Viva Connectionsで複数のホームサイトを管理している場合、設定場所はMicrosoft 365管理センターからSharePoint管理センターへ移行します。Microsoft 365 Roadmap ID 567887によると、SharePoint管理センター上でホームサイトの作成、対象ユーザーの設定、優先順位の変更、削除をまとめて行えるようになる予定です。
今回の変更は、単に管理画面への入口が変わるだけではありません。従来のViva Connectionsインスタンスと、体験を「draft」「enabled」で管理する考え方が廃止され、既存のViva Connections体験は完全なSharePoint Home siteへアップグレードされます。既存のMicrosoft 365管理センターの入口は、移行後のSharePoint管理センターへ管理者を誘導します。
複数のViva Connections体験を運用している組織は、移行前にホームサイトのURL、対象グループ、優先順位、所有者、現在の公開状態を整理しておくことが重要です。
Viva Connectionsのマルチホーム設定はどこへ移動する?
Viva Connectionsのマルチホーム設定は、SharePoint管理センターの新しいホームサイト管理画面へ移動します。
現行環境では、Microsoft 365管理センターの「設定」から「Viva」「Viva Connections」と進み、「Viva Connections体験の作成と管理」を開く構成です。移行後は、ホームサイトに関する管理機能がSharePoint管理センターへ集約されます。(Microsoft Learn)
| 管理項目 | 現行環境 | 移行後 |
|---|---|---|
| 主な管理場所 | Microsoft 365管理センター | SharePoint管理センター |
| 管理単位 | Viva Connections体験、Home site | SharePoint Home site |
| 新規作成 | Viva Connections体験として作成 | Home siteとして作成・管理 |
| 対象ユーザー | 体験ごとに設定 | Home siteごとに設定 |
| 優先順位 | Viva Connections体験の順位 | Home siteの優先順位 |
| 公開状態 | draft/enabled | この管理概念は廃止 |
| 削除 | 体験一覧から操作 | SharePoint管理センターから操作 |
| 従来の入口 | 実際の管理画面を表示 | 新しい画面へリダイレクト |
| 既存の体験 | Viva Connectionsインスタンスとして管理 | 完全なHome siteへアップグレード |
なお、Roadmap 567887では、SharePoint管理センター内の正確なメニュー名やクリック手順までは示されていません。正式な画面が展開されるまでは、現在のMicrosoft 365管理センターの入口からリダイレクトを利用する方法が確実です。
Roadmap 567887の公開内容
2026年8月4日時点で確認できるRoadmap 567887の情報は次のとおりです。
| 項目 | 公開情報 |
|---|---|
| Roadmap ID | 567887 |
| 機能名 | SharePoint: Viva Connections multi-home site management moving to SharePoint admin center |
| 対象製品 | SharePoint、Microsoft Viva |
| 対象クラウド | Worldwide(Standard Multi-Tenant) |
| 対象プラットフォーム | Desktop |
| ステータス | In development |
| リリースリング | General Availability、Targeted Release |
| GA予定 | 2026年8月 |
| 公式APIの更新時刻 | 2026年7月29日23時07分26秒 UTC |
Microsoft 365 Roadmapに掲載される日程は予定であり、開発状況によって延期、変更、取り消しになる場合があります。2026年8月に一斉に全テナントへ反映されるとは限らず、組織ごとに表示される時期がずれる可能性があります。(Microsoft)
Roadmap上のプラットフォーム欄は「Desktop」です。モバイル版Teamsやモバイルアプリへの影響は、このRoadmap項目だけでは明らかにされていません。
変更の本質はHome site管理への統合
今回の変更を理解するうえで重要なのは、「Viva Connections専用の管理機能がSharePoint管理センターへ移る」というより、Viva Connections体験をSharePoint Home siteとして統一的に管理する方向へ変わることです。
legacy Viva Connectionsインスタンスが廃止される
従来は、既存のSharePointサイトを基にした体験だけでなく、Viva Connections単体の体験も作成できました。Viva Connectionsだけで作成した場合には、コンテンツを格納するための専用サイトが生成され、必要に応じて後からHome siteに設定する仕組みが用意されています。(Microsoft Learn)
Roadmap 567887では、このような従来型のViva Connectionsインスタンスを廃止し、既存の体験を完全なHome siteへアップグレードすると説明されています。
管理者の視点では、次のような整理になります。
- Viva Connections専用の体験とSharePoint Home siteを別々に考える必要がなくなる
- マルチホームの対象ユーザーや優先順位をSharePoint側で管理できる
- SharePointのイントラネット管理とViva Connections管理の担当範囲を一本化しやすくなる
- Viva Connectionsだけを見ていた担当者にもSharePoint管理の知識が必要になる
draft/enabledの管理概念がなくなる
現行のViva Connections管理画面では、体験をdraft状態にしたまま準備し、公開時に有効化できます。Microsoft Learnでも、draft状態の体験を有効化するとユーザーが利用できるようになると説明されています。(Microsoft Learn)
移行後は、このdraft/enabledという管理概念が廃止されます。ただしRoadmap 567887では、次の点までは説明されていません。
- draft状態の体験が具体的にどの状態へ変換されるか
- 未完成の体験が自動的にユーザーへ公開されるか
- 新画面で公開前の準備をどのように行うか
- 既存のenabled状態がどの設定に置き換わるか
そのため、draft状態の体験を残したまま移行日を迎えるのは避けた方が安全です。必要な体験、不要な体験、統合予定の体験を事前に分類しておきましょう。
既存の体験を作り直すとは書かれていない
Roadmapでは、既存のViva Connections体験はHome siteに「アップグレードされる」と説明されています。既存環境を一から作り直すよう求める記載はありません。
ただし、アップグレード後も次の設定が完全に維持されるとは限りません。
- 対象ユーザー
- 優先順位
- サイト所有者
- ダッシュボードの内容
- リソースリンク
- グローバルナビゲーション
- アクセス権
- 組織ニュースサイトとしての設定
自動移行を前提に何も確認しないのではなく、移行前後の設定を比較できる管理台帳を用意しておく必要があります。
SharePoint Home siteになると何が変わるのか
SharePoint Home siteは、一般的なコミュニケーションサイトにイントラネットの入口としての機能を加えたサイトです。
Microsoft Learnでは、Home siteの主な特徴として次の機能が説明されています。
- 組織内イントラネット全体を対象とした検索
- 組織ニュースの公式な発信元
- SharePointアプリバーのグローバルナビゲーション
- Viva Connectionsを通じたTeamsとの統合
- 複数のHome siteとViva Connections体験の連携
既存のViva Connections体験が「完全なHome site」にアップグレードされることで、管理上はSharePointのイントラネット構成の一部として扱いやすくなると考えられます。
ただし、アップグレードによってどのHome site機能が自動設定されるかはRoadmapだけでは判断できません。組織ニュース、検索範囲、グローバルナビゲーションなどは、ロールアウト後に個別確認が必要です。
移行後にSharePoint管理センターで管理できること
Roadmap 567887で明示されている操作は、次の4つです。
複数のHome siteを作成する
SharePoint管理センターから、新しいHome siteを作成・登録できるようになります。
新しく追加する際は、単にサイトを増やすのではなく、誰にどの体験を提供するのかを先に決める必要があります。
たとえば、次のような分け方が考えられます。
| Home site | 主な対象 | 掲載内容の例 |
|---|---|---|
| 全社ポータル | 全従業員 | 全社ニュース、規程、申請入口 |
| 営業ポータル | 営業部門 | 顧客管理、提案資料、営業速報 |
| 工場ポータル | 製造部門 | 安全情報、勤務表、設備情報 |
| 地域法人ポータル | 特定子会社 | 地域固有の制度、ニュース、連絡先 |
ホームサイトを増やすほど、ニュース、ダッシュボード、リンク、ブランド設定などを個別に保守する必要があります。必要以上に分割せず、コンテンツの違いが大きい対象だけを別Home siteにするのが現実的です。
Home siteごとに対象ユーザーを設定する
移行後も、Home siteごとに対象ユーザーを設定できます。
複数のグループに所属するユーザーがいる場合は、どのHome siteを最初に表示するかを優先順位で制御します。現行のViva Connectionsでは、複数の体験の対象になっているユーザーには、順位が最も高い体験がTeams上で表示されます。一方、WebではSharePointサイトのアクセス権に応じて複数のHome siteを開ける場合があります。(Microsoft Learn)
対象グループを設定するときは、次のような重複を確認してください。
- 全社員グループと部門グループ
- 正社員グループと管理職グループ
- 本社グループとプロジェクトグループ
- 地域グループと職種グループ
- 静的グループと動的グループ
特に「全社員」を対象にしたHome siteは、ほかのHome siteと対象が重なりやすいため、優先順位の設計が欠かせません。
Home siteの優先順位を変更する
優先順位は、複数のHome siteの対象になっているユーザーに対して、どの体験を優先表示するかを決める設定です。
たとえば、次の設定があるとします。
| Home site | 対象ユーザー | 優先順位 |
|---|---|---|
| 工場ポータル | 工場従業員 | 1 |
| 管理職ポータル | 管理職 | 2 |
| 全社ポータル | 全従業員 | 3 |
工場勤務の管理職は3つすべての対象になる可能性があります。この場合、優先順位1の工場ポータルが表示される設計になります。
優先順位を決める際は、「役職」「勤務地」「所属部門」のどれを最優先にするかを、社内ルールとして明文化しておくと管理が安定します。
不要なHome siteを削除する
SharePoint管理センターからHome siteを削除できるようになります。
ただし、Roadmapの「remove Home sites」が次のどちらを意味するかは明確にされていません。
- Home siteとしての登録を解除する
- SharePointサイト本体を削除する
通常はサイト本体の削除とHome site指定の解除は別の操作ですが、新画面の正式な挙動が公開されるまでは断定できません。
削除操作を行う前に、少なくとも次の点を確認してください。
- SharePointサイト本体が残るか
- Viva Connectionsからのみ非表示になるか
- ダッシュボードやリソースが保持されるか
- 組織ニュースサイトの設定が解除されるか
- グローバルナビゲーションへの影響があるか
- 対象ユーザーが次にどのHome siteへ移るか
対象ユーザー設定とアクセス権を混同しない
Viva ConnectionsとSharePointには、似たように見える設定が複数あります。
| 設定 | 目的 | 主な管理場所 |
|---|---|---|
| Home siteの対象ユーザー | どのHome site体験を優先表示するか決める | SharePoint管理センター |
| 優先順位 | 複数対象時に表示するHome siteを決める | SharePoint管理センター |
| カードやニュースの対象ユーザー | 表示するコンテンツを絞り込む | ダッシュボード、SharePointページ |
| SharePointのアクセス権 | サイトやファイルを閲覧できる人を制御する | SharePointサイト、管理センター |
特に注意したいのが、ダッシュボードカード、ニュース、リソースリンクに設定するオーディエンスターゲティングです。
Microsoftは、コンテンツのオーディエンスターゲティングについて、表示内容を絞り込むための機能であり、アクセス権を管理するセキュリティ機能ではないと説明しています。機密情報は、対象ユーザー設定だけでなくSharePointのアクセス権でも保護しなければなりません。(Microsoft Learn)
Roadmap 567887が管理センターへ移すのは、マルチホーム管理に関する対象ユーザー設定です。ダッシュボードカードやニュースの編集まで、すべてSharePoint管理センターへ移ると解釈しないよう注意してください。
移行前に管理者が行う準備
現在のViva Connections体験を一覧化する
最初に、Microsoft 365管理センターで現在の体験を確認します。
現行環境では、次の順に開きます。(Microsoft Learn)
- Microsoft 365管理センターにサインインする
- 「設定」を開く
- 「Viva」を選択する
- 「Viva Connections」を開く
- 「Viva Connections体験の作成と管理」を選択する
確認した内容は、次のような表に記録します。
| 確認項目 | 記録例 |
|---|---|
| 体験名 | 営業ポータル |
| SharePoint URL | https://example.sharepoint.com/sites/sales |
| 対象ユーザー | 営業部グループ |
| 優先順位 | 2 |
| 現在の状態 | enabled |
| サイト所有者 | 営業企画担当、情報システム担当 |
| 主な用途 | 営業資料と顧客情報への入口 |
| 移行後の方針 | 継続 |
| 確認担当者 | 情報システム部 |
| 最終確認日 | 2026年8月3日 |
draft状態の体験を整理する
draft状態の管理概念は廃止予定です。残っているdraft体験は、次のいずれかに分類します。
- 公開する
- 別のHome siteへ統合する
- コンテンツだけ退避する
- 不要なため削除する
- 正式な移行仕様が出るまで保留する
「draftだからユーザーに見えていない」と安心せず、サイト自体のアクセス権も確認してください。
対象グループの重複を調べる
対象ユーザー設定と優先順位の移行で問題が起きやすいのは、複数グループに所属するユーザーです。
代表的なユーザーを選び、次の情報を確認します。
- そのユーザーが所属するグループ
- 対象となるHome site
- 現在表示されているViva Connections体験
- 移行後に表示させたいHome site
- 優先順位が設計どおりか
役員、管理職、兼務者、出向者、プロジェクトメンバーはグループが重複しやすいため、重点的に確認しましょう。
サイト所有者と管理者権限を確認する
現行のMicrosoft Learnでは、Viva Connections管理画面の利用にSharePoint管理者権限が必要とされています。また、各体験には少なくとも2人の所有者を割り当てることが推奨されています。(Microsoft Learn)
担当者が1人しかいないと、異動、退職、休職の際に更新できなくなる可能性があります。
各Home siteについて、次の役割を分けておくと安全です。
- SharePoint管理センターを操作する管理者
- Home siteのサイト所有者
- ニュースやページを更新する編集者
- Viva Connectionsダッシュボードを管理する担当者
- 対象グループを管理するEntra ID担当者
運用手順書とブックマークを更新する
Microsoft 365管理センターの既存入口は新しいSharePoint管理画面へ誘導されますが、社内の手順書は更新した方がよいでしょう。
更新対象には次のものがあります。
- 管理者向け操作マニュアル
- 障害対応手順
- 新規Home site作成申請
- 対象ユーザー変更申請
- 優先順位変更申請
- サイト廃止手順
- 管理画面へのブックマーク
- 引き継ぎ資料
- 操作研修の画面キャプチャー
移行後の確認手順
新しい管理画面が表示されたら、次の順序で確認します。
従来の入口からリダイレクトされるか確認する
Microsoft 365管理センターのViva Connections管理画面を開き、SharePoint管理センターの新しい画面へ移動するか確認します。
リダイレクトされない場合は、次の可能性があります。
- まだ対象テナントへ展開されていない
- Targeted Releaseの対象外になっている
- 管理者権限が不足している
- ブラウザに古いセッション情報が残っている
- Microsoft側でロールアウトが延期されている
Home siteの件数とURLを比較する
移行前の管理台帳と、新画面に表示されるHome site一覧を比較します。
次の不一致がないか確認してください。
- Home siteが不足している
- 同じサイトが重複している
- URLが異なる
- 不要なdraft体験がHome siteになっている
- サイト名が意図せず変更されている
- 所有者が空欄になっている
対象ユーザーと優先順位を確認する
グループ名が表示されているだけでなく、実際のメンバー構成も確認します。動的グループを使っている場合は、ルール変更によって対象者が増減していないか注意が必要です。
優先順位は、最低でも次の利用者パターンでテストします。
| テスト利用者 | 確認内容 |
|---|---|
| 全社員グループだけに所属 | 全社Home siteが表示される |
| 部門グループにも所属 | 部門Home siteが優先される |
| 複数部門を兼務 | 設計した優先順位で表示される |
| 対象グループに未所属 | 想定した既定体験が表示される |
| サイトへのアクセス権がない | エラーや空画面にならない |
現行環境では、体験の状態や順位の変更が完全に反映されるまで最大24時間かかる場合があると案内されています。新しい管理画面での反映時間はRoadmap 567887に記載されていないため、即時反映されないだけで障害と判断せず、正式ドキュメントも確認してください。(Microsoft Learn)
TeamsとWebの両方で確認する
管理画面だけでなく、実際の利用画面を確認します。
- Teamsデスクトップ版で開く
- 対象ユーザーごとのHome siteを確認する
- ダッシュボードカードを開く
- ニュースを開く
- リソースリンクを開く
- SharePointのWeb画面からHome siteへアクセスする
- グローバルナビゲーションを確認する
- 権限のないコンテンツが表示されないことを確認する
Roadmapの対象プラットフォームはDesktopですが、組織でモバイル版を利用している場合は、モバイル端末でも別途テストしておくと安全です。
移行で間違えやすいポイント
ユーザーの利用場所がSharePointへ変わるわけではない
今回発表されているのは、主に管理者向けの管理画面移行です。Viva ConnectionsそのものがTeamsから廃止されるという発表ではありません。
現行のViva Connectionsは、ニュース、リソース、業務ツールなどをTeams上に集約する従業員向け体験として提供されています。(Microsoft Learn)
「SharePoint管理センターへ移行する」という表現だけを見て、利用者にも新しいSharePointの操作を案内しないよう注意しましょう。
Home siteの対象設定はアクセス許可ではない
ユーザーを特定のHome siteの対象から外しても、そのユーザーにSharePointサイトの閲覧権限が残っていれば、URLからアクセスできる可能性があります。
機密性のある部門ポータルでは、次の両方を設定する必要があります。
- Home siteやコンテンツの対象ユーザー
- SharePointサイト、ライブラリ、ファイルのアクセス権
対象ユーザー設定は利便性や表示の最適化、アクセス権はセキュリティと考えると整理しやすくなります。コンテンツのオーディエンスターゲティングはセキュリティ機能ではないことも、Microsoft Learnで明記されています。(Microsoft Learn)
Home siteの削除とサイト削除を同じと考えない
新画面で「削除」「Remove」と表示されても、SharePointサイト本体が削除されるとは限りません。
操作前に確認画面を読み、可能であればテスト用Home siteで挙動を確認してください。サイト本体を削除する操作である場合は、ページ、ニュース、ファイル、ダッシュボードなどに大きな影響が出ます。
ライセンス変更が発表されたわけではない
Roadmap 567887には、ライセンス体系を変更する記載はありません。管理画面がSharePoint管理センターへ移っても、複数体験の利用条件が自動的に緩和されるとは考えない方がよいでしょう。
現行のMicrosoft Learnでは、1つの体験は対象となるMicrosoft 365ライセンスで利用できますが、2つ以上の体験を作成・利用する場合は、組織内ユーザーにMicrosoft Viva SuiteまたはViva Communications and Communitiesライセンスが必要と説明されています。作成できる体験数の上限は50です。(Microsoft Learn)
ライセンス条件は変更される可能性があるため、マルチホームを新規導入する際は最新のMicrosoft公式情報を確認してください。
よくある質問
既存のViva Connections体験は作り直す必要がある?
Roadmap上は、既存の体験を完全なHome siteへアップグレードするとされています。管理者がすべて作り直すよう求める記載はありません。
ただし、対象ユーザー、優先順位、所有者、アクセス権、ナビゲーションなどが正しく引き継がれたかは確認が必要です。
Microsoft 365管理センターの旧画面は使えなくなる?
既存の入口は、新しいSharePoint管理センターの画面へ管理者を誘導する予定です。
旧URLをすぐ削除する必要はありませんが、ロールアウト確認後は社内手順書やブックマークをSharePoint管理センター中心に更新しましょう。
draft状態の体験は自動的に削除される?
Roadmapではdraft/enabledの管理概念を廃止すると説明されていますが、draft状態の体験を削除するとは書かれていません。変換後の状態も明記されていないため、移行前に必要性を判断しておく必要があります。
すべてのオーディエンスターゲティングがSharePoint管理センターへ移る?
Roadmapで確認できるのは、マルチホーム管理に関する対象ユーザー設定です。
ダッシュボードカード、ニュース、リソースリンクなどのコンテンツ単位のターゲティングは、現行環境では各編集画面から設定します。これらまでSharePoint管理センターへ移るとは発表されていません。(Microsoft Learn)
2026年8月になれば必ず利用できる?
2026年8月はGAの予定時期です。Roadmapの日程は変更される可能性があり、テナント単位で段階的に展開されるため、月初からすべての組織で利用できるとは限りません。
まず現在の設定を管理台帳に残しておく
Roadmap 567887による変更では、Viva Connectionsのマルチホーム管理がMicrosoft 365管理センターからSharePoint管理センターへ移行します。ホームサイトの作成、対象ユーザー設定、優先順位、削除をSharePoint側で一元管理できるようになります。
特に重要なのは、legacy Viva Connectionsインスタンスとdraft/enabledの管理概念が廃止され、既存の体験が完全なHome siteへアップグレードされる点です。
管理者はロールアウト前に、次の対応を済ませておきましょう。
- 現在のViva Connections体験を一覧化する
- Home siteのURLと所有者を記録する
- 対象グループと優先順位を記録する
- draft状態の体験を整理する
- 対象グループが重複するユーザーを確認する
- 管理手順書とブックマークを更新する
- 移行後にTeamsとSharePointの両方で動作確認する
新しい管理画面が表示されてから調査を始めるのではなく、移行前の状態を記録しておくことが、設定漏れや表示先の誤りを防ぐ最も確実な対策です。

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