Microsoft Edgeで「お気に入りを常に新しいタブで開く」方法と対処|設定項目が消えた時の完全ガイド【Edge v138対応】

Microsoft Edge の一部環境(例:v138.0.3351.109 など)で「お気に入り(ブックマーク)を常に新しいタブで開く」トグルが見当たらず、作業効率が落ちた――そんな声が増えています。本記事では“いま実際にできる”回避策を、即効テクニックから拡張機能、Canary/Beta の活用まで網羅。企業管理端末での注意点や、設定項目が復活した際の確認ポイントまで、現場視点でまとめました。

目次

前提:なぜ「常に新しいタブで開く」の設定が見えなくなるのか

Edge は段階的ロールアウト(CFR: Controlled Feature Rollout)や A/B テストを多用します。そのため、同じメジャー/マイナーバージョンでも、ユーザーや端末ごとに表示される設定が異なることがあります。特定の期間、「お気に入りを常に新しいタブで開く」トグルが UI から一時的に消える(または配置が変わる)ケースが実在します。これは「設定が完全に廃止された」ことを必ずしも意味しません。

  • Edge の機能は、まず一部チャネル(Canary/Beta/Dev)で試験→安定版へ段階適用、という流れが一般的です。
  • 試験や段階適用の期間中は、UI の位置・文言・可否が変動します。
  • バージョン文字列が同じでも、個々の端末に配信された機能フラグの組み合わせにより挙動が違う場合があります。

したがって、「自分の環境では見えない」時点で、まずは現行 UI だけで解決できるのか/運用でカバーするのか/将来復活に備えて暫定策を敷くのかを決めるのが現実的です。

最短で成果が出る回避策(要点まとめ)

方法操作手順特徴・補足
① キーボード/マウス操作Ctrl+クリック(リンク/お気に入り) マウスホイール(中クリック)最速・確実。ショートカットに慣れれば負担は最小。
② 右クリックメニューお気に入りを右クリック → 「新しいタブで開く」1クリック増えるが、設定変更が不要で誰でも使える。
③ フィードバック送信Edge で Shift+Alt+I → 欲しい挙動を送信要望が集まるほど UI 復活の後押しになる。
④ Canary/Beta 版を試す別チャンネル(Canary/Beta)を並行インストール → 設定 > 外観 等を確認試験的にトグルが復活することがある。評価や検証に最適。
⑤ 拡張機能で自動化Chrome ウェブストアで Open link in new tab 系を導入し、ルールを設定安定版でも利用可。設定復活までの暫定策に有効。

各方法の詳しい解説とコツ

① キーボード/マウス操作で「常に新しいタブ」運用に寄せる

最も再現性が高く、学習コストも低いのがこの方法です。今日から習慣化できます。

  • Ctrl+クリック:お気に入り・リンクを新しいタブ(背景)で開きます。
  • 中クリック(ホイールクリック):同じく新しいタブで開きます。リンク、タブ、タブバーの空白など多用途。
  • Shift+クリック:新しいウィンドウで開く(タブではない)ので注意。
  • Alt+Enter:アドレスバーに入力後、Alt+Enter で新しいタブに入力先を開く。検索にも応用可能。
操作動作覚え方
Ctrl+クリック新しいタブ(通常は背面)「Control = 開くタブを制御」
中クリック新しいタブ最小動作で最速
Shift+クリック新しいウィンドウ「Shift = 大きく(ウィンドウ)」
Alt+Enterアドレス/検索結果を新しいタブで入力から手を離さずにタブ化

ポイント:お気に入りバー上でも、サイドパネル(お気に入りフライアウト)でも有効です。繰り返し使うほど指が自然に動き、「設定が無くても困らない」状態に近づきます。

② 右クリックメニュー:確実性重視の運用

ショートカットが苦手なユーザーや、共用端末での案内に向いています。

  1. お気に入りを右クリック。
  2. コンテキストメニューから「新しいタブで開く」を選択。

ワンアクション増えますが、誤動作が少なく誰でも再現できます。教育コストも最小です。

③ フィードバック送信:将来の UI 復活に備える

Edge はユーザーからのフィードバックをもとに UI の再設計・復活を判断することがあります。いま困っている点を簡潔に送るだけで、将来の改善に寄与できます。

  1. Edge で Shift+Alt+I を押す。
  2. 「お気に入りを常に新しいタブで開く設定を戻してほしい」など、具体的な要望と利用シーンを書いて送信。
  3. 可能なら、スクリーンショットに「該当 UI が見当たらない」ことを添える。

同様の要望が多いほど、トグル復活・恒常化の可能性が高まります。

④ Canary / Beta 版での検証運用

プレビューチャネル(Canary/Beta/Dev)は、UI 変更が先行して反映されるため、安定版で見えないトグルが戻っていたり、配置が変わっていたりします。評価用に別インストールして、業務への影響を見極めるのが有効です。

  • 並行インストール:既存の安定版とは別に導入可能。アイコンやアプリ名が異なるので共存できます。
  • プロファイルを分ける:検証用プロファイルを新規作成。同期や既定ブラウザーの切替は慎重に。
  • 確認場所の目安:設定 > 外観、サイドバー、スタート、ホーム、および新規タブ 近辺やお気に入りフライアウトのオプション、コンテキストメニュー。

試験版は挙動が日々変わるため、本番作業は安定版で行い、「どの UI なら要件を満たすか」を検証用に見極めるスタンスが安全です。

⑤ 拡張機能で「お気に入り=常に新しいタブ」化を自動化

安定版の UI に依存せず、一定のルールで新しいタブに開く挙動を付与したいなら、拡張機能が強力です。

導入の流れ

  1. Edge の拡張機能ページを開く(アドレスバーに edge://extensions)。
  2. 「他のストアからの拡張機能を許可」を有効化(必要に応じて)。
  3. Chrome ウェブストアを開き、open link in new tab、open bookmark in new tab などで検索。
  4. 権限やレビューを十分に確認し、最小権限のものを選んで追加。
  5. 拡張機能のオプションで、お気に入り領域やドメイン別のルール(例:同一ドメインは現在タブ/外部ドメインは新しいタブ)を設定。
チェック項目見るべきポイント
要求権限「閲覧履歴の読み取り」等の広範権限が不要か、なぜ必要かが明示されているか。
更新頻度放置されていないか。最近の更新があるか。
開発元の信用実績のある開発者か。サポート窓口や説明が丁寧か。
細かな設定お気に入り/通常リンク/特定サイトで挙動を分けられるか。

企業管理端末の場合、拡張機能がポリシーで制限されていることがあります。導入が不可なら、①ショートカット運用+②右クリックで凌ぐ構成にしましょう。

運用設計:あなたの作業スタイルに合わせて選ぶ

運用案メリットトレードオフ向いている人
ショートカット中心速い・確実・端末差が出ない最初は慣れが必要日常的にタブを大量に開閉する人
右クリック中心再現性が高い・教育しやすいクリック数が増える共用端末や初心者サポート
拡張機能導入自動化・条件分岐が可能権限管理/相性/更新のケアが必要常に一定のルールで開きたい人
Canary/Beta 併用UI 復活や新仕様を先取り検証日々の変動・不安定さ情報システム担当・検証好き

「お気に入り」特有の挙動と落とし穴

  • お気に入りバー:バー上の項目は中クリックで素早くタブ化できます。フォルダーは中クリックでフォルダー内の全サイトを一括で新規タブに開く動作が可能なことがあります(大量タブの開き過ぎに注意)。
  • お気に入りフライアウト(パネル):Ctrl+クリック/中クリックが有効。右クリック→「新しいタブで開く」で確実にタブ化。
  • Shift+クリックは新規ウィンドウです。新規タブとは別動作なので混同しないように。
  • アドレスバーは Alt+Enter を覚えると検索→新規タブが一息で完了します。

設定項目が復活・再配置されたときの確認ポイント

将来的に UI が戻った/場所が変わった場合に迷わないよう、チェックリストを用意しておきましょう。

  • 設定 > 外観:お気に入り・タブ・スタート関連のトグルが置かれやすいエリア。
  • 設定 > スタート、ホーム、および新規タブ:新しいタブの挙動に関わるオプションが集まりがち。
  • お気に入りフライアウト内の「…」(その他):パネル側にオプションが移動することもあります。
  • コンテキストメニュー:項目が増えたり、既定アクションを切り替えるトグルが現れる場合も。
  • edge://version でバージョン確認:UI の差分を説明する際に控えを残すと判断が速い。

edge://flags の扱いについて

実験的機能(edge://flags)は、開発中・検証中のフラグを個別に有効化/無効化する場です。環境依存・予告なく変更されるため、本番運用での常用は推奨しません。ただし、検証目的で該当しそうなフラグを切り替え、挙動を観察するのは有用です。問題が出たら「既定に戻す」または「すべてをリセット」で元に戻せます。

企業・教育機関での注意点(管理端末)

  • グループポリシー/MDM により、拡張機能の追加や実験的機能の変更が制限されていることがあります。
  • 既定ブラウザ/タブ挙動が ポリシー固定のケースでは、ユーザー側 UI が見えていても反映されないことがあります。
  • この場合の現実解:①ショートカット運用と②右クリックを標準手順として文書化。全社マニュアルにショートカット表を添付して浸透させるのがおすすめです。

よくある質問(FAQ)

Q:最新の安定版でトグルが見当たりません。戻す方法は?
A:現行安定版では GUI トグルが表示されない構成が存在します。現時点の現実解は、ショートカット運用/右クリック/拡張機能/Canary/Beta での検証です。将来的に UI が戻った際は本記事の「確認ポイント」を参照して元に戻してください。

Q:中クリックが効かないのですが?
A:マウスのホイールボタンに別機能が割り当てられている、もしくはドライバやユーティリティの設定が上書きしている可能性があります。マウス設定アプリで「中ボタン=中クリック」へ割り当て直してください。

Q:Ctrl+クリックで前面にタブを開きたい。
A:既定では背面で開くことが多いです。拡張機能で「前面で開く」ルールを強制できるものがあります。UI 復活後は「開いたタブをアクティブにする」系のオプションが追加される可能性もあります。

Q:特定サイトだけは現在のタブで開きたい。
A:拡張機能の除外リストやドメイン条件を使うと柔軟です。業務ポータルのように画面遷移前提のサイトは除外し、外部リンクは新規タブ…という設計が現場では好評です。

Q:Canary/Beta を入れても UI が見つかりません。
A:試験は段階的で、同一チャネルでも見える人と見えない人がいます。焦らずショートカット運用で凌ぎつつ、定期的に設定を確認してください。

実務で効く「ショートカット・小技」まとめ

  • お気に入りフォルダーは中クリックで一括オープン(タブ暴発に注意、ネットワーク回線や端末負荷も考慮)。
  • ホイールクリックでタブを閉じる:大量タブ整理に便利(タブ上で中クリック)。
  • 検索語を選択 → 右クリック → 新しいタブで検索:元ページを保持しつつ調査が捗る。
  • アドレスバーで Alt+Enter:検索結果を新しいタブに出す癖をつけると、既読・未読の整理が自然に進む。

トラブルシューティング:意図どおり新しいタブで開かない場合のチェック

症状確認/対処備考
中クリックが反応しないマウス設定の割当変更、別条件(押し込み力/角度)を試す別マウスで切り分けると早い
Ctrl+クリックで前面に出てしまう/出ない拡張機能やタブ制御系が干渉していないか確認一時的に拡張機能を停止して挙動を比較
お気に入りフォルダーの一括オープンが重い同時に開く数を減らす/ネットワークや端末負荷を監視プロキシ/セキュリティ製品が律速になることも
右クリックに「新しいタブで開く」がない項目の種類(フォルダー/個別リンク)を確認/パネル側での操作を試すUI の位置が変わる場合がある

安全・プライバシーの観点

  • 拡張機能は最小権限を徹底。不要な権限を求めるものは避ける。
  • レビューは内容重視。最新の低評価コメントに目を通してから導入判断。
  • 業務端末では、情報システム部門の方針(許可リスト/禁止リスト)を順守。
  • edge://flags は検証用。問題が出たら即「既定に戻す」。

将来に備える:復活したら“こう”戻す

UI が復活・再配置されたら、以下を確認しましょう。

  1. 設定 > 外観 や スタート、ホーム、および新規タブ のセクションを確認。
  2. 「お気に入りを常に新しいタブで開く」「開いたタブをアクティブにする」等のトグルがあれば有効化。
  3. お気に入りフライアウトや右クリックの追加オプション(既定動作の切替)がないかもチェック。
  4. 複数プロファイルを利用している場合、プロファイルごとに設定を合わせる。

まとめ:いま困っている人への最適解

  • まずは Ctrl+クリック/中クリック。今日から即効で効率回復。
  • 右クリック → 新しいタブで開くで誰でも確実運用。
  • 長期的に必須なら、拡張機能で自動化してルール化。
  • Shift+Alt+I で要望を送り、将来の UI 改善を後押し。
  • 検証余力があれば、Canary/Beta を並行導入し、復活状況や新しい配置を先行チェック。

付録:現場に配るミニチートシート

やりたいこと操作備考
お気に入りを新しいタブで開くCtrl+クリック/中クリック最速・確実
今のページは残しつつ検索アドレスバー入力後 Alt+Enter検索結果を新規タブに
フォルダー内を一括で開くお気に入りフォルダーを中クリック開き過ぎ注意
右クリックで確実にタブ化お気に入りを右クリック → 「新しいタブで開く」初心者向けに教えやすい

編集後記:UI は変わる、でも仕事は止めない

ブラウザーの UI は、予告なく改まります。だからこそ、ショートカットという“変わらない技術”を最初に身につけるのがコスパ最強です。そこに拡張機能や検証チャネルを重ね、UI 復活の波に備える。――その三層構えこそが、Edge の仕様変動に揺れない日常運用の鍵になります。


ポイント(おさらい)

  1. いま困っているなら Ctrl+クリック/中クリックが最速。
  2. 公式機能の復活を期待するなら Shift+Alt+I で要望送信。
  3. 長期必須なら拡張機能も検討。

この記事を書いた人

実務の現場で詰まりがちなポイントを地図にするITブログ「IT trip」を運営。Windows/Office(Teams・Excel)からSQL、サーバ運用、ガジェットまで、再現性のある手順と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ試せること、そして迷った人の次の一歩が見えることを大切にしています。

コメント

コメントする

目次