Wordの画面上ではページの背景色や背景画像が表示されているのに、印刷すると白い背景になってしまう場合は、Wordの「背景の色とイメージを印刷する」設定を確認してください。
Wordでは、画面に背景を表示する設定と、紙へ背景を印刷する設定が分かれています。そのため、文書上で正しく背景が見えていても、印刷用の設定が無効なら背景が出力されないことがあります。
Windows版では[ファイル]→[オプション]→[表示]、Mac版では[Word]→[環境設定]→[印刷]から設定できます。Microsoftも、Windows・Macのデスクトップ版Wordについて、この設定を有効にする手順を案内しています。
この記事では、Wordの背景色・背景画像が印刷されないときの設定方法をWindowsとMacに分けて説明します。
Wordで背景色・背景画像だけが印刷されない原因
Wordで次のような状態になっている場合は、まず背景印刷の設定を確認します。
- 画面ではページ全体に背景色が付いている
- 画面ではページ背景の画像が見えている
- 文字などは正常に印刷される
- 印刷すると背景部分だけ白くなる
この症状では、文書そのものが壊れているとは限りません。
Wordには、文書の背景色や背景画像を印刷するかどうかを指定する設定があります。Microsoftの案内でも、背景を印刷する場合は「Print background colors and images」に相当する設定を有効にするよう示されています。
つまり、
画面に背景が見える=そのまま紙にも印刷される
とは限りません。
背景が必要なチラシ、案内文、掲示物、配布資料などを作っている場合は、印刷前にこの設定を確認しておくと確実です。
Windows版Wordで背景色・背景画像を印刷する設定
Windowsのデスクトップ版Wordでは、[Wordのオプション]から設定します。
[ファイル]からWordのオプションを開く
対象の文書をWordで開き、次の順に進みます。
- [ファイル]をクリックする
- [オプション]をクリックする
- 左側から[表示]を選択する
[表示]の画面には、Word上での表示に関する設定だけでなく、印刷時の表示に関係する項目もあります。
[背景の色とイメージを印刷する]を有効にする
[表示]画面を開いたら、[印刷オプション]を確認します。
その中にある**[背景の色とイメージを印刷する]**を有効にします。MicrosoftのWindows向け手順も、[File]→[Options]→[Display]→[Printing Options]の順でこの設定を有効にするものです。
設定後はWordのオプション画面を閉じ、通常どおり印刷します。
操作を整理すると次のとおりです。
| 操作 | 選択する項目 |
|---|---|
| 1 | [ファイル] |
| 2 | [オプション] |
| 3 | [表示] |
| 4 | [印刷オプション] |
| 5 | [背景の色とイメージを印刷する]を有効化 |
| 6 | 対象文書を印刷 |
大量に印刷する文書なら、いきなり全ページを出力するのではなく、最初に1ページだけ印刷して背景が出るか確認するのがおすすめです。
設定ミスだけでなく、プリンター側の色や余白の問題も早い段階で確認できます。
Mac版Wordで背景色・背景画像を印刷する設定
Macのデスクトップ版Wordでは、Windowsとは設定画面の入口が異なります。
[Word]から[環境設定]を開く
Wordを起動した状態で、Macのメニューバーから次の順に進みます。
- [Word]を開く
- [環境設定]を開く
- 印刷に関する設定を開く
Microsoftの案内では、Mac版は[Word]→[Preferences]と進み、[Output and Sharing]内の[Print]を選択する手順になっています。
Wordのバージョンや表示言語によって日本語表記の見え方が多少異なる場合がありますが、「印刷」に関する設定を探します。
背景の色と画像を印刷する項目を有効にする
印刷設定の中にある、背景の色と画像を印刷する項目を有効にします。
その後、設定画面を閉じて、
[ファイル]→[印刷]
から対象文書を印刷します。
Mac版の流れをまとめると次のとおりです。
| 操作 | 選択する項目 |
|---|---|
| 1 | [Word] |
| 2 | [環境設定] |
| 3 | [印刷]に関する設定 |
| 4 | 背景の色と画像を印刷する項目を有効化 |
| 5 | [ファイル]→[印刷] |
Macでも、大量印刷の前に1ページだけ試し刷りすると安心です。
設定を変えても背景が印刷されないときに確認すること
[背景の色とイメージを印刷する]を有効にしたのに期待どおり印刷できない場合は、症状を切り分けます。
「ページ背景だけが出ない」のかを確認する
この記事で扱っている設定は、Word文書の背景色や背景画像を印刷するための設定です。
たとえば、
- ページ背景は出ない
- 通常の文字は出る
- 文書中へ挿入した通常の画像まで消える
という場合、すべてを同じ原因と判断するのは適切ではありません。
特に、[挿入]などから文書内に配置した通常の画像そのものが印刷されない場合は、ページ背景とは別の問題である可能性があります。
「背景だけが消えているのか」「文書内の画像も消えているのか」を先に確認すると、原因を切り分けやすくなります。
印刷範囲を1ページにして確認する
設定を変更した直後は、全ページを印刷する必要はありません。
背景が設定されているページを1ページ選び、
- 背景印刷の設定を有効にする
- 背景のあるページだけ指定する
- 1枚印刷する
- 色や画像が出ているか確認する
- 問題なければ全体を印刷する
という順序にすると、用紙やインクの無駄を減らせます。
特に数十ページの資料や複数部印刷する資料では、この確認を先にしておくと安全です。
背景が印刷されても画面と完全に同じになるとは限らない
Word側で背景印刷を有効にすれば、背景色や背景画像を印刷対象にできます。
ただし、画面表示と紙の仕上がりが完全に同じになることまで保証する設定ではありません。
色の見え方はプリンターによって変わる
ディスプレイとプリンターでは色の表現方法が異なります。
そのため、画面では鮮やかな色でも、紙へ印刷すると、
- 少し暗く見える
- 色味が変わる
- 薄く見える
といった違いが出ることがあります。
Wordの背景印刷設定を有効にすることと、プリンターの色再現を調整することは別の問題として考えましょう。
用紙の端まで背景を印刷できるとは限らない
背景色をページ全面に設定していても、用紙の四辺に白い部分が残ることがあります。
これはWordの背景設定ではなく、プリンターが用紙の端まで印刷できるかどうかが関係する場合があります。
たとえば、チラシのようにA4用紙いっぱいまで背景色を付けたい場合、プリンター側にフチなし印刷などの対応が必要になることがあります。
「背景が印刷されること」と「用紙の端まで背景が印刷されること」は別と考えてください。
普段は背景を印刷しないなら設定を元に戻す
背景印刷は、必要な文書を印刷するときだけ有効にする運用もできます。
背景色を多用した文書では、背景を印刷することでインクやトナーの使用量が増える場合があります。
背景が不要な通常文書へ戻ったら、Windowsなら、
[ファイル]→[オプション]→[表示]→[背景の色とイメージを印刷する]
を無効にします。
Macでも、同じ印刷設定に戻って背景印刷の項目を無効にします。
普段は白背景で印刷し、必要な案内文やチラシを印刷するときだけ有効にする方法なら、設定の意図も分かりやすくなります。
Wordの背景が印刷されないときはOS別の印刷設定を確認する
Wordで画面には背景色や背景画像が見えるのに、紙では白くなってしまう場合は、まずWordの背景印刷設定を確認しましょう。
Windowsでは、
[ファイル]→[オプション]→[表示]→[背景の色とイメージを印刷する]
を有効にします。
Macでは、
[Word]→[環境設定]→[印刷]
と進み、背景の色と画像を印刷する項目を有効にします。Microsoftも、Windows版とMac版のデスクトップWordについて、それぞれこの設定方法を案内しています。
設定後はいきなり大量印刷せず、背景のある1ページだけを試し刷りしてください。背景が正常に出ることを確認してから、本番の印刷へ進むと失敗を防ぎやすくなります。
なお、この方法はWordのページ背景を印刷するための設定です。通常の挿入画像が印刷されない問題や、プリンターの色再現、フチなし印刷の可否とは分けて確認してください。

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