ELECOM Relacon M-RT1DRBKレビュー:ソファやベッドでPCを操るためのハンディトラックボール

本記事には広告(アフィリエイトリンク)が含まれます。リンク経由で購入された場合、当サイトが報酬を受け取ることがあります。価格や在庫、販売条件は変動するため、購入前に販売ページの表示を必ず確認してください。この記事は公式仕様、公開情報、想定されるデスク・ソファ利用シナリオをもとに、購入前に確認したい判断軸を整理しています。

ELECOM Relacon M-RT1DRBKは、普通のトラックボールとして評価すると少し誤解しやすい製品です。机の上に置き、手を添え、毎日8時間の事務作業を快適にするための王道モデルではありません。Relaconの本領は、ソファで動画を見る、ベッドサイドでPCを操作する、少し離れた場所からブラウザやメディアを動かす、といった「マウスを置く場所がない場面」です。つまり、デスクトップの主力入力機器というより、リモコンに近いハンディトラックボールです。

公式ページでは、握り込んで操作しやすい形状、合計10ボタン、メディアコントロール、500/1000/1500カウントの3段階速度切り替え、2.4GHz無線レシーバー接続が案内されています。この方向性ははっきりしています。普通のマウスを空中で使おうとすると、ポインター操作が安定しません。Relaconは本体を手で持ち、親指や指先でボールを転がすため、机がなくてもカーソル移動とクリックをまとめられる。ここに価値があります。

ELECOM Relacon M-RT1DRBKを想定したトラックボール利用シーン 1
ELECOM Relacon M-RT1DRBKの使いどころをイメージしたデスクシーン。

結論として、Relacon M-RT1DRBKは「PCをテレビ的に使う人」「寝室やリビングでブラウザ・動画・音量操作をしたい人」には強く刺さります。一方、文章入力、表計算、画像編集、長時間の精密作業をメインにするなら、ELECOM DEFTやLogicool ERGO M575SPのような据え置き型を選んだ方が幸せです。Relaconは万能ではありません。けれど、用途が合った瞬間だけ、普通のマウスでは代えにくい便利さを出します。

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目次

ELECOM Relacon M-RT1DRBKが向いている人

Relaconが向いているのは、まずソファやベッドでPCを操作したい人です。動画配信サービス、音楽再生、電子書籍、ブラウザ検索、プレゼン資料の確認など、キーボードに手を伸ばすほどではない操作を離れた位置から行いたい場面に合います。デスク上のポインティングデバイスをそのまま寝室に持ち込むと置き場に困りますが、ハンディ型なら手の中で完結します。

次に、メディア操作をまとめたい人にも合います。Relaconは左右ボタン、ホイールボタン、進む・戻るに加え、メディアコントロール系を含む合計10ボタン構成です。再生・一時停止、音量調整、トラック操作といった役割を割り当てることで、PC用のリモコンとして扱いやすくなります。とくに、小型PCをテレビに接続している人、寝室のモニターで動画を見る人、プロジェクター環境を組んでいる人にはわかりやすい価値があります。

左右どちらの手でも持ちやすい形状を求める人にも候補になります。公式ページでは、左右どちらでも握りやすく操作しやすいハンディータイプとして紹介されています。家族で共有する、利き手を固定したくない、ソファで姿勢を変えながら使う、といった場面では、左右非対称の据え置き型より扱いやすいことがあります。

ELECOM Relacon M-RT1DRBKを避けた方がいい人

避けた方がいいのは、仕事用の主力トラックボールを探している人です。Relaconは手に持って使う製品なので、机に置いて手のひらを預けるタイプとは疲れ方が違います。長文入力、表計算、細かなドラッグ、画像編集、Web制作のようにポインターを長時間使い続ける用途では、据え置き型の方が安定します。

また、USB-Aポートがない機器だけで使いたい人も注意が必要です。RelaconはUSB-Aレシーバー式です。Bluetoothモデルではないため、iPadやUSB-C端子のみのノートPCで使うには変換アダプターや対応確認が必要になります。ポートの少ないモバイル機器で使うなら、Bluetooth対応のKensington Orbit Wireless MobileやLogicool ERGO M575SPの方が扱いやすい場面があります。

精密なポインター操作を最優先する人にもおすすめしにくいです。速度は500/1000/1500カウントで切り替えられますが、手に持った状態では本体の角度や握り方が微妙に変わります。カーソルをピクセル単位で置く作業より、動画の再生、ブラウザ移動、ファイル選択、音量調整のような大まかな操作に向く製品です。

デザインとエルゴノミクス

Relaconのデザインは、トラックボールマウスというより「PC用リモコン」に近いです。縦長で細く、手の中に収まる形状になっており、ボールやボタンが握りながら触りやすい位置に配置されています。普通の親指トラックボールは本体を机に固定して親指だけを動かしますが、Relaconは本体そのものを保持しながら使うため、評価軸が変わります。

良い点は、置き場を選ばないことです。ソファの肘掛け、布団の上、膝の上、リクライニングチェアの上では、普通のマウスはまともに動かせません。トラックボールなら本体を動かさずにポインターを動かせます。Relaconはさらに本体を手に持てるため、机という前提をほぼ外せます。この自由度は、通常の据え置きトラックボールとは別物です。

一方で、握り続ける負担は考えておく必要があります。マウスや据え置きトラックボールは手を置く道具ですが、Relaconは持つ道具です。短時間のメディア操作では快適でも、長時間のドラッグや細かな選択を続けると手指に力が入りやすい可能性があります。ここを理解せずに「トラックボールだから疲れにくいはず」と期待すると、用途とのズレが出ます。

ELECOM Relacon M-RT1DRBKを想定したトラックボール利用シーン 2
ELECOM Relacon M-RT1DRBKの使いどころをイメージしたデスクシーン。

支持球には直径2.5mmの大型人工ルビーが採用されていると案内されています。ハンディ型は手の角度が変わりやすいため、ボールの転がりや清掃性は重要です。ただし、公式ページでは交換用ボールの用意はないと案内されており、定期的な清掃が推奨されています。ボール周りに皮脂やほこりがたまると、ハンディ型の良さである軽快な操作感が落ちやすいので、メンテナンス前提で使いましょう。

接続とソフトウェア

接続はUSB-Aレシーバーを使う2.4GHz無線です。公式仕様では、USB-Aポートを搭載したWindows OS、macOS搭載機が対応機種として案内されています。レシーバーは小型で本体内に収納可能とされているため、リビング用PCやノートPCに挿したまま使う運用には向きます。Bluetoothペアリングに悩まされにくいのも利点です。

ただし、現代の薄型ノートやタブレットではUSB-Aがないことが増えています。USB-Cハブを使えば接続できる可能性はありますが、寝室やソファで使うデバイスとしては、変換アダプターが一つ増えるだけで面倒になりがちです。購入前に、使うPCにUSB-Aがあるか、常時挿せるポートがあるかを確認してください。

ボタン割り当ては「エレコム マウスアシスタント」で変更可能です。Relaconは10ボタンあるため、ここを設定してこそ本領が出ます。動画視聴なら再生・一時停止、音量アップ、音量ダウン、ミュート、前/次トラック。ブラウジングなら戻る、進む、ページアップ、ページダウン、タブを閉じる。プレゼンなら次のスライド、前のスライド、全画面表示。用途を一つに絞って割り当てると、リモコンらしさが一段増します。

日常作業での使い勝手

Relaconの日常使いは、デスク作業よりも「デスク外作業」で評価すべきです。たとえば、リビングのテレビに小型PCをつないでいる環境。動画を選び、音量を変え、ブラウザで検索し、再生位置を調整する。キーボード付きタッチパッドでもできますが、手に持つ操作感はRelaconの方が直感的な場面があります。

寝室では、枕元でPCやタブレット風に使っているノートを操作したいときに便利です。マウスパッドを置く必要がなく、手の中でカーソルを動かせるため、少し姿勢を崩していても操作できます。電子書籍やPDFを読むときは、ページ送りやスクロールをボタンに割り当てると、キーボードに手を伸ばす回数を減らせます。

一方、仕事机の主力として見ると、弱点も出ます。文章を書きながら細かく範囲選択する、セルをドラッグして連続入力する、画像編集で選択範囲を調整する、といった作業では、手に持つ本体が安定しにくい可能性があります。Relaconは「作業の入力機器」ではなく「操作のリモコン」です。ここを割り切れる人ほど満足度が上がります。

比較:Kensington Orbit Wireless Mobile・ELECOM DEFT・Logicool ERGO M575SP

製品 操作タイプ 接続 特徴 向いている用途
ELECOM Relacon M-RT1DRBK ハンディ型、手持ち操作 2.4GHz USB-Aレシーバー 10ボタン、メディア操作、速度3段階 ソファ・ベッド・リビングPC操作
Kensington Orbit Wireless Mobile 左右対称の小型据え置き Bluetooth LE / USB nano receiver 32mmボール、タッチスクロール、2ボタン 持ち運びと省スペース操作
ELECOM DEFT M-DT1DRBK 人差し指操作の据え置き 2.4GHz USB-Aレシーバー 8ボタン、チルト、34mmボール デスクでの多ボタン作業
Logicool ERGO M575SP 親指操作の据え置き Bluetooth LE / Logi Bolt 5ボタン、静音クリック、定番形状 毎日の事務作業・入門機

Kensington Orbit Wireless Mobileと比べると、Relaconは「机がない場所」に強く、Orbit Wireless Mobileは「小さな机や外出先」に強いです。Orbitはコンパクトな据え置き型なので、膝上やソファでは置き場が必要になります。その代わり、机に置いたときの安定感はRelaconより期待できます。持ち運び用の小型トラックボールが欲しいならOrbit、リモコン的に握って使いたいならRelaconです。

ELECOM DEFTとの比較では、用途がはっきり分かれます。DEFTは人差し指操作タイプで、8ボタン、チルトホイール、34mmボールを備えたデスク作業向けモデルです。横スクロールやショートカット割り当てを使い、仕事の操作を詰めたいならDEFTが向きます。Relaconはその反対で、机から離れたカジュアル操作に振り切っています。

Logicool ERGO M575SPは、親指トラックボールの定番的存在です。文章作成、Web会議、表計算、ブラウジングを一台でこなすならM575SPの方が自然です。RelaconはM575SPの代替ではなく、M575SPで届かない場所を補うサブ機です。仕事机にM575SP、リビングにRelacon、という組み合わせなら役割がきれいに分かれます。

ELECOM Relacon M-RT1DRBKを想定したトラックボール利用シーン 3
ELECOM Relacon M-RT1DRBKの使いどころをイメージしたデスクシーン。

購入前の注意点

最初に確認すべきは、USB-Aレシーバーを使えるかです。Bluetoothではないため、接続先にUSB-Aポートが必要です。USB-C変換を使う場合は、寝室やリビングでの取り回しが面倒にならないかも考えてください。

次に、主用途を決めることです。Relaconを仕事の主力ポインティングデバイスとして買うと、期待と違う可能性があります。動画、音楽、ブラウジング、プレゼン、離れた場所からの軽い操作。この範囲に用途が収まるほど、Relaconは強くなります。

テレビ接続PCで使う場合は、USBレシーバーの位置も見落とせません。PC本体をテレビ裏やラック内に置くと、受信環境やUSBポートの向きで使い勝手が変わることがあります。延長ケーブルやUSBハブを使うか、PC本体をどこに置くかまで含めて考えると、リビング導入後の小さな不満を減らせます。

電池は単4形2本です。公式仕様では想定電池使用期間も案内されていますが、使い方で変わります。リビングに置きっぱなしにするなら、電池残量ランプや電源スイッチを活用し、使わないときは電源を切る習慣をつけると安心です。

保証期間も確認しておきたい点です。公式仕様では保証期間は6カ月間です。毎日の仕事用として長時間使うメイン機ではなく、リビングや寝室のサブ入力機器として割り切れるかを、保証期間と用途の両方から見ておくと判断しやすくなります。

交換用ボールの用意がない点も注意です。長く使うなら、ボールと本体側の清掃をまめに行うことが大事です。トラックボールはメンテナンスを怠ると動きが重くなり、評価が一気に下がります。Relaconは手持ちで使うぶん皮脂も付きやすいので、クリーニングクロスを近くに置いておくとよいでしょう。

迷ったときの最終判断

Relaconで迷ったら、「自分はどこでPCを触っているか」を思い出すのがいちばんです。作業の九割が机の前なら、Relaconを主役にする理由は薄いです。机ではM575SPやDEFTの方が安定し、手を置けるぶん長時間作業に向きます。反対に、動画を選ぶ、音量を変える、寝る前にブラウザを少し見る、テレビ横のPCを操作する、といった時間が多いなら、Relaconの価値は急に上がります。

次に、ボタン数を使い切れるかも考えましょう。10ボタンは魅力ですが、設定しないまま使うと宝の持ち腐れになりがちです。再生、一時停止、音量、ミュート、戻る、進む、ページ送りなど、最初に用途を一つ決めて割り当てると、Relaconは単なる変わり種から便利な道具に変わります。とくにメディア操作に寄せた設定は、この製品の性格とよく合います。

最後に、ハンディ型を受け入れられるかです。Relaconは手に置く製品ではなく、手で持つ製品です。ここが好きなら他のトラックボールにはない自由があります。ここが苦手なら、どれだけ機能が多くても疲れやすく感じるかもしれません。購入前の判断軸は、性能表よりも「握って使う操作が自分の生活にあるか」です。

FAQ

ELECOM Relacon M-RT1DRBKは普通のマウス代わりになりますか?

軽い操作なら代わりになりますが、長時間の仕事用マウスとしては据え置き型の方が向いています。Relaconは手に持つハンディ型なので、ソファやベッド、リビングPC操作のような場面で価値が出ます。

Bluetoothで接続できますか?

M-RT1DRBKはUSB-Aレシーバーを使う2.4GHz無線モデルです。Bluetooth接続を前提にする製品ではないため、USB-Aポートの有無を確認してください。

動画視聴には向いていますか?

向いています。公式ページでも、くつろぎながらの動画視聴やブラウジング、メディアコントロールボタンが訴求されています。再生・一時停止や音量操作を割り当てると、PC用リモコンとして扱いやすくなります。

プレゼン用リモコンとして使えますか?

スライド送りや戻る、全画面表示などを割り当てれば、会議室やオンライン登壇の補助リモコンとして使いやすい可能性があります。ただし、レーザーポインター専用機ではなく、USBレシーバー接続が前提です。会場PCで使うなら、事前に接続可否とボタン割り当てを確認してください。

左手でも使えますか?

公式ページでは左右どちらでも握りやすく操作しやすいハンディータイプと案内されています。家族共有や姿勢を変えながらの操作には、この左右非固定の形状がメリットになります。

Kensington Orbit Wireless Mobileとどちらが良いですか?

机や小さなテーブルに置いて使うならOrbit Wireless Mobile、手に持ってソファやベッドで使うならRelaconが向きます。両者は似た小型トラックボールではなく、置いて使うか、握って使うかが大きく違います。

結論

ELECOM Relacon M-RT1DRBKは、用途特化型のトラックボールです。デスク作業の効率化だけを考えるなら、他に選ぶべきモデルはあります。けれど、ソファやベッドでPCを操作したい、テレビにつないだPCを離れた席から動かしたい、動画や音量をマウスなしで扱いたい、という人には独自の便利さがあります。

この製品を買うかどうかは、「自分のPC操作に机のない時間がどれくらいあるか」で決めると失敗しにくいです。毎日リビングや寝室でPCを触るなら、Relaconは単なる変わり種ではなく、実用的なサブ入力機器になります。逆に、作業のほとんどが机の上なら、M575SPやDEFTのような据え置き型を選びましょう。用途が合えば強い。外れると中途半端。その尖りこそがRelaconの魅力です。

参考公式情報

この記事を書いた人

実務の現場で詰まりがちなポイントを地図にするITブログ「IT trip」を運営。Windows/Office(Teams・Excel)からSQL、サーバ運用、ガジェットまで、再現性のある手順と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ試せること、そして迷った人の次の一歩が見えることを大切にしています。

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