WordやExcelが開けない!Microsoft 365エラーコード「0x426-0x0」の対処法

WordやExcelを開くとエラーコード「0x426-0x0」が出る場合は、まず作業を保存して再起動し、Officeのインストール方式に合う修復を試します。このエラー表示だけで、特定のサービスの破損やセキュリティソフトとの競合を原因と決めないでください。サービスの状態確認、修復、必要な場合の再インストールを順に説明します。

目次

エラーコード「0x426-0x0」が出る理由を確認する

MicrosoftのWindowsのシステムエラー1062(0x426)では、1062(16進数0x426)は「サービスが開始されていない」ことを表します。ただし、これはWindowsのシステムエラーの定義です。Officeが表示する「0x426-0x0」という組み合わせだけから、どのサービスが停止したか、なぜ停止したか、Officeファイルが破損したかまで特定するものではありません。

エラー画面の全文、発生時刻、WordとExcelの両方で起きるか、Windows再起動後も同じかを記録します。修復・更新・セットアップが既に進行中なら処理状態を確認し、同じインストーラーを重ねて起動しないでください。組織のPCでは、Officeの配布・更新が管理されているかも確認します。

エラー番号を記録したら、最初からOfficeを削除せず、再起動と修復を順に確認します。各段階でWordとExcelを起動して、結果の違いを記録してください。

Officeを修復するためのステップ

1. 作業を保存してPCを再起動する

ほかのアプリの作業を保存し、PCを再起動して再度サインインします。MicrosoftのMicrosoft 365アプリ起動時エラーの公式対処も、Microsoft 365アプリの起動エラーでは再起動、修復、必要な場合の再インストールを順に案内しています。この公式記事は起動エラー全般の対処であり、「0x426-0x0」の原因を一つに断定する説明ではありません。

2. Click-to-Runサービスは状態を確認する

Click-to-Run版には、Officeの更新・インストールなどを扱うサービス機構があります(Microsoft 365 Click-to-Runの管理機構)。Windowsキー+Rで services.msc を開き、「Microsoft Office Click-to-Run Service」がある場合は状態とスタートアップの種類を記録します。停止・無効・開始エラーがある場合、その情報をサポートや管理者へ伝えます。

組織がサービスを管理している場合や、開始してもすぐ停止する場合は、スタートアップの種類を繰り返し変更したり、強制的にサービスを削除・登録し直したりしないでください。MSIなど別のインストール方式なら同じサービスを探す前提は当てはまりません。修復は次の公式画面から、実際に表示される方式に沿って進めます。

3. Office製品全体の「変更」から修復する

  1. Windows 11では「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」を開きます。Windows 10では「アプリと機能」です。
  2. Microsoft 365または使用中のOffice製品を選び、「…」→「変更(Modify)」を選びます。コントロールパネルの「プログラムと機能」から製品を選んで「変更」へ進む方法もあります。
  3. Click-to-Runなら「クイック修復」または「オンライン修復」を選びます。MSIなら「修復」→「続行」です。表示される方式に従います。
  4. 完了後にWordとExcelを開き、まず新規文書、次に既存文書のコピーで起動・保存を確認します。

Officeアプリの修復にあるとおり、Officeスイート製品の修復はWordだけでなく製品全体に適用されます。アプリの「詳細オプション」にあるリセットと、Office製品の「変更」から行う修復を混同しないでください。修復前にOfficeアプリの未保存作業を保存し、閉じます。

Office製品の修復は、WordだけでなくExcelなど同じ製品に含まれるアプリも対象です。手元のインストール方式に合う画面から進めます。

修復方法の比較

修復方法公式に説明されている処理選ぶときの確認点
クイック修復(Click-to-Run)破損したファイルを検出して置き換える短時間の修復を試し、改善しなければオンライン修復を検討
オンライン修復(Click-to-Run)Officeをより広く修復するインターネット接続と作業時間を確保。組織の端末では管理者の案内を確認
修復(MSI)変更画面で「修復」→「続行」オンライン修復という項目がないことだけで異常としない

それでも直らない場合の対処法

保護機能を一括で無効にしない

セキュリティ製品がOfficeやインストーラーをブロックしたという明示的な通知・履歴がある場合は、その対象、日時、判定を確認します。「0x426-0x0」が出たことだけで競合を原因と決めず、ウイルス対策やファイアウォールをまとめて無効にしないでください。組織のPCは管理者、個人のPCは該当製品のサポートへ確認します。

サービスや保護機能の設定変更は、元の設定と対象を確認してから判断します。起動エラーだけを理由に保護を解除しないでください。

公式アンインストール手順を使う前に確認する

修復で改善せず再インストールを行う場合は、Microsoft 365・Officeのアンインストールから使用中の製品に合う手順を選びます。現在の公式案内は、通常の削除と、必要な場合の「ヘルプを表示(Get Help)」のアンインストール トラブルシューティングです。古いSaRAを別のサイトから入手して実行する方法へ進まないでください。

  • 保存済みの文書・ブックをバックアップし、コピーを開けることを確認する
  • 再インストールする製品、ビット数、正規の入手先、ライセンスに紐づくアカウントを確認する
  • 組織のPCは管理者の配布手順を確認する
  • トラブルシューティングが対象とするOfficeの版を確認する。公式案内ではOffice 2024はこのアンインストール トラブルシューティングの対象外

再インストール後もデータを使うための確認

保存済み文書とアプリの設定は別に扱う

Microsoftのアンインストール説明では、Microsoft 365アプリを削除しても、作成した文書やブックは削除されないとしています。ただし、未保存の作業やアプリの設定まで保持される保証ではありません。保存場所とバックアップを確認し、Windowsの初期化やOneDrive上の削除など、別の操作を同時に行わないでください。

文書がクラウドにある場合も、再インストール後に同じアカウントで開けるかを確認します。アプリの削除とファイルの削除は別の操作です。重要なデータの保存先とバックアップは先に確かめてください。

オフラインインストーラーが必要な場合

インストール時の回線・プロキシなどの問題がある場合は、Officeオフラインインストーラーを検討できます。最初にインストールファイルをダウンロードするにはインターネット接続が必要です。インストールをオフラインで行えることと、ライセンス認証や更新までネット接続が不要になることは別です。個人用と組織用の手順を区別し、組織のPCでは配布方針を確認します。

まとめ

「0x426-0x0」が出たら、エラー全文と影響するアプリを記録し、再起動、Officeの方式に合う修復、必要な場合の正規の再インストールを順に検討します。サービスの状態は原因を調べる情報として扱い、番号だけで破損や競合を決めないでください。改善しない場合は、修復の結果とサービスの状態を添えてMicrosoftや組織のサポートへ相談します。

この記事を書いた人

実務の現場で詰まりがちなポイントを地図にするITブログ「IT trip」を運営。Windows/Office(Teams・Excel)からSQL、サーバ運用、ガジェットまで、再現性のある手順と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ試せること、そして迷った人の次の一歩が見えることを大切にしています。

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