GPOで指定した拡張機能を新Edgeへ強制的にインストールする方法

本記事では、グループポリシーを使って指定した拡張機能を新Edgeへ強制的にインストールする方法を解説します。

目次

グループポリシー(GPO)の作成と適用手順

「グループポリシーて何?」という方は「グループポリシーの作成と適用手順」Active Directoryをフル活用して端末を完全制御しちゃおう!!で細かい説明をしていますのでご参照ください。実例を用いて説明をしていますので、全くの初心者でもグルーポプリシーが自由に扱えるようになります。

Chromium版EdgeをGPOで管理可能にする

Chromium版EdgeをGPOで管理するには、Chromium版Edge用の管理テンプレートをActive Directory に反映させる必要があります。以下の記事をご参照いただきご設定ください。慣れた人が行えば5分で終わる内容です。

Chromium版Edgeをグループポリシー(GPO)で管理可能にする具体的な方法

拡張子IDを控えておく

前段の準備として強制インストールする拡張機能の拡張子ID(extensionID)を控えておきます。

以下のサイトにアクセスをします。

Edgeアドオン

強制的にインストールしたい拡張機能を検索して、URLの末尾32文字が拡張子IDとなるので控えておきます。

検証として、Adobe Acrobatの拡張機能をインストールします。以下の32文字がAdobe Acrobat : PDF の編集、変換、署名ツールの拡張子IDです。

elhekieabhbkpmcefcoobjddigjcaadp

グループポリシーの設定変更

以下のポリシーを開きます。

ポリシー名称:サイレント インストールされる拡張機能を制御する

パス:ユーザーの構成>管理テンプレート>Microsoft Edge>拡張機能

1.「未構成」を「有効」に変更します。

2.表示をクリックします。

先ほど控えた拡張子IDを入力します。複数の拡張子IDを追加することができます。

グループポリシーを適用して確認

グループポリシーを適用して確認します。 確認を行うクライアントでサインアウトを一度するか、コマンドプロンプトで以下をタイプしてグループポリシーを適用してください。

gpupdate /force

新Edgeを起動して(edge://extensions/)をURLバーに入力して拡張機能を確認します。

指定した拡張機能がインストールされていることが確認できます。また、ポリシーで指定した拡張機能を無効化することや削除することもできません。

新Edgeを起動して(edge://policy/)をURLバーに入力すると今回追加したポリシーを確認することができます。今回設定した英語のポリシー名は[ExtensionInstallForcelist]です。値に拡張子IDを確認することができます。

GPOでChromeの拡張機能をEdgeへインストールする

実は、EdgeにChromeの拡張機能を強制インストールすることもできます。以下の記事にまとめてありますのでご参照ください。

GPOで指定したChromeの拡張機能を新Edgeへ強制的にインストールする方法

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