether modeの代わりとなるギャラリーへ切り替える手順は、次のとおりです。

  1. Microsoft Teamsの会議に参加します。
  2. 会議画面上部の「表示」アイコンを選択します。
  3. 「ギャラリー」を選択します。
  4. 多人数を表示する場合は「ギャラリーの最大サイズの選択」を開きます。
  5. 表示したい人数を選択します。
  6. 必要に応じて「ビデオの優先順位付け」を有効にします。

Teamsでは、会議コントロールの「表示」から会議ビューを変更できます。カメラをオンにしている参加者を優先して表示する設定も用意されています。(マイクロソフトサポート)

大人数の会議で条件を満たしている場合は、次の手順で大きなギャラリーを選択します。

  1. 会議画面上部の「表示」を選択します。
  2. 「大きなギャラリー」を選択します。
  3. 49人を超える場合は、画面下部の矢印でページを切り替えます。

Teamsのバージョン、使用端末、画面サイズによって、ボタンの位置や表示名が若干異なる場合があります。

Together modeに近い見せ方を作る方法

ギャラリーでは、Together modeのように全員を一つの仮想空間へ配置することはできません。ただし、会議の運用を工夫すれば、統一感のある画面を作れます。

参加者に共通の背景画像を配布する

参加者全員が同じTeams背景を設定すると、ギャラリー表示でも画面全体に統一感が出ます。

社内イベントで利用する場合は、次のような背景を事前に配布すると効果的です。

  • 会社ロゴ入りの背景
  • イベント名入りの背景
  • 表彰式用のステージ背景
  • 入社式や内定式用の背景
  • 季節イベント用の背景

ただし、文字やロゴを参加者の顔に近い位置へ配置すると隠れやすくなります。背景画像を作る際は、中央部分を空け、ロゴやイベント名を左右または上部に配置します。

「ビデオの優先順位付け」を使用する

カメラをオフにしている参加者が多いと、ギャラリーにプロフィール画像やイニシャルが並びます。

「ビデオの優先順位付け」を有効にすると、カメラをオンにしている参加者を多く表示できます。参加者の反応を確認したい研修やイベントでは、Together modeの代替として有効です。(マイクロソフトサポート)

司会者と登壇者をスポットライトに設定する

全員を同じ仮想空間に並べるのではなく、司会者や発表者をスポットライトで強調します。

たとえば、表彰式では次のように使い分けられます。

  • 通常時はギャラリーで参加者全体を表示
  • 司会進行中は司会者をスポットライト
  • 表彰時は受賞者をスポットライト
  • 記念撮影時は大きなギャラリーへ切り替え

Together modeの見た目を無理に再現するより、会議の進行に合わせてレイアウトを切り替える方が、参加者にとって分かりやすくなります。

Together modeが消えたときに不要な対処

Together modeだけが表示されない場合、次の作業を繰り返す必要はありません。

対処Together mode復旧への効果
Teamsのキャッシュ削除廃止された機能は復旧しない
Teamsの再インストール原則として復旧しない
PCの再起動Together modeは戻らない
別アカウントへの切り替え提供終了後は根本解決にならない
管理者への有効化依頼提供終了した機能を恒久的に再有効化する方法ではない
古いTeamsを使い続ける非推奨であり、利用を保証できない

ただし、Together modeだけでなく、次のような問題が発生している場合は、通常のTeamsトラブルとして切り分けが必要です。

  • 「表示」ボタン自体がない
  • 「表示」を選択してもメニューが開かない
  • ギャラリーも選択できない
  • 会議画面が真っ黒になる
  • カメラ映像が表示されない
  • Teamsが頻繁に強制終了する

この場合は、Teamsの更新、アプリの再起動、Web版での動作確認、端末やネットワークの確認を行います。

「大きなギャラリー」が表示されない場合の確認項目

Together modeから大きなギャラリーへ切り替えようとしても、メニューに表示されないことがあります。この場合は、次の順番で確認します。

カメラをオンにしている参加者数を確認する

大きなギャラリーは、原則として少なくとも10人がカメラをオンにしている場合に利用できます。参加者が10人以上いても、カメラをオンにしている人が少なければ表示されない可能性があります。(マイクロソフトサポート)

デスクトップアプリを使用する

最大49人のギャラリー表示は、Teamsデスクトップアプリでサポートされています。Web版では、一度に表示できる人数が少なくなります。(マイクロソフトサポート)

多数の参加者を表示したい場合は、WindowsまたはMacのTeamsデスクトップアプリを利用します。

PCの性能とネットワークを確認する

Teamsは、端末性能や通信帯域に応じて、表示する映像数を自動的に減らすことがあります。(マイクロソフトサポート)

映像が少なくなる場合は、次の対処が有効です。

  • 不要なアプリやブラウザータブを閉じる
  • 無線LANから有線LANへ切り替える
  • VPN経由と直接接続で違いを確認する
  • Teamsを最新バージョンへ更新する
  • 低性能端末では最大表示人数を減らす

管理者とヘルプデスクが行うべき対応

Together modeの廃止後は、ユーザーから「ボタンが消えた」「以前の表示に戻したい」という問い合わせが増える可能性があります。

IT管理者やヘルプデスクは、個別の端末障害として扱う前に、Together modeだけが消えているのかを確認します。

社内マニュアルを更新する

次の資料にTogether modeの説明が残っていないか確認します。

  • Teams操作マニュアル
  • 新入社員向け研修資料
  • オンライン会議の運用ルール
  • 社内FAQ
  • ヘルプデスクの回答テンプレート
  • イベント開催手順書
  • Teams画面のスクリーンショット

Together modeを案内している部分は、「ギャラリー」または「大きなギャラリー」へ置き換えます。

問い合わせ回答を統一する

ヘルプデスクでは、次のような回答に統一すると、不要な再インストールや端末交換を防げます。

Microsoft TeamsのTogether modeは、Microsoftの仕様変更により2026年6月30日から提供終了しています。Together modeだけが表示されない場合は不具合ではありません。会議画面上部の「表示」から「ギャラリー」または「大きなギャラリー」を選択してください。

大きなギャラリーが表示されないという問い合わせには、カメラをオンにしている人数、デスクトップアプリの利用状況、端末性能も確認します。

よくある質問

Teams管理者がTogether modeを再度有効にできますか

公式に提供終了した機能であるため、管理者がポリシーやライセンス設定を変更して、従来どおり恒久的に再有効化する運用はできません。

Together modeの復旧を前提に調査するのではなく、ギャラリーや大きなギャラリーへ運用を移行します。

Teamsを再インストールすれば戻りますか

戻りません。

Together modeの提供終了が原因である場合、Teamsの再インストール、キャッシュ削除、PCの再起動を行っても復旧しません。

ただし、ギャラリーを含む「表示」メニュー全体が正常に動作しない場合は、Teamsアプリの不具合として再インストールや更新を検討します。

古いTeamsアプリなら利用できますか

古いアプリに選択肢が一時的に残っていたとしても、提供終了後の利用は保証されません。セキュリティや会議機能の互換性を考えても、Together modeを利用するためだけに古いTeamsを維持する運用は避けるべきです。

Together modeと同じ見た目を再現できますか

完全に同じ表示は再現できません。

近い雰囲気を作りたい場合は、参加者全員に共通の背景画像を配布し、ギャラリーの表示人数を増やします。司会者や登壇者はスポットライトで強調すると、オンラインイベントを進行しやすくなります。

ギャラリーに49人表示されません

最大49人表示は、主にTeamsデスクトップアプリで利用できます。端末性能、ネットワーク帯域、参加者のカメラ利用状況によって、表示人数が少なくなることがあります。(マイクロソフトサポート)

まずは、デスクトップアプリを使用しているか、カメラをオンにしている参加者が十分にいるかを確認してください。

Together mode廃止後はギャラリー中心の運用へ切り替える

Microsoft TeamsのTogether modeは、2026年6月30日から提供終了しています。会議画面からTogether modeが消えていても、それだけでTeamsの不具合とは判断できません。Microsoftは、代替として現在のギャラリービューを推奨しています。(TECHCOMMUNITY.MICROSOFT.COM)

通常の打ち合わせでは「ギャラリー」、参加者が多い会議では「大きなギャラリー」、資料説明では「コンテンツにフォーカス」、司会者や講師を強調する場合は「スポットライト」を選びます。

まず会議画面上部の「表示」を開き、目的に合ったレイアウトへ切り替えてください。社内でTeamsを管理している場合は、Together modeを案内しているマニュアルやFAQも更新し、廃止された機能の復旧作業に時間を使わない運用へ改めることが重要です。

この記事を書いた人

実務の現場で詰まりがちなポイントを地図にするITブログ「IT trip」を運営。Windows/Office(Teams・Excel)からSQL、サーバ運用、ガジェットまで、再現性のある手順と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ試せること、そして迷った人の次の一歩が見えることを大切にしています。

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