VALORANTがアンインストールできないSide-by-Sideエラーを完全解決する安全な削除手順

VALORANT をアンインストールしたいのに、Side-by-Side エラーが出て削除できないと、100GB 前後の容量を無駄にしたままでとても不安になります。本記事では、Windows 標準機能だけを使って Riot Client / VALORANT / Riot Vanguard を安全に完全削除し、Side-by-Side エラーの再発も防ぐための手順を、初心者にも分かりやすく詳しく解説します。

目次

VALORANT が Side-by-Side エラーでアンインストールできない症状

まずは、よくある症状を整理します。Riot Client または VALORANT をアンインストールしようとすると、次のようなエラーが表示されて処理が止まってしまうケースです。

Activation context generation failed …
The manifest file root element must be assembly.

このエラーは「Side-by-Side 構成」に関するエラーで、Riot Client 本体(RiotClientServices.exe など)の実行に必要な情報が壊れているために発生します。結果として、通常のショートカットや EXE ファイルからアンインストーラーを起動できず、削除が途中で止まってしまいます。

典型的な状態を表にまとめると、次のようになります。

項目具体的な症状
ゲーム起動VALORANT 自体が起動しない、Riot Client でエラー表示
アンインストールRiot Client からのアンインストールが進まず Side-by-Side エラー
容量「C ドライブ」の使用量に VALORANT 関連で 100GB 以上消費している
不安な点エクスプローラーでフォルダーを削除してよいか分からない

ポイントは「Riot Client 本体は壊れていても、Windows が持っている“アンインストール情報”は生きていることが多い」という点です。この性質を利用すると、安全にアンインストールを進めることができます。

フォルダーを直接削除するのが危険な理由

エラーが出ると、つい「C:\Riot Games」フォルダーをまるごと削除したくなります。しかし、これはあまりおすすめできません。理由は以下の通りです。

  • Riot Vanguard などのカーネルレベルのドライバーやサービスが、フォルダーを削除しただけでは残る可能性がある
  • Windows の「インストール済みプログラム一覧」に名前だけ残り、後からトラブルの原因になることがある
  • レジストリに Riot 関連情報が多数残り、再インストール時に予期しない不具合を招くことがある

直接削除した場合に何が残りやすいかを整理すると、次のようになります。

残りやすいもの内容影響
Riot Vanguard ドライバーアンチチート用のカーネルドライバー起動時のエラー、他ゲームとの競合の原因
サービス / スタートアップ項目Windows 起動時に自動起動する設定起動の遅さや謎のエラー原因になることがある
レジストリエントリアンインストール情報、パス情報、設定再インストール時にうまく入らない、再び Side-by-Side エラーが出るなど

そのため、まずはWindows 標準のアンインストール機能から削除を試し、最後に残ったフォルダーだけを手動で消す、という順番が安全です。

Windows 標準の「プログラムと機能」からアンインストールする

Side-by-Side エラーが出ていても、多くの場合、Windows に登録されているアンインストール情報から削除することができます。ここでは、もっとも確実な「appwiz.cpl」を使った方法と、「設定」アプリからの操作をまとめます。

appwiz.cpl で「プログラムと機能」を開く方法

  1. Win + R キーを押して「ファイル名を指定して実行」を開く。
  2. 入力欄に appwiz.cpl と入力し、Enter キーを押す。
  3. 古くからある「プログラムと機能」(インストールされたプログラムの一覧)が開く。

この画面は、Riot Client 自体が壊れていても、Windows が保持しているセットアップ情報を元にアンインストールを実行してくれます。Side-by-Side エラーが表示されて削除できなかった場合でも、ここからなら正常に削除できるケースが非常に多いです。

Windows 10 / Windows 11 の「設定」から開く方法

appwiz.cpl に慣れていない場合は、「設定」アプリから同じ操作にたどり着くこともできます。

  • Windows 10 の場合
    1. スタートボタン → 設定(歯車アイコン) を開く。
    2. アプリ → アプリと機能 を開く。
    3. 右側の一覧から Riot 関連のアプリを探す。
  • Windows 11 の場合
    1. スタートボタン → 設定 を開く。
    2. アプリ → インストールされているアプリ を開く。
    3. 検索ボックスに「riot」「valorant」などと入力して絞り込む。

この画面からもアンインストールを実行できますが、トラブルシューティングの観点では、appwiz.cpl で開いた従来の「プログラムと機能」画面から操作する方が確実です。

削除する順番とアンインストール手順

「プログラムと機能」に Riot 関連の項目が複数表示されている場合、一般的には次の順番でアンインストールするとスムーズです。

  1. Riot Client
  2. VALORANT
  3. Riot Vanguard(表示されている場合)

実際には順番が前後しても大きな問題になることは少ないですが、上記のように「管理用クライアント → ゲーム本体 → アンチチート」の順に消していくと、依存関係によるエラーを避けやすくなります。

具体的な操作手順は次の通りです。

  1. 「プログラムと機能」の一覧から Riot Client を選択する。
  2. ウィンドウ上部の アンインストール ボタンをクリック。
  3. 画面の指示に従ってアンインストールを完了させる。
  4. 同じ要領で VALORANT を選択し、アンインストール を実行。
  5. 一覧に Riot Vanguard が残っていれば、同様にアンインストールする。

次のように整理するとイメージしやすいです。

操作対象役割アンインストールの目的
Riot Clientランチャー / アカウント管理VALORANT を含む Riot ゲーム全体の管理部分を削除
VALORANTゲーム本体ゲームデータ・キャッシュを削除し、大量の容量を解放
Riot Vanguardアンチチートシステム常駐ドライバー・サービスを完全に停止・削除

この段階でエラーなくアンインストールが完了すれば、残る作業は「フォルダーの残骸」と「レジストリの不要項目」を整理するだけです。

Riot Vanguard のドライバーとサービスを完全削除する

Riot Vanguard は VALORANT のチート対策のために導入されているアンチチートソフトで、Windows 起動時から動作するカーネルレベルのドライバーをインストールします。そのため、Vanguard だけが残っていると、他のゲームやセキュリティソフトとの相性問題が起きる場合もあります。

プログラムと機能からアンインストールする

  1. 再度 appwiz.cpl で「プログラムと機能」を開く。
  2. 一覧の中から Riot Vanguard を探す。
  3. 選択して アンインストール をクリック。
  4. 画面の指示に従ってアンインストールを完了する。

もし一覧に表示されていない、またはアンインストールに失敗する場合は、次の「Uninstall.exe を直接実行する」方法を試します。

Uninstall.exe を管理者で直接実行する

  1. エクスプローラーで C:\Program Files\Riot Vanguard\ を開く。
  2. フォルダー内にある Uninstall.exe(または似た名称のアンインストーラー)を右クリック。
  3. 管理者として実行 をクリック。
  4. 表示されるウィザードに従い、アンインストールを完了させる。

ドライバーやサービスを削除したあと、必ず PC を再起動してください。再起動することで、Vanguard 関連のドライバーがメモリ上からも完全に解放されます。

アンインストール後に残るフォルダーを手動で削除する

ここまでの手順で Riot Client / VALORANT / Riot Vanguard をアンインストールしたあとでも、いくつかのフォルダーやキャッシュが残ることがあります。容量を完全に取り戻すために、最後にこれらを手動で削除します。

削除前の共通注意事項

  • Riot 関連のアンインストールがすべて完了していることを確認する
  • 一度 PC を再起動してから作業する(ロック中のファイルを避けるため)
  • フォルダー名・パスをよく確認し、関係のないフォルダーを誤って削除しない

代表的な削除対象フォルダー

一般的な環境では、次のようなフォルダーが残っていることが多いです。

パス内容削除可否
C:\Riot Games\VALORANT 本体、Riot Client のインストール先VALORANT を使用しないなら削除して問題なし
C:\Program Files\Riot Vanguard\Riot Vanguard のドライバーや関連ファイルアンインストール済みなら削除して問題なし
C:\ProgramData\Riot Games\共通設定・キャッシュファイル他の Riot ゲームを使わないなら削除可
%LOCALAPPDATA%\VALORANT\ユーザーごとのキャッシュ・ログゲーム削除後は削除可
%LOCALAPPDATA%\Riot Games\Riot Client のキャッシュRiot のゲームをすべて削除するなら削除可

上記のうち、%LOCALAPPDATA% は「Win + R → %LOCALAPPDATA% → Enter」で開くことができます。フォルダーを右クリック → 削除 でごみ箱に移動すれば OK です。

万が一に備えて、心配な場合は一度ごみ箱に移動した状態で数日様子を見てから、問題なければごみ箱を空にすると安心です。

レジストリの掃除(上級者向け・必須ではない)

ここからは上級者向けの内容です。レジストリの編集を誤ると、Windows が正常に動作しなくなるリスクがあります。不安な場合は、このステップはスキップしても構いません。

バックアップを必ず取る

  1. Win + R → regedit と入力 → Enter でレジストリエディタを開く。
  2. レジストリエディタのメニューから ファイル > エクスポート を選択。
  3. 「すべて」を選び、レジストリ全体のバックアップを保存する。

バックアップを取っておけば、万が一問題が起きても復元しやすくなります。

Riot / VALORANT 関連のキーを確認・削除

レジストリエディタ上で、以下のようなキーを探して慎重に削除します。

  • HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Riot Games
  • HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\Riot Games
  • HKEY_CURRENT_USER\Software\Riot Games

また、メニューの 編集 > 検索 機能で「riot」「valorant」「vanguard」といった文字列を検索し、明らかに VALORANT 関連と分かるキーのみを削除していく方法もあります。

  • 会社名や製品名に「Riot Games」「VALORANT」と明記されているかを確認
  • 他社のゲームやソフトと紐付いていないかを慎重に確認

少しでも不安があれば、レジストリ編集は行わず、フォルダー削除までで止めておくのが安全です。

Side-by-Side エラーの根本対策と再発防止

今回のアンインストール問題をきっかけに、同じ Side-by-Side エラーが今後出ないようにしておくと安心です。ここでは代表的な対策を紹介します。

Visual C++ 再頒布可能パッケージを再インストール

Side-by-Side エラーは、Visual C++ 再頒布可能パッケージの破損や不足が原因で起こることがよくあります。特に、Riot Client や VALORANT は Visual C++ 2015 以降のランタイムに依存しているため、これらを入れ直しておくと再発防止になります。

一般的な手順は次の通りです。

  1. 「設定」 → 「アプリ」 → 「インストールされているアプリ」から、インストール済みの「Microsoft Visual C++ 20xx 再頒布可能パッケージ」を確認する。
  2. 異常に数が多い・バージョンがばらばらな場合は、「修復」やアンインストール→最新版の再インストールを検討する。
  3. Microsoft 公式サイトで「Visual C++ 再頒布可能パッケージ 2015-2022」などと検索し、最新の再頒布可能パッケージをダウンロードしてインストールする。

64bit 環境では、x64 と x86 の両方をインストールしておくと安心です(多くのゲームやツールが 32bit コンポーネントに依存しているため)。

Windows のシステムファイルチェックを行う

Windows 側のシステムファイルに問題がある場合も、Side-by-Side エラーの原因になります。時間に余裕があれば、次のコマンドでシステムファイルチェックを実行しておくとよいでしょう。

  1. スタートメニューから「cmd」または「コマンドプロンプト」を検索。
  2. 右クリックして「管理者として実行」。
  3. 次のコマンドを入力して Enter キーを押す。 sfc /scannow

チェックが完了するまで待ち、問題が見つかった場合は画面の指示に従って修復します。これにより、Riot Client だけでなく、他のアプリケーションの安定性向上にもつながります。

削除後の空き容量を確認し、さらに容量を増やす

VALORANT はアップデートやマップ追加によって容量が膨らみやすく、環境によっては 100GB 以上を占有していることもあります。アンインストール後は、しっかり空き容量が戻っているか確認しましょう。

エクスプローラーで空き容量を確認する

  1. エクスプローラーを開き、左側から「PC」または「この PC」を選択。
  2. C ドライブのアイコンを確認し、下に表示される「空き領域」をチェックする。
  3. アンインストール前と比べて、数十 GB 単位で空き容量が増えていれば成功。

より細かく確認したい場合は、C ドライブのプロパティ(右クリック → プロパティ)を開き、円グラフで使用量と空き容量の変化を比較すると良いでしょう。

一時ファイルや不要ファイルもあわせて削除する

VALORANT 本体を削除したあとも、Windows の一時ファイルや古い更新ファイルが多数残っている場合があります。これらを掃除すると、さらに数 GB ~ 数十 GB の容量が戻ることもあります。

  • 設定アプリから削除する場合
    1. 「設定」 → 「システム」 → 「記憶域」を開く。
    2. C ドライブをクリックし、「一時ファイル」を選択。
    3. 「一時ファイル」「ダウンロード済み Windows アップデート」「一時インターネットファイル」など不要な項目にチェックを入れ、削除を実行。
  • ディスク クリーンアップを使う場合
    1. スタートメニューで「ディスク クリーンアップ」と検索して起動。
    2. C ドライブを選択し、削除したい項目にチェック。
    3. さらに詳しく削除したい場合は「システム ファイルのクリーンアップ」をクリック。

一時ファイルの削除でどれくらい容量が空くかは環境によりますが、目安として次のように考えておくと分かりやすいでしょう。

項目期待できる空き容量備考
VALORANT 本体 + Riot Client50~100GB 以上アップデート状況により変動が大きい
Riot Vanguard + キャッシュ数 GB 程度ドライバーやログ、キャッシュなど
Windows の一時ファイル数 GB ~ 十数 GB長期間クリーンアップしていない場合はさらに増える

すべての作業が終わった段階で、C ドライブの空き容量が十分に増えていれば、VALORANT 関連のデータはほぼ完全に削除できていると考えて良いでしょう。

再インストールしたい場合のチェックポイント

「一度きれいに削除してから、改めて VALORANT を入れ直したい」という場合は、再インストール前に次の点を確認しておくと、Side-by-Side エラーの再発を防ぎやすくなります。

  • Windows Update を最新まで適用しておく
  • Visual C++ 再頒布可能パッケージ(特に 2015-2022)が最新の状態になっている
  • 以前の Riot 関連フォルダーやレジストリが残っていない(本記事の手順で整理済み)
  • セキュリティソフトが Riot Vanguard を誤検出しないように設定する(必要に応じて例外設定)

これらを満たした状態で Riot 公式サイトからインストーラーを取得し、再インストールすれば、ほとんどのケースで問題なくプレイ環境を構築できます。

よくある質問(Q&A)

Q. Side-by-Side エラーが出たままでも、フォルダーを消してしまえば問題ない?

A. 一見問題なさそうに見えますが、Riot Vanguard のドライバーやサービス、レジストリのアンインストール情報などが残る可能性が高く、おすすめできません。将来的に別のゲームやソフトのインストールに影響が出ることもあるため、本記事のようにまず Windows 標準のアンインストールを行い、そのうえで残ったフォルダーのみを削除するのが安全です。

Q. Riot Vanguard を削除すると、他の Riot ゲームも遊べなくなる?

A. Riot Vanguard は主に VALORANT のアンチチートとして使われています。ほかの Riot ゲーム(LoL など)のみをプレイする場合、Vanguard が必須ではないこともあります。ただし、将来的に VALORANT を再インストールする場合は、再び Riot Vanguard もインストールされます。この記事は「一度完全に環境をリセットしたい」場合を想定しているため、Vanguard も含めて削除する手順を紹介しています。

Q. レジストリの掃除は絶対にやらないとダメ?

A. いいえ、必須ではありません。フォルダーの削除までで十分に容量は戻りますし、多くの環境ではそれだけで問題が解決します。レジストリ編集はリスクもあるため、「PC トラブルに慣れている」「バックアップをきちんと取れる」方以外は、無理に行う必要はありません。

まとめ:Side-by-Side エラーでも Valorant を完全削除できる

Side-by-Side エラーで Riot Client や VALORANT が正常にアンインストールできない場合でも、Windows 標準の「プログラムと機能」からアンインストール情報を呼び出すことで、安全に削除できるケースがほとんどです。

  • appwiz.cpl から Riot Client / VALORANT / Riot Vanguard を順番にアンインストールする
  • Riot Vanguard は C:\Program Files\Riot Vanguard\Uninstall.exe を管理者実行して削除することも可能
  • アンインストール後に PC を再起動し、C:\Riot Games\ などのフォルダーを手動で削除して容量を回収
  • 必要に応じてレジストリを掃除し、Visual C++ 再頒布可能パッケージを再インストールして Side-by-Side エラーを予防
  • 最後に「記憶域」や「ディスク クリーンアップ」で一時ファイルを削除し、空き容量を最大化

これらの手順を踏めば、VALORANT 関連のプログラム・サービス・ドライバーをほぼ完全に削除でき、100GB 超の空き容量が戻るはずです。もう一度クリーンな環境でゲームを始めたい場合も、ここまできれいにしておけば、再インストール時のトラブルを大きく減らすことができます。

この記事を書いた人

実務の現場で詰まりがちなポイントを地図にするITブログ「IT trip」を運営。Windows/Office(Teams・Excel)からSQL、サーバ運用、ガジェットまで、再現性のある手順と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ試せること、そして迷った人の次の一歩が見えることを大切にしています。

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