VALORANTをアンインストールできないときは、まずゲームとRiot Clientを終了し、Windowsの「インストールされているアプリ」からVALORANTを削除します。Riot Clientが動いている状態ではゲームをアンインストールできないため、ウィンドウを閉じるだけでなく通知領域の常駐も確認してください。Side-by-Sideエラーが出る場合は、どの実行ファイルの処理が失敗したかを記録してから対処します。
VALORANTだけを削除する場合と、Riot ClientやVanguardまで削除する場合では、残して使うRiotゲームへの影響が違います。
VALORANTを削除する基本手順
Riot公式のゲームアンインストール は、Riot Clientを閉じたうえでWindowsから対象ゲームを削除する手順です。管理クライアントを最初に削除するのではなく、まず削除したいゲームを選びます。
- VALORANTと起動中のRiotゲームを終了します。
- 画面右下の通知領域でRiot Clientのアイコンを確認し、残っている場合は右クリックしてExitを選びます。隠れたアイコンも確認します。
- Windows 11では「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」を開きます。Windows 10では「アプリと機能」を使います。
- VALORANTの項目からアンインストールを選び、表示される手順を完了します。
- 使用中と表示されたままならPCを再起動し、Riot Clientを開かずにもう一度対象ゲームの削除を試します。
ゲームやクライアントが残る場合は、タスクマネージャーでRiotClientServices.exe等の対象プロセスを確認します。Windowsの無関係なサービスやすべての常駐ソフトを終了しないでください。タスクを終了すると進行中の更新等も止まるため、処理が実行中かを先に確認します。
Microsoftのアプリ削除案内 は、設定から削除できない対象ではコントロールパネルの「プログラムと機能」も案内しています。Win+Rでappwiz.cplを開いて、対象の項目があるか確認できます。ただし、別の画面から同じ削除プログラムを呼び出す場合もあり、Side-by-Sideエラーを必ず回避できる方法ではありません。
何を残すかで削除対象を決める
| 目的 | 主な対象 | 確認する影響 |
|---|---|---|
| VALORANTだけを遊ばなくする | VALORANT | 他のRiotゲームに必要なクライアント・Vanguardを残すか確認 |
| VALORANTを入れ直して不具合を調べる | VALORANTと該当ゲームのキャッシュ | 必要な設定・ログを保存し、公式の再インストール案内を使う |
| RiotのPCゲームをすべて使わなくする | 各ゲーム、不要になったRiot Client/Vanguard | 他ドライブのゲームや共有部品の利用も確認 |
| Vanguardだけの削除失敗を直す | Riot Vanguard | 通常削除→失敗時だけ公式の手動手順 |
Riot Client FAQ によると、PCゲームの起動はRiot Clientを経由する運用へ移行しています。LoL等を引き続き使うPCで、VALORANTが不要という理由だけでRiot Clientのフォルダーまで削除しないでください。
League of LegendsのVanguard FAQ は、LoLとPC版TFTにもVanguardが必要と説明しています。Vanguardを削除・無効化すると、それらのゲームもプレイできなくなります。VALORANTのアンインストールと、共有アンチチートの削除を同じ操作と扱わないでください。
Side-by-Sideエラーが出る場合:削除失敗の原因を確認
「サイドバイサイド構成が正しくない」等の表示は、プログラムの実行時に必要な構成を解決できないことを示す手がかりです。エラーだけでVALORANT本体、Riot Client、Visual C++、Vanguardのどれが壊れたかを確定することはできません。失敗した画面、実行ファイルのパス、エラー全文を控えます。
たとえばログにmanifestのroot elementについてのエラーが出た場合と、必要なassemblyが見つからない場合では、確認対象が違います。RiotClientServices.exeのエラーならクライアント側の記録を添えて相談し、すべてのVisual C++パッケージを削除する操作へ直行しないでください。
sxstraceで失敗した構成を記録する場合
通常の削除でも同じエラーが続く場合は、Microsoft公式のsxstrace でSide-by-Sideのトレースを取得できます。以下は管理者として開いたコマンドプロンプトの例です。トレースは情報の記録で、これ自体がゲームやWindowsを修復する操作ではありません。
sxstrace trace -logfile:"%TEMP%\valorant-sxs.etl"
開始後、エラーが出るアンインストール操作を一度だけ再現します。その後、コマンドプロンプトに戻り、表示された停止の案内に従ってEnterを押します。停止したことを確認してから、次で読みやすいテキストへ変換します。
sxstrace parse -logfile:"%TEMP%\valorant-sxs.etl" -outfile:"%TEMP%\valorant-sxs.txt"
Win+Rで%TEMP%を開き、valorant-sxs.txtを確認します。この名前の記録が既にある場合は上書きしないよう別名にしてください。失敗したmanifestの場所、要求されたassembly名・版・アーキテクチャ等をサポートへ渡す材料にします。記録に原因が読めない場合は、推測でDLLやmanifestを編集しません。
Visual C++は必要な版とアプリの構成に合わせる
Microsoft公式のVisual C++配布案内 は、アプリの対象アーキテクチャに合うパッケージが必要で、2013以前の再頒布可能パッケージは並存すると説明しています。x64のWindowsを使っていても、32ビットのアプリにはx86用が必要です。インストール済みの版が複数あることだけで異常と判断し、まとめてアンインストールしないでください。
ランタイム不足・破損を示すログやRiotサポートの指示がある場合は、指定された公式パッケージの修復やインストールを確認します。最新v14を入れることが、古い版のすべての依存関係やmanifestの形式エラーを直すとは限りません。インターネットのDLL配布サイトから単体のファイルを入れることも避けます。
Riot Vanguardが残る・アンインストールできない
先にWindowsまたは通知領域から通常削除
Riot公式のVanguard削除案内 では、Riotゲーム・Clientを閉じ、通知領域のVanguardからAdvanced→Uninstall Vanguard、またはWindowsのアプリ一覧でRiot Vanguardを削除します。Exit Vanguardで一時停止する操作と、アンインストールする操作は違います。削除後はPCを再起動して状態を確認してください。
他のVanguard依存ゲームを続けて使う場合は、この削除が必要かを先に判断します。ドライバーのフォルダーを直接消すだけで、登録や動作がすべて解除されたと考えることはできません。名前が似たUninstall.exeを推測して実行せず、公式が案内する入口を使います。
通常削除が失敗した場合だけ、公式の手動手順
Riot公式は、Vanguardが通常の方法では削除できない場合の手動手順も用意しています。すべてのRiot関連ソフトを閉じたうえで、管理者のコマンドプロンプトに次を一行ずつ入力する方法です。サービス登録を削除する処理なので、VALORANTやLoLを今の状態で起動したい人の共通修復としては実行しません。
sc delete vgc
sc delete vgk
結果を控え、PCを再起動してから、実際のインストール先のRiot Vanguardフォルダーの残りを確認します。一般的な場所はC:\Program Files\Riot Vanguardですが、存在するパスと対象を照合し、別のフォルダーを削除しないでください。サービス削除直後に再起動を省いてファイルを消す順序にはしません。エラーが出た場合は別のサービス名を試さず、表示内容を添えてサポートへ確認します。
上のscはコマンドプロンプトでWindowsのサービス制御を呼び出す例です。PowerShellでは同じ短い名前が別の機能に対応する環境があるため、この記事のコマンドを端末の種類を確かめず貼り付けないでください。Vanguardを必要とするゲームやClientを再び起動すると、Vanguardが再インストールされることも公式に案内されています。
残ったフォルダーと空き容量の確認
Riotの公式クリーンアンインストールは、VALORANT・Riot Clientと、ユーザーのLocal AppData内の該当キャッシュを削除する手順を案内しています。この処理は、通常削除に加えてゲームの不具合を調べるための手順です。他のRiotゲームを使うPCでは、共有するRiot ClientやRiot Gamesフォルダーの影響を確認してから選んでください。
- 実際のインストール先を確認し、C:\Riot Games全体を無条件に削除しない。
- %LOCALAPPDATA%のVALORANT等から、必要なログ・設定がある場合は先に保存する。
- Vanguardは公式の通常/手動削除を完了し、指定された再起動後に残りを確認する。
- ゲームが別ドライブに入っている場合は、そのドライブの空き容量も比較する。
Windowsのアプリ一覧に出る容量と、実際に空いたディスク容量は同じとは限りません。エクスプローラーの「PC」で対象ドライブの空き容量を削除前後で比べ、残るフォルダーも確認します。「100GB戻る」「空き容量が増えたから全サービスも削除済み」といった判定にはしません。ごみ箱内のファイルは、完全削除するまで容量を使用します。
レジストリをRiot・VALORANTという文字で検索してまとめて削除する作業は、この記事の必要手順に含めません。削除済みでも一覧に項目が残る場合は、登録された削除プログラムのエラーと実際のフォルダーを確認し、Microsoftの削除トラブルの案内またはRiotサポートへ相談します。
再インストールしたい・ダウンロードできない場合
入れ直す場合はRiot公式の再インストール案内からゲームを選び、公式Clientを取得します。ログイン画面、ゲームのダウンロード、インストール、Vanguard、ゲーム起動のどこで止まるかを記録してください。Side-by-Sideの起動エラーと、ネットワーク上のダウンロード失敗を同じ原因と決めないでください。
必要な空き容量やWindows・Vanguardの利用条件は現在の公式案内で確認します。セキュリティ機能をまとめて無効にしたり、不要と判断したすべてのランタイムを削除したりすることを、再インストールの前提にはしません。
解決しない場合にRiotへ渡す情報
Riot Repair Toolの公式案内 は、VALORANT等のログを集め、生成されたZIPをサポートのチケットへ添付する手順です。名前にRepairがあっても、この記事ではログ収集のために案内しています。ツールがすべてのSide-by-Sideエラーを自動修復すると説明するものではありません。
- Windows版と、VALORANTだけかClient/Vanguardも削除するか。
- 他に使っているRiotゲーム、ゲームの実際のインストール先。
- 削除操作の画面、エラー全文、失敗する実行ファイルのパス。
- Clientの終了とPC再起動後に再試行した結果。
- 該当時刻のRiotログ、取得できた場合のsxstrace記録。
ログにはユーザー名やローカルのパス等が含まれることがあります。公開掲示板へ全記録を貼り付けるのではなく、必要な情報を公式サポートへ渡します。ゲーム、共有Client、Vanguard、Windowsの実行時構成を分けて確認すると、不要な削除を増やさずに次の調査へ進めます。



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