Copilot in SharePointで自然言語からサイトを作る方法|Buildの使い方と注意点

SharePointサイトを作りたいものの、「どのページを用意するか」「リストには何の列が必要か」「ライブラリをどう分類するか」を一から設計するのは手間がかかります。SharePointに詳しくない担当者にとっては、サイト作成画面を開いた後、何から手を付ければよいか分からないこともあるでしょう。

2026年7月29日付のMicrosoft 365 Copilotリリースノートでは、SharePoint Webのスタートページにある「Build」から、作りたい仕組みを自然言語で説明し、SharePointサイトやソリューションを計画・生成できる機能が案内されました。Copilotがページ、リスト、ライブラリなどの構成案を作り、利用者が内容を確認・修正してから構築を実行できます。(Microsoft Learn)

ただし、自然言語を一度入力するだけで業務システムが完成するわけではありません。Copilotが得意なのは、標準的なSharePointサイトの設計と初期構築です。権限、共有、複雑なワークフロー、外部サービス連携などは、作成後に人が設定する必要があります。

目次

Copilot in SharePointで自然言語からサイトやソリューションを作れる

Copilot in SharePointのサイト作成機能では、利用者が目的を文章で伝えると、AIが必要な構成要素を提案します。提案された計画はすぐには作成されず、チャットで修正し、利用者が承認した後に構築が始まります。(Microsoft Learn)

ここでいう「SharePointソリューション」は、独自プログラムを自動開発する機能ではありません。主に次のようなSharePoint標準機能を組み合わせた業務サイトを指します。

生成・設定される主な要素具体例
ページホーム、利用案内、チーム概要、FAQ、プロジェクト状況
リストタスク、問い合わせ、案件、備品、課題、申請状況
リストの構造列、メタデータ、ビュー、サンプル項目
ドキュメントライブラリ契約書、申請書、会議資料、成果物
サイト構成ナビゲーション、基本設定、ページ間の導線
初期コンテンツ説明文、サンプルファイル、サンプルデータ
構築計画サイト構造を記述したSitePlan.md

Copilotは、ページ、ナビゲーション、リスト、ライブラリ、列、ビューなどを含む構成案を提示します。構築後のサイトには、用途を理解しやすくするためのサンプル文書やリスト項目も含まれます。(Microsoft Learn)

従来は、担当者が要件を整理し、サイトを作成し、ページやリストを一つずつ追加する必要がありました。Copilotを使うと、要件整理から初期構築までを対話形式で進められます。

作業従来の作成方法Copilot in SharePoint
要件整理担当者が設計書を作る自然言語で目的を説明する
サイト構成ページやリストを個別に検討するAIが構成案を提案する
修正設定画面を開いて変更する構築前はチャットで修正できる
初期データ手作業で登録するサンプルデータが生成される
最終調整すべて手作業権限や高度な設定を中心に手作業で行う

利用前に確認すべき条件

自然言語によるSharePointサイト作成を始める前に、ライセンスとテナント設定を確認します。

確認項目必要な状態
ライセンス利用者に有効なMicrosoft 365 Copilotライセンスがある
サイト作成権限利用者にSharePointサイトの自己作成が許可されている
機能の展開Copilot in SharePointがテナントに展開されている
管理者設定対象テナントでCopilot in SharePointが無効化されていない
クラウド環境Copilot in SharePointの対応環境である
利用言語SharePointとMicrosoft 365 Copilotの両方が対応する言語を使う

サイト作成機能の公式要件では、有効なMicrosoft 365 Copilotライセンスと、SharePointサイトを作成できる権限が必要です。自己サービスによるサイト作成が無効な場合でも、SharePoint管理者が利用者に代わってAIによるサイト作成を実行できます。(Microsoft Learn)

Microsoft 365 Copilotのライセンス要件は、単にMicrosoft 365 Copilot Chatを利用できることとは区別して確認してください。管理センターで対象ユーザーに割り当てられているライセンスを確認するのが確実です。

プレビューと段階的展開に注意する

Microsoftの開始ガイドでは、Copilot in SharePointは2026年6月中旬からオプトアウト型プレビューとして段階的に展開され、Microsoft 365 Copilotライセンスを持つ利用者に提供されると案内されています。一方、サイト作成の個別ドキュメントには、テナント側の有効化状態に関する従来の前提条件も残っています。実際に利用できるかどうかは、画面表示だけで判断せず、テナントへの展開状況と管理者設定の両方を確認してください。(Microsoft Learn)

Microsoft 365 Copilotの機能は、安全な展開モデルに基づき、同一テナント内でも一部ユーザーから段階的に提供されます。そのため、同じ組織でも「Build」が表示される人と表示されない人が一時的に混在する可能性があります。(Microsoft Learn)

日本語でも利用できる

Copilot in SharePointは、SharePoint OnlineとMicrosoft 365 Copilotの両方が対応している言語を利用対象としています。日本語は両方の対応言語に含まれているため、日本語で目的や要件を入力できます。(Microsoft Learn)

ただし、「案件を管理するサイトを作って」のような短すぎる指示では、期待した列やビューが生成されないことがあります。日本語を使う場合も、業務用語、列名、状態、期限、担当者などを具体的に書くことが重要です。

Copilot in SharePointで自然言語からサイトを作る方法

SharePointのスタートページを開く

Microsoft 365のSharePointスタートページを開きます。

新しいSharePointエクスペリエンスが展開されている場合は、左側のナビゲーションから「Build」を選択します。画面上部に、作成したいものを入力するテキストボックスが表示されます。2026年7月29日付のリリースノートでは、この「Build」から自然言語の指示を入力する手順が案内されています。(Microsoft Learn)

「Build」が表示されない場合は、従来の導線を確認します。

  1. SharePointスタートページで「サイトの作成」を選択する
  2. サイト作成ダイアログで「Create a site with AI」に相当する項目を選択する
  3. プロンプト入力欄に作成目的を入力する

画面名やボタン名は、表示言語や展開されているSharePointエクスペリエンスによって異なる場合があります。

作成したいサイトの目的を入力する

最初のプロンプトには、最低でも次の要素を含めます。

  • 何のためのサイトか
  • 誰が利用するか
  • 何を記録・共有するか
  • 必要なページ、リスト、ライブラリ
  • 管理したい項目や表示したいビュー

たとえば、単に「プロジェクト管理サイトを作成」と入力するより、次のように指定したほうが具体的な構成案を得やすくなります。

社内のシステム更新プロジェクトを管理するSharePointサイトを作成してください。

利用者はプロジェクトメンバーと部門責任者です。
ホームページには、プロジェクトの目的、今週の予定、重要なお知らせ、
未完了タスクの概要を表示してください。

タスクリストには、タスク名、担当者、開始日、期限、優先度、
進捗状況、関連資料、コメントの列を用意してください。

「自分のタスク」「期限超過」「今月完了予定」のビューも作成してください。

成果物を保存するドキュメントライブラリには、
文書種別、担当部門、年度、承認状態の列を追加してください。

Copilotからの確認質問に回答する

入力した内容だけでは要件を確定できない場合、Copilotが追加質問を行います。

プロジェクト管理サイトであれば、次のような点を確認される可能性があります。

  • どの種類のプロジェクトを管理するのか
  • 個別タスクを期限付きで管理するのか
  • 全体の進捗だけを管理するのか
  • 文書の分類に必要な項目は何か
  • 誰を主な利用者とするのか

これらの質問に答えると、Copilotがページ、リスト、ライブラリ、列、ビュー、ナビゲーションを含む計画を具体化します。(Microsoft Learn)

確認質問は省略せず、実際の運用に合わせて回答してください。曖昧なまま進めると、似た用途のリストが重複したり、必要な列が不足したりします。

構築前にサイト計画を確認する

Copilotは、提案したサイト構成を視覚的なアウトラインとして表示します。各項目を選択すると、リストの列やビューなど、構成要素の詳細を確認できます。(Microsoft Learn)

特に確認したいのは次の項目です。

  • ページの数と役割
  • ナビゲーションの階層
  • リスト名と各列のデータ型
  • 必要なビューと抽出条件
  • ライブラリの分類項目
  • サンプルデータの内容
  • 同じ情報を複数箇所で管理していないか

この段階では、まだ実際のサイトやリストは作成されていません。計画を正式に承認するまで構築が始まらないため、不要なサイトが即座に作られる心配はありません。(Microsoft Learn)

チャットで構成を修正する

構成案に不足や重複がある場合は、チャットで修正を依頼します。

タスクリストに「予定工数」と「実績工数」の列を追加してください。
チーム概要ページは不要なので削除してください。
問い合わせリストに、受付番号、問い合わせ分類、回答期限、
対応担当者、対応状況の列を追加してください。
期限超過のタスクだけを表示するビューを追加してください。

公式ドキュメントでも、リスト列の追加、ページの削除、ページ名の変更、リストやライブラリの構成変更などを、構築前のチャットで行えると案内されています。(Microsoft Learn)

大幅な修正が必要になった場合も、最初から作り直すのではなく、「何を残し、何を変更するか」を明示すると計画を調整しやすくなります。

SitePlan.mdを確認する

Copilotは、利用者との対話で確定した構築計画をSitePlan.mdというMarkdownファイルにまとめます。このファイルには、サイトの構成要素や内容が記録され、実際のプロビジョニングに使用されます。(Microsoft Learn)

サイト作成が正常に完了した後は、原則として次の場所から確認できます。

サイトコンテンツ
└ Agent Assets
  └ Plans
    └ SitePlan.md

SitePlan.mdは、後からサイトの設計意図を確認する資料としても役立ちます。作成者以外が運用を引き継ぐ場合や、同種のサイトを再設計する場合に確認しておくとよいでしょう。

計画を承認してサイトを構築する

計画に問題がなければ「Build it」を選択し、サイト名と秘密度ラベルなどを確認して構築を開始します。(Microsoft Learn)

構築時には、計画に基づいて次の処理が行われます。

  1. SharePointサイトの作成
  2. ナビゲーションと基本設定の構成
  3. リストとライブラリの作成
  4. 列、ビュー、メタデータの設定
  5. ページとサンプルコンテンツの作成
  6. サンプル文書やリスト項目の追加

構成要素の数によっては、サイト作成に最大30分程度かかる場合があります。処理中はブラウザーを閉じないよう案内されています。(Microsoft Learn)

作成されたサイトを確認する

サイト作成後には、作成されたページ、リスト、ライブラリの概要を示すセットアップパネルが表示されます。各構成要素へのリンクや、共有などの次の作業も案内されます。(Microsoft Learn)

この時点で完成と考えず、実データを登録する前に動作確認を行ってください。

精度を高めるプロンプトの書き方

自然言語でSharePointサイトを作るときは、「サイトの見た目」よりも「そこで行う業務」を具体的に説明することが重要です。

次のテンプレートを使うと、必要な情報を整理できます。

【サイトの目的】
何の業務を行うサイトか

【主な利用者】
利用部門、担当者、閲覧者

【必要なページ】
ホーム、利用案内、FAQ、進捗確認など

【必要なリスト】
管理するデータと必要な列

【必要なライブラリ】
保存する文書と分類用の列

【必要なビュー】
担当者別、状態別、期限別など

【運用ルール】
更新頻度、担当者、完了条件、保存期間

【構築後に手動設定する項目】
権限、共有、承認フロー、外部連携など

そのまま応用できるプロンプト例

総務部が社内備品の貸出状況を管理するSharePointサイトを作成してください。

利用者は全社員、運用担当者は総務部です。

ホームページには、利用方法、貸出中の備品数、
返却期限が近い備品、総務部からのお知らせを表示してください。

「備品台帳」リストには、管理番号、品名、カテゴリ、
メーカー、保管場所、利用可能状態、貸出者、貸出日、
返却期限、備考の列を用意してください。

「貸出可能」「貸出中」「返却期限超過」のビューを作成してください。

申請書を保存するライブラリには、申請年度、申請者、
所属部署、書類種別、処理状態の列を追加してください。

権限設定、承認フロー、通知処理はサイト作成後に
管理者が手動設定する前提で構成してください。

この例では、目的、利用者、データ、列、ビュー、文書管理を具体的に指定しています。Copilotに任せない項目も明記しているため、実現できない処理が計画に入り込むのを防ぎやすくなります。

抽象語を業務用語に置き換える

次のような抽象的な指示は避けます。

使いやすい申請サイトを作ってください。

代わりに、申請業務の流れを具体的に書きます。

研修参加申請を管理するサイトを作成してください。
申請者、所属、研修名、開催日、申請日、上司確認状態、
総務確認状態、参加結果を記録するリストが必要です。
未確認、承認済み、差し戻しの状態別ビューを作成してください。

「使いやすい」「効率的」「見やすい」だけでは、必要な構成を特定できません。列名、状態、期限、担当者、分類条件まで指定すると、実務で使える設計に近づきます。

Copilotに任せられることと手動対応が必要なこと

自然言語によるサイト作成は便利ですが、すべてのSharePoint機能を自動構成できるわけではありません。

項目Copilotによる初期構築作成後の手動対応
標準ページ対応必要に応じて内容を修正
標準リスト対応列の詳細や入力規則を確認
ドキュメントライブラリ対応保持や詳細な管理設定を確認
列とビュー対応計算列や複雑な表示は要確認
サンプルデータ対応本番前に削除・差し替え
基本ナビゲーション対応利用者の導線に合わせて調整
権限と共有非対応手動設定が必要
複雑なPower Automateフロー非対応Power Automateで別途作成
列・行の高度な書式設定非対応JSONなどで別途設定
高度なWebパーツ限定的ページ編集で追加
外部・サードパーティー連携非対応個別の設計と設定が必要

プレビュー段階では、複雑なPower Automateフロー、権限と共有、高度な列・行の書式設定、高度なWebパーツ、サードパーティー連携などは、自動構築の対象外とされています。対応できない要件を入力した場合は、計画段階で自動実行できないことが示され、サイト作成後の手動対応を案内される場合があります。(Microsoft Learn)

SPFxによる独自Webパーツや、外部データベースと連携した業務アプリまで自動開発する機能としても案内されていません。Copilot in SharePointは、標準機能を組み合わせたサイトの初期設計と構築を効率化するものと考えるのが適切です。

作成後に必ず行う実務チェック

サンプルデータを本番データと混在させない

生成されたリストやライブラリには、使い方を理解するためのサンプル項目やサンプル文書が入る場合があります。(Microsoft Learn)

本番運用前に、次のいずれかを実施します。

  • サンプルデータをすべて削除する
  • タイトルに「サンプル」と明記する
  • テスト用サイトで確認してから本番サイトを別途用意する

サンプルの担当者名や期限を実データと誤認すると、通知や集計に影響する可能性があります。

列の種類を確認する

列名が正しくても、データ型が運用に合っているとは限りません。

たとえば、次の点を確認します。

  • 担当者がテキスト列ではなくユーザー列になっているか
  • 期限が文字列ではなく日付列になっているか
  • 金額が数値または通貨列になっているか
  • 状態が自由入力ではなく選択肢列になっているか
  • 複数選択を許可する必要があるか
  • 必須入力にする列はどれか

データ登録後に列の種類を変更すると、修正作業が増えます。実データを投入する前に確認してください。

権限と共有範囲を手動で設定する

権限と共有は自動構築の対象外です。(Microsoft Learn)

最低限、次の項目を確認します。

  • サイト所有者
  • サイトメンバー
  • 閲覧のみの利用者
  • 外部共有の可否
  • 機密文書を保存するライブラリ
  • 部門ごとに閲覧を制限する必要があるリスト
  • 退職者や異動者を削除する運用

リストやフォルダー単位で権限継承を解除しすぎると、管理が複雑になります。まずはサイト単位またはライブラリ単位の分かりやすい権限設計を優先してください。

秘密度ラベルと共有設定を確認する

構築開始時には、サイト名と秘密度ラベルを確認する手順が案内されています。(Microsoft Learn)

生成された構成が適切でも、ラベルや外部共有設定が業務データの機密性に合っていなければ安全に運用できません。個人情報、契約情報、人事情報を扱う場合は、組織の情報管理ルールに基づいて設定してください。

サイトの管理責任者と終了条件を決める

Copilotで簡単にサイトを作れるようになると、用途が重複したサイトや、管理者不在のサイトが増えやすくなります。

作成時に次の項目を記録しておくと、サイトの乱立を防げます。

  • 業務上の所有部門
  • サイト所有者
  • 利用目的
  • 想定利用期間
  • 最終更新日を確認する頻度
  • プロジェクト終了後の保存先
  • 削除またはアーカイブの条件

サイトを作成する速さだけでなく、不要になったサイトを整理できる仕組みまで設計することが重要です。

Buildが表示されない・うまく作れない場合の確認項目

症状考えられる原因確認すること
「Build」が表示されない新しいSharePointエクスペリエンスが未展開「サイトの作成」からAI作成の選択肢を確認する
AIによるサイト作成が表示されないライセンスまたは機能展開の問題Microsoft 365 Copilotライセンスと展開状況を確認する
サイトを作成できない自己サービスによるサイト作成が無効SharePoint管理者に作成を依頼する
構成案が期待と異なるプロンプトが抽象的ページ、リスト、列、ビューを具体的に指定する
一部の要件が反映されない未対応機能を依頼している権限、フロー、外部連携などを手動作業に分ける
作成処理が終わらないように見える構成要素が多い最大30分程度を想定し、処理中はブラウザーを閉じない
一時的に利用できないプレビューの利用上限SharePoint上の通知を確認し、上限のリセットを待つ

プレビュー期間中は、利用者ごとに日次および週次の利用上限が適用されます。上限に達すると一時的にCopilot機能が利用できなくなり、リセット後に自動で再開します。上限値は利用状況に応じて変更される可能性があります。(Microsoft Learn)

管理者が確認したいテナント設定

プレビュー期間中のCopilot in SharePointの利用範囲は、SharePoint Online Management ShellのKnowledgeAgent関連パラメーターで管理されます。製品名はCopilot in SharePointに変わっていますが、互換性のためパラメーター名にはKnowledgeAgentが残っています。(Microsoft Learn)

設定確認には、SharePoint Online Management Shellの対応バージョンを使用します。公式ドキュメントでは、バージョン16.0.26615.12013以降が案内されています。(Microsoft Learn)

既存モジュールを更新する場合は、管理者権限でPowerShellを開きます。

Update-Module -Name Microsoft.Online.SharePoint.PowerShell

管理センターへ接続し、現在の設定を確認します。

Connect-SPOService https://<テナント名>-admin.sharepoint.com

Get-SPOTenant |
    Select-Object KnowledgeAgentScope,
                  KnowledgeAgentSelectedSitesList

KnowledgeAgentScopeには、主に次の値があります。

意味
AllSitesすべてのサイトで利用可能
IncludeSelectedSites指定したサイトだけで利用可能
ExcludeSelectedSites指定したサイト以外で利用可能
NoSitesすべてのサイトで利用不可

ただし、「Create sites with AI」の公式ドキュメントでは、自然言語による新規サイト作成について、AllSitesまたはExcludeSelectedSites相当の構成が前提として示されています。IncludeSelectedSitesNoSitesでは、利用者がこのサイト作成機能を使えない場合があります。(Microsoft Learn)

組織全体で有効にする前に、次の運用ルールを決めておくことが重要です。

  • サイト作成を許可する利用者
  • サイト名とURLの命名規則
  • 所有者を複数名設定するルール
  • 秘密度ラベルの選択基準
  • 外部共有の可否
  • サイト作成後の管理者レビュー
  • 未使用サイトの整理方法

自然言語サイト作成は「設計のたたき台」として使う

Copilot in SharePointの価値は、SharePointの知識がなくてもサイトを作れることだけではありません。担当者が頭の中で考えていた業務要件を、ページ、リスト、列、ビュー、ライブラリという具体的な構成に変換できる点にあります。

まずは、対象業務を一つに絞った小規模なサイトで試すのが現実的です。目的、利用者、管理項目、必要なビューを具体的に入力し、生成された計画とSitePlan.mdを確認します。その後、サンプルデータを整理し、権限、共有、通知、承認フローなどを手動で設定してください。

自然言語による構築を完成品の自動生成として扱うのではなく、要件整理と初期設計を高速化する仕組みとして使うことで、SharePointサイト作成の時間を短縮しながら、運用品質も維持しやすくなります。

この記事を書いた人

実務の現場で詰まりがちなポイントを地図にするITブログ「IT trip」を運営。Windows/Office(Teams・Excel)からSQL、サーバ運用、ガジェットまで、再現性のある手順と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ試せること、そして迷った人の次の一歩が見えることを大切にしています。

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