Windows 11 24H2でスリープ中に勝手に再起動する原因と対処法|Bugcheck 0x13AとNVIDIAドライバーの切り分け

Windows 11 24H2 環境で「スリープに入る/復帰した瞬間に突然再起動がかかる」「イベント ID 6008 が頻発する」といったトラブルが多数報告されています。しかも手動で再現できず、原因不明のまま放置されがちです。本記事では、実際のダンプ解析結果(Bugcheck 0x13A / NVIDIA ドライバー関与)や同様事例を踏まえ、再現しづらいランダム再起動を現場レベルで潰していくための切り分け手順を、できるだけ具体的に解説します。

目次

Windows 11 24H2 スリープ中/復帰時に勝手に再起動する症状

まずは症状を整理します。典型的には、次のようなパターンで発生します。

  • 手動でスリープに入れた直後、あるいは自動スリープのタイミングで勝手に再起動する
  • スリープからの復帰時にログイン画面に戻らず、POST 画面からの再起動になっている
  • 操作していない夜間や外出中に勝手に再起動し、戻ってくると「予期しないシャットダウン」のメッセージが表示されている
  • 再現条件がはっきりせず、数日に 1 回など散発的に発生する

イベントビューアーを見ると、次のようなログがよく見られます。

ログの種類イベント ID / 内容ポイント
システムイベント ID 6008
「前回のシステム シャットダウンは予期せずに実行されました」
結果として「予期しないシャットダウンが発生した」ことを示すログ。原因そのものではない。
システムACPI 関連(例:イベント ID 125)スリープや電源管理に関する ACPI の情報ログ。単体では犯人認定できない。
システムFile System Filter “npsvctrig” イベント ID 6 などサービス起動やファイルシステム フィルターの読み込みを示すログであることが多く、直接の原因ではない。

ミニダンプを WhoCrashed や WinDbg で解析すると、次のような特徴が見られるケースがあります。

  • Bugcheck 0x13A KERNEL_MODE_HEAP_CORRUPTION(カーネルモードのヒープ破壊)
  • あるダンプでは nvlddmkm.sys(NVIDIA グラフィックス ドライバー) がスタックに登場
  • 一方で、NVIDIA 非搭載の業務用ノートや内蔵 GPU 環境でも同様の症状報告あり
  • LAN 接続時にだけ発生したり、Microsoft Store アプリの自動更新直後に起きたりする事例も存在
  • 直前に USB 関連のイベント(196/205:サプライズ取り外し/再列挙)が多く記録されているケースもある

これらを総合すると、「スリープ入出時の電源遷移に絡んで、何らかのデバイスドライバーがカーネルヒープを壊し、0x13A のバグチェック → 予期せぬシャットダウン → 再起動」という流れが疑われます。

受け入れられた解決策:NVIDIA ドライバーのクリーン再インストール

実際の解析・検証で「最終的に再発しなくなった」ケースでは、次のような対処が決め手になりました。

  • ミニダンプのスタックから nvlddmkm.sys(NVIDIA ドライバー) が容疑者に
  • DDU(Display Driver Uninstaller) で NVIDIA ドライバーを完全削除
  • 最新版で不安定だったため、1〜2 世代前の Game Ready / Studio Driver を試す
  • 結果として、スリープ関連のランダム再起動が収束

再現性が低い問題なので、「これで 100% 直る」とは言い切れません。しかし、Bugcheck 0x13A で GPU ドライバーがスタックに出ている場合、最初に GPU 周りを徹底的に疑うのは非常に合理的です。

DDU を使った NVIDIA ドライバーのクリーン削除

作業の流れは次の通りです。

  1. あらかじめ NVIDIA の公式サイトから、試したいバージョンのドライバー(最新版と 1〜2 世代前、できれば Studio Driver)をダウンロードしておきます。
  2. DDU(Display Driver Uninstaller)をダウンロードし、任意のフォルダーに展開します。
  3. Windows を セーフモードで起動します(「設定」→「システム」→「回復」→「今すぐ再起動」→「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」→「再起動」→「4 または F4」)。
  4. DDU を起動し、GPU: NVIDIA を選択して「クリーンアップして再起動」を実行します。
  5. 通常起動に戻ったら、事前に用意した NVIDIA ドライバーをインストールします。

NVIDIA ドライバーを最小構成でインストールする

インストール時には、次のポイントを意識するとトラブルシューティングがしやすくなります。

  • インストール種別は 「カスタム(詳細)」+「クリーンインストール」 を選択
  • 検証段階では、GeForce Experience や HD オーディオ ドライバー、USB-C ドライバー など、不要なコンポーネントは外す
  • 安定性優先なら Studio Driver、ゲーム中心の環境でも一つ前のバージョンなど複数パターンを試す
用途推奨ドライバコメント
業務用途・クリエイティブStudio Driver(最新 or 一つ前)安定性重視。レンダリングや動画編集が中心ならまずはこちら。
ゲーム用途Game Ready Driver(最新 / 一つ前)最新で不安定なら一つ前の版にロールバックして検証する。
検証用ミニマム構成どちらか一方を最小構成でインストール余計なコンポーネントを外した「素」のドライバーで挙動を確認。

モニター設定・ケーブルも含めて切り分ける

スリープ問題は、GPU 本体だけでなく、モニターやケーブルとの組み合わせで顕在化することがあります。特に、

  • 可変リフレッシュ レート(VRR)
  • G-SYNC / FreeSync
  • HDR / DSC(Display Stream Compression)
  • 高リフレッシュレート(144Hz / 240Hz など)

といった機能をフルに有効化している環境では、一度次のような「検証用シンプル設定」を試すと切り分けが進みます。

項目通常設定検証用設定(推奨)
リフレッシュレート144Hz / 240Hz など60Hz 固定
VRR / G-SYNC有効無効
HDR / DSC有効無効
接続方式DisplayPort / 付属ケーブル別メーカーの DP ケーブル / HDMI に変更して比較

新しい OLED モニターや高リフレッシュモニターを導入した直後から症状が出始めた場合は、特にこのポイントを重点的に確認してください。

0x13A(KERNEL_MODE_HEAP_CORRUPTION)が意味するもの

Bugcheck 0x13A は、ざっくり言うと「カーネルモードのヒープが壊された」ことを示しています。多くの場合、次のような種類のドライバーが容疑者になります。

  • グラフィックス(GPU)ドライバー
  • ネットワークアダプター(LAN / Wi-Fi)ドライバー
  • USB コントローラー / チップセット ドライバー
  • ストレージ関連ドライバー(NVMe / SATA コントローラーなど)
  • 電源管理 / チップセット関連ドライバー

特に今回のように「スリープに入る/スリープから復帰するタイミング」で発生する場合、電源遷移(デバイスのオン/オフ、クロック停止、低電力モード移行など)に絡むドライバーを優先的に疑うのが効率的です。

ネットワーク(LAN/Wi-Fi)の電源管理を見直す

NVIDIA 非搭載のノート PC や、LAN ケーブル接続時のみ発生する事例では、ネットワークアダプターの省電力機能や Wake 機能が悪さをしている可能性があります。

デバイスマネージャーで Wake を制御する

  1. デバイス マネージャーを開き、「ネットワーク アダプター」を展開します。
  2. 問題が起きていそうなアダプター(Intel / Realtek など)を右クリックし、「プロパティ」を開きます。
  3. 「電源の管理」タブで、次の項目を確認します。
    • 「このデバイスで、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする」のチェックを外す
    • 「Magic Packet でのみ、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする」があれば、それに限定する

省電力機能(EEE など)を無効化して検証

  1. 同じプロパティ画面で「詳細設定」タブを開きます。
  2. 「Energy-Efficient Ethernet」「省電力」「スリープ時リンク速度低減」など、省電力系の項目があれば、一時的に「無効」にして挙動を比較します。

Intel / Realtek どちらのドライバーも、最新版と一つ前のバージョンを行き来しながら検証するのがおすすめです。

powercfg で Wake 要因を調べる

コマンドプロンプト(管理者)で次のコマンドを実行すると、「何が PC を起こしたか/起こしうるか」のヒントが得られます。

powercfg /lastwake
powercfg /devicequery wake_armed
powercfg /waketimers
  • powercfg /lastwake … 直近のウェイク要因(どのデバイス/タイマーが復帰させたか)
  • powercfg /devicequery wake_armed … スリープ解除が許可されているデバイス一覧
  • powercfg /waketimers … スケジュールされたスリープ解除タイマー(バックアップやメンテナンスなど)

ここに想定外のデバイス(USB デバイスや NIC など)が含まれていたら、電源管理タブから「スリープ解除を許可しない」に変更し、挙動を確認していきます。

USB・周辺機器によるトラブルを切り分ける

USB 関連のイベント(196/205 など)が直前に大量に出ている場合は、USB デバイスのサプライズ取り外し/再列挙が絡んでいる可能性があります。

最小構成で再発有無を確認する

次のような手順で USB 周りを切り分けます。

  1. キーボードとマウス以外の USB 機器(USB ハブ、ドック、無線レシーバー、外付けストレージ、キャプチャーボード、USB オーディオなど)をすべて外す。
  2. この「ほぼ素の状態」で 2〜3 日運用し、スリープ中の再起動が発生するか確認。
  3. 再発しなければ、外していた機器を 1 台ずつ戻していき、犯人を特定する。

特に、

  • 安価なバスパワー USB ハブ
  • ドッキングステーション(Display / LAN / USB をまとめているタイプ)
  • 2.4GHz 帯の無線レシーバー(マウス / キーボード / ゲームパッドなど)
  • 外付け HDD / SSD(スリープ中にスピンダウンするタイプ)

は、スリープ周りのトラブルの常連です。一度すべて外した状態で安定するかを試す価値があります。

USB セレクティブ サスペンドを無効化する

電源オプションで USB セレクティブ サスペンドを無効にしておくと、USB デバイスの電源切り替えが簡素化され、安定する場合があります。

  1. 「コントロール パネル」→「ハードウェアとサウンド」→「電源オプション」を開く。
  2. 使用している電源プランの「プラン設定の変更」→「詳細な電源設定の変更」をクリック。
  3. 「USB 設定」→「USB のセレクティブ サスペンド設定」を「無効」に変更。

チップセット / ME / USB コントローラーのドライバー更新

マザーボード メーカーのサイトから、次のコンポーネントを最新版に更新することも効果的です。

  • チップセット ドライバー(Intel Chipset Software など)
  • Intel Management Engine(ME)ファームウェア
  • USB コントローラー ドライバー

USB 周りは「OS 標準で動いているから大丈夫」と思いがちですが、実はチップセットレベルの更新が効くケースが少なくありません。

S0 Modern Standby / S3 スリープ設計と電源設定を整理する

Windows 11 24H2 では、PC によってサポートされるスリープモードが異なります。まずは自分の PC がどのモードを利用しているかを確認しましょう。

powercfg -a で利用可能なスリープ状態を確認

powercfg -a

このコマンドで、S0 低電力アイドル(Modern Standby)、S3(従来のスリープ)、S4(休止状態)などが利用可能かどうかが一覧表示されます。

  • BIOS 設定で S0 ↔ S3 を切り替えられる機種 … S3 に固定して挙動を比較する価値大
  • Modern Standby 専用設計のノート PC … S3 へ切替できない場合も多いので、他の要因(GPU / NIC / USB)を重点的にチェック

トラブルシューティング用の電源設定例

検証期間中は、電源遷移をできるだけシンプルにしておくと原因が見えやすくなります。

設定項目推奨値(検証用)備考
ハイブリッド スリープ無効スリープと休止を組み合わせる機能。トラブル時はいったん無効に。
休止状態一時的に無効(powercfg /hibernate off)電源遷移のパターンを減らして切り分けしやすくする。
スリープ解除タイマー無効勝手にスリープから復帰する要因を減らす。
PCI Express → リンク状態の電源管理オフPCIe デバイスの電源管理をシンプルにしてみる。
高速スタートアップ(高速な起動)無効シャットダウンとスリープの境界が曖昧になるのを防ぐ。

検証が一段落して安定したら、必要に応じて休止状態や高速スタートアップを再度有効化して構いません。その際も、「どの設定を戻したときに再発したか」をメモしておくと原因が特定しやすくなります。

Microsoft Store / Windows Update との関係を切り分ける

再起動の直前に Microsoft Store アプリの自動更新や Windows Update が走っているケースもあります。これらは直接の原因ではないことも多いですが、電源遷移中のデバイスアクセス(I/O)が重なることで、境界条件として作用している可能性があります。

Microsoft Store の自動更新を一時停止する

  1. Microsoft Store を起動し、右上のプロフィール アイコンから「アプリの設定」を開きます。
  2. 「アプリを自動的に更新」をオフにします。
  3. この状態で数日運用し、スリープ中の再起動が収まるか確認します。

もしこれで安定する場合、Store 更新とスリープ遷移のタイミングがぶつかったときに、ドライバーやストレージ、ネットワーク周りが不安定になっていた可能性が高まります。

システムファイルの整合性チェック

Windows 自体のシステムファイルが破損していると、ドライバーや電源管理機能にも悪影響が及ぶことがあります。次のコマンドを実行して整合性を確認・修復しておきましょう(管理者権限のコマンドプロンプト/PowerShell で実行)。

sfc /scannow
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth

BIOS / UEFI・マザーボードの観点からの対処

Windows 11 24H2 は、最新世代のチップセットや電源管理機能と組み合わせて使われることが多いため、BIOS・UEFI 側の設定やファームウェアも重要です。特に B760 など比較的新しいチップセットでは、BIOS 更新でスリープ安定性が改善されるケースもあります。

BIOS / チップセット / ME ファームを最新にする

  • マザーボード メーカーのサイトから、最新 BIOS、チップセット ドライバー、Intel ME ファームウェアを確認
  • リリースノートに「電源管理」「スリープ」「安定性」などの修正が含まれていないかチェック
  • 業務マシンの場合は、いきなり全台適用ではなく、1 台で先行検証 → 問題なければ順次展開という手順がおすすめ

BIOS の電源関連設定を見直す

設定項目(例)検証時の推奨値コメント
ErP Ready / ErP Support有効 or 無効の両方を試すシャットダウン時・スリープ時の消費電力と、USB 給電・Wake の挙動に影響。
Wake on LAN / PCI-E デバイスからの起動不要なら無効業務上不要なら、スリープトラブル切り分け中はオフにしておく。
USB 給電(USB power share など)一時的に無効スリープ中に USB デバイスへ給電し続けると、スリープ解除や再列挙のトリガーになることがある。
S0 / S3 スリープモード切替選択可能なら S3 を試すModern Standby 由来のトラブルかどうかの切り分けになる。

再発時の証跡を強化して「次」で仕留める

ランダム再起動問題は、「何もしていないのに突然」という性質上、証跡が乏しいままだといつまでもモグラ叩きになります。次に発生したときのために、ログの取り方を強化しておきましょう。

自動的に再起動する設定を一時的に無効化

  1. 「設定」→「システム」→「バージョン情報」→「システムの詳細設定」を開く。
  2. 「起動と回復」の「設定」をクリック。
  3. 「システム エラー」欄の「自動的に再起動する」のチェックを外す。

これで、次にブルースクリーンが発生したときに画面を確認しやすくなり、停止コードや関与しているドライバー名を読み取ることができます。

メモリダンプを「自動(完全/カーネル)」に設定

同じ「起動と回復」ダイアログで、デバッグ情報の書き込みを「自動メモリ ダンプ」または「カーネル メモリ ダンプ」に設定しておきます。これにより、次回発生時のダンプ解析の精度が上がり、犯人ドライバーを特定しやすくなります。

Driver Verifier で疑わしいドライバーを追い込む

どうしても原因が絞れない場合は、Driver Verifier を使って疑わしいドライバー(GPU / NIC / USB など)を徹底的にチェックする手もあります。

  1. 管理者権限のコマンドプロンプトを開く。
  2. verifier と入力してウィザードを起動。
  3. 「標準設定を作成する」→「ドライバーの一覧から選択」→GPU / NIC / USB など疑わしいサードパーティ製ドライバーだけを選択。
  4. 再起動して、しばらく通常使用する。

Driver Verifier は、あえてドライバーの不正な挙動をあぶり出すために、システムを重くしたり BSOD を意図的に発生させたりするツールです。検証用 PC でのみ有効にし、通常運用に戻すときは必ず次のコマンドで無効化してください。

verifier /reset

イベントログの読み方:6008 と ACPI/npsvctrig の扱い

現場でよくある誤解として、「イベント ID 6008 が出ているから 6008 が原因だ」というものがあります。しかし、6008 はあくまで「予期しないシャットダウンがあったという事後報告」であり、原因ではありません。

  • イベント ID 6008 … 予期しないシャットダウンの結果ログ。原因を示しているわけではない。
  • ACPI 125 など … 多くは情報レベルのログで、電源管理の状態遷移や列挙を示しているに過ぎない。
  • npsvctrig 6 … ファイルシステムフィルターの読み込みやサービス起動に関連するログで、単体で犯人扱いできない。

重要なのは、停止直前の数十秒〜数分間に、特定のデバイスに関連するエラー/警告が集中していないかを見ることです。たとえば、USB ストレージのエラーが頻発している、NIC のリンク再確立が連続している、GPU のリセットが記録されている、といったログを時系列で追うと、どのデバイスが不安定なのかが見えてきます。

収束の判断基準と、実務での進め方

最後に、「どこまでやれば一旦完了とみなしてよいか」という現場的な判断基準を整理します。

1 変更ごとに 3〜7 日の無発生を目安にする

ランダム再起動は再現性が低いため、次のようなルールで進めると混乱が減ります。

  • ドライバーや設定を 一つだけ変更する(GPU → NIC → USB → チップセット…の順など)
  • 変更ごとに 3〜7 日間は様子を見る
  • その期間に一度も再発しなければ、その変更が有効だった可能性が高い
ステップ主な作業観察期間の目安
ステップ 1GPU ドライバーの DDU クリーンインストール3〜7 日
ステップ 2NIC の Wake 権限・省電力機能の無効化 / ドライバー入替3〜7 日
ステップ 3USB デバイスの最小構成化 / セレクティブサスペンド無効化3〜7 日
ステップ 4スリープモードと電源設定(ハイブリッドスリープ・休止・高速スタートアップ)見直し3〜7 日
ステップ 5BIOS / チップセット / ME 更新および BIOS 電源設定調整3〜7 日

最小構成で止まるなら、外したデバイス側を重点調査

キーボード・マウスのみの構成でスリープが安定する場合、元々接続していた周辺機器のどれか(+それを制御するドライバー)が犯人である可能性が高いです。

  • USB ハブ/ドックのメーカー・型番を控える
  • USB 3.0 / 3.1 ポートか、USB 2.0 ポートかで挙動が変わらないか見る
  • 別 PC で同じ周辺機器を試して再現するかチェックする

Store 自動更新停止+休止無効化で止まる場合

Microsoft Store の自動更新を止め、休止状態を無効化した状態で安定するなら、

  • 電源遷移中にストレージやネットワークにアクセスが集中
  • そのタイミングで特定ドライバーがエラーを起こし、0x13A を引き起こしていた

といった「タイミング依存の問題」である可能性が高まります。この場合も、GPU / NIC / ストレージドライバーを順に入れ替えながら、どの組み合わせで安定するかを探っていくことになります。

まとめ:最有力は NVIDIA ドライバー、しかし他の電源遷移ドライバーも順に疑う

ここまでをまとめると、次のような方針になります。

  • Bugcheck 0x13A(KERNEL_MODE_HEAP_CORRUPTION)は、ドライバーによるカーネルヒープ破壊を示す典型的な停止コード。
  • ダンプに nvlddmkm.sys(NVIDIA ドライバー) が登場しているなら、まずは DDU でのクリーン削除 → 別バージョン(Studio / 1〜2 世代前)の最小構成インストール を最優先で試す。
  • ただし、NVIDIA 非搭載機でも類似症状があることから、LAN / USB / ストレージ / チップセットなど電源遷移に絡むドライバーも順に疑う必要がある。
  • ネットワークの Wake 設定・省電力機能、USB セレクティブサスペンド、高速スタートアップ、ハイブリッドスリープなど、電源遷移の複雑さを一度減らしてみることで原因に近づける。
  • BIOS / チップセット / ME の更新や BIOS 電源設定の見直しも、最新世代マザーボードでは見逃せないポイント。
  • 最後に、1 手順ごとに 3〜7 日の観察期間を置き、最小構成とログ強化で証跡を積み上げながら潰していくことが、遠回りに見えて最短ルートになりやすい。

「スリープさせるのが怖いから、とりあえず常にシャットダウンする」という運用に逃げてしまう前に、本記事の手順を参考に、GPU → NIC → USB → 電源設定 → BIOS の順で一つずつ丁寧に切り分けてみてください。地道な作業ではありますが、多くのケースで「いつの間にか治っていた」を「どの変更で治ったか分かる状態」に変えられるはずです。

この記事を書いた人

実務の現場で詰まりがちなポイントを地図にするITブログ「IT trip」を運営。Windows/Office(Teams・Excel)からSQL、サーバ運用、ガジェットまで、再現性のある手順と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ試せること、そして迷った人の次の一歩が見えることを大切にしています。

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