Together mode廃止後のTeams会議レイアウト|見やすい表示への切り替え方

Microsoft Teamsの会議画面からTogether modeが消え、「参加者をどう並べればよいのか」「以前のような一体感のある表示に戻せないのか」と戸惑う人もいるでしょう。

結論からいうと、Together mode廃止後は[ギャラリー]を基本レイアウトにし、参加人数や会議の目的に応じて[大きなギャラリー][コンテンツにフォーカス][ピン留め][スポットライト]を使い分けるのが実用的です。

Together modeは2026年6月30日から廃止され、通常のTeams会議では利用できなくなりました。利用者側の設定や管理者ポリシーで元に戻す機能ではないため、表示されない場合も不具合ではありません。カスタムTogether modeやScene Studioも同日に廃止対象となっています。(TECHCOMMUNITY.MICROSOFT.COM)

目次

Together mode廃止後にTeamsで参加者を見やすく表示する方法

Together mode廃止後に最初に選ぶべきレイアウトは、標準のギャラリー表示です。

現在のギャラリーは、参加者の映像を単純に並べるだけではありません。共有された資料を中央に大きく表示したり、発言中の参加者を強調したりするなど、会議の状況に応じてTeamsがサムネイルとコンテンツの大きさを調整します。(Microsoft サポート)

ギャラリーへ切り替える手順

  1. Teams会議に参加します。
  2. 会議画面上部にある[表示]アイコンを選択します。
  3. [ギャラリー]を選択します。
  4. 必要に応じて[ギャラリーの最大サイズの選択]から、表示する人数を変更します。
  5. カメラをオンにしている参加者が多い場合は、[大きなギャラリー]へ切り替えます。

モバイル版では、[その他のアクション]から[ビュー]を開く場合があります。画面幅やTeamsアプリのバージョンによって、ボタン名や表示位置が多少異なることがあります。

用途別に選ぶTeams会議レイアウト

Together modeの代替を一つに決めるのではなく、会議の目的に合わせて表示方法を変える方が見やすくなります。

会議の状況おすすめの表示選ぶ理由
2~9人程度の打ち合わせギャラリー全員の表情を確認しやすく、発言者も追いやすい
10人以上がカメラをオンにする会議大きなギャラリー多くの参加者を一覧で確認できる
資料説明や画面共有が中心コンテンツにフォーカス参加者の映像を抑え、資料を大きく表示できる
研修や意見交換会ギャラリー+ビデオの優先順位付けカメラをオンにしている参加者を見つけやすい
特定の参加者を自分だけ大きく見たいピン留め自分の画面だけ表示を固定できる
講師や発表者を全員に大きく見せたいスポットライト会議参加者全体に対象者を強調できる
資料と参加者の反応を両方見たい上部にギャラリーを表示画面共有中も視線を参加者に近づけやすい

少人数の会議で無理に多くの枠を表示すると、一人ひとりの映像が小さくなります。会議参加者が6人なら最大49人表示にする必要はなく、4人または9人程度に設定した方が表情を確認しやすくなります。

ギャラリーを見やすくする設定

表示人数を4人・9人・16人・49人から選ぶ

Teamsデスクトップアプリでは、会議の人数や端末性能に応じて、ギャラリーに表示する最大人数を4人、9人、16人、49人から選択できます。

TeamsのWeb版は、原則として4人または9人表示です。最大49人の映像を表示したい場合は、Webブラウザではなくデスクトップアプリを使用した方が確実です。端末の処理能力、メモリ、通信帯域が不足している場合は、設定した人数より表示されるビデオが少なくなることがあります。(Microsoft サポート)

変更手順は次のとおりです。

  1. 会議画面の[表示]を選択します。
  2. [ギャラリー]が選択されていることを確認します。
  3. [ギャラリーの最大サイズの選択]を開きます。
  4. 表示したい人数を選択します。

選択肢が表示されない場合は、現在の表示が[ギャラリー]になっているか確認してください。

カメラをオンにしている人を優先する

通常のギャラリーでは、カメラのオン・オフにかかわらず、参加者が同じように配置されます。

顔が見える参加者を優先したい場合は、[表示]から[ビデオの優先順位付け]を選びます。研修、オンライン懇談会、朝会など、参加者の反応を確認したい会議に向いています。(Microsoft サポート)

ただし、「カメラをオンにしている人だけを必ず表示する」機能ではありません。発言状況、参加人数、端末性能などによって実際の配置は変わります。

大きなギャラリーで最大49人を表示する

[大きなギャラリー]では、1画面に最大49人の参加者ビデオを表示できます。49人を超える場合は、画面下部のナビゲーションを使ってページを切り替えます。(Microsoft サポート)

デスクトップ版では、原則として少なくとも10人がカメラをオンにしていると利用できます。会議の参加者が20人いても、カメラをオンにしている人が数人しかいない場合は、[大きなギャラリー]が表示されないことがあります。

モバイル版では利用条件や同時表示人数が異なるため、「PCでは表示できるがスマートフォンでは同じ並びにならない」という状態は異常ではありません。

共有中はギャラリーを画面上部へ移動する

資料共有中は、参加者の映像が画面の右側に並ぶことがあります。参加者の映像を上部へ移動すると、カメラに近い位置で相手の表情を確認できるため、視線のずれを抑えやすくなります。

設定手順は次のとおりです。

  1. 会議画面の[表示]を選択します。
  2. [その他のオプション]を開きます。
  3. [上部にギャラリーを表示]を選択します。

プレゼンターが参加者の反応を確認しながら説明したい場合に有効です。(Microsoft サポート)

共有資料と参加者の位置を入れ替える

画面共有中は、共有資料が中央、参加者の映像が横または上に表示されます。

資料よりも参加者の表情を大きく見たい場合は、ギャラリー側を選択すると、参加者の映像と共有コンテンツの位置を入れ替えられます。再び共有コンテンツを選択すれば、資料を中央に戻せます。(Microsoft サポート)

また、現在のTeamsでは、共有コンテンツとビデオギャラリーの間にある境界線をドラッグし、それぞれの表示領域を調整できます。資料を中心に見たい場合は資料側を広げ、参加者の反応を重視する場合はギャラリー側を広げるとよいでしょう。(Microsoft サポート)

資料だけを大きく見たい場合はコンテンツにフォーカスする

資料の文字が小さい、参加者の映像が気になるといった場合は、[表示]から[コンテンツにフォーカス]を選択します。

この表示では共有コンテンツが中心となり、参加者のビデオによる画面占有を抑えられます。Excelの表、設計図、管理画面、細かな文字を含む資料を確認するときに向いています。(Microsoft サポート)

ピン留めとスポットライトの違い

Together mode廃止後は、特定の参加者を目立たせる方法として、ピン留めとスポットライトの違いを理解しておくことが重要です。

機能表示が変わる範囲操作できる人適した場面
ピン留め操作した本人の画面だけ各参加者手話通訳者、上司、講師などを自分だけ固定したい
スポットライト会議参加者全体開催者・発表者発表者や司会者を全員に大きく表示したい

自分だけ見やすくするならピン留め

参加者の映像にカーソルを合わせ、[その他のオプション]から[自分用にピン留め]を選択します。

ピン留めは自分の表示だけに反映されます。他の参加者のレイアウトは変わりません。(Microsoft サポート)

たとえば、次のような用途があります。

  • 手話通訳者を常に表示する
  • 進行役の表情を確認する
  • 面談相手を発言者の切り替わりに関係なく固定する
  • 自分の映像を確認しながら説明する

全員に見せるならスポットライト

会議の開催者または発表者は、対象者の[その他のオプション]から[すべてのユーザーのスポットライト]を選択できます。

スポットライトは会議全体に影響するため、講師、司会者、社長あいさつ、手話通訳者など、参加者全員が見るべき人物に使用します。(Microsoft サポート)

単に自分が見やすくしたいだけの場面でスポットライトを使うと、全参加者の画面に影響してしまいます。個人用はピン留め、全体用はスポットライトと覚えておくと混乱しません。

Together modeと同じ表示は再現できない

Together modeでは、参加者を講堂や会議室などの共通シーンに切り抜いて配置できました。シーンによっては座席の位置も表現されていたため、通常のギャラリーとは見た目が大きく異なります。

廃止後のギャラリーには、参加者を一つの仮想空間へ自動配置する機能はありません。そのため、Together modeと完全に同じ画面をギャラリー設定だけで再現することはできません。

また、組織独自のシーンを作成するCustom Together Modeや、シーンを設計するScene Studioも廃止対象です。以前作成したシーンを継続利用する前提で、会議マニュアルや研修資料を作らないよう注意してください。(Microsoft Learn)

一体感を重視する会議では、次の運用へ置き換えると現実的です。

  • 参加者にカメラのオンを依頼する
  • ギャラリーで[ビデオの優先順位付け]を使う
  • 司会者や講師をスポットライト表示する
  • 参加者数に応じて4人、9人、16人、49人表示を選ぶ
  • 必要に応じて共通の背景画像を配布する
  • 意見交換は少人数のブレークアウトルームへ分ける

共通背景を使っても、Together modeのように全員が一つの部屋へ配置されるわけではありません。背景画像は、あくまで各参加者のビデオ枠内に適用されます。

Together modeが表示されないときの確認ポイント

表示メニューから消えた場合

2026年6月30日以降にTogether modeが表示されないのは、廃止に伴う通常の状態です。

次の操作を行っても復活しません。

  • Teamsを再起動する
  • キャッシュを削除する
  • 会議を作り直す
  • 開催者を変更する
  • 管理者に会議ポリシーの変更を依頼する

別のレイアウトへ切り替えることが対応になります。

大きなギャラリーが選べない場合

次の点を確認してください。

  • カメラをオンにしている参加者が十分にいるか
  • 現在の表示がギャラリーになっているか
  • Teamsデスクトップアプリを使用しているか
  • Teamsアプリが最新版になっているか
  • 端末の性能や通信帯域が不足していないか

参加者数ではなく、実際にビデオを共有している人数が影響する点に注意が必要です。

49人を設定したのに少人数しか表示されない場合

最大表示人数は、「常にその人数を表示する」という保証ではありません。

TeamsのWeb版では表示人数が少なく、デスクトップ版でも端末性能、メモリ、通信状況によってビデオ数が減ることがあります。新しいウィンドウで会議を開いている場合も、表示人数が制限されることがあります。(Microsoft サポート)

まずデスクトップアプリを利用し、ほかの負荷が高いアプリを終了したうえで確認してください。

PCとスマートフォンで並び方が違う場合

Teamsの会議レイアウトは、デスクトップ、Web、スマートフォン、タブレット、Teams Roomsで完全に同一ではありません。

画面の大きさや端末性能に合わせて、同時表示人数や操作方法が変わります。会議手順書を作成するときは、PC版だけの画面を前提にせず、モバイル利用者には「[その他のアクション]から[ビュー]を開く」と補足しておくと親切です。(Microsoft サポート)

会議主催者と管理者が変更しておくべきこと

Together modeを会議や研修で案内していた組織は、単に機能名を削除するだけでなく、代替となる表示方法まで決めておく必要があります。

会議マニュアルをギャラリー基準へ更新する

古いマニュアルに次の記載があれば修正します。

  • [表示]から[Together mode]を選択する
  • 講堂や会議室のシーンを選択する
  • 座席を割り当てる
  • Scene Studioで組織用シーンを作成する

代わりに、次のような案内へ変更します。

会議上部の[表示]から[ギャラリー]を選択してください。参加者が多い場合は[大きなギャラリー]、資料を確認する場合は[コンテンツにフォーカス]を使用してください。

会議の種類ごとに推奨表示を決める

毎回参加者が自分で判断するより、組織内で簡単な基準を決めた方が迷いません。

会議の種類推奨する標準表示
定例会議ギャラリー
全員参加型の研修大きなギャラリー
資料説明会コンテンツにフォーカス
役員あいさつ発表者をスポットライト
面談・相談相手をピン留め
ハイブリッド会議ギャラリーを上部へ表示

「すべての会議を大きなギャラリーにする」といった一律運用は避けた方がよいでしょう。資料が中心の会議では映像が邪魔になり、少人数の面談では一人ひとりの映像が必要以上に小さくなるためです。

全員の表示を変えたい場合はスポットライトを使う

主催者が自分の画面をギャラリーやピン留めへ変更しても、それだけで全参加者の画面が同じ表示になるわけではありません。

発表者を参加者全員に見せたい場合は、ピン留めではなくスポットライトを使用します。主催者向けマニュアルでは、この違いを明記しておくと操作ミスを防げます。

Together mode廃止後はギャラリーを基準に運用する

Together modeは2026年6月30日から廃止されており、利用者側で再表示させる方法はありません。

廃止後のTeams会議では、次の使い分けが基本になります。

  • 通常の会議は[ギャラリー]
  • カメラ参加者が多い会議は[大きなギャラリー]
  • 資料中心の会議は[コンテンツにフォーカス]
  • 自分だけ特定の人を見たい場合は[ピン留め]
  • 全員に発表者を見せたい場合は[スポットライト]

まず次回のTeams会議で[表示]メニューを開き、ギャラリーの最大サイズ、ビデオの優先順位付け、上部へのギャラリー表示を確認しておきましょう。組織でTogether modeを案内していた場合は、会議マニュアルと研修資料もギャラリー基準へ更新する必要があります。

この記事を書いた人

実務の現場で詰まりがちなポイントを地図にするITブログ「IT trip」を運営。Windows/Office(Teams・Excel)からSQL、サーバ運用、ガジェットまで、再現性のある手順と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ試せること、そして迷った人の次の一歩が見えることを大切にしています。

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