Microsoft Edgeで検索していると、リンクをクリックするたびに新しいタブが増えてしまい、どこを見ていたのか分からなくなる……そんな悩みは少なくありません。この記事では、特にBing検索を利用しているときに「勝手に新しいタブで開く」状態を解除し、従来通りの「同じタブで開く」動作に戻す具体的な手順と、うまくいかないときの総合的なチェックポイントを詳しく解説します。
Microsoft Edgeでリンクが勝手に新しいタブで開く原因を整理する
まず、「リンクが新しいタブで開いてしまう」現象には、いくつかの原因候補があります。Microsoft Edge本体の不具合と思いがちですが、多くのケースでは検索エンジン側の設定や拡張機能が影響しています。
代表的な原因を整理すると、次のようになります。
| 症状・状況 | 主な原因候補 | 確認・変更する場所 |
|---|---|---|
| Bing検索結果だけが新しいタブで開く | Bing検索の「結果を新しいタブで開く」設定 | Bingサイト内の検索設定(SafeSearch画面の[結果]セクション) |
| ニュース結果のみ新しいタブで開く | Bingの「ニュース結果だけ新しいタブで開く」設定 | 同じくBingサイト内の設定 |
| 特定のサイトだけ常に新しいタブで開く | サイト側の仕様(リンクに target="_blank" が指定されている) | ユーザー側では基本的に変更不可(ブラウザの仕様) |
| Edge全体でタブの挙動がいつもと違う | タブ制御系拡張機能・アドオンの影響 | 拡張機能一覧(Edgeの設定) |
| 最近のアップデート後からおかしい | 特定バージョンのEdgeの不具合・設定破損 | Edgeのバージョン情報、リセット、再インストールなど |
この記事では、とくに相談の多いBing検索でのリンク挙動に焦点を当てつつ、Edge本体側や拡張機能、プロファイルなども含めた包括的な対処方法を紹介します。
Bing検索の設定でリンクを同一タブで開く具体的な手順
Microsoft EdgeでBing検索を利用している場合、多くの方はBing側の設定が原因でリンクが新しいタブで開くようになっています。特に、意図せず設定がオンになっているケースがよく見られます。
Bingの「SafeSearch」画面から設定を変更する
以下の手順で、検索結果やニュース結果のリンクを同じタブで開くように設定し直します。
- Microsoft Edgeを開き、アドレスバーに
https://www.bing.comと入力してBingトップページを表示します。 - 画面右上にある「≡ メニュー」(三本線のメニューアイコン)をクリックします。
- 表示されたメニューから「SafeSearch」をクリックします。
※環境によっては「検索設定」などの表記になっている場合もあります。 - SafeSearchの設定ページを下にスクロールし、ページ下部付近にある[結果]セクションを探します。
- [結果]セクション内の次の2項目を確認します。
- 「検索結果のリンクを新しいタブまたはウィンドウで開く」
- 「ニュース結果のリンクを新しいタブまたはウィンドウで開く」
- 画面下部にある[保存]ボタンをクリックして設定を保存します。
- Microsoft Edgeのタブを一度更新(再読み込み)するか、Bingを開き直して、検索結果からリンクをクリックし、同一タブで開くようになったか確認します。
上記の設定を変更することで、通常はBing検索結果のリンクが新しいタブではなく、元のタブ内でそのまま表示されるようになります。
| 設定項目 | 推奨状態 | 影響範囲 |
|---|---|---|
| 検索結果のリンクを新しいタブで開く | オフ | Webページ全般の検索結果リンク |
| ニュース結果のリンクを新しいタブで開く | オフ | ニュース記事など、ニュースタブの検索結果 |
設定変更後に確認すべきポイント
設定をオフにしたのに「まだ新しいタブで開いてしまう」という場合、次の点を確認してみてください。
- 設定を変更したBingのアカウントで、Edgeにサインインしているか
- 別のMicrosoftアカウントでログインしていないか
- InPrivateウィンドウ(プライベートブラウズ)では別設定になっていないか
- 企業や学校のアカウントでポリシーが適用されていないか
特に、仕事用のアカウントでEdgeを利用している場合は、管理者によるポリシー設定で挙動が固定されていることがあります。その場合、個人側の設定だけでは変更できないことも覚えておきましょう。
Edge本体のバージョンを確認・更新して問題を解消する
Bingの設定を変更しても改善しない場合、Microsoft Edge本体のバージョンに起因する不具合が影響している可能性があります。特定のバージョンでタブの挙動に問題が発生し、その後のアップデートで修正される、といったケースは珍しくありません。
Edgeのバージョンを確認する手順
- Edge右上の「…」(設定など)ボタンをクリックします。
- 表示されたメニューから「設定」を選択します。
- 左側のメニューから「バージョン情報」(または「Microsoft Edge について」)を選択します。
- 「バージョン ~」という表示とともに、更新の有無が確認できます。
更新がある場合は、自動的にダウンロードが始まり、Edgeを再起動することで最新バージョンが適用されます。
| 状態 | 表示例 | 対応 |
|---|---|---|
| 最新バージョン | 「Microsoft Edge は最新の状態です」 | 別の原因(Bing設定・拡張機能など)を疑う |
| 更新あり | 「更新をインストールするには再起動が必要です」 | Edgeを再起動して更新を適用する |
| 古いバージョンやエラー | 更新エラーのメッセージが表示される | Windows Updateの状態やネットワーク環境を確認する |
2024年1月頃に報告されていたバージョン120系での一部不具合は、その後の更新で解消されているケースが多く、最新バージョンへの更新が根本対策となることも少なくありません。
それでも直らないときのチェックポイント(拡張機能・プロファイル・キャッシュ)
Bing設定もEdgeの更新も問題なさそうなのに、リンクが依然として新しいタブで開く場合、次の3つを疑うと原因に近づきやすくなります。
- タブ制御系の拡張機能(アドオン)の影響
- プロファイル(ユーザーごとの設定)の破損や相性
- キャッシュやCookieによる誤動作
タブ制御系の拡張機能を一時的に無効化する
タブのグループ化、タブの自動整理、タブの固定などを行う拡張機能は便利ですが、その中にはリンクの開き方を制御する機能を持つものもあります。そうした拡張機能がBingの設定より優先されてしまうと、「常に新しいタブで開く」状態になりかねません。
拡張機能を確認・無効化するには、次の手順を試してください。
- Edge右上の「…」ボタンをクリックします。
- メニューから「拡張機能」→「拡張機能の管理」を選択します。
- インストールされている拡張機能の一覧が表示されるので、
- タブ関連(tab、tab manager など)
- ブラウザ操作をカスタマイズする系
- Edgeを再起動し、Bingで検索してリンクをクリックし、挙動を確認します。
拡張機能を無効化した状態で問題が解消される場合、その拡張機能内に「新しいタブで開く」関連の設定がないか確認するか、代替の拡張機能を検討するとよいでしょう。
新しいプロファイルを作成して原因を切り分ける
Edgeには「プロファイル」という、ユーザーごとの設定や履歴、拡張機能を分けて管理する仕組みがあります。現在使用しているプロファイルに何らかの不具合があると、設定を変更しても挙動が安定しないことがあります。
新しいプロファイルを作成して、そこで同じ問題が起こるかを確認すると、原因の切り分けに役立ちます。
- Edge右上の、ユーザーアイコン(またはプロフィール画像)をクリックします。
- 「プロファイルの追加」をクリックします。
- 表示に従って新しいプロファイルを作成し、必要であればMicrosoftアカウントでサインインします。
- 新しいプロファイルでBingを開き、リンクの挙動を確認します。
| 確認結果 | 考えられる原因 | 次のアクション |
|---|---|---|
| 新プロファイルでは問題なし | 元のプロファイルの設定・拡張機能・データが影響 | 問題のあるプロファイルの拡張機能や設定を見直す |
| 新プロファイルでも同じ症状 | Edge本体、Windows環境、Bing側の仕様など | EdgeリセットやWindows Updateも含めて検討 |
キャッシュとCookieを削除して挙動をリセットする
ブラウザのキャッシュやCookieに古い情報が残っていると、Bing側で設定を変更しても、古い挙動が継続されてしまう場合があります。Bing関連のキャッシュやCookieを削除することで、動作が改善することがあります。
キャッシュ・Cookieの削除は、次の手順で行います。
- Edge右上の「…」ボタンをクリックし、「設定」を開きます。
- 左側メニューから「プライバシー、検索、サービス」を選択します。
- 「閲覧データをクリア」の項目にある「閲覧データを今すぐクリア」をクリックします。
- 表示されたダイアログで
- 「時間の範囲」:「すべての期間」または「過去4週間」など必要な範囲を選択
- 「Cookie と他のサイト データ」
- 「キャッシュされた画像とファイル」
- 他の大事なデータ(パスワードや履歴など)は、必要に応じてチェックを外しておきます。
- 「今すぐクリア」をクリックして削除し、完了したらEdgeを再起動します。
キャッシュやCookieを削除すると、一部のサイトで再ログインが必要になるなどの影響があります。重要度の高いサービスでは、IDやパスワードを事前に控えておくことをおすすめします。
Edgeをリセットして初期状態に戻す
ここまでの対策を行っても挙動が改善しない場合は、Edgeの設定をリセットして初期状態に戻すことも検討できます。リセットはやや強力な手段なので、最後の手段として実施するのが無難です。
- Edge右上の「…」ボタンから「設定」を開きます。
- 左側メニューで「設定のリセット」(または同等の項目)を選びます。
- 「設定を元の既定値にリセット」をクリックします。
- 確認のメッセージが表示されるので、内容を確認したうえで実行します。
| リセットで戻るもの | リセット後の状態 |
|---|---|
| ホームページ、スタートページ、新しいタブページなどの設定 | 初期設定に戻る |
| ピン留めタブ | 解除される |
| 拡張機能 | 無効になるが、削除はされない |
| 一部サイトの一時データ | 削除される |
リセットを行う前に、拡張機能の一覧や重要な設定内容(検索エンジンやスタートページなど)をメモしておくと、再設定がスムーズになります。
他の検索エンジンを使っている場合の考え方
Microsoft EdgeでBing以外の検索エンジン(Google、DuckDuckGoなど)を使用している場合も、実は考え方はほぼ同じです。多くの検索エンジンには、検索結果のリンクを新しいタブで開くかどうかを切り替える設定が用意されています。
代表的な検索エンジンでの設定イメージを、一般的な観点からまとめると以下のようになります(実際の画面構成や名称は変わる場合があります)。
| 検索エンジン | 設定画面へのたどり方(例) | 確認すべき項目の例 |
|---|---|---|
| Bing | トップページ → メニュー(≡)→ SafeSearch | 「検索結果のリンクを新しいタブで開く」「ニュース結果のリンクを新しいタブで開く」 |
| 検索結果ページ → 「設定」→ 検索設定 | 「選択した検索結果を新しいウィンドウで開く」など | |
| DuckDuckGo | メニュー → 設定 | 「新しいタブで開く」に関するオプション |
つまり、「Edgeの問題だ」と決めつけてしまう前に、利用している検索エンジン側の設定を必ず確認することが、トラブル解決の近道です。
よくある質問(FAQ)と便利な小技
Q1. 一部のサイトだけ、どうしても新しいタブで開いてしまう
A. サイト側の仕様として、リンクに target="_blank" が設定されていると、ブラウザは必ず新しいタブ(またはウィンドウ)で開きます。この挙動はユーザー側から完全に無効化することはできません。
ただし、以下のような操作で、ある程度は使い勝手を調整できます。
- 同じタブで開きたい場合:
- リンクを右クリック → 「新しいタブで開く」ではなく、リンク先のURLをコピーして現在のタブに貼り付けて移動する
- サイトによっては、「同じタブで開く」オプションが用意されている場合もあるため、画面上の設定や歯車アイコンを探す
- むしろ新しいタブで開きたい場合:
- Ctrlキーを押しながらクリック
- マウスのホイールクリック(ミドルクリック)
完全な制御は難しいものの、ブラウザのショートカット操作を覚えることで、リンクの開き方をある程度コントロールすることが可能です。
Q2. Edgeの設定だけで「絶対に同一タブで開く」ようにできますか?
A. 現状のブラウザの仕様では、Webサイトや検索エンジン側が明示的に「新しいタブで開く」と指定しているリンクを、完全に同一タブに強制することは基本的にできません。これは、セキュリティや互換性の観点からも、ブラウザがサイト側の指示を尊重するよう設計されているためです。
そのため、本記事で解説しているように、
- Bingなど検索エンジン側の設定を「同一タブで開く」にしておく
- 不要なタブ制御系拡張機能をオフにしておく
- サイト側でどうしても新しいタブになる場合は、ショートカット操作で補う
といった組み合わせで、実用上ストレスのない運用を目指すのが現実的です。
Q3. キーボード操作でタブの開き方を使い分けたい
ショートカットキーを活用すると、マウス操作よりも素早くタブをコントロールできます。代表的なものをまとめておきます。
| 操作 | 挙動 |
|---|---|
| 通常の左クリック | サイトや検索エンジンの設定どおりに開く |
| Ctrl + クリック / ミドルクリック | ほとんどのサイトで新しいタブで開く |
| Shift + クリック | 新しいウィンドウで開く(サイトや環境により異なる場合あり) |
| Ctrl + L | アドレスバーにフォーカスしてURL入力 |
| Ctrl + W | 現在のタブを閉じる |
| Ctrl + Shift + T | 直前に閉じたタブを開き直す |
検索結果が同一タブで開くように設定できたら、これらのショートカットを併用することで、必要なときだけ新しいタブで開くという柔軟な使い方が可能になります。
Q4. スマートフォン版のEdgeやBingでも同じですか?
A. スマートフォン版(iOS/Android)のEdgeやBingアプリでも似たような設定が用意されていることがありますが、画面構成や名称がPC版と異なるため、まったく同じ手順とは限りません。スマホ版で同様の症状が出る場合は、アプリ内の設定画面で「リンク」「新しいタブ」「ブラウザ内で開く」といったキーワードを含む項目を探してみてください。
まとめ:Edgeでリンクを同一タブで開くための実践チェックリスト
最後に、Microsoft Edgeでリンクを同一タブで開くためのポイントをチェックリスト形式で整理します。順番に確認していくことで、ほとんどのケースで原因を特定しやすくなります。
| チェック項目 | 具体的なアクション | 優先度 |
|---|---|---|
| Bing検索の設定を確認したか | SafeSearch(検索設定)画面で「検索結果」「ニュース結果」を新しいタブで開かないようオフにし、[保存] | 最優先 |
| Edgeのバージョンを最新にしたか | 「設定」→「バージョン情報」で更新状況を確認し、必要ならアップデートする | 高 |
| タブ関連の拡張機能を無効化して試したか | 「拡張機能の管理」でタブ制御系アドオンを一時的にオフにして挙動を確認する | 高 |
| 新しいプロファイルで再現するか確認したか | プロファイルを追加し、新しい環境でBing検索結果の挙動を比較する | 中 |
| キャッシュ・Cookieをクリアしたか | 「閲覧データを今すぐクリア」でCookie・キャッシュを削除し、再起動して動作確認 | 中 |
| どうしても直らない場合にリセットを試したか | 「設定のリセット」から既定値に戻し、再度Bing設定をやり直す | 必要に応じて |
Bing検索とEdgeの設定、拡張機能やプロファイルの状態を一つずつ確認していくことで、「クリックするたびに新しいタブが増えていく」ストレスから解放され、必要な情報だけを同じタブでじっくり確認できる快適なブラウジング環境を取り戻せるはずです。
本記事を参考に、自分の使い方に合ったタブの運用ルールを見直し、Microsoft Edgeをより効率的に活用してみてください。

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