2026年7月8日、日本時間ではMicrosoft 365 Roadmap ID 566470の実質的な更新により、Viva InsightsでGitHub Copilotの支出・使用状況を確認する機能にPublic Previewが追加されました。GitHub Copilotの利用状況やクレジット消費を、対象マネージャー、グローバルパーティションのInsights Analyst、Microsoft 365グローバル管理者がViva Insightsから確認できるようになる更新です。(Microsoft 365 Message Center Archive)
結論からいうと、今回の変更は既存のGitHub Copilot APIやBIレポートを壊す仕様変更ではありません。主な変化は、正式提供前に検証できるプレビュー経路が追加され、GitHub側の管理者だけでなく、部門マネージャーやMicrosoft 365側の分析担当者にもコスト情報を展開しやすくなることです。
ただし、公開情報には注意すべき差があります。ロードマップには「ダッシュボードは既定で有効」と記載されていますが、その後のMicrosoft 365 Message Center通知MC1420991では、Public Preview中は既定で無効と説明されています。プレビューを利用する場合は、記載だけで自動有効化を想定せず、実際のテナント設定を確認する必要があります。(Microsoft 365 Message Center Archive)
2026年7月8日のロードマップ更新で変わったこと
Roadmap ID 566470は2026年6月23日に初回公開され、その後、7月7日23時台のUTC更新、つまり日本時間では7月8日に相当する更新で「Preview」が追加されました。
主な仕様差分は次のとおりです。
| 項目 | 初回公開時 | 7月8日の実質更新後 | 実務上の意味 |
|---|---|---|---|
| リリースフェーズ | General Availability | Preview、General Availability | 正式提供前にテナントで検証できる |
| Preview予定 | 記載なし | 2026年7月 | 先行検証とアクセス制御の確認が必要 |
| GA予定 | 2026年7月 | 2026年7月のまま | 正式提供時期そのものは変更されていない |
| 対象プラットフォーム | Web | Web | デスクトップアプリ固有の更新ではない |
| 対象クラウド | Worldwide Standard Multi-Tenant | 変更なし | ロードマップ上は標準マルチテナントが対象 |
| 対象ユーザー | マネージャー、Global Analyst、Global Administrator | 変更なし | 権限設計は引き続き重要 |
| 既定状態の表現 | 有効 | ロードマップ上は変更なし | Message Centerのプレビュー説明とは差がある |
今回追加されたのは主にリリース工程です。APIのエンドポイント、データスキーマ、認証方式などが変更されたという発表ではありません。既存のGitHub Copilot分析基盤を置き換えるのではなく、Viva Insights側に新しい閲覧経路が加わる更新と考えるのが適切です。(Microsoft 365 Message Center Archive)
Viva InsightsのGitHub Copilot支出・使用状況分析とは
Microsoft Viva InsightsのConsumption Dashboardは、Copilot CreditsとGitHub AI Creditsが、どのサービス、チーム、ユーザー層で消費されているかを把握するためのダッシュボードです。
公開ドキュメントでは、次のような用途が示されています。
- アクティブユーザーの把握
- クレジット使用量の推移確認
- 消費を押し上げているサービスやチームの把握
- 使用量が多いユーザー層の確認
- 上限に近づいている支出ポリシーの把握
- 組織や職務による絞り込み
一方、Viva Insightsに表示されるクレジット情報は参照用です。GitHub AI Creditsの正式な請求額や詳細明細はGitHub.com側で確認する必要があります。Viva Insightsの数値だけで請求処理や予算確定を行わないようにしてください。(Microsoft Learn)
AI Cost DashboardとConsumption Dashboardの違い
今回の公開情報では、「AI Cost Dashboard」と「Consumption Dashboard」という名称が併存しています。
Microsoft Learnの現行ページではConsumption Dashboardと呼ばれていますが、Message Center通知やエクスポートファイル名ではAI Cost Dashboardという表記も確認できます。プレビュー期間中は、管理画面、ドキュメント、社内手順書で名称が一致しない可能性があります。
社内で問い合わせを受ける担当者は、次のように整理すると混乱を防げます。
| 表記 | 実務上の扱い |
|---|---|
| Consumption Dashboard | Microsoft Learnで使われている現行名称 |
| AI Cost Dashboard | Message Centerや一部の画面・ファイル名に残る名称 |
| Copilot Analytics | Viva Insights内のAI利用分析機能全体を示す広い表現 |
画面上の正式名称はテナントやロールアウト段階によって変わる可能性があるため、手順書には画面キャプチャだけでなく、両方の検索語を併記しておくと安全です。
今回の更新で最も大きいのは「誰が見られるか」の変化
この更新の本質は、単にグラフが1つ増えることではありません。
これまでGitHub Copilotの詳細な利用額を確認する場合、GitHubのEnterprise設定にある「Billing & licensing」や「AI usage」を利用するのが基本でした。今回の機能により、Microsoft 365側の組織階層に基づき、部門マネージャーが自部門のGitHub Copilot利用状況を見る運用が可能になります。
つまり、GitHub管理者や請求担当者が保持していた情報の一部を、事業部門のマネージャーにも配布できるようになります。これはコスト管理を分散できる一方で、プライバシー設定や閲覧範囲を誤ると、想定以上の管理者にAI利用情報が見える可能性があることも意味します。
ロールごとの閲覧範囲
Microsoft Learnに示されているアクセス範囲は次のとおりです。
| ロール | 閲覧範囲 | クエリ実行 | 主な注意点 |
|---|---|---|---|
| マネージャー | 自分の管理対象グループ | 不可 | サービスプラン、チーム人数、マネージャー設定が必要 |
| Insights Analyst | 組織全体 | 可能 | グローバルパーティションへのアクセスが必要 |
| Microsoft 365グローバル管理者 | 組織全体 | 不可 | 日常的な閲覧目的での常用は避ける |
| 非グローバルパーティションのInsights Analyst | 利用不可 | 利用不可 | 既存パーティションだけではアクセスできない |
| Viva Insights Administrator、AI Administrator | 設定を管理 | ロールによる | プレビュー有効化やマネージャー設定を担当 |
Consumption Dashboardのクエリ機能には、現時点でGitHubデータが含まれません。また、Microsoft Copilot Dashboardを閲覧できるだけではConsumption Dashboardの権限は得られず、ダッシュボードの委任アクセスにも対応していません。(Microsoft Learn)
導入条件を確認する
マネージャーにはViva Insightsのサービスプランが必要
マネージャーがConsumption Dashboardを利用するには、次の条件を満たす必要があります。
- Viva Insightsサービスプランが割り当てられている
- 設定されたMinimum team size以上のチーム人数がいる
- マネージャー向けのCopilot insightsアクセスが有効になっている
- Consumption insightsへのスコープ付きアクセスが有効になっている
Viva Insightsサービスプランは、Viva InsightsライセンスまたはMicrosoft 365 Copilotライセンスを割り当てることで適用されます。
「直属の部下5人」と「最小チームサイズ」は同じではない
ロードマップには「少なくとも5人の直属の部下がいるマネージャー」と記載されています。しかし、Microsoft Learnの実際の管理設定では、適格性の判定にMinimum team sizeが使われます。
このチーム人数には、次のユーザーが含まれます。
- マネージャー本人
- Viva Insightsサービスプランを持つ直属の部下
- 組織階層上の間接的な部下
- Microsoft Entra IDまたはアップロード済みHRデータで認識されているユーザー
Minimum team sizeの最小設定値は5ですが、組織側で6人以上などに引き上げることもできます。
したがって、導入可否を「直属の部下が5人いるか」だけで判断するのは不十分です。Viva Insights管理画面に表示されるEligible managersの人数と、実際の組織データを照合してください。設定変更の反映には最大1時間程度かかるとされています。(Microsoft Learn)
Consumption insightsだけを単独で付与できない
マネージャーにConsumption insightsを付与するには、先にCopilot insightsへのスコープ付きアクセスを付与する必要があります。
つまり、GitHub Copilotの費用だけを見せ、ほかのCopilot分析へのアクセスを完全に切り離す設定はできません。マネージャーに何が表示されるかを確認せずに、Consumption insightsだけを目的として一括有効化するのは避けるべきです。
対象者は次の方法で制御できます。
- 全マネージャー
- Microsoft Entra IDグループ
- メールアドレスを記載したCSVファイル
Public Previewでは、全マネージャーではなく、専用のEntra IDグループまたはCSVを使って少人数から始める方法が安全です。
既存のGitHub Copilot分析環境との互換性
今回の更新によって、既存のGitHub Copilot APIやエクスポート処理をすぐに変更する必要はありません。
| 既存実装 | 今回の影響 | 推奨対応 |
|---|---|---|
| GitHub Copilot usage metrics API | 破壊的変更の発表なし | 既存の取得処理を継続する |
| GitHub Copilot NDJSONエクスポート | 置き換えられない | BIや長期保存用途では継続利用する |
| GitHubのAI usage画面・CSV | 引き続き正式な請求確認元 | Viva Insightsとの照合元にする |
| Viva Insightsのカスタムクエリ | GitHubデータは対象外 | GitHub列の追加を前提に改修しない |
| Consumption Dashboardのエクスポート | GitHubメトリックは出力不可 | GitHub側のAPIまたはエクスポートを使う |
| Copilot Dashboardの既存閲覧権限 | Consumption Dashboardへ自動継承されない場合がある | ロールごとに実画面で確認する |
| ダッシュボードの委任アクセス | 現時点で未対応 | 代理閲覧を前提にしない |
Microsoft Learnでは、Consumption Dashboardから匿名化されたユーザー単位のAIコスト情報をCSV出力できますが、GitHubメトリックはエクスポートできないと明記されています。GitHub CopilotデータをPower BIやデータウェアハウスへ取り込んでいる組織は、既存のGitHub APIやエクスポートを残してください。(Microsoft Learn)
GitHub側のUsage Metrics API、ダッシュボード、NDJSONエクスポートも引き続き提供されています。新規の詳細分析では、GitHubが推奨するCopilot usage metrics APIを利用するのが基本です。(GitHub Docs)
対応が必要な組織と、急いで対応しなくてよい組織
| 利用状況 | 対応要否 | 判断理由 |
|---|---|---|
| GitHub Copilot BusinessまたはEnterpriseを利用し、部門別コストを管理したい | 対応推奨 | マネージャー向けの閲覧範囲とプライバシー設定を検証する価値が高い |
| Viva InsightsとGitHub Copilotの両方を導入済み | 対応推奨 | 既存設定によって対象ユーザーが閲覧可能になる可能性がある |
| GitHub APIで独自ダッシュボードを構築済み | 緊急対応は不要 | 既存APIを置き換える更新ではない |
| 非グローバルパーティションのInsights Analystだけで運用中 | 要確認 | そのままではConsumption Dashboardを利用できない |
| GitHub Copilotを個人契約だけで利用している | 原則対象外 | 組織・Enterprise単位の支出管理用途とは異なる |
| Worldwide Standard Multi-Tenant以外を利用している | 継続監視 | 今回のロードマップでは標準マルチテナントのみが明記されている |
| 部門マネージャーにはAI利用額を見せない方針 | 設定確認が必要 | プレビューを有効化せず、GA時の既定値も再確認する |
特に確認が必要なのは、すでにマネージャー向けCopilot insightsを広く有効化している組織です。Consumption insightsの設定、Public Previewのトグル、GA後の既定動作を別々に確認してください。
Public Previewで確認すべきテスト手順
GitHub側で検証前の基準値を保存する
まず、GitHub EnterpriseまたはOrganizationの設定から、次の情報を保存します。
- Billing & licensingのAI usage
- ユーザー別のGitHub AI Credits消費量
- Organization別またはコストセンター別の消費量
- 同期間のCopilot usage metrics
- 対象ユーザーのCopilotライセンス割り当て
- 設定済みの予算と支出上限
Viva Insightsの値だけでは、差異が発生したときに原因を追えません。検証前のGitHub側データをCSVで保存しておくと、ロールアウト前後を比較しやすくなります。
検証用ユーザーを役割別に用意する
少なくとも次のユーザーを用意します。
| テストユーザー | 確認すること |
|---|---|
| グローバルパーティションのInsights Analyst | 組織全体のデータを閲覧できるか |
| 対象マネージャー | 自分の組織だけが表示されるか |
| 最小チームサイズ未満のマネージャー | ダッシュボードが表示されないか |
| 非グローバルパーティションのAnalyst | GitHub Copilotデータにアクセスできないか |
| 一般ユーザー | URLを直接開いても閲覧できないか |
| グローバル管理者 | 組織全体の情報を参照できるか |
正常系だけでなく、見えてはいけないユーザーから見えないことを必ず検証してください。
プレビューを限定的に有効化する
Message Center通知MC1420991では、Public Preview中のGitHub Copilot insightsは既定で無効とされています。Insights AdministratorまたはAI Administratorが、Viva Insightsのプライバシー設定から有効化する想定です。(M365 Admin)
最初から全マネージャーを対象にせず、次のように進めます。
- 検証用のEntra IDグループを作成する
- 1~2部門のマネージャーだけを追加する
- Copilot insightsとConsumption insightsを有効にする
- 1時間以上待ってアクセスを確認する
- 問題がなければ段階的に対象を広げる
ロードマップ上の「既定で有効」という表記と、Message Centerの「Preview中は既定で無効」という表記が一致していないため、テナントの実画面と変更履歴を記録しておくことが重要です。
使用量と支出を分けてテストする
GitHub Copilotでは、すべての利用が同じようにGitHub AI Creditsを消費するわけではありません。
Copilot Chat、Copilot CLI、クラウドエージェント、Copilot Spaces、Spark、サードパーティ製コーディングエージェントなどはAI Creditsを消費します。一方、コード補完とNext Edit Suggestionsは、有料プランではAI Creditsの課金対象外です。GitHub AI Creditは1クレジットあたり0.01米ドルとして扱われます。(GitHub Docs)
この違いを利用し、次の対照テストを行います。
| テスト操作 | 期待する傾向 |
|---|---|
| IDEでコード補完を複数回利用 | 利用指標は増える可能性があるが、AI Creditsは増えない |
| Copilot Chatで短い質問を行う | AI Creditsが少量増える |
| エージェントで複数ファイルを処理する | Chatより多くのAI Creditsを消費する可能性がある |
| Copilot CLIを利用する | AI Credits消費として反映される |
| 対象外ユーザーが同じ操作を行う | テスト対象マネージャーのスコープに表示されないことを確認する |
コード補完の利用が多いチームでも、クレジット消費は少ない場合があります。「よく使われているのに支出が少ない」という状態は、必ずしも不具合ではありません。
数値比較では期間とタイムゾーンをそろえる
GitHub Copilot usage metricsは、対象日の終了後、2日分の完全なUTC日を経て利用可能になるとされています。テスト直後に値が出ないからといって、連携失敗と判断しないでください。(GitHub Docs)
比較時は、次の条件をそろえます。
- UTC基準の日付
- 月初から当日までなど、同じ集計期間
- Enterprise全体かOrganization単位か
- アクティブユーザー数かクレジット消費量か
- 対象ユーザーのライセンス状態
- データ取得時刻
Viva Insights側のGitHubデータについて、今回確認した公開資料では詳細な反映時間が明示されていません。検証時には操作時刻、GitHub反映時刻、Viva Insights反映時刻を記録し、実テナントで遅延幅を測定してください。
GitHubとViva Insightsの数値が合わない主な原因
GitHub側の値とViva Insights側の値が一致しない場合、すぐに障害と判断するのは早計です。
| 原因 | 確認ポイント |
|---|---|
| 集計対象が異なる | 支出額、クレジット、アクティブユーザー、コード補完回数を混同していないか |
| 組織階層が異なる | Viva InsightsはEntra IDまたはHRデータ、GitHubはOrganizationメンバーシップを基準にしていないか |
| ユーザーの重複 | 1人が複数のGitHub Organizationに所属していないか |
| IDEテレメトリが不足 | クライアント側テレメトリが無効または通信できていないか |
| 対象機能が異なる | GitHub.com上のChatやGitHub Mobileなど、Usage Metricsに含まれない利用ではないか |
| データ遅延 | 操作後2日以内に比較していないか |
| プライバシーしきい値 | 小規模グループの値が非表示になっていないか |
| ライセンス情報との混同 | Usage MetricsではなくUser Management APIを参照すべき情報ではないか |
| ロールアウト途中 | テナントやユーザー単位で機能展開が完了しているか |
| タイムゾーンの差 | 日本時間とUTCの月日を混在させていないか |
GitHubの組織別Usage Metricsは、利用操作が行われた場所ではなく、ユーザーのOrganizationメンバーシップに基づいて帰属します。1人の利用が複数Organizationのレポートに現れる一方、Enterprise全体では重複排除されるため、Organizationの合計とEnterprise合計が一致しないことがあります。(GitHub Docs)
また、詳細なIDE利用指標の多くはクライアント側テレメトリに依存します。ネットワーク、プロキシ、IDE設定の影響で詳細情報が取得できなくても、サーバー側の信号によってアクティブユーザーだけが計上されることがあります。(GitHub Docs)
導入時に実施すべき管理策
閲覧権限と支出制御を分ける
Viva Insightsは、部門別の利用状況を把握し、マネージャーや分析担当者が意思決定するための可視化基盤です。
実際の予算制御はGitHub側で行います。GitHubでは、ユーザー、コストセンター、Enterprise単位で予算を設定できます。「Stop usage when budget limit is reached」を有効にしない場合、予算到達時に通知されるだけで、利用と追加請求が継続します。(GitHub Docs)
役割分担は次のように整理すると運用しやすくなります。
| 担当 | 主な責任 |
|---|---|
| Viva Insights Administrator | マネージャー設定、閲覧範囲、プライバシーしきい値の管理 |
| AI Administrator | プレビュー有効化、AI分析機能のガバナンス |
| GitHub Enterprise Owner | GitHub Copilotのライセンス、Organization、支出設定の管理 |
| GitHub Billing Manager | AI Credits、予算、請求明細の確認 |
| FinOps・経理 | 部門配賦、予算超過の判断、月次レビュー |
| 開発部門マネージャー | 利用状況と業務効果を踏まえた改善 |
| セキュリティ・法務 | 閲覧対象、個人データ、プレビュー利用条件の確認 |
グローバル管理者を日常閲覧者にしない
Microsoft 365グローバル管理者は組織全体のConsumption Dashboardを閲覧できますが、レポート閲覧のためだけにグローバル管理者を付与するべきではありません。
分析担当者にはInsights Analystロールを使用し、グローバルパーティションへのアクセスが必要かを個別に判断してください。ただし、グローバルパーティションから外すと、そのパーティションに含まれるほかの分析機能も利用できなくなります。
プレビューで処理されるデータを確認する
Consumption Dashboardのエクスポート機能はPublic Previewであり、Microsoft Learnでは個人データの処理を伴う可能性があると説明されています。GitHubメトリック自体は同ダッシュボードからエクスポートできませんが、管理者やマネージャーに新しい支出・利用情報を見せることになるため、社内のプレビュー利用基準を適用してください。(Microsoft Learn)
少なくとも次の項目を記録します。
- 有効化した管理者
- 有効化日時
- 対象マネージャー
- 対象Entra IDグループ
- Minimum team size
- プライバシーしきい値
- 表示された組織属性
- GitHub側との数値差
- 無効化手順
- GA時に再確認する項目
今すぐ行うべき確認事項
今回の更新は、既存のGitHub Copilot APIやレポートを直ちに改修する必要があるものではありません。一方、GitHub CopilotとViva Insightsを併用し、AIコストを部門マネージャーにも見せたい組織にとっては、正式提供前に権限と数値を検証できる重要な更新です。
まず、次の順序で対応してください。
- Microsoft 365管理センターでMC1420991を確認する
- Viva Insightsのプライバシー設定とManager settingsを確認する
- グローバルパーティションのInsights Analystとテスト用マネージャーを選ぶ
- GitHubのAI usageとUsage Metricsを基準値として保存する
- 小規模なEntra IDグループでPublic Previewを有効化する
- 閲覧範囲、反映時間、GitHubとの数値差を検証する
- 問題がなければ対象部門を段階的に拡大する
- GA後に既定値と権限設定をもう一度確認する
特に重要なのは、ロードマップの「既定で有効」という記載だけで判断しないことです。Public Previewでは実際のトグル、Message Center通知、対象ユーザーのアクセス結果を基準にし、正式な支出額は引き続きGitHub側で確認してください。

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