LinkedInの共同投稿(Collaborative Posts)は、投稿作成画面で「Add collaborators」から共同投稿者を招待し、相手が承認すると、双方のプロフィールまたはCompany Pageに同じ投稿が表示される機能です。共同投稿者は作成者とは別に最大5件まで追加でき、個人メンバーだけでなくLinkedIn Pageも作成・参加できます。
ただし、共同投稿は「公開」設定でなければ利用できません。また、機能は段階的に展開されているため、アカウントによっては「Add collaborators」がまだ表示されない場合があります。この記事では、個人プロフィールとCompany Pageそれぞれの作成方法、招待された側の承認手順、投稿後の管理方法、表示されない場合の確認ポイントまで解説します。(LinkedIn News)
LinkedInの共同投稿(Collaborative Posts)とは
LinkedInの共同投稿は、複数のメンバーや企業が、1件の投稿を共同名義で公開できる機能です。
作成者が共同投稿者を招待し、相手が承認すると、投稿に双方の名前やPage名が表示されます。承認された投稿は、共同投稿者のプロフィールまたはLinkedIn Pageにも表示されるため、提携発表、イベント告知、共同プロジェクトの成果報告などに適しています。(LinkedIn)
通常のメンションやタグ付けとの違いは、次のとおりです。
| 投稿方法 | 相手の承認 | 相手のプロフィール・Pageへの表示 | 投稿の管理 |
|---|---|---|---|
| 共同投稿 | 必要 | 承認後に表示 | 原則として作成者が管理 |
| メンション | 不要 | 通常は投稿そのものを掲載しない | 投稿者が管理 |
| 写真へのタグ付け | 不要または設定による | 写真との関連付けが中心 | 投稿者が管理 |
| リポスト | 不要 | リポストした側に別の投稿として表示 | それぞれが管理 |
共同投稿では同じ投稿を双方の発信として扱えるため、同一内容を個人と企業が別々に投稿するよりも、コメントや反応の窓口をまとめやすいのが特徴です。
なお、LinkedInには「Collaborative articles」と呼ばれる共同記事機能もありますが、今回解説する「Collaborative Posts」とは別の機能です。共同投稿は、ユーザーやPageが自分で作成した通常の投稿に共同投稿者を追加する仕組みです。
共同投稿を作成する前に確認すること
共同投稿には、通常のLinkedIn投稿とは異なる条件があります。
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| 共同投稿者数 | 作成者とは別に最大5件まで招待可能 |
| 公開範囲 | 公開投稿のみ対応 |
| 招待できる相手 | 接続済みメンバーやLinkedIn Page |
| 対応形式 | テキスト、画像、複数画像、動画、外部リンク、ドキュメント、投票、イベント、セレブレーション投稿など |
| 投稿編集 | 作成者のみ可能 |
| 共同投稿者の管理 | 作成者のみ追加・削除可能 |
| 承認後の離脱 | 共同投稿者自身がいつでも離脱可能 |
| 利用状況 | 段階的に提供されており、未対応のアカウントもある |
LinkedInは2026年7月23日にCollaborative Postsのグローバル提供を発表しました。一方、公式ヘルプには「段階的に展開中で、まだ利用できない場合がある」との案内も残っています。そのため、発表後であっても、アカウントや管理画面によって機能の表示時期が異なる可能性があります。(LinkedIn News)
特に注意したいのが、共同投稿は公開投稿に限定される点です。「つながりのみ」などに公開範囲を限定したまま、共同投稿者を追加することはできません。社外秘のプロジェクトや公開前の製品情報を、動作確認目的で投稿しないようにしてください。
個人プロフィールからLinkedIn共同投稿を作成する方法
PCブラウザで作成する手順
個人プロフィールから共同投稿を作成する基本手順は、次のとおりです。
- LinkedInのホーム画面を開きます。
- 画面上部の「投稿を開始」をクリックします。
- 本文を入力し、必要に応じて画像や動画、ドキュメントなどを追加します。
- 「Add collaborators」をクリックします。
- 共同投稿者として招待するメンバーまたはPageを検索します。
- 対象を選択し、「Save」をクリックします。
- 投稿内容と公開範囲を確認します。
- 「Post」をクリックして公開します。
投稿すると、選択した相手に共同投稿への招待通知が送信されます。相手が承認するまでは、その相手は共同投稿者として表示されません。(LinkedIn)
新機能の展開状況やLinkedInの表示言語によっては、ボタン名が「Add collaborators」のまま表示されたり、「共同投稿者を追加」に相当する日本語へ変更されたりする可能性があります。
スマートフォンアプリで作成する手順
LinkedInアプリでは、投稿者名の付近にあるメニューから共同投稿者を追加します。
- LinkedInアプリを開きます。
- 画面下部の「投稿」をタップします。
- 投稿内容を入力します。
- プロフィール写真または投稿者名付近のプルダウンをタップします。
- 「Add collaborators」を選択します。
- 招待するメンバーまたはPageを検索して選択します。
- 「Save」をタップします。
- 「Post」をタップして公開します。
PC版と同様、投稿を公開しただけでは共同投稿者として確定しません。招待された側が承認した時点で、共同投稿としての表示が有効になります。(LinkedIn)
招待された共同投稿を承認・辞退する方法
共同投稿者として招待されると、LinkedInから通知が届きます。
基本的な流れは次のとおりです。
- LinkedInの「通知」を開きます。
- 共同投稿への招待通知を選択します。
- 投稿者と投稿内容を確認します。
- 共同投稿を引き受ける場合は「Accept」または承認に相当するボタンを選択します。
- 参加しない場合は「Decline」または辞退に相当するボタンを選択します。
承認すると、投稿に自分の名前またはPage名が共同投稿者として表示され、その投稿が自分のプロフィールまたはLinkedIn Pageにも表示されます。
辞退した場合、投稿自体は削除されません。作成者のプロフィールまたはPageに、通常の投稿として残ります。(LinkedIn)
承認する前には、少なくとも次の点を確認しましょう。
- 自分や自社が正式に関係する内容か
- 投稿文、画像、リンク先に誤りがないか
- 自社名、商品名、肩書の表記が正しいか
- 公開して問題のない情報だけで構成されているか
- コメントへの対応担当が決まっているか
共同投稿を承認することは、その内容を自分や自社の発信として表示することを意味します。面識の薄い相手や、内容を確認できない投稿からの招待は、安易に承認しない方が安全です。
Company Pageから共同投稿を作成する方法
LinkedInのCompany Pageからも共同投稿を作成できます。
公式ヘルプでは、Company Pageから作成する手順はPCブラウザ向けとして案内されています。スマートフォンでメニューが見つからない場合は、PCブラウザからPage管理画面を開くのが確実です。(LinkedIn)
必要な管理者権限
Company Pageとして投稿するには、対象Pageの管理画面へアクセスできる必要があります。
公式手順では、次のいずれかの管理者ビューを使用します。
- スーパー管理者
- コンテンツ管理者
コンテンツ管理者にはPageの投稿を作成・管理する権限があります。管理画面自体を開けない場合は、まずスーパー管理者に権限の付与を依頼してください。(LinkedIn)
Company Pageで共同投稿を作成する手順
- LinkedInで対象のCompany Pageを開きます。
- スーパー管理者またはコンテンツ管理者のビューへ切り替えます。
- 左側メニューの「Create」をクリックします。
- 表示されたメニューから「Publish a collaborative post」を選択します。
- 「Add collaborator」画面でメンバーまたはPageを検索します。
- 共同投稿者を選択し、「Save」をクリックします。
- 投稿本文を入力し、画像や動画などを追加します。
- 内容を確認して「Post」をクリックします。
招待されたメンバーまたはPageには通知が送られます。承認されるまでは、招待先のプロフィールやPageに共同投稿として表示されません。(LinkedIn)
Company Page宛ての招待を承認する方法
Company Pageが共同投稿者として招待された場合、Page管理者がPageを代表して承認します。
公式ヘルプでは、スーパー管理者が共同投稿の通知を受け取るためには、個人プロフィール側でコラボレーション通知を有効にしておく必要があると案内されています。(LinkedIn)
通知設定は、次の流れで確認します。
- 個人プロフィールの「自分」メニューを開きます。
- 「設定とプライバシー」を開きます。
- 「通知」を選択します。
- 「Collaborations」に相当する項目を開きます。
- 必要な通知をオンにします。
Pageが招待を承認するまでは、ほかのユーザーから見ても、そのPageは共同投稿者として表示されません。
また、Page向けの共同投稿通知機能も段階的に提供されているため、すべてのPage管理者に同じ通知メニューが表示されるとは限りません。(LinkedIn)
公開後に共同投稿者を追加・削除する方法
共同投稿者は、投稿を公開した後でも追加または削除できます。ただし、操作できるのは最初に投稿を作成したアカウントだけです。
PCで共同投稿者を変更する手順
- 対象の共同投稿を開きます。
- 投稿右上の「その他」アイコンをクリックします。
- 「投稿を編集」を選択します。
- 「Edit ○ with others」に相当する共同投稿者編集項目を開きます。
- 共同投稿者を追加する場合は、メンバーまたはPageを検索して選択します。
- 削除する場合は、対象者の横にある「Remove」をクリックします。
- 「Save」をクリックします。
承認待ちの相手も、すでに承認した共同投稿者も削除できます。新しく相手を追加すると、その相手には改めて承認または辞退を選ぶための招待が送られます。(LinkedIn)
スマートフォンで変更する手順
- 対象投稿の右上にある「その他」アイコンをタップします。
- 「投稿を編集」を選択します。
- 共同投稿者の編集項目を開きます。
- 追加または削除を行います。
- 「Save」をタップします。
共同投稿者側から、ほかの共同投稿者を追加したり削除したりすることはできません。
承認後に共同投稿から抜ける方法
共同投稿者は、承認後でも自分を投稿から外せます。
- 対象の共同投稿を開きます。
- 投稿右上の「その他」アイコンを選択します。
- 「Remove myself from collaborative post」を選択します。
- 確認画面で「Remove」を選択します。
離脱すると、投稿上に自分の名前やPage名が表示されなくなり、自分のプロフィールまたはPageとの関連付けも解除されます。また、その投稿のエンゲージメント指標へアクセスできなくなります。(LinkedIn)
投稿そのものは作成者のアカウントに残ります。自分が離脱しても、元の投稿が自動的に削除されるわけではありません。
「Add collaborators」が表示されない場合の確認ポイント
機能がまだ提供されていない
共同投稿機能は段階的に展開されています。同じ地域や会社内でも、アカウントごとに提供状況が異なる可能性があります。
投稿作成画面に「Add collaborators」が表示されず、アプリやブラウザを更新しても変わらない場合は、まだ対象アカウントに機能が提供されていない可能性があります。(LinkedIn)
公開範囲が「公開」になっていない
共同投稿は公開投稿のみ対応しています。
投稿作成画面で公開範囲が「つながりのみ」などになっている場合は、「公開」へ変更してから共同投稿者の追加項目を確認してください。
相手がコラボレーションを許可していない
LinkedInでは、メンション、タグ、コラボレーションを受け付けるかどうかをユーザー自身が設定できます。
相手が次の設定をオフにしている場合、その相手を共同投稿者として追加できません。
- 「設定とプライバシー」を開きます。
- 「公開設定」を選択します。
- 「LinkedInでのアクティビティの公開範囲」を開きます。
- 「メンション、タグ、コラボレーション」を選択します。
- 許可設定をオンにします。
この設定をオフにすると、共同投稿だけでなく、新しい投稿やコメント、写真でのメンションやタグ付けも受け付けなくなります。(LinkedIn)
Company Pageの管理者権限が不足している
Company Pageで共同投稿の作成メニューが表示されない場合は、次の点を確認します。
- 正しいCompany Pageを開いているか
- 管理者ビューへ切り替えているか
- スーパー管理者またはコンテンツ管理者の権限があるか
- PCブラウザから操作しているか
- Page自体に共同投稿機能が提供されているか
個人プロフィールでPageを閲覧しているだけでは、Page名義の共同投稿は作成できません。
Company Pageに招待通知が届かない
Pageへの招待通知が届かない場合は、スーパー管理者の個人プロフィール側で「Collaborations」の通知がオンになっているか確認します。
すでに招待済みで通知を確認できない場合は、作成者側で共同投稿者の編集画面を開き、招待先が「承認待ち」になっているかを確認します。宛先のPageが間違っている場合は、一度削除して正しいPageを追加し直します。追加し直すと、新しい招待が送信されます。(LinkedIn)
共同投稿で失敗しないための実務上のポイント
投稿前に完成原稿を共有する
共同投稿者は投稿本文を編集できません。編集や共同投稿者の管理ができるのは、最初の作成者だけです。(LinkedIn)
そのため、招待を送る前に、チャットやメールなどで次の内容を共有しておくとスムーズです。
- 投稿本文
- 使用する画像や動画
- リンク先
- 公開予定日時
- 共同投稿者として表示するアカウント
- コメントへの対応方針
- 修正依頼の連絡先
招待通知が届いてから初めて内容を確認してもらう運用では、承認が遅れたり、公開後に修正が発生したりしやすくなります。
投稿の管理責任を持つアカウントから作成する
共同投稿では、どのアカウントを「作成者」にするかが重要です。
| 投稿内容 | 作成者に向いているアカウント |
|---|---|
| 企業の正式発表 | Company Page |
| 製品やサービスの共同リリース | 主幹企業のCompany Page |
| 専門家同士の対談・知見共有 | 中心となる個人メンバー |
| 社員と企業の採用発信 | 編集責任を持つCompany Pageまたは担当者 |
| イベントの共同告知 | 主催者のPage |
| 導入事例 | 掲載許可と管理責任を持つ企業側 |
作成者だけが投稿や共同投稿者を管理できるため、「フォロワー数が多いアカウント」だけで決めるのではなく、公開後の修正や問い合わせ対応を担当できるアカウントを選びましょう。
Company Pageでは分析方法も事前に決める
共同投稿を承認したメンバーは、リアクション、コメント、シェアなどのエンゲージメント情報を確認できます。
一方、共同投稿者として追加されたPageでは、メンバーと同じ形のエンゲージメント指標が提供されず、Page Analytics側でパフォーマンスを確認する運用になります。成果測定が重要なキャンペーンでは、どのPageを作成者にするかを投稿前に決めておく必要があります。(LinkedIn)
LinkedIn共同投稿に適した活用シーン
共同投稿は、単にリーチを広げる目的だけでなく、関係者が公式に連携していることを示す用途に向いています。
| 活用シーン | 共同投稿に含めたい内容 |
|---|---|
| 共同サービスの発表 | 提供開始日、各社の役割、サービスページ |
| 導入事例の公開 | 導入企業、提供企業、導入効果、事例記事 |
| イベント告知 | 主催者、登壇者、日時、申込先 |
| セミナー開催報告 | 主催者、講師、参加者への謝辞、資料 |
| 採用・社員紹介 | 社員の役割、企業文化、採用情報 |
| プロジェクト完了報告 | 参加組織、成果、今後の展開 |
| 受賞・節目の報告 | 受賞内容、関係者、公式情報へのリンク |
LinkedIn公式も、共同ローンチ、パートナーシップ、プロジェクト成果、節目の共有などを主な活用例として挙げています。(LinkedIn)
反対に、単に相手の知名度を借りたいだけの投稿や、事前合意のない宣伝投稿で招待を送るのは避けるべきです。共同投稿は双方のプロフィールやPageに表示されるため、通常のタグ付け以上に相手のブランドや信用へ影響します。
LinkedIn共同投稿に関するよくある質問
共同投稿者は何人まで追加できますか
作成者とは別に、最大5件まで共同投稿者を招待できます。メンバーとLinkedIn Pageを組み合わせて招待することもできます。(LinkedIn)
投稿後に共同投稿者を追加できますか
追加できます。作成者が投稿の編集画面を開き、共同投稿者を追加すると、新しい招待が送信されます。(LinkedIn)
共同投稿者も本文を編集できますか
編集できません。投稿本文の編集と共同投稿者の追加・削除は、元の作成者だけが行えます。(LinkedIn)
招待を辞退すると相手に通知されますか
公式ヘルプでは、招待された側が承認または辞退を選択できることは案内されていますが、辞退時の通知表示の詳細までは明記されていません。辞退した場合でも、元の投稿は作成者側に残ります。(LinkedIn)
承認後に共同投稿から抜けられますか
抜けられます。共同投稿者自身が対象投稿のメニューから離脱できます。離脱後は、その投稿と自分のプロフィールまたはPageとの関連付けが解除されます。(LinkedIn)
非公開の共同投稿を作成できますか
作成できません。共同投稿は公開投稿のみ対応しています。社内確認や下書きの共有には、メール、チャット、ドキュメント共有など別の方法を使用してください。(LinkedIn)
共同投稿は「作成者選び」と事前確認が重要
LinkedInの共同投稿は、投稿作成画面の「Add collaborators」から相手を追加し、投稿後に相手が招待を承認することで成立します。個人メンバーだけでなく、Company Pageからの作成や、Page同士のコラボレーションにも利用できます。
実際に使うときは、次の順番で進めると失敗を防げます。
- 利用するアカウントに「Add collaborators」が表示されるか確認する
- 投稿の編集責任を持つアカウントを作成者に決める
- 本文、画像、公開日時を共同投稿者と事前に確認する
- 公開範囲を「公開」に設定する
- 共同投稿者を追加して投稿する
- 相手に招待通知の確認と承認を依頼する
- 承認後、双方のプロフィールまたはPageで表示を確認する
共同投稿は非公開でテストできないため、操作確認を目的とした不用意な投稿は避け、公開して問題のない内容が完成してから招待を送りましょう。

コメント