Windows 11準備完了PCでWindows 10 ESUに登録する具体的な手順とトラブル対処法

「Windows 11 へのアップグレードの準備ができました」と表示されているけれど、業務システムの都合でどうしても Windows 10 を延命したい――そんな状況で頼りになるのが Windows 10 Extended Security Updates(ESU)です。本記事では、Windows 11 のアップグレード案内しか出ていない Windows 10 PC を、実際に ESU に登録するための条件確認と具体的な手順、表示されないときの原因切り分けまで、現場レベルで使える情報として整理します。

目次

状況整理:Windows 11「準備完了」と表示されるPCでESUを使いたい

2025年10月14日で Windows 10 の通常サポートは終了し、以降はセキュリティ更新を受け取るには Extended Security Updates(ESU)への登録が必要になりました。

ところが、Windows Update を開くと目立つ場所には「Windows 11 へのアップグレード」「Windows 11 の準備ができました」といった案内タイルしか表示されず、ESU登録(Extended Security Updates / 拡張セキュリティ更新)のリンクが見当たらないケースが少なくありません。

結論から言うと、

  • PCが Windows 10 バージョン 22H2 である
  • 2025年10月のセキュリティ更新(KB5066791)と、ESU準備パッケージ(KB5072653)が入っている
  • Consumer ESU の対象となる個人向けデバイスである

といった条件を満たしていれば、Windows 11 アップグレード案内が出ていても Windows 10 ESU へ登録できます。Windows Update 上では、条件が揃ったタイミングで「Extended Security Updates(ESU)に今すぐ登録」などのリンクが段階的に配信される仕組みになっているため、表示タイミングに少しラグが出るだけです。

Windows 10 ESU(Extended Security Updates)とは?

まずは、目的地である「Windows 10 ESU」がどんなものなのかを簡単に整理しておきます。

ESUの役割と提供内容

Windows 10 ESU は、サポート終了後も一定期間、重要(Important)および緊急(Critical)レベルのセキュリティ更新だけを継続提供する有償/無償オプションです。機能追加や軽微な不具合修正、通常サポートのような技術サポートは含まれません。

Windows 10 の一般サポート終了日は 2025年10月14日で、その翌日から ESU による延長フェーズに入ります。

  • 対象OS:Windows 10 バージョン 22H2(Home / Pro / Pro Education / Pro for Workstations など)
  • Consumer ESU提供期間:2025年10月15日 ~ 2026年10月13日(予定)
  • 更新内容:重要・緊急レベルのセキュリティ更新のみ
  • 配信方法:Windows Update 経由(Consumer ESU の場合)

Windows 7 時代は企業向け(ボリュームライセンスや SA を持つ法人)に限られていた ESU が、Windows 10 では一般ユーザー(Home / Pro ユーザー)にまで拡大された点が大きな違いです。

Consumer ESU と Commercial ESU の違い

Windows 10 ESU には、大きく分けて次の2種類があります。

種類主な対象特徴
Consumer ESU個人利用PC、家庭内PC、小規模事業者のスタンドアロンPCWindows Update 上から Microsoft アカウントで申し込み。1つのアカウントで最大10台まで。
Commercial ESU企業・学校などの管理端末(AD/Entra参加、MDM管理PCなど)ボリュームライセンスや CSP を通して購入し、MAK/KMSキーや管理ツール(Intune/WSUS)で展開。

この記事で扱うのは、Windows Update 上にリンクが表示される Consumer ESU です。AD/Entra ドメインに参加している端末や、MDM によって管理されている業務PCは原則 Consumer ESU の対象ではなく、Commercial ESU 側の手順を踏む必要があります。

Consumer ESU登録前の前提条件チェックリスト

Windows 11 アップグレード案内が出ているPCでも、次の要件を満たしていれば ESU に登録できます。まずは「このPCが前提条件を満たしているか」を落ち着いて確認しましょう。

項目条件確認方法
OSバージョンWindows 10 バージョン 22H2(ビルド 19045.x)設定 > システム > バージョン情報、または「winver」コマンド
更新プログラム2025年10月の累積更新 KB5066791 + ESU準備 KB5072653設定 > 更新とセキュリティ > Windows Update > 更新の履歴を表示
アカウント管理者権限を持つ Microsoft アカウントでサインイン(ローカルアカウントのみは不可)設定 > アカウント > ユーザーの情報
端末属性個人向けPC(ドメイン非参加、MDM管理外、キオスクモードではない)設定 > アカウント > 職場または学校にアクセス などで参加状況を確認
ロールアウト条件を満たしていてもリンクが表示されるまでタイムラグありWindows Update で「更新プログラムのチェック」を何度か実行

OSバージョンが 22H2 であることを確認する

ESU の対象は、Windows 10 の最終版であるバージョン 22H2 のみです。Pro / Home いずれでも構いませんが、21H2 やそれ以前の状態のままでは ESU 登録リンクは出てきません。

バージョン確認の手順は次の通りです。

  1. [スタート] ボタンを右クリックし、[システム] を選択。
  2. 右側の [Windows の仕様] セクションで「エディション」「バージョン」「OS ビルド」を確認。
  3. 「バージョン」が 22H2 になっているかをチェック。

または、Windowsキー + R で「ファイル名を指定して実行」を開き、winver と入力してもバージョンとビルドを確認できます。

必須パッチ:KB5066791 と KB5072653 の確認

ESU 登録リンクが表示されるには、少なくとも次の2つの更新プログラムがインストールされている必要があります。

  • KB5066791:2025年10月の累積更新プログラム(Windows 10 バージョン 22H2 向け)
  • KB5072653:Extended Security Updates(ESU) Licensing Preparation Package(ESU準備パッケージ)

KB5072653 は、ESU のライセンス適用や登録処理を正しく行うための準備パッチで、KB5066791 の適用後にインストールする必要があると Microsoft が明記しています。

インストール状況を確認するには、

  1. [設定] > [更新とセキュリティ] > [Windows Update] を開く
  2. [更新の履歴を表示する] をクリック
  3. 「品質更新プログラム」の一覧の中に「KB5066791」「KB5072653」があるかを確認

もし見当たらない場合は、Windows Update で「更新プログラムのチェック」を実行して最新状態にするか、Microsoft Update カタログから手動でダウンロード&インストールします。

Microsoft アカウントでサインインしているか

Consumer ESU では、ローカルアカウントだけでの利用は不可です。ESU 登録時に Microsoft アカウントにリンクされ、1つのアカウントにつき最大10台まで利用できる仕組みになっています。

普段ローカルアカウントで運用している場合でも、ESU登録ウィザードの途中で Microsoft アカウントへのサインインが求められます。既存の Hotmail / Outlook.com アカウントなどをそのまま利用して構いません。

端末属性:ドメイン参加やMDM管理端末はConsumer ESU対象外

次のような端末は、Windows Update 上から登録する Consumer ESU の対象外です。

  • Active Directory ドメインまたは Microsoft Entra ID(旧Azure AD)に参加している PC
  • Intune や他社 MDM で管理されている端末
  • キオスクモードや共有デバイスモードでロックダウンされている PC

これらは企業向けの Commercial ESU として扱われるため、別のライセンス(ボリュームライセンスや CSP 経由)と有効化手順が必要です。

Windows 10 Consumer ESU の登録手順

前提条件を満たしていることが確認できたら、実際に Windows Update から ESU に登録していきます。

Windows Update で ESU 登録リンクを探す

  1. [設定] > [更新とセキュリティ] > [Windows Update] を開きます。
  2. [更新プログラムのチェック] をクリックし、更新の確認が終わるまで待ちます。
  3. 画面を下方向にスクロールし、「デバイスのセキュリティを維持する」「デバイスを保護する」といったセクションを探します。
  4. 条件を満たしていれば、この付近に
    「Extended Security Updates(ESU)に今すぐ登録」
    あるいは
    「拡張セキュリティ更新プログラムを入手」
    といったリンクが表示されます。

リンク文言は環境や言語によって多少異なりますが、「Extended Security Updates」「拡張セキュリティ更新」などの表記が目印です。

ESU登録ウィザードの流れ

ESU登録リンクをクリックすると、ブラウザではなく Windows 内のウィザード画面が起動します。大まかな流れは次の通りです。

  1. Microsoft アカウントでのサインインを確認(ローカルアカウントの場合はここでサインインを要求)
  2. 対象デバイス名とアカウントの紐付け内容を確認
  3. ESUライセンスの取得方法(無料 / Rewardsポイント / 有料購入)を選択
  4. 同意画面で利用規約等を確認し、登録を完了
  5. 再度 Windows Update に戻り、最新のセキュリティ更新(ESU向け累積更新)が配信されるかを確認

登録自体は数分で終わりますが、ESU向けの累積更新が実際に提供されるまでには数十分~数時間程度のラグが出ることもあります。登録直後に更新が表示されなくても、しばらくしてから「更新プログラムのチェック」を再実行してみてください。

ESUの料金・ライセンスと提供期間を整理

Windows 10 Consumer ESU では、ユーザーは次の3つの方法からライセンスの取得方法を選べるようになっています。

方法概要向いているケース
無料(クラウドバックアップ条件付き)PC設定のクラウドバックアップ(設定の同期)を有効化することで ESU を無料で利用可能プライバシーポリシー的に問題がなく、すでに Microsoft アカウント同期を使っている個人ユーザー
Microsoft Rewards 1000ポイント貯めたポイント 1000pt を使用して ESU を有効化日頃から Rewards を貯めているユーザー、現金支出を抑えたいユーザー
有料(30米ドル)一回払いで 30 USD(または各国通貨相当+税)を支払い ESU を購入企業などでポリシー上クラウドバックアップを有効にできない個人PC、Rewards を使わないケース

いずれの方法を選んだ場合でも、1つの Microsoft アカウントで最大10台の Windows 10 PC まで ESU を共有できます。

Consumer ESU の提供期間は ~2026年10月13日までとされており、それ以降は原則として追加のセキュリティ更新は提供されません(企業向け Commercial ESUは最長2028年まで延長できる見込み)。

Consumer ESUでは対象外になるパターンとCommercial ESUへの切り替え

ESU登録リンクがどうしても表示されない場合、端末側が Consumer ESU の対象外となっているケースも多く見られます。典型的なパターンと対処を整理しておきましょう。

端末の状態Consumer ESUCommercial ESUコメント
個人所有の自作PC/メーカーPC(ローカルまたは MSA ログイン)○ 対象通常は不要本記事で扱う典型パターン
社内ドメインに参加している業務PC× 対象外○ 対象ボリュームライセンス経由で ESU を購入し、管理者が一括展開
Intune / 他社 MDM で管理されるPC× 対象外○ 対象Intune や WSUS で ESU を配布
キオスクモードや共有デバイスモードの端末× 対象外○(構成による)設定によっては ESU を適用できるが、商用扱いになる

AD/Entra 参加端末や MDM 管理端末に ESU を適用したい場合は、IT 管理者が Microsoft Learn の Commercial ESU 手順に従って、ESUキーの配布と構成を行う必要があります。

Windows 11アップグレード案内しか出ないときのトラブルシューティング

ここからは、実務でよく遭遇する「ESUリンクが出てこない」ケースをパターン別に見ていきます。

症状想定される原因優先して試す対処
Windows 11 アップグレード案内だけが出ているバージョンが 22H2 ではない / 必須パッチが未適用OS を 22H2 に更新後、KB5066791 → KB5072653 を適用
ESUウィザードが途中で失敗する(0x800f0922 など)ESU準備パッチの不具合、順序不備KB5066791 の適用状態を確認し、KB5072653 を再インストール
そもそも ESU に関する表示が一切ないAD/Entra 参加端末、MDM 管理、キオスクモードConsumer ESU は諦め、Commercial ESU の導入要否を検討
ESU登録済みだが「サポート終了」メッセージが消えない通知表示のバグ更新履歴を確認し、ESU向け累積更新が届いていれば問題なし

パターン1:必須パッチ KB5066791 / KB5072653 が入っていない

もっとも多いのが、KB5066791 と KB5072653 がまだ適用されていないパターンです。KB5066791 は Windows 10 バージョン 22H2 の 2025年10月累積更新で、ESU なしで受け取れる最後の大型累積更新でもあります。

KB5072653 は、ESUライセンス処理の不具合(0x800f0922 エラーなど)を修正するために緊急リリースされた準備パッチで、インストール順序は必ず KB5066791 → KB5072653 にする必要があります。

<対処のポイント>

  • まず Windows Update から KB5066791 を適用し、再起動する
  • その後 KB5072653 を適用し、再起動する
  • 改めて Windows Update を開き、「更新プログラムのチェック」を実行する

パターン2:ローカルアカウント運用のまま

Tom’s Hardware などでも報じられている通り、Consumer ESU を利用するには、PC が Microsoft アカウントと紐付いていることが前提になっています。

ESU ウィザードの途中で Microsoft アカウントのサインインを求められた際にキャンセルしたり、そもそもローカルアカウントのまま登録を試みてエラーになっているケースも少なくありません。

この場合は、

  1. [設定] > [アカウント] > [ユーザーの情報] を開く
  2. 「ローカルアカウント」になっている場合は「Microsoft アカウントでのサインインに切り替える」を選択
  3. Microsoft アカウントでサインインし直した後、もう一度 ESU 登録を試す

といった流れでアカウントの紐付けを済ませてから再チャレンジするのが近道です。

パターン3:業務PC(ドメイン参加/MDM管理)

社内ネットワークに参加している業務PCや、Intune などで管理されている端末では、Windows Update 上に Consumer ESU のリンクは原則表示されません。この場合は、利用者側でどうにかしようとせず、IT部門に Commercial ESU の導入方針を確認するのが正しい動き方です。

IT 管理者目線では、

  • ボリュームライセンスや CSP から Windows 10 ESU を購入
  • KMS/MAK キーを ESU 追加キーとして配布
  • Intune / Configuration Manager / WSUS などの管理ツールで対象PCに展開

といった手順を踏むことになります。詳細な構成は、前述の Microsoft Learn ドキュメントを参照してください。

パターン4:ロールアウト待ち・更新キャッシュの不具合

前提条件を満たしているにもかかわらず、ESU登録リンクがなかなか表示されないケースもあります。Consumer ESU は段階的ロールアウトで提供されているため、地域や環境によって表示タイミングに差が出やすい仕組みです。

このような場合は、以下のような「おまじない」を試してみてください。

  • PC を再起動してから、Windows Update で「更新プログラムのチェック」を複数回実行する
  • 「トラブルシューティング」>「Windows Update のトラブルシューティング」を実行してキャッシュをクリア
  • 数日置いて再度確認する(ロールアウト待ちの可能性)

業務利用の現場でどう使い分けるか(移行戦略の例)

「ESUが取れた=ゴール」ではなく、業務アプリやインフラ構成を踏まえて数年先までの移行計画を描くことが重要です。ここでは、よくある業務シナリオ別に現実的な選択肢を整理します。

パターンA:どうしても Windows 10 上でしか動かない業務ソフトがある

この場合、短期的には次の組み合わせが現実的です。

  • 当面は Windows 10 + ESU で延命しつつ、
  • 別途テスト機(あるいは仮想マシン)で Windows 11 上での動作検証を進める

特に、ハードウェアは Windows 11 対応だがアプリ側が追いついていない場合、

  • ホストOS:Windows 11
  • ゲストOS:Windows 10 22H2(ESU適用済み)

という構成で、Hyper-V や他の仮想化ソフト上に Windows 10 環境を残すのも現場でよく使われるパターンです。この場合も、ゲスト側の Windows 10 に対して ESU を適用しておくことで、セキュリティリスクを一定程度抑えられます。

パターンB:PC更改も視野に入っているが、すぐには動けない

「近いうちに Windows 11 世代のPCに入れ替える予定だが、今年度中は現行機で凌ぎたい」といったケースでは、

  1. 現行PCに Consumer ESU を適用し、2026年10月までのセキュリティ更新を確保
  2. 新PCでは最初から Windows 11 を前提に業務アプリの検証を進める
  3. 並行運用期間を設けて、段階的にユーザーを移行

という3段階の移行計画を引いておくと、安全性と現実性のバランスがとりやすくなります。

トラブルシューティング早見表

最後に、「現場でありがち」な症状と対処の早見表をもうひとつ載せておきます。ヘルプデスク運用や社内FAQにも流用しやすい形です。

現象チェックポイント対処の方向性
ESU登録リンクがまったく表示されないOSが22H2か、KB5066791/KB5072653が入っているか、Microsoft アカウントでログインしているか不足している条件を満たした上で Windows Update を再実行
登録後も「サポート終了」のバナーが消えない更新履歴に ESU向け累積更新(2025年11月以降の KB)が入っているかバナー表示の不具合である可能性が高い。更新自体が届いていれば実害はない
ESU登録ウィザードでエラーコード(0x800f0922 など)が出るKB5072653 のインストール状態、順序、途中の再起動の有無KB5066791 → KB5072653 の順で再インストールし、再起動後に再トライ
Windows 11 を促す通知がしつこく出るESU登録に関係なく表示される仕様アップグレードは任意。業務要件が落ち着くまで延期して問題ない
業務PCだけ ESUリンクが出ないAD/Entra 参加、MDM管理の有無Consumer ESUではなく Commercial ESU の対象。IT部門に相談

ESU登録後の累積更新(例:2025年11月の KB5068781 やその後の更新)に、ESU登録処理の改善や表示バグ修正が含まれていることもあるため、登録が完了したら最新の更新までしっかり適用しておくことも重要です。

よくある質問(Q&A)

Q1. ESU に登録したあと、途中で Windows 11 にアップグレードしても大丈夫?

はい、Windows 10 ESU に登録したからといって、後から Windows 11 へアップグレードできなくなることはありません。アップグレード後は Windows 11 のサポートライフサイクルに従うことになり、Windows 10 ESU 自体は不要になります。

Q2. ESU の有効化後に PC を初期化したら、もう一度お金を払う必要がありますか?

ESU ライセンスは Microsoft アカウントに紐付いているため、同じ PC を同じアカウントで再セットアップした場合は、原則として再度の支払いは不要です。ただし、アクティベーションの仕様や上限台数の扱いは今後変わる可能性もあるため、実際の運用では Microsoft の公式ページをその都度確認してください。

Q3. ESU を契約すれば、Windows 10 を2026年以降も安全に使い続けられますか?

ESU はあくまで「重要なセキュリティホールだけふさぐ延命策」であり、2026年10月13日以降は Consumer ESU の提供自体が終了します。それ以降は新しい脆弱性に対して原則パッチが出ないため、

  • Windows 11 へのアップグレード
  • 新しいPCへのリプレース
  • 用途によっては Linux や他OSへの移行

など、中長期的な移行計画を必ず検討しておく必要があります。

Q4. インターネットに接続していない Windows 10 に ESU を入れることはできますか?

Consumer ESU は Windows Update 経由での配信が前提のため、オフライン専用端末には向いていません。どうしてもオフライン環境で ESU 相当の更新を適用したい場合は、Commercial ESU を導入し、管理用サーバーから更新プログラムを配布する方式を検討すべきです。

まとめ:Windows 11案内が出ていても落ち着いてESU登録を

Windows Update に「Windows 11 へのアップグレード」しか出ておらず、「ESU の登録ができないのでは?」と不安になるかもしれません。しかし実際には、

  • OS が Windows 10 バージョン 22H2 である
  • KB5066791 と KB5072653 が適用済みである
  • Microsoft アカウントでサインインしている
  • 端末が Consumer ESU の対象(個人向け・非ドメイン端末)である

といった条件を満たしていれば、Windows 11 のアップグレード案内が出ている PC でも、問題なく Windows 10 ESU に登録できます

業務ソフトが Windows 11 に未対応であっても、ESU を活用すれば 2026年10月13日までは重要なセキュリティ更新を受け取り続けることができます。その間に、

  • Windows 11 上での動作検証
  • PC更改やアプリリプレースの計画立案
  • 仮想化やリモートデスクトップなど代替方式の検討

といった「次の一手」を冷静に準備しておくことが重要です。

まずは本記事のチェックリストに沿って前提条件を確認し、KB5066791 → KB5072653 → ESU登録という流れを一つずつクリアしていきましょう。それでも ESU の登録がうまく進まない場合は、そのPCが Consumer ESU の対象外(ドメイン参加・MDM管理など)になっていないかを落ち着いて見直すことで、遠回りせずに答えにたどり着けます。

この記事を書いた人

実務の現場で詰まりがちなポイントを地図にするITブログ「IT trip」を運営。Windows/Office(Teams・Excel)からSQL、サーバ運用、ガジェットまで、再現性のある手順と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ試せること、そして迷った人の次の一歩が見えることを大切にしています。

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