SteamなどのPCゲーム中に、いきなり画面が真っ黒になってそのまま自動再起動……イベント ビューアーを見ても「Kernel‑Power イベントID 41」と「イベントID 6008」しか出ておらず原因が分からない。このパターンは、実は電源故障だけでなく「GameInput Service」まわりの不具合でも発生します。本記事では、実際にGameInputの競合を解消して完治したケースをベースに、再発防止まで含めた具体的な対処手順を整理します。
ゲーム中にPCがブラックアウトして再起動する症状と環境
まずは、実際に発生していた症状と環境を整理します。あなたの状況と似ているかどうかを確認しながら読み進めてください。
症状の特徴
- Steamのゲームプレイ中に突然画面が真っ黒になる
- 数秒〜十数秒後、自動的にPCが再起動する
- ユーザー操作(電源ボタン長押しなど)は不要で勝手に再起動する
- ブルースクリーン(青いエラー画面)は表示されない
- 再起動後にイベント ビューアーを見ると、ほぼ必ず「Kernel‑Power イベントID 41」と「イベントID 6008(予期しないシャットダウン)」だけが残っている
つまり、OSからみると「何かが原因で突然電源が途切れた/致命的なエラーが起きた」結果として、強制的な再起動が発生した状態です。
発生していたPC構成の例
本記事のベースとなっている実際の環境は以下のとおりです。
- CPU:Ryzen 9 5900X
- GPU:Radeon RX 6700 XT
- メモリ:32GB(DDR4)
- 電源:Corsair HX850i(定格850Wクラスのハイエンド電源)
- OS:Windows 10/11(いずれも同様の症状になり得る構成)
いわゆるミドル〜ハイエンドのゲーミングPCで、スペック不足というよりは「どこかに不具合が紛れ込んでいる」パターンです。
すでに試して効果がなかった対処
よくある基本的な対処は一通り実施済みでした。
- Steamの「ゲームファイルの整合性チェック」
sfc /scannowやDISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealthなどのシステムファイル修復- マザーボードBIOSの更新
- DDU(Display Driver Uninstaller)を用いたGPUドライバのクリーンインストール
- チップセットドライバの更新
これらをすべて行っても症状は改善せず、「イベントID 41/6008」だけが残り続ける状況でした。
Kernel‑Power イベントID 41・イベントID 6008の正体
まず誤解しやすいポイントとして、「イベントID 41(Kernel‑Power)」そのものは原因ではなく結果を示すログだという点を押さえておきましょう。
イベントID 41(Kernel‑Power)とは
イベントID 41は、ざっくり言うと「Windowsが前回のシャットダウンを正常に完了できなかった」という履歴です。典型的には次のようなケースで記録されます。
- 停電やタコ足配線などで物理的に電源が落ちた
- 電源ユニット(PSU)の保護回路が働いて瞬断した
- システムがカーネルレベルの致命的エラーでハングし、強制再起動された
つまり、イベントID 41だけ見ても「電源が悪いのか」「ドライバなのか」「Windows自体の不具合なのか」は判断できません。
イベントID 6008(予期せぬシャットダウン)とは
イベントID 6008は「ユーザーが手順どおりにシャットダウンした形跡がないのに、前回の起動が終了していた」というログです。イベントID 41とセットで出ている場合は、やはり何らかの強制リセット・電源断が疑われます。
ポイントは、どちらも「異常終了したこと」の記録であり、「なぜそうなったか」を教えてはくれないということです。そのため、通常は同じ時刻帯に出ているその他のエラー/警告ログや、ハードウェアテストの結果と組み合わせて原因を絞り込んでいきます。
本件の直接原因:GameInput Serviceの旧版と新版の競合
今回のケースでは、定番の「電源不足」「GPUドライバ不具合」「熱暴走」などを疑ってひと通りチェックしても原因が見つからず、最終的に行き着いたのがGameInput関連コンポーネントの競合でした。
GameInputとは何をしているサービスか
「GameInput Service(GameInputSvc)」は、ゲームパッドや一部のゲーム向け機能を扱うためのMicrosoftのコンポーネントです。Xbox Game Bar や Xbox アプリ、Game Pass 絡みの機能とも連動しています。
このGameInputには以下のような「世代違い・配布形態違い」のバリエーションが存在します。
- Windows本体と一緒に提供される GameInput Service
- Microsoft Store経由で配布される Gaming Services 内のGameInput
- 過去に配布されていた「Microsoft GameInput」「GameInput Redistributable」といった再配布コンポーネント
問題は、このうち古いGameInput Redistributableが環境に残ったまま、Windows 10/11標準のGameInput Serviceや最新のGaming Servicesが導入されると、内部で入力デバイスやAPIを二重にフックしようとして競合を起こすケースがある、という点です。
実際に起きていた競合のイメージ
| 要素 | 状態 | 結果 |
|---|---|---|
| 古いGameInput Redistributable | アンインストールされずに残存 | 特定ゲーム起動時に入力デバイスをフック |
| 新しいGameInput Service | Windowsアップデートで導入・有効 | 同じデバイス/APIを別の方法でフック |
| ゲーム(Steamタイトル) | DirectInput/XInputなどで入力取得 | 上記2つと同時にやりとりし、まれにカーネルごと巻き込まれてハング |
この競合が発生すると、ブルースクリーンすら出ずにシステムごと一瞬フリーズしたのち、電源断と同じ扱いで再起動してしまうことがあります。その結果として、イベント ビューアーには「Kernel‑Power 41」と「6008」しか残らない、というわけです。
実際にGameInputの旧版を削除し、Gaming ServicesやXbox Game Barを修復/再インストールしたところ、同じゲームを長時間プレイしても一切再起動しなくなり、イベント ビューアー上の関連エラーも消えました。
解決の全体像:ソフトウェア → ハード → OSの順で攻める
本記事で紹介する対処の優先度は以下のとおりです。
- ソフトウェア側(GameInput/Gaming Services)の修復・競合解消
- クリーンブートでの動作確認(常駐ソフトの影響切り分け)
- GPU・電源・BIOS設定などハードウェア/電源系の見直し
- 最終手段としてのOSリセット(このPCを初期状態に戻す)
特に1番のGameInput関連の修復は、イベントID 41/6008がゲーム中にしか出ない場合ほど優先して試す価値があります。
ステップ1:GameInput/Gaming Services関連の修復
まずは、今回の決め手となったGameInputまわりの対処から進めていきます。PowerShellを使う操作も含まれますので、不安な場合はコマンドをよく確認してから実行してください。
GameInput Serviceの状態確認と一時停止
管理者権限でPowerShellを起動し、以下のコマンドを実行してGameInput Serviceの状態を確認します。
Get-Service GameInputSvc
ステータスが「Running」であれば、いったん停止します。
Stop-Service -Name GameInputSvc -Force
この状態でゲームを起動し、しばらくプレイしてもブラックアウト&再起動が発生しないようであれば、GameInput関連が疑わしいという判断材料になります。
Gaming ServicesとXbox Game Barの修復・リセット
次に、GUI(設定アプリ)でGaming ServicesとXbox Game Barを修復します。
- 「設定」アプリを開く
- 「アプリ」→「インストールされているアプリ」(または「アプリと機能」)を開く
- 一覧から「Gaming Services」を探してクリックし、「詳細オプション」または「詳細」を開く
- 「修復」を実行し、完了後に様子を見る
- 改善がない場合は同じ画面で「リセット」を実行する
- 同様に「Xbox Game Bar」も「修復」「リセット」を順番に実施する
これだけで改善するケースもあります。いったん再起動し、ゲームを起動して挙動を確認してみてください。
PowerShellでGaming Servicesを再インストールする(上級者向け)
GUIでの修復・リセットでも改善しない場合は、Gaming Servicesをいったんアンインストールして再インストールする方法があります。管理者のPowerShellで以下を実行します。
Get-AppxPackage -AllUsers Microsoft.GamingServices | Remove-AppxPackage -AllUsers
start ms-windows-store://pdp/?productid=9MWPM2CQNLHN
2行目のコマンドを実行するとMicrosoft Storeが開きますので、「Gaming Services」のページから再インストールします。完了したらPCを再起動し、再度ゲームを試してみましょう。
古い「Microsoft GameInput」「GameInput Redistributable」の有無を確認する
GameInputの旧版が残っていると、ここまでの対処をしても競合が解消されないことがあります。以下の手順で確認します。
- 「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」を開く
- 一覧の検索ボックスに「GameInput」と入力
- 「Microsoft GameInput」「GameInput Redistributable」など、古そうな年号(201x年など)を含む項目があればアンインストールする
- アンインストール後、PCを再起動する
- 必要に応じてMicrosoft Storeの「ライブラリ」から更新チェックを行う
古い再配布コンポーネントが消えた状態で、GameInput Service(GameInputSvc)が自動起動し、ゲームプレイ中もイベント ビューアーにエラー/警告が出なくなっていれば、競合はほぼ解消できています。
ここまででやったことの整理
| 作業 | 目的 | 期待できる効果 |
|---|---|---|
| GameInputSvcの停止 | 原因切り分け(GameInputの関与を確認) | 停止中は再起動が発生しないなら、GameInput側が濃厚 |
| Gaming Services/Xbox Game Barの修復・リセット | 破損したStoreアプリ/サービスの再構築 | GameInputを含むゲーム関連コンポーネントがクリーンな状態になる |
| 古いGameInput Redistributableの削除 | 旧版と新版の競合を解消 | 二重フックによるカーネルレベルの不安定要因を排除 |
このステップが今回のトラブルでは決定打になりました。ここまでで症状が消えるなら、複雑なハードウェア交換に進む必要はありません。
ステップ2:クリーンブートで常駐ソフトの影響を切り分ける
GameInputまわりを整えてもまだ不安定な場合、常駐ソフトやサードパーティ製ユーティリティとの相性を疑います。クリーンブートでWindowsを最小構成にして検証しましょう。
クリーンブートの手順(概要)
- Win + Rで「ファイル名を指定して実行」を開き、
msconfigと入力してEnter - 「サービス」タブを開き、「Microsoft のサービスをすべて隠す」にチェック
- 残っているサービスを「すべて無効」にする
- 「スタートアップ」タブ(または「タスクマネージャーを開く」)から、スタートアップアプリをすべて無効化する
- PCを再起動する
この状態で普段クラッシュしやすいゲームを起動し、しばらくプレイしてみます。ブラックアウト&自動再起動が一切出ないのであれば、なんらかの常駐ソフトが原因の可能性が高いため、1つずつ有効に戻しながら犯人を絞り込んでください。
ステップ3:ハードウェア/電源周りの見直し
ソフトウェア側で明確な原因が見つからない場合、あるいは再発リスクを下げる意味でも、ハードウェアと電源まわりをチェックしておくことは有効です。本件でも、GameInputの競合解消に加えて、GPUのスロット変更と電源ユニットの交換を行っています。
GPU(グラフィックボード)の物理的な見直し
まずはGPUの接続状態を見直します。とくに最近のGPUは重量があり、たわみや接触不良が原因で高負荷時に瞬断が起きることもあります。
- 可能であれば別のPCIeスロットに挿し直してみる(x16スロットが複数あるマザーボードの場合)
- PCIe補助電源ケーブルは別系統のケーブル2本で接続し、デイジーチェーン(1本から2系統に分岐)を避ける
- 接点部分(PCIe端子や電源コネクタ)に埃や汚れがないか確認し、必要ならエアダスターなどで清掃する
- GPUが大きくたわんでいる場合は、GPUサポートステイなどで物理的に支える
実際のケースでは、GPUを別スロットに差し替えたことで、イベント ビューアーに出ていた一部のWHEAエラーが収まり、安定度が増したという結果も得られました。
電源ユニット(PSU)の検証
Ryzen 9 5900X + Radeon 6700 XT + 32GBメモリといった構成では、良質な850W電源であればスペック上は十分です。それでも、以下のような要因で瞬間的な電圧降下や保護回路動作が起きる場合があります。
- 電源の経年劣化(コンデンサの性能低下など)
- GPUの瞬間的なピーク電力にPSU側が追従しきれない
- 80PLUS認証のグレードは高いが、実装の品質にばらつきがある
- タコ足配線や延長コードの質が悪く、壁コンセントからの供給自体が不安定になっている
可能であれば、以下のような検証をしてみてください。
- PCを直接壁コンセントに接続してみる(タコ足や延長タップを回避)
- 予備の電源ユニットがある場合は、一時的に載せ替えて同じゲームをテストする
- 電源交換後にイベントID 41/6008の発生頻度が明らかに減る、または消えるかを確認する
本件では、Corsair HX850iから別メーカーの良質なPSUへ交換し、その後長期にわたってゲーム中の再起動が一度も発生していません。GameInput競合の解消と合わせて、電源側の余裕を持たせたことが安定度向上に寄与したと考えられます。
BIOSと電源設定(Ryzen向けの注意点)
Ryzen環境では、アイドル時の電流低下が原因で電源が落ちやすくなるパターンも知られています。以下の設定を確認してみましょう。
- BIOS設定内の「Power Supply Idle Control」を「Typical Current Idle」に変更
- 検証目的で一時的に「Global C-state Control」を無効化し、挙動を確認(恒常的な無効化は非推奨)
これらの変更は、アイドル時や低負荷時に電圧が落ち込み過ぎるのを防ぎ、電源側の誤動作を抑える効果があります。ただし、BIOSの操作に慣れていない場合は、安易に他の項目を触らないよう注意してください。
温度とオーバークロックの確認
最後に、CPU/GPUの温度とオーバークロック設定もチェックしておきましょう。
- OCCTやFurMark、3DMarkなどで負荷テストを行い、温度が許容範囲内か確認
- CPUやGPUをオーバークロックしている場合は、いったん定格に戻して様子を見る
- XMP/DOCPなどメモリプロファイルの有効化が不安定要因になる場合もあるため、必要に応じて標準設定に戻す
すでにこれらのテストを実施して安定しているなら、原因はやはり電源やサービス系(GameInputなど)にある可能性が高いと判断できます。
ステップ4:OS全体の修復(「このPCを初期状態に戻す」)
ここまでの対策を行ってもなお再起動を繰り返す場合、Windows自体の構成が深く破損している可能性があります。その場合の最終手段が、OSのリセットです。
「個人用ファイルを保持したまま」初期状態に戻す
Windows 10/11には、「このPCを初期状態に戻す」という機能が用意されています。このうち、以下のモードで実行するのが現実的です。
- 個人用ファイルは保持
- アプリと設定は削除
- ローカル再インストール(インターネット経由ではなく、手元のイメージを使用)
これにより、ユーザーデータ(ドキュメント、画像など)は残しつつ、システムファイル・サービス構成・ストアアプリがクリーンな状態に戻ります。ただし、インストール済みアプリはすべて消えるため、以下の準備が必須です。
- 重要なデータは別ドライブやクラウドにもバックアップ
- 必要なアプリのインストーラやライセンスキーを事前に控えておく
- 再インストールするアプリのリストをメモしておく
時間と手間はかかりますが、ソフトウェア的な不具合を根こそぎリセットできるため、どうしても原因が特定できない場合の頼みの綱になります。
実際のトラブルシュート時系列の例
ここまでの内容を、実際のケースでどのような順番で検証していったのか、簡単に時系列でまとめます。
- ゲーム中のみブラックアウト&自動再起動が発生(デスクトップ作業では問題なし)
- イベント ビューアーで「Kernel‑Power 41/6008」を確認するが、他に決定的なエラーは見つからない
- GPUドライバのDDUクリーンインストール、チップセット更新、BIOSアップデート、SFC/DISMを実施するも改善せず
- ストレステスト(OCCT・FurMark・メモリ診断)では落ちず、ゲームプレイ時にのみ落ちることから、ゲーム関連サービスを疑う
- 信頼性モニターやイベントログを詳細に確認すると、クラッシュ前後にGameInput関連のエラーが散見される
- GameInputSvcの停止、Gaming Services/Xbox Game Barの修復・リセット、古いGameInput Redistributableの削除を実施
- その後のゲームプレイでは、まったく再起動しなくなる
- 予防措置としてGPUのPCIeスロット変更、電源ユニット交換、BIOSのPower Supply Idle Control調整を実施
- 以降、長期間にわたりイベントID 41/6008の再発なし
この流れから分かるように、必ずしも「イベントID 41 =電源ユニット故障」というわけではなく、今回のようにGameInputのようなサービスレベルの不具合がカーネルごと巻き込んで落とすこともあります。
再発防止のポイントと日常的なチェックリスト
最後に、同様のトラブルを避けるために日常的にやっておきたいことをまとめておきます。
Windows・ドライバ・Gaming Servicesを最新に保つ
- Windows Updateは定期的に実行し、セキュリティ更新だけでなく品質更新も適用する
- GPUドライバ(NVIDIA/AMD)は、メジャーバージョンアップ時にリリースノートを確認しつつ更新する
- AMDチップセットドライバなど、プラットフォームドライバも定期的に見直す
- Microsoft Storeの「ライブラリ」から、Gaming ServicesやXbox Game Barなどゲーム関連コンポーネントの更新を確認する
大型アップデート後に「重複・旧版コンポーネント」をチェック
大きなWindowsアップデートや、Xbox関連機能の導入を行った後は、以下の点を確認すると安心です。
- 「設定」→「アプリ」で「GameInput」「Microsoft Visual C++」「DirectX」などを検索し、明らかに古くて不要な再配布パッケージがないか確認
- 用途が分からないものを消すのは危険なので、バージョンや発行元をメモしてから慎重に判断する
- ゲームランチャー(Steam、Epic、EA app など)が勝手に古いランタイムを入れていないかも注意する
GPU電源ケーブルと内部清掃
- GPUの補助電源は、PSU側から1系統1コネクタを基本とし、可能な限り分岐ケーブルを避ける
- 半年〜1年に1回はPCケースを開けて埃を掃除し、吸気・排気ファンの回転とエアフローを確認する
- ケース内温度が高くなりすぎると、電源やマザーボード側の保護機能が働いてシャットダウンすることがある
イベントID 41の監視用カスタムビューを作っておく
トラブルが起きてから慌ててログを漁るのではなく、普段から重要なイベントだけを確認できるようにしておくと便利です。
- イベント ビューアーを開く
- 左ペインの「カスタムビュー」を右クリックし、「カスタムビューの作成」を選択
- レベルで「重大」「エラー」にチェック
- ログで「システム」を選択
- 「イベントID」に「41, 6008」と入力
- 名前を「電源関連クリティカル」などにして保存
これで、今後同様のトラブルが起きても、すぐに過去の発生タイミングと回数を確認できるようになります。
再発防止チェックリスト(まとめ)
| 項目 | 内容 | 頻度の目安 |
|---|---|---|
| Windows Update | OSとストアアプリの更新を適用 | 月1回以上 |
| GPUドライバ更新 | 安定版リリースを確認しつつアップデート | 数ヶ月に1回 |
| GameInput/Gaming Services確認 | 旧版コンポーネントの残骸がないかチェック | 大型アップデート後 |
| 内部清掃 | 埃の除去、ケーブル・コネクタの目視確認 | 半年〜1年に1回 |
| イベントログ確認 | カスタムビューでKernel‑Power 41/6008の発生有無を確認 | トラブル発生時+たまにチェック |
FAQ:よくある疑問への回答
Q. イベントID 41が出ている=電源ユニットが故障しているということ?
A. いいえ。電源ユニットの不具合で発生することもありますが、「結果として電源が落ちた」という事実しか示していません。ドライバ不具合、サービスの競合(今回のGameInputのようなケース)、過激なオーバークロック、マザーボードの故障などでも同じログが出ます。
Q. ブルースクリーン(STOPコード)が出ないのはなぜ?
A. カーネルレベルで完全にフリーズしたり、電源が瞬断したりした場合、Windowsはクラッシュダンプを書き込む暇もなく再起動してしまうことがあります。その場合、単に「予期しないシャットダウン」として扱われ、イベントID 41/6008のみが残ります。
Q. SFCやDISMをやっても直らないのはおかしくない?
A. SFC/DISMが修復するのは、あくまで「Windowsコンポーネントストア」やシステムファイルの破損です。GameInput Redistributableのような再配布コンポーネントや、一部のStoreアプリの構成は対象外となるため、今回のように「SFC/DISMではOKだが、GameInputの競合で落ちる」という状況も普通に起こり得ます。
Q. 電源ユニットやGPUの交換は必須?
A. 今回の環境では予防と安定性向上の目的で実施しましたが、「GameInputの競合解消」だけで落ちなくなるケースもあります。交換にはコストがかかるため、まずはソフトウェア側の切り分け(GameInput/Gaming Services/クリーンブート)を十分に行ったうえで検討するのがおすすめです。
Q. Ryzen以外のCPUでもGameInput競合は起こり得る?
A. はい。GameInputやGaming Servicesの問題はCPUベンダーに依存しないため、Intel環境でも同様の症状が出る可能性があります。ただし、アイドル時の挙動や電源設定の影響はCPUアーキテクチャごとに異なるので、BIOS設定を変更する際は自分の環境に合わせて情報を確認してください。
まとめ:最短ルートで「ゲーム中の謎の再起動」から抜け出す
Steamなどのゲーム中だけPCがブラックアウトして自動再起動し、イベント ビューアーには「Kernel‑Power イベントID 41」と「6008」しか残らない――この状況は、電源やGPUの故障を疑いたくなる一方で、実際には今回のようなGameInput Serviceの旧版と新版の競合が原因になっていることもあります。
再発防止まで含めた「最短ルート」は、次のステップです。
- GameInputSvcの停止、Gaming Services/Xbox Game Barの修復・リセット、古いGameInput Redistributableの削除でGameInput周りをクリーンにする
- クリーンブートで常駐ソフトの影響を切り分ける
- GPUのPCIeスロット変更、電源ケーブル2本化、電源ユニットの検証で物理・電源側の不安定要因を取り除く
- どうしても改善しない場合は、「このPCを初期状態に戻す(個人用ファイル保持)」でOSを包括的にリフレッシュする
同じように「イベントID 41/6008しか出ない」「ゲーム中だけ謎の再起動が起きる」という症状で悩んでいるなら、まずはGameInput/Gaming Servicesの見直しから始めてみてください。原因が分からないまま電源やGPUを買い替える前に、一度チェックしておく価値は十分にあります。

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