Windows 11のMicrosoft Edgeで「進む」ボタンが表示されない時の設定方法と常時表示する手順

Edge で右向き矢印が見当たらなくなり、ページを戻ったあとに「進む」ができず不便に感じていませんか。Windows 11 の新しい Microsoft Edge では、既定の設定だと条件を満たしたときだけ「進む」ボタンが一時的に表示されるため、知らないと「消えた」と勘違いしがちです。本記事では、この「進む」ボタンをツールバーに常時表示させる具体的な設定手順と、ナビゲーションを快適にするコツを詳しく解説します。

目次

Windows 11 の Microsoft Edge で「進む」ボタンが見つからない理由

Windows 11 に標準搭載されている Microsoft Edge は、Chromium ベースのブラウザーとして高い互換性とパフォーマンスを備えています。Windows 11 を初期設定のまま使っていると、多くの環境で Edge が既定のブラウザーになっているはずです。

ところが、画面左上のアドレスバー付近をよく見ると、「戻る(←)」ボタンはあるのに「進む(→)」ボタンが見当たらない……というケースが増えています。実はこれは不具合ではなく、Edge の仕様変更によるものです。

Edge バージョン 108 以降では、ツールバーの「進む」ボタンは既定で「自動(Show automatically)」に設定されています。この状態では、現在のタブで一度も「戻る」操作をしていないときはボタン自体が非表示になり、「戻る」を押して履歴が存在するタイミングでだけ一時的に表示されるようになりました。

そのため、以前のバージョンのように「戻る」の右側に常に「進む」の矢印があるものだと思っていると、知らないうちに挙動が変わって戸惑いやすくなっています。

質問の整理:どこから「進む」ボタンを設定すればよい?

よくある質問は次のような内容です。

  • Windows 11 上の Microsoft Edge で、ツールバーに「進む」矢印(Forward ボタン)を追加する設定項目が見当たらない
  • 「設定」画面を開いても、それらしいチェックボックスやトグルがどこにあるのか分からない
  • 以前は表示されていたのに、アップデート後に消えてしまった

結論から言うと、「進む」ボタンは Edge の「外観」設定 → ツールバーのカスタマイズ から表示方法を変更できます。URL を直接入力して開く方法がもっとも手っ取り早いので、まずはそこから見ていきましょう。

最短ルート:URL を直接入力して「進む」ボタンを常時表示にする

1. 設定画面を URL から直接開く

  1. Microsoft Edge を起動します。
  2. 上部のアドレスバーをクリックし、次の文字列をそのまま入力します。
    edge://settings/appearance
  3. Enter キーを押すと、Edge の「設定」画面の中でも 「外観」タブ が直接開きます。

この URL は Edge 専用の内部設定ページを指しており、「外観」に関する各種オプションを一覧で確認できます。

2. 「ツールバーのカスタマイズ」から「進む」ボタンを変更

  1. 画面を少しスクロールし、「ツールバーのカスタマイズ」 というセクションを探します。
  2. その中にある 「ツールバーに表示するボタンを選択」 という項目を確認します。
  3. 一覧の中から 「進むボタン」(Forward button)を見つけ、右側のドロップダウンをクリックします。
  4. 選択肢の中から 「常に表示する」(Always show)を選びます。

これで設定は即座に反映され、アドレスバー左側の「戻る」ボタンの右に「進む」ボタンが淡色で固定表示されるようになります。操作履歴が存在すると自動的に有効化され、クリックできる濃い色の矢印に変わります。

ブラウザーの再起動は不要で、その場でボタンの挙動を確認できます。設定タブは閉じてしまって構いません。

通常ルート:メニューからたどって設定する方法

URL を直接入力する方法以外にも、画面右上のメニューから辿る一般的なルートがあります。こちらは Edge の基本操作に慣れていないユーザーにも説明しやすい方法です。

  1. Microsoft Edge を開きます。
  2. 右上の 「…(設定など)」 ボタンをクリックします。
  3. 表示されたメニューから 「設定」 を選択します。
  4. 左側のメニュー一覧から 「外観」 をクリックします。
  5. 画面中央の 「ツールバーのカスタマイズ」 セクションにある 「ツールバーに表示するボタンを選択」 を探します。
  6. リストの中から 「進むボタン」 を見つけ、「常に表示する」 に変更します。

操作の流れとしては、どちらの方法でも最終的に同じ設定画面へ到達します。頻繁に Edge の見た目をカスタマイズする場合は、edge://settings/appearance を覚えておくと素早くアクセスできて便利です。

「進むボタンを表示」の 2 つのモードを理解する

Edge の設定項目「進むボタン」のドロップダウンには、通常次の 2 種類の選択肢があります。

設定値表示のされ方向いている使い方
自動(既定)
(Show automatically)
「戻る」を押して先に進める履歴があるときだけ一時的に表示される。履歴がないとボタン自体が非表示になる。画面を少しでも広く使いたい人向け。普段はショートカットキーで「進む」を使う場合にも適している。
常に表示する
(Always show)
履歴がない状態でも淡色のボタンが固定表示される。進める履歴ができると、アイコンが有効な色になりクリック可能になる。視覚的にわかりやすく、「戻る」「進む」をマウスで確実に操作したい人向け。従来のブラウザーに近い見た目になる。

既定の「自動」のままでも機能的には問題ありませんが、「戻る」→「やっぱりさっきのページに進みたい」といった場面では、ボタンが出たり消えたりして混乱しがちです。常に右向き矢印を見える状態にしておくと、パッと見で現在の状態が把握しやすくなり、誤操作も減らせます。

それでも「進む」ボタンが見つからないときのチェックポイント

前述の手順どおりに操作しても設定項目が見当たらない、あるいは変更してもボタンが表示されないという場合は、次のポイントを確認してみてください。

1. 設定の場所を見間違えていないか

Edge の「外観」画面は設定項目が多く、スクロール量もかなりあります。「ツールバーのカスタマイズ」セクションは中ほど〜下部にあるため、うっかり見落としやすい位置です。

  • 左側メニューが「外観」になっているか
  • 「ツールバーのカスタマイズ」「ツールバーに表示するボタンを選択」という文字を探しているか
  • そのリストの中に「進むボタン」が含まれているか

特に、表示倍率を 125% や 150% に拡大していると、項目が画面に入りきらず、「ツールバーのカスタマイズ」自体が見逃されがちです。一度 Ctrl + 0 で拡大率をリセットし、再度スクロールして確認してみましょう。

2. Edge のバージョンが古い/異なる系統の Edge を使っている

Edge の UI や設定名称はバージョンによって微妙に変わります。Windows 11 標準の Edge 以外に、Beta 版・Dev 版などを使用している場合は、メニュー構成が異なることがあります。

  • アドレスバーに edge://settings/help と入力し、表示されたバージョン情報と更新状況を確認する
  • 更新が保留されている場合は再起動して最新バージョンを適用する

とはいえ、「進む」ボタンの設定そのものは Edge 108 以降で共通して提供されているため、よほど古い環境でない限りは同様の項目が存在します。

3. 企業・学校の PC でポリシーにより制限されている

会社や学校から支給されている PC では、IT 管理者がグループポリシーで Edge の挙動を細かく制御していることがあります。この場合、特定の設定がグレーアウトして変更できなかったり、そもそも項目自体が表示されない場合があります。

  • 「進むボタン」のドロップダウンが灰色でクリックできない
  • 「ツールバーのカスタマイズ」全体が編集できない

このような場合はユーザー側で変更することは難しいため、管理者に相談するのが現実的です。代替として、後述するキーボードショートカットを利用する方法を検討してください。

4. フルスクリーン表示や拡張機能が影響していないか

F11 キーで Edge をフルスクリーン表示にしていると、アドレスバーや「戻る/進む」ボタンを含むツールバー自体が非表示になります。また、一部のサードパーティ製カスタマイズツールや拡張機能は、ツールバーの見た目を変更するものもあります。

  • F11 を押して通常表示に戻す
  • 最近追加した外観系の拡張機能を一時的に無効化して挙動を確認する

これらを試してもなお表示されない場合は、Edge のプロファイルを新規作成し、まっさらな状態で同じ手順を試してみると原因切り分けになります。

「進む」ボタンが有効になるタイミングを理解する

「常に表示する」を選んでも、状況によってはボタンが淡色(クリック不可)になっていることがあります。これは 現在のタブに「戻る」操作後の履歴が存在しない ためで、動作としては正常です。

Edge のタブには、開いたページの履歴が時系列で蓄積されており、その履歴を前後に移動するのが「戻る」と「進む」です。次の表で典型的な挙動を整理してみましょう。

状況戻るボタン進むボタン(自動)進むボタン(常に)
新しいタブを開いた直後淡色(履歴なし)非表示淡色アイコンのみ表示
検索ページ A を開き、検索結果ページ B に移動有効(A に戻れる)非表示淡色(まだ「戻る」していないので履歴なし)
B から「戻る」で A に戻った直後有効(B へ再び進める)有効な「進む」ボタンが表示される有効(B へ進める)
別のサイト C をアドレスバーに直接入力して開いた有効(直前のページへ戻れる)非表示淡色(「戻る」操作をしていない)

つまり、「進む」ボタンがアクティブになるのは 一度「戻る」ボタンを押して履歴を遡ったあと に限られます。「常に表示する」を選んでおくと、ボタンが淡色か有効かで履歴の状態が直感的に分かるようになるため、ブラウジングの流れを把握しやすくなります。

キーボードショートカットで「進む」操作を素早く行う

ツールバー上のボタン以外にも、Edge にはキーボードショートカットが用意されています。特に「進む」ボタンが自動表示のままでも、ショートカットを覚えておけばマウス移動なしで素早く操作できます。

操作ショートカットキー補足
1 ページ戻るAlt + ←ほとんどのブラウザー共通。誤ってリンクをクリックしたときにすぐ戻れる。
1 ページ進むAlt + →「戻る」で遡ったあと、もとのページに戻りたいときに便利。
アドレスバーにフォーカスCtrl + L / Alt + DURL や検索語をすぐ入力できる。新しいページへジャンプする際に重宝する。
タブを閉じるCtrl + W大量のタブを整理するときに必須のショートカット。

マウス操作が中心のユーザーでも、「Alt + ←/→」だけは覚えておくと作業効率が大きく変わります。特にノート PC でタッチパッドを使う場合、キー操作の方が素早くストレスが少ないことが多いです。

タッチ・トラックパッド環境でのナビゲーションの工夫

2-in-1 PC やタブレット、タッチパッド付きノート PC では、マウスを使わずにジェスチャーで戻る/進むを行うケースもあります。機種やドライバーによって挙動は異なりますが、一般的には次のような操作が用意されていることがあります。

  • タッチスクリーン上で画面端からスワイプして「戻る」を実行
  • タッチパッド上で 3 本指または 2 本指のジェスチャーで前後のページへ移動

ただし、これらは OS やドライバー側の設定に依存するため、環境によっては無効になっていることもあります。確実性を重視するなら、Edge の「進む」ボタンを常時表示にしておき、必要に応じてキーボードショートカットを併用するのがおすすめです。

同じ画面で他のツールバー項目も整理しておこう

「進む」ボタンの設定が見つかる 「ツールバーに表示するボタンを選択」 の一覧には、ほかにもさまざまなボタンのオン/オフが並んでいます。

例えば、以下のようなボタンをこの画面からまとめて制御できます。

  • ホームボタン
  • 拡張機能ボタン
  • お気に入り(お気に入りバー)ボタン
  • 履歴ボタン
  • ダウンロードボタン
  • コレクションボタン など

よく使うものだけを残し、使わないボタンを非表示にすることで、ツールバーがスッキリし、誤クリックも減らせます。「進む」ボタンを常時表示にした分だけ、他の不要なボタンを整理する、という発想も有効です。

ボタン表示を残すと便利なケース非表示にしてもよいケース
ホームボタン毎回同じポータルサイトやグループウェアに戻ることが多い新しいタブページからスタートする運用が中心で、ホームをほとんど使わない
お気に入りボタンブックマークを頻繁に追加・整理するサイドバーやショートカットでお気に入りを開いている
履歴ボタン過去に開いたページをたどることが多い検索エンジン経由で再度アクセスすることがほとんど
ダウンロードボタンダウンロードファイルを頻繁に確認・開く保存先フォルダーを直接開くことが多く、ボタンをほとんど使わない

ツールバーの見た目は、毎日使うブラウザーの「作業机」のようなものです。自分のスタイルに合わせて最適化しておくと、日々の作業効率がじわじわと向上していきます。

「進む」ボタンから履歴を一気にたどるテクニック

Edge では、「戻る」ボタンと同様に 「進む」ボタンを長押し(クリックしたままホールド) すると、そのタブの履歴一覧が表示されます。そこから目的のページを選択すれば、複数ページ分を一気に飛び越えて移動することも可能です。

例えば、A → B → C → D と 4 ページを辿ったあと、2 ページ前の B に戻りたい場合、本来なら「戻る」を 3 回押す必要があります。しかし、「戻る」ボタンを長押しして B を直接選択すれば一発でジャンプできます。同様に、「進む」ボタン側から先の履歴を選ぶこともできます。

この履歴一覧は、ボタンを「常に表示する」にしておいた方が狙った位置を長押ししやすくなるため、履歴ジャンプをよく使うユーザーにとっても「常時表示」のメリットは大きいと言えます。

よくある質問(FAQ)

Q1. 「進む」ボタンを一時的にだけ表示することはできる?

はい、設定を「自動(Show automatically)」に戻せば、進める履歴があるときだけボタンが表示されるようになります。「普段は画面を広く使いたいが、たまにだけマウスで進む操作をしたい」という場合は、このモードが適しています。

Q2. 他のブラウザー(Google Chrome など)にも同じような設定はある?

Chromium ベースのブラウザーでは、同様にツールバーのボタンをカスタマイズできるものが多く存在しますが、「進む」ボタンの表示/非表示を細かく設定できるかどうかはブラウザーごとに異なります。複数のブラウザーを併用している場合、それぞれの設定画面を確認し、自分の使い方に合わせて調整するとよいでしょう。

Q3. 「進む」ボタンを設定しても、ページ遷移が遅い/反応しない

ボタン自体が表示されていても、クリック後の反応が極端に遅い場合は、ネットワーク速度や Web サイト側の問題である可能性が高いです。別のサイトで同じ挙動が起きるかを確認し、ブラウザー全体で動作が重いようであれば、キャッシュのクリアや不要な拡張機能の無効化、PC の再起動などを試してみましょう。

Q4. プロファイルを変えると設定もやり直し?

はい。Edge はユーザーごとに「プロファイル」という単位で設定を管理しており、「進む」ボタンの表示方法もプロファイル単位で保存されます。仕事用・プライベート用など複数のプロファイルを使い分けている場合、それぞれのプロファイルで同じ手順を実行する必要があります。

まとめ:Edge の「進む」ボタンを復活させて快適なブラウジングを

Windows 11 の Microsoft Edge で「進む」ボタンが見当たらないのは、多くの場合、バージョン 108 以降で導入された 「自動表示」モードが原因 です。設定画面から簡単に 「常に表示する」 に切り替えられるにもかかわらず、項目の場所が分かりづらいせいで「消えた」「戻せない」と感じてしまうユーザーが少なくありません。

改めて、手順をおさらいしておきましょう。

  1. Edge のアドレスバーに edge://settings/appearance と入力して Enter。
  2. 「外観」設定の 「ツールバーのカスタマイズ」 セクションまでスクロール。
  3. 「ツールバーに表示するボタンを選択」 の一覧から 「進むボタン」 を探す。
  4. 右側のドロップダウンを 「常に表示する」 に変更。

これだけで、従来どおり「戻る」の右隣に「進む」ボタンが常時表示されるようになります。あとは、自分のスタイルに合わせてキーボードショートカットや他のツールバー項目の整理も行えば、ブラウジング体験はさらに快適になるはずです。

Edge のちょっとした仕様変更に惑わされず、自分にとって使いやすいナビゲーション環境を整えていきましょう。

この記事を書いた人

実務の現場で詰まりがちなポイントを地図にするITブログ「IT trip」を運営。Windows/Office(Teams・Excel)からSQL、サーバ運用、ガジェットまで、再現性のある手順と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ試せること、そして迷った人の次の一歩が見えることを大切にしています。

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