Windows Server 2025 評価版 エラー 0xC004C020 対処方法

Windows Server 2025 評価版でエラー 0xC004C020 が発生する場合の対処方法

Windows Server 2025 Standard 評価版を導入した Dell R360 環境において、仮想マシン (VM) のライセンス認証時にエラーコード 0xC004C020 が発生する問題に直面することがあります。このエラーは、評価版のままでライセンス認証を行おうとした際に発生しますが、正しい手順に従って対処することで解決可能です。本記事では、この問題に対する具体的な解決方法を詳しく説明します。

1. 評価版は直接ライセンス認証できない

まず、重要なポイントとして、「Evaluation(Eval)」エディションは通常の Retail や Volume(MAK)キーでそのままライセンス認証することはできません。Windows Server 評価版は、製品版として正式に認証するためには、まず製品版に変換する必要があります。仮想マシン上でのライセンス認証を行いたい場合、この変換作業を行うことで解決できます。

2. DISM コマンドでエディションを変換

評価版を製品版に変換するには、DISM(Deployment Imaging Service and Management Tool)コマンドを使用します。以下の手順で、評価版から製品版に変更し、その後ライセンス認証を実行します。

現在のエディション確認

まず、仮想マシンにログインし、管理者権限のコマンドプロンプトを開きます。次に、以下のコマンドを実行して、現在のエディションを確認します。

cmd
DISM /online /Get-CurrentEdition

このコマンドを実行すると、現在のエディション名が表示されます。たとえば、評価版の場合は「ServerStandardEval」と表示されることがあります。

変換可能なターゲットエディション確認

次に、変換可能なターゲットエディションを確認します。以下のコマンドを実行します。

cmd
DISM /online /Get-TargetEditions

このコマンドを実行すると、変換先として利用可能なエディションが表示されます。通常、「ServerStandard」といった製品版が候補として表示されます。

評価版 → 製品版に変換

評価版から製品版に変換するには、以下のコマンドを実行します。変換後には再起動が必要となるため、その旨を記載しています。

cmd
DISM /online /Set-Edition:ServerStandard /ProductKey:XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX /AcceptEula

XXXXX... の部分には、購入済みの MAK キー(16 コア用)を入力します。このコマンドを実行後、変換が開始されます。処理が完了すると、再起動が求められるため、再起動を行ってください。

3. 再起動後にライセンス認証

再起動後、Windows が通常通り起動したら、以下の手順でライセンス認証を実行します。

  1. 設定 > システム > ライセンス認証 を開きます。
  2. 「今すぐライセンス認証」ボタンをクリックして、ライセンス認証を実行します。

これで、エラー 0xC004C020 は解消されるはずです。仮想マシンでも正しくライセンス認証が行われ、問題なく使用できるようになります。

4. ライセンスの基本ルールを再確認

Windows Server Standard のライセンスには、1 ライセンス(16 コア)で物理ホスト 1 台+仮想マシン 2 台までをカバーする制限があります。この制限を超えて仮想マシンを増やす場合は、以下の対応が必要です。

  • コアライセンス数を追加購入: 追加の仮想マシンを稼働させるには、コアライセンス数を追加購入します。
  • Datacenter エディションに切り替える: 仮想マシンを多数稼働させる場合は、Datacenter エディションに切り替えることで無制限に仮想マシンを展開することが可能です。

5. まだ認証できない場合のチェックポイント

万が一、ライセンス認証がうまくいかない場合、以下のようなエラーコードが表示されることがあります。それぞれの症状と対処方法を確認してみましょう。

症状考えられる原因対処
0xC004F050(無効なプロダクトキー)キー種別とエディションが不一致Eval 変換済みか、キーが Standard 用か再確認
0xC004C020(回数超過)MAK キーのオンライン認証上限を超過電話認証センターで回数リセットを依頼
0xC004F074(KMS 応答なし)KMS キーを MAK で使用している正しい MAK キーか再確認、または KMS ホストを構築

上記のようなエラーが表示された場合は、それぞれの原因に対する対処を行いましょう。

6. 補足情報

  • AVMA(自動 VM 認証)キーは Datacenter エディションのみ で使用可能です。Windows Server Standard エディションでは AVMA キーを使用できないため、仮想マシンには直接 MAK キーを入力して認証を行う必要があります。
  • 評価版から製品版への変換は一方通行です。変換途中でエディション名を誤ると再インストールが必要になるため、コマンド入力には十分注意してください。
  • 変換処理を実行した後、進捗が 10% 前後で止まったように見える場合がありますが、これは処理中の状態ですので、しばらく待機してください。

上記手順に従い、VM を製品版に変換してライセンス認証を実行すれば、エラー 0xC004C020 は解消できます。

この記事を書いた人

実務の現場で詰まりがちなポイントを地図にするITブログ「IT trip」を運営。Windows/Office(Teams・Excel)からSQL、サーバ運用、ガジェットまで、再現性のある手順と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ試せること、そして迷った人の次の一歩が見えることを大切にしています。

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