Windows 11でタッチキーボードを常時使う・物理キーボード接続時に出さない方法

Windows 11でタッチキーボードをいつでも呼び出せるようにするには、タスクバー設定の[タッチ キーボード]を[常に]にします。物理キーボードの接続中は表示したくない場合は[キーボードが接続されていない場合]、完全に出したくない場合は[なし]を選びます。

ただし、[常に]はタッチキーボード本体を開いたままにする設定ではありません。タスクバーのタッチキーボードアイコンを常に表示し、必要なときに押して呼び出せるようにする設定です。また、USBキーボードだけでなく、接続中のワイヤレスキーボードやBluetoothキーボードも外部キーボードとして判定されます。([マイクロソフト サポート][1])

目次

タッチキーボードが勝手に出る・出ないときの表示条件の設定

Windows 11では、タスクバーに表示するタッチキーボードアイコンの条件を、主に次の3種類から選べます。

設定項目動作向いている使い方
[常に]物理キーボードの有無にかかわらず、タスクバーにアイコンを表示するタッチキーボードを頻繁に手動で呼び出したい
[キーボードが接続されていない場合]外部キーボードが接続されていないときだけアイコンを表示する2-in-1パソコンや着脱式キーボードを使っている
[なし]タッチキーボードアイコンを非表示にし、タッチキーボードが出ないようにするデスクトップPCなど、物理キーボードだけを使う

Windows 11のバージョンによっては、項目名が[常に表示する][キーボードが接続されていないとき][表示しない]など、少し異なることがあります。意味が同じ項目を選んでください。Microsoftも、タッチキーボードの動作や表示名はWindowsのバージョンによって異なる場合があると案内しています。([マイクロソフト サポート][1])

Windows 11でタッチキーボードの表示条件を変更する手順

  1. タスクバーの何もない部分を右クリックします。
  2. [タスク バーの設定]をクリックします。
  3. [個人用設定]の[タスク バー]画面を開きます。
  4. [システム トレイ アイコン]を展開します。
  5. [タッチ キーボード]の右側にある選択欄を開きます。
  6. 用途に合わせて[常に][キーボードが接続されていない場合][なし]のいずれかを選びます。

タッチ操作だけで設定する場合は、タスクバーを長押しして[タスク バーの設定]を選択します。Microsoft公式の案内でも、現在のWindows 11では[個人用設定]→[タスク バー]→[システム トレイ アイコン]からタッチキーボードの表示条件を変更する手順が示されています。([マイクロソフト サポート][1])

[システム トレイ アイコン]が見つからない場合は、設定画面上部の検索欄で「タッチ キーボード」または「タスク バー」と検索してください。以前のWindows 11では、近い設定が[タスク バー コーナー アイコン]などの名称で表示されることもあります。

タッチキーボードをいつでも使えるようにする

物理キーボードを接続している状態でもタッチキーボードを使いたい場合は、[タッチ キーボード]を[常に]にします。

設定後、タスクバー右側のシステムトレイにキーボード型のアイコンが表示されます。このアイコンをクリックまたはタップすると、タッチキーボードを呼び出せます。

[常に]を選んでもキーボード本体は常駐しない

[常に]で常時表示されるのは、タッチキーボードを開くためのアイコンです。タッチキーボードのウィンドウが、すべてのアプリで自動的に開き続けるわけではありません。

次のような使い方に向いています。

  • 物理キーボードとタッチ入力を場面によって使い分ける
  • ペン操作中だけタッチキーボードを呼び出す
  • タッチ対応モニターで、離れた場所から短い文字を入力する
  • 2-in-1パソコンをデスクトップ形態とタブレット形態の両方で使う

文字入力欄をタップした瞬間に必ず自動表示させる設定とは異なるため、確実に呼び出したい場合はタスクバーのアイコンを使います。

物理キーボード接続時には出さないようにする

ノートパソコンをタブレットとして使うときだけタッチキーボードを表示したい場合は、[キーボードが接続されていない場合]を選びます。

この設定では、Windowsが外部キーボードの接続を検知すると、タッチキーボードアイコンが非表示になります。キーボードを取り外すか接続を解除すると、再びアイコンが表示されます。

次のような機器も外部キーボードとして扱われます。

  • USB接続のキーボード
  • USBレシーバーを使うワイヤレスキーボード
  • Bluetoothキーボード
  • 2-in-1パソコンの着脱式キーボードやタイプカバー

接続中の有線キーボードだけでなく、ワイヤレスキーボードやBluetoothキーボードも判定対象です。([マイクロソフト サポート][1])

Bluetoothキーボードを使っている場合の確認方法

Bluetoothキーボードはケーブルが見えないため、接続状態を見落としやすい点に注意してください。キーボードを使っていないつもりでも、電源が入っていてWindowsと接続中であれば、タッチキーボードアイコンが表示されないことがあります。

次の順序で動作を確認します。

  1. [タッチ キーボード]を[キーボードが接続されていない場合]にします。
  2. [設定]→[Bluetoothとデバイス]を開きます。
  3. Bluetoothキーボードが[接続済み]になっていることを確認します。
  4. この状態でタッチキーボードアイコンが非表示になるか確認します。
  5. Bluetoothキーボードの電源を切るか、Windowsとの接続を解除します。
  6. 接続状態が切り替わった後、タッチキーボードアイコンが表示されるか確認します。

「ペアリング済み」と「現在接続中」は同じではありません。表示条件を確認するときは、Bluetooth設定に表示される現在の接続状態を基準に判断してください。

タッチキーボードを完全に出さないようにする

物理キーボードだけを使用し、タッチキーボードが勝手に出るのを止めたい場合は、[タッチ キーボード]を[なし]にします。

タッチキーボードが開いている場合は、先に右上の閉じるボタンで閉じてから設定してください。[なし]にすると、キーボードを接続していない状態でもタスクバーのアイコンが非表示になり、タッチキーボードが表示されない設定になります。([マイクロソフト サポート][1])

ただし、[なし]に変更した後も画面上にキーボードが表示される場合は、表示されているものが「タッチキーボード」ではない可能性があります。

タッチキーボードとスクリーンキーボードは別の機能

Windows 11には、名前と外見が似ている次の2種類の画面キーボードがあります。

項目タッチキーボードスクリーンキーボード
主な用途タッチ操作による文字入力アクセシビリティ機能としての文字入力
主な設定場所タスクバー設定アクセシビリティ設定
今回の表示条件設定対象になる対象にならない
見分け方タスクバーのキーボードアイコンから開く独立したウィンドウとして表示されることが多い

[タッチ キーボード]を[なし]にしてもキーボード画面が消えない場合は、アクセシビリティ機能のスクリーンキーボードが有効になっていないか確認してください。

[設定]→[アクセシビリティ]→[キーボード]を開き、[スクリーン キーボード]の状態を確認します。

タッチキーボードの記事を参考にしても問題が解決しないケースでは、実際にはスクリーンキーボードの設定を変更していた、または反対にタッチキーボードを変更すべきところでスクリーンキーボードを操作していた、という取り違えが少なくありません。

設定を変更しても表示が切り替わらないときの確認項目

アイコンが表示されない

[常に]を選んだのにアイコンが表示されない場合は、次を確認します。

  • タスクバー右側の隠れているアイコン内に入っていないか
  • [タッチ キーボード]ではなく別のキーボード設定を変更していないか
  • 設定画面を一度閉じてから再度開いても[常に]になっているか
  • 組織や学校が管理するパソコンで、設定が制限されていないか

物理キーボード接続中なのにアイコンが表示される

次を確認してください。

  • USBケーブルやUSBレシーバーが正しく認識されているか
  • Bluetoothキーボードが[接続済み]になっているか
  • キーボードを接続し直した後、Windowsが入力を認識しているか
  • 複数のBluetooth機器を切り替えられるキーボードで、別の端末に接続されていないか

[なし]にしてもキーボードが出る

表示されているキーボードの種類を確認します。

  • アクセシビリティのスクリーンキーボードではないか
  • 特定のアプリが独自の入力画面を表示していないか
  • サインイン画面やアプリ内の専用キーボードではないか

特定のアプリだけでタッチキーボードが勝手に出る場合は、メモ帳やWebブラウザなど別のアプリでも同じ現象が起きるか試します。別のアプリでは発生しないなら、Windows全体の表示条件ではなく、そのアプリ固有の動作である可能性があります。

用途に合う表示条件を選んで接続状態をテストする

タッチキーボードを頻繁に手動で使うなら[常に]、外部キーボードを外したときだけ使うなら[キーボードが接続されていない場合]、一切使わないなら[なし]を選びます。

設定後は、物理キーボードやBluetoothキーボードを接続した状態と、切断した状態の両方でタスクバーのアイコンを確認してください。期待した動作にならない場合は、最初に「タッチキーボード」と「スクリーンキーボード」のどちらが表示されているかを切り分けると、原因を見つけやすくなります。
[1]: https://support.microsoft.com/ja-jp/windows/hardware/input-devices/enable-and-disable-the-touch-keyboard-in-windows “Windows でタッチ キーボードを有効または無効にする | Microsoft Support”

この記事を書いた人

実務の現場で詰まりがちなポイントを地図にするITブログ「IT trip」を運営。Windows/Office(Teams・Excel)からSQL、サーバ運用、ガジェットまで、再現性のある手順と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ試せること、そして迷った人の次の一歩が見えることを大切にしています。

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