Outlookモバイルの予定をドラッグ&ドロップで時間変更する方法【iPhone・Android】

Outlookモバイルでは、予定表のイベントを編集画面で開かなくても、予定ブロックをドラッグ&ドロップして別の時間帯へ移動できるようになります。対象はiPhone・iPad向けのOutlook for iOSと、Android向けのOutlookで、日表示と複数日表示に対応します。

Microsoft 365 Roadmapでは、機能ID「568367」として2026年8月の一般提供が予定されています。ただし、2026年8月3日時点のステータスは「開発中」です。そのため、アプリを最新版にしても、アカウントや端末によってはまだ利用できない可能性があります。

目次

Outlookモバイルで予定をドラッグして時間変更できる新機能

これまでOutlookモバイルで予定時刻を変更するには、イベントを開き、開始時刻と終了時刻を編集して保存する方法が基本でした。

新しいドラッグ&ドロップ操作では、日表示や複数日表示に並んでいる予定を、そのまま新しい時間枠へ移動できます。たとえば、10時開始の予定を10時30分へずらしたい場合、予定の編集画面を開かずに移動できるため、細かなスケジュール調整が楽になります。

Microsoftが公開している対象範囲は次のとおりです。

項目内容
機能名Outlook: Drag and Drop
Roadmap ID568367
対象アプリOutlook for Android、Outlook for iOS
対応表示日表示、複数日表示
提供リング一般提供
対象クラウドWorldwide、GCC、GCC High
一般提供予定2026年8月
2026年8月3日時点の状態開発中

今回の機能は、予定を別の時間枠へ再スケジュールするための操作です。予定を別のカレンダーへ移したり、複製したりする機能とは異なります。

Outlook for iOS・Androidで予定をドラッグして移動する方法

機能が利用可能になった環境では、次の流れで予定を移動します。

Outlookアプリを最新版へ更新する

最初に、App StoreまたはGoogle PlayでOutlookの更新状況を確認します。

新機能はアプリ側のアップデートとサーバー側の展開がそろって初めて利用できる場合があります。アプリが古いままだと、アカウントに機能が展開されていても操作できない可能性があります。

予定表を日表示または複数日表示に切り替える

Outlookアプリを開き、画面下部の予定表アイコンをタップします。

続いて、画面上部にある表示切り替えボタンから、次のいずれかを選択します。

  • 日
  • 3日などの複数日表示

Outlookモバイルには、予定一覧、日、3日、月などの表示方法があります。端末を横向きにすると、7日表示を利用できる場合もあります。今回のドラッグ&ドロップについて、Microsoftが対応を明記しているのは「日表示」と「複数日表示」です。月表示や予定一覧表示で同じ操作ができるとは限りません。(Microsoft サポート)

移動したい予定を押さえる

時間を変更したい予定ブロックを指で長押しします。

予定が選択状態になったら、指を離さずに次の操作へ進みます。反応するまでの時間や、選択時に表示される枠線、振動などは、iOS・Androidやアプリのバージョンによって異なる可能性があります。

新しい時間枠へドラッグする

予定ブロックを押さえたまま、移動先の時間帯まで上下にドラッグします。

複数日表示では、左右に移動することで別の日の時間枠へ変更できると考えられます。たとえば、水曜日の14時にある予定を木曜日の15時へ移したい場合は、木曜日の15時の枠まで予定をドラッグします。

Microsoftの説明では、予定をカレンダー内の新しい時間枠へドラッグすることで再スケジュールできるとされています。

移動先で指を離して予定を確認する

目的の時間枠に予定が表示されたら指を離します。

確認画面や保存ボタンが表示された場合は、内容を確認して確定してください。操作後は、予定の開始時刻、終了時刻、日付を開いて確認しておくと安心です。

特に、参加者がいる会議や定期的な予定では、意図しない変更通知が送られないよう、確定前に変更範囲を確認する必要があります。

日表示と複数日表示の使い分け

予定をどこへ移動するかによって、適した表示方法が異なります。

変更したい内容おすすめの表示理由
同じ日の中で30分から数時間ずらす日表示1日の時間枠が広く、移動先を選びやすい
翌日や数日後へ移動する3日などの複数日表示移動元と移動先の日を同じ画面で確認できる
予定の詳細や参加者も変更するイベント編集画面時刻以外の項目をまとめて確認できる
数週間先へ移動する編集画面で日付を指定ドラッグする距離が長く、誤操作しやすい
月全体の空きを確認する月表示で確認後、日・複数日表示へ切り替え月表示は確認に向くが、ドラッグ操作の対象として明記されていない

ドラッグ&ドロップが特に便利なのは、同じ日や近い日付への小さな変更です。

たとえば、次のような場面で役立ちます。

  • 会議が30分後ろ倒しになった
  • 昼休みと重なった予定を午後へずらしたい
  • 今日終わらなかった作業予定を翌日へ移したい
  • 外出予定の前後に移動時間を確保したい
  • 複数の予定が重なったため、空いている枠へ整理したい

一方で、1か月後へ移動する場合や、参加者、会議室、繰り返し条件まで変更する場合は、従来どおり編集画面を開く方が確実です。

ドラッグ&ドロップできる予定の条件

すべての予定を自由に動かせるとは限りません。基本的には、利用者自身が編集権限を持つイベントが対象になると考えるのが安全です。

自分で作成した予定

自分の予定表に作成した個人予定は、最も利用しやすい対象です。

ただし、終日予定、複数日にまたがる予定、定期的な予定の詳しい挙動は、Roadmapの説明では明記されていません。機能提供後も、これらは編集画面から変更した方が確実な場合があります。

自分が主催者になっている会議

自分が主催した会議を移動すると、参加者に時刻変更の通知が送られる可能性があります。

単なる個人メモの移動とは影響が異なるため、ドラッグ後に日時と参加者を確認してください。会議室や設備を予約している場合は、移動先の時間に予約できているかも確認が必要です。

他の人から招待された会議

他の人が主催する会議は、参加者側で開始時刻を自由に変更できないのが基本です。

MicrosoftのOutlook for iOS向けガイドでも、自分が作成したイベントは編集できる一方、他の人から受信した会議出席依頼は編集できないと案内されています。移動できない場合は、主催者へ時間変更を依頼してください。(Microsoft サポート)

共有予定表のイベント

共有予定表では、付与されているアクセス権限によって操作できる範囲が変わります。

閲覧のみの権限では予定を移動できません。編集権限がある場合でも、組織の設定や予定表の種類によって挙動が異なる可能性があります。

ドラッグ&ドロップができない場合の確認ポイント

2026年8月になっても予定を動かせない場合は、次の順番で確認してください。

機能がまだ展開されていない

Microsoft 365 Roadmapの「2026年8月」は提供時期の目安です。8月1日にすべての端末とアカウントへ一斉に表示されることを意味するとは限りません。

MicrosoftはRoadmapの日付を予定として扱っており、提供時期や内容は変更される可能性があると案内しています。2026年8月3日時点ではステータスも「開発中」のため、利用できない場合はしばらく置いてから再確認する必要があります。(Microsoft)

日表示または複数日表示になっていない

月表示や予定一覧表示では、時間枠へ直接ドラッグできません。

表示切り替えボタンを開き、「日」または「3日」などの複数日表示へ変更してください。

Outlookアプリが古い

App StoreまたはGoogle Playを開き、Outlookに「更新」ボタンが表示されていないか確認します。

会社管理のスマートフォンでは、管理者がアプリの更新時期を制御している場合があります。その場合は、社内のIT管理者へOutlookアプリの配布バージョンを確認してください。

編集権限のない予定を選んでいる

次の予定は、ドラッグして移動できない可能性があります。

  • 他の人が主催している会議
  • 閲覧権限しかない共有予定表のイベント
  • 読み取り専用で追加された予定
  • 外部サービスから購読している予定表のイベント

まず、自分で作成した通常の予定で操作できるか試すと、機能自体が利用可能かを判断しやすくなります。

予定表の同期が完了していない

移動直後に元の時間へ戻った場合や、別の端末で変更が反映されない場合は、同期に失敗している可能性があります。

通信状態を確認し、予定表を更新してください。それでも反映されない場合は、予定を開いて現在の日時を確認し、必要に応じて編集画面から変更します。

誤操作を防ぐための注意点

ドラッグ&ドロップは便利ですが、予定表をスクロールする操作と似ているため、意図せず予定を移動してしまう可能性があります。

移動後の開始時刻と日付を確認する

特に複数日表示では、上下方向だけでなく左右方向にも動かせます。

30分ずらすつもりが1時間ずれたり、隣の日へ移動したりする可能性があるため、操作後はイベントをタップして日時を確認してください。

参加者がいる会議は通知の影響を確認する

会議の時間を変更すると、参加者の予定表にも影響します。

誤って移動した後に元へ戻すと、変更通知が複数回送られる可能性があります。多数の参加者がいる会議や社外との打ち合わせでは、編集画面を開いて確認してから変更する方が安全です。

定期的な予定は編集範囲に注意する

定期的な予定では、1回分だけを動かすのか、今後の予定すべてを変更するのかで結果が大きく異なります。

Roadmapでは定期的な予定のドラッグ時にどのような確認画面が表示されるかまでは説明されていません。重要な定期会議は、予定を開いて変更対象を確認してから操作してください。

ドラッグ操作を予定のコピーに使わない

今回の機能は、既存イベントを新しい時間へ再スケジュールする機能です。

元の時間にも予定を残したい場合は、予定を複製するか、新しい予定を作成する必要があります。「ドラッグするとコピーされる」と考えて操作すると、元の予定がなくなる可能性があります。

使えるようになったかを安全に確認する方法

機能の展開状況を確認するときは、重要な会議ではなく、テスト用の予定を使うのがおすすめです。

次の手順で確認します。

  1. 自分の予定表に「ドラッグ操作テスト」という30分の予定を作成する
  2. 予定表を日表示に切り替える
  3. テスト予定を長押しする
  4. 30分後の時間枠までドラッグする
  5. 指を離し、開始時刻が変更されたか確認する
  6. 不要になったテスト予定を削除する

自分で作成した単発の予定で動作すれば、ドラッグ&ドロップ機能がアカウントへ展開されている可能性が高いと判断できます。

Outlookモバイルの予定変更がより手軽に

Outlook for iOSとAndroidでは、日表示または複数日表示の予定を新しい時間枠へドラッグし、編集画面を経由せずに再スケジュールできるようになります。

2026年8月3日時点では開発中であり、一般提供は2026年8月の予定です。まだ操作できない場合は、Outlookアプリを更新し、日表示または複数日表示へ切り替えたうえで、自分が作成したテスト予定を使って確認してください。

同じ日や翌日への小さな時間変更にはドラッグ&ドロップを使い、参加者、会議室、繰り返し条件まで変更する場合は編集画面を使うのが、効率と安全性を両立する使い分けです。

この記事を書いた人

実務の現場で詰まりがちなポイントを地図にするITブログ「IT trip」を運営。Windows/Office(Teams・Excel)からSQL、サーバ運用、ガジェットまで、再現性のある手順と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ試せること、そして迷った人の次の一歩が見えることを大切にしています。

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