Copilot Searchで信頼できるSharePointサイトの関連度を高めるには、一般提供後、Web版Microsoft 365管理センターの「Copilot」→「Search」→「Authoritative content」で対象サイトを指定します。登録できるのは最大100サイトです。
ただし、2026年7月19日時点でRoadmap ID 503553の状態は「In development」で、一般提供は2026年9月に予定されています。管理センターにメニューがまだ表示されていなくても、設定ミスやサービス障害とは限りません。現行リリースでは、PowerShellまたはCSOM APIを使って設定します。(Microsoft)
この機能は、公式情報を掲載しているSharePointサイトをCopilot Searchに信頼できる情報源として認識させ、関連度とランキングを高めるためのものです。検索結果を必ず1位に固定したり、ユーザーのアクセス権を変更したりする機能ではありません。
Copilot SearchのAuthoritative contentとは
Authoritative contentは、組織が管理する公式のSharePointサイトを「信頼できる情報源」として指定する仕組みです。
たとえば、社内規程を検索したときに、過去のプロジェクトサイトや個人が作成した説明資料ではなく、総務部が管理する最新の規程サイトを見つけやすくできます。
Microsoftの公式情報では、指定したサイトについて、Copilot Search内での関連度とランキングを高めると説明されています。また、信頼できる検索結果には「From your organization」などの視覚的なラベルが表示される場合があります。(Microsoft)
重要なポイントを整理すると、次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 設定場所 | Microsoft 365管理センターの「Copilot」→「Search」→「Authoritative content」 |
| 登録上限 | 最大100のSharePointサイト |
| 主な効果 | Copilot Searchでの関連度、ランキング、信頼性の向上 |
| 設定単位 | SharePointサイト単位 |
| 個人用サイト | 対象外 |
| 反映時間 | 最大72時間 |
| 現行の設定方法 | PowerShellまたはCSOM API |
| Web管理画面の一般提供予定 | 2026年9月 |
| Roadmap ID | 503553 |
| 対象環境 | WorldwideのStandard Multi-Tenant、Web |
上限、反映時間、サイト単位の指定、個人用サイトが対象外であることは、Microsoft Learnにも明記されています。(Microsoft Learn)
なお、Microsoft 365 Roadmapに記載される提供日は予定であり、変更、延期、取り消しの可能性があります。2026年9月という日付を固定的なリリース日として運用計画に組み込まず、実際のテナントへの展開状況も確認してください。(Microsoft)
Authoritative contentで変わることと変わらないこと
公式サイトの情報を見つけやすくなる
Authoritative contentに登録したサイトは、Copilot Searchから信頼できる組織管理コンテンツとして認識されます。
効果が期待できる代表例は次のとおりです。
- 就業規則や旅費規程を掲載する人事・総務ポータル
- 情報セキュリティポリシーを掲載するIT部門サイト
- 製品仕様や営業資料の正式版を管理する製品情報サイト
- 社内申請の手順を集約した業務マニュアルサイト
- 組織全体で利用する用語集やFAQサイト
複数の部署が似た資料を保存している環境では、どのファイルが正式版なのか判断しにくくなります。公式サイトを明示することで、利用者が情報の出所を確認する手間を減らせます。
検索結果の1位を保証する機能ではない
Microsoftが説明しているのは、指定サイトの「関連度とランキングの向上」です。常に先頭へ固定する機能や、指定サイト以外を検索結果から除外する機能とは説明されていません。(Microsoft)
Copilot Searchは、検索語だけでなく、ユーザーのコンテキストやアクセスできる情報なども踏まえて結果を提示します。そのため、同じ検索語でもユーザーごとに表示順位が異なる可能性があります。(Microsoft Learn)
特定のURLを目立たせたい場合は、サイト全体をAuthoritative contentに指定するだけでなく、Microsoft SearchやCopilot Searchのブックマークも検討します。
SharePointのアクセス許可は変更されない
Authoritative contentは、検索の信頼性とランキングを調整するための設定です。SharePointサイトやファイルのアクセス許可を付与する機能ではありません。
Copilot Searchは、Microsoft 365 Copilotと同じデータ保護、プライバシー、セキュリティ構成に従います。したがって、利用者が元からアクセスできないコンテンツを、Authoritative contentへの登録だけで閲覧できるようになるわけではありません。(Microsoft Learn)
ただし、サイトを信頼できる情報源として扱う前に、アクセス許可の棚卸しは必要です。意図せず広範囲に共有されているサイトを登録すると、閲覧権限を持つ利用者に古い情報や機密性の高い情報を見つけやすくしてしまう可能性があります。
Microsoft 365管理センターで設定する方法
Web版の管理画面がテナントへ展開された後は、次の流れで設定します。
設定前に提供状況を確認する
2026年7月19日時点では、管理センターからの設定機能は開発中です。
Microsoft 365 RoadmapでRoadmap ID 503553の状態を確認し、自社テナントへの展開が始まっているかを確認します。ロードマップ上の対象は、Web版Microsoft 365管理センターとWorldwideのStandard Multi-Tenantです。(Microsoft)
メニューが表示されない場合は、次の可能性があります。
- まだ一般提供前である
- 段階的なロールアウトが自社テナントに到達していない
- 対象外のクラウド環境を利用している
- 必要な管理者ロールが割り当てられていない
- テナントで必要な機能が有効になっていない
これはサービス正常性で「解決済み」になるのを待つ障害とは限りません。まずロードマップ上の提供状態と、テナントへのロールアウト状況を確認します。
管理センターの設定場所を開く
一般提供後は、WebブラウザーからMicrosoft 365管理センターへサインインし、次の順序で開きます。
- 「Copilot」を開く
- 「Search」を開く
- 「Authoritative content」を開く
- 信頼できるSharePointサイトを追加する
- 登録済みサイトを確認し、不要なサイトを削除する
- 登録数が100サイト以内であることを確認する
Microsoftが公開しているロードマップでは、設定経路と100サイトの上限までは示されています。一方、追加ボタンや保存ボタンの名称、一括登録の可否など、Web画面の詳細な操作仕様は公開時に変わる可能性があります。(Microsoft)
設定後は最大72時間待つ
Authoritative contentの変更は、対応する検索エクスペリエンスへ反映されるまで最大72時間かかる場合があります。
設定直後に検索順位が変わらなくても、すぐに登録し直す必要はありません。まず72時間程度待ち、その後に確認します。(Microsoft Learn)
管理画面の提供前にPowerShellで設定する方法
現行リリースでは、SharePoint Online Management ShellまたはCSOM APIを使ってAuthoritative sitesを設定します。
少数のサイトを個別に設定する場合は、PowerShellが分かりやすい方法です。
Install-Module -Name Microsoft.Online.SharePoint.PowerShell -Force
Import-Module -Name Microsoft.Online.SharePoint.PowerShell
Connect-SPOService -Url "https://<tenant>-admin.sharepoint.com"
Set-SPOSite `
-Identity "https://<tenant>.sharepoint.com/sites/<siteName>" `
-IsAuthoritative $true
<tenant>にはテナント名、<siteName>には対象となるサイト名を指定します。
たとえば、テナント名がcontoso、正式な社内規程サイトがcorporate-policiesであれば、対象URLは次のようになります。
https://contoso.sharepoint.com/sites/corporate-policies
Microsoftの公式手順でも、Set-SPOSiteコマンドの-IsAuthoritative $trueを使ってサイトを指定しています。(Microsoft Learn)
大量登録や一覧管理にはCSOMを使う
登録サイトの取得、削除、一括追加、一括削除を自動化する場合は、CSOM APIを利用できます。
Microsoftのドキュメントでは、次の操作が案内されています。
- Authoritative sitesの一覧取得
- 1サイトの登録
- 1サイトの削除
- 複数サイトの一括登録
- 複数サイトの一括削除
CSOMを使用する場合は、バージョン16.1.26914.12004以降が必要です。(Microsoft Learn)
数十サイトを管理する場合は、サイトURL、サイトID、管理部署、登録理由、最終確認日をCSVなどにまとめたうえで自動処理すると、100サイト枠を管理しやすくなります。
必要なライセンスと管理者権限
Copilot Searchを利用するユーザーには、対象となるMicrosoft 365 Copilotライセンスが必要です。ライセンスが割り当てられている場合、Microsoft 365 CopilotアプリのWeb、デスクトップ、モバイルにSearchモジュールが表示されます。(Microsoft Learn)
管理側では、SharePoint Advanced Managementの前提条件も確認します。
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| Copilot Search利用者 | 対象となるMicrosoft 365 Copilotライセンスが必要 |
| 管理者ロール | SharePoint AdministratorまたはSharePoint Advanced Management Administrator |
| PowerShell | 最新のSharePoint Online Management Shellを使用 |
| テナント側機能 | Authoritative sites機能が有効になっていること |
| 対象URL | サポートされる有効なSharePointサイトURLであること |
Microsoftの前提条件では、組織内の少なくとも1ユーザーにMicrosoft 365 Copilotライセンスが割り当てられている場合、SharePoint管理者はCopilot展開を支援するSharePoint Advanced Management機能を利用できます。SharePoint Advanced Management Plan 1アドオンやMicrosoft 365 E7による利用条件も案内されています。(Microsoft Learn)
ただし、管理機能を利用できる条件と、各ユーザーがCopilot Searchを利用できる条件は分けて考える必要があります。検索を検証するテストユーザーにも、対象となるMicrosoft 365 Copilotライセンスを割り当ててください。
100サイトの上限をどう使うべきか
Authoritative contentへ登録できるのは最大100サイトです。100件のファイルやページではなく、100件のSharePointサイトである点が重要です。(Microsoft Learn)
100サイトを単純に利用件数の多い順で登録するのは適切ではありません。利用件数が多くても、下書き、古いファイル、重複資料が多いサイトは、公式情報源として扱うべきではないためです。
登録を優先したいサイト
| 登録を優先する条件 | 後回しにする条件 |
|---|---|
| 組織として正式な情報を公開している | 個人や一部チームが作成した参考情報が中心 |
| 情報の管理部署と責任者が明確 | 所有者が退職・異動し、管理者が不明 |
| 更新日や見直し期限を管理している | 数年前の資料が大量に残っている |
| 同じ情報の正式版が一か所に集約されている | 複数サイトに重複資料がある |
| アクセス許可を定期的に確認している | 「全員」への過剰共有が疑われる |
| 全社的に検索される頻度が高い | 特定プロジェクトだけで利用する |
| 公開済みコンテンツと下書きが分離されている | 下書きと正式版が同じ場所に混在している |
特に注意したいのは、指定単位がサイト単位であることです。ドキュメントライブラリや特定ページだけをAuthoritative contentにすることは、現在の仕様ではできません。(Microsoft Learn)
そのため、公式マニュアルと作成途中の草案が同じサイトに混在している場合は、先にサイト構成を整理します。正式版を専用サイトへ集約してから登録した方が、信頼できる検索結果を作りやすくなります。
100枠を初日から使い切らない
運用開始時から100サイトすべてを登録すると、組織改編や新しい全社ポータルの追加時に余裕がなくなります。
最初は次のような全社共通サイトから始めると安全です。
- 人事・労務
- 総務・社内規程
- 情報システム
- 法務・コンプライアンス
- 製品・サービスの正式情報
- 営業標準資料
- 全社FAQ
- 業務手順・申請マニュアル
運用開始後に検索ログや問い合わせ内容を確認し、必要性が高いサイトを段階的に追加します。
登録前に確認したいチェックリスト
サイトをAuthoritative contentへ登録する前に、少なくとも次の項目を確認します。
- サイトの業務上の責任部署が決まっている
- サイト所有者が在籍している
- 正式版と下書きが区別されている
- 廃止済みの規程やマニュアルが削除または明示されている
- ファイル名だけで内容と版が判別できる
- 更新日と次回見直し日が管理されている
- 重複ファイルが整理されている
- 「組織内の全員」などの広範囲なアクセス許可を確認している
- 機密情報に適切な秘密度ラベルやアクセス制御が設定されている
- 実際の利用者が検索する用語をページや文書に含めている
Authoritative contentは、サイト内の情報品質を自動的に改善する機能ではありません。古い情報を含むサイトを登録すれば、古い情報も信頼できるサイト内のコンテンツとして見つけやすくなる可能性があります。
「登録してから整理する」のではなく、「整理が完了したサイトを登録する」という順番が重要です。
Authoritative contentと似た機能の違い
SharePointとCopilot Searchには、検索結果へ影響する複数の機能があります。目的を混同すると、必要なコンテンツまで検索できなくなる可能性があります。
| 機能 | 主な目的 | 適した利用場面 |
|---|---|---|
| Authoritative content | 信頼できるサイトの関連度とランキングを高める | 公式規程、正式マニュアル、全社ポータルを見つけやすくする |
| ブックマーク | 特定の重要リソースを検索結果へ提示する | 申請フォームや問い合わせ窓口など、特定URLを案内する |
| Restricted Content Discovery | 特定サイトを組織全体の検索やCopilotから一時的に見つけにくくする | アクセス権や情報管理を点検中のサイト |
| Restricted SharePoint Search | 許可リストを使って組織全体の検索対象を一時的に制限する | Copilot導入初期の暫定的な権限確認 |
特定のURLを案内するならブックマーク
ブックマークは、申請フォーム、問い合わせ窓口、社内システムなど、特定の重要リソースを検索結果に提示する用途に向いています。
たとえば、「出張申請」と検索した利用者に申請システムのURLを案内したい場合、サイト全体をAuthoritative contentとして登録するより、ブックマークの方が目的に合います。Microsoftは、Copilot Searchでもブックマークと頭字語を使って組織固有の回答を構成できると案内しています。(Microsoft Learn)
検索対象から一時的に抑制するならRestricted Content Discovery
Restricted Content Discoveryは、アクセス許可やガバナンスを確認している間、特定のSharePointサイトを組織全体の検索やMicrosoft 365 Copilotから見つけにくくするための一時的な制御です。
この機能も既存のアクセス許可自体は変更しません。すでに権限を持つユーザーは、サイトへ直接アクセスできます。(Microsoft Learn)
Authoritative contentが「信頼できるサイトを見つけやすくする」設定であるのに対し、Restricted Content Discoveryは「点検中のサイトを見つけにくくする」設定です。
Restricted SharePoint Searchの100サイト枠とは別物
Restricted SharePoint Searchにも100サイトの上限がありますが、Authoritative contentとは目的も挙動も異なります。
Restricted SharePoint Searchは許可リストによって検索範囲を制限する暫定機能です。一方、Authoritative contentは検索範囲を100サイトに制限するのではなく、登録サイトの関連度とランキングを高めます。(Microsoft Learn)
また、Restricted SharePoint Searchは廃止予定で、2026年7月31日から新規有効化がブロックされる予定です。Microsoftは代替としてRestricted Content Discoveryなどの包括的なデータ制御を案内しています。(Microsoft Learn)
Restricted SharePoint Searchでは、ハブサイトの関連サイトに関する独自の数え方が案内されています。しかし、Authoritative contentについて同じハブサイトの扱いが適用されるとは公式文書に記載されていません。別機能の100サイト上限に関するルールを流用しないよう注意してください。
設定後の確認方法
Authoritative contentの効果を確認するときは、単に「1位になったか」だけを見ないことが重要です。
検証用の検索語を準備する
登録前に、実際の利用者が使う検索語を記録しておきます。
たとえば、旅費規程サイトを登録する場合は、次のような検索語を使います。
- 旅費規程
- 出張の日当はいくら
- 宿泊費の上限
- 県外出張の申請方法
- 最新の出張ルールを確認したい
完全一致のキーワードだけでなく、自然文による検索も含めます。Copilot Searchは、従来のキーワード検索に加えて自然言語検索にも対応しています。(Microsoft Learn)
複数のユーザーで確認する
検索結果はパーソナライズされるため、管理者1人だけで確認すると結果が偏ります。
少なくとも次のユーザーでテストします。
- 対象サイトを頻繁に利用しているユーザー
- 対象サイトをほとんど利用していないユーザー
- サイト全体へアクセスできるユーザー
- 一部コンテンツへアクセスできないユーザー
- 異なる部署に所属するユーザー
閲覧権限のない情報が表示されないことも併せて確認します。
72時間後に結果を記録する
設定前と設定後で、次の項目を記録します。
| 確認項目 | 記録内容 |
|---|---|
| 検索語 | 実際に入力したキーワードや質問文 |
| 実施ユーザー | 所属部署と権限条件 |
| 対象コンテンツ | 表示させたいページやファイル |
| 表示位置 | 上位、1ページ目、表示なし |
| 信頼性表示 | 「From your organization」などの表示有無 |
| 結果URL | 実際に表示されたSharePoint URL |
| 確認日時 | 登録から何時間後か |
| 問題点 | 古い版、重複結果、誤ったサイトなど |
反映には最大72時間かかるため、登録直後と72時間経過後の両方を記録すると、設定による変化を判断しやすくなります。(Microsoft Learn)
反映されない場合の確認ポイント
| 症状 | 確認する内容 |
|---|---|
| 管理センターにメニューがない | Roadmap ID 503553の状態、自社テナントへの展開状況、対象クラウド |
| サイトを登録できない | URLが有効なSharePointサイトか、個人用サイトではないか |
| 検索結果が変わらない | 登録後72時間経過したか、テナントで機能が有効か |
| ユーザーがCopilot Searchを使えない | 対象となるMicrosoft 365 Copilotライセンスがあるか |
| PowerShellコマンドが使えない | SharePoint Online Management Shellが最新か、必要な管理者ロールがあるか |
| 100件目以降を登録できない | 不要、重複、廃止済みサイトを登録一覧から外す |
| 地域によって登録結果が異なる | マルチジオ環境でgeoごとの管理状況を確認する |
Microsoftのトラブルシューティングでも、ライセンス、テナントでの機能提供、有効なサイトURL、最大72時間の反映待ちが確認項目として挙げられています。(Microsoft Learn)
よくある疑問
SharePointのページやライブラリだけを指定できるか
現在はサイト単位の指定です。特定のページ、ドキュメントライブラリ、フォルダーだけをAuthoritative contentにすることはできません。(Microsoft Learn)
特定ページだけを案内したい場合は、ブックマークの利用を検討します。
OneDriveの個人用サイトを登録できるか
個人用サイトは対象外です。公式情報は、個人のOneDriveではなく、管理部署と所有者が明確なSharePointサイトへ移すことが望まれます。(Microsoft Learn)
100サイトを超えて登録したい場合はどうするか
100サイトを超える登録はできません。
まず、重複サイト、利用されていないサイト、更新責任者が不明なサイトを除外します。個別の重要URLについてはブックマークを使い、全社共通情報は公式ポータルへ集約します。
単に100サイトへ絞るのではなく、正式情報の保管場所自体を整理することが必要です。
登録すれば必ず検索結果の先頭に表示されるか
必ず先頭に表示されるとは限りません。公式説明は、関連度とランキングを高めるという内容です。検索語、ユーザーのコンテキスト、アクセス権などによって結果は変わります。(Microsoft)
マルチジオ環境ではどう管理するか
Microsoftのドキュメントでは、マルチジオテナントのAuthoritative siteデータはgeoごとに管理すると説明されています。複数地域を利用している場合は、各geoの登録内容と管理責任者を分けて確認します。(Microsoft Learn)
まず実施すべき準備
Copilot SearchでSharePointの公式情報を優先的に見つけやすくしたい場合は、次の順序で進めます。
- 人事、総務、IT、法務などの公式サイトを候補として洗い出す
- サイト所有者、更新状況、重複資料、アクセス許可を確認する
- 正式版と下書きが混在しているサイトを整理する
- 100サイト以内の登録候補一覧を作る
- 現時点で設定する場合はPowerShellまたはCSOMを利用する
- Web管理画面の展開後は「Copilot」→「Search」→「Authoritative content」で管理する
- 設定後は最大72時間待ち、複数ユーザーと複数の検索語で確認する
- 不要になったサイトを定期的に登録一覧から外す
Authoritative contentは、Copilot Searchの検索品質を管理者側から改善できる機能です。ただし、効果を左右するのは登録件数ではなく、登録したサイトが本当に最新かつ正式な情報源として管理されているかどうかです。
100サイトの枠を埋めることを目的にせず、信頼性、更新責任、アクセス許可が確認できたサイトから段階的に登録してください。

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