Microsoft Edge(Mac版)のアップデート後、⌘ + F を押すと従来の小さなインライン検索バーではなく、画面右側に大きなサイドバー型のページ内検索が表示されて戸惑っている方は多いと思います。本記事では、Edge の隠し設定(Flags)を使ってサイドバー型検索を無効化し、従来のシンプルなインライン検索バーを復活させる具体的な手順と注意点を、初心者にも分かりやすく解説します。
サイドバー型ページ内検索とは?なぜ突然変わったのか
最近の Microsoft Edge(特に Mac 版)では、バージョンアップによりページ内検索の表示スタイルが変更され、ショートカット ⌘ + F を押すと、画面右側に「サイドバー型」の検索 UI が表示されるようになりました。
従来は、ウィンドウ上部に小さなインライン検索バーがポップアップするだけだったため、次のような違いを感じている方が多いはずです。
- 画面のレイアウトが大きく変わってしまい、本文が狭く感じる
- 検索窓までマウスを動かす距離が増えて、操作がもたつく
- 複数タブを開いているときに、どのタブで検索しているのか感覚的に分かりにくい
- 単純に「前のほうが使いやすかった」と感じる
Microsoftとしては新しいサイドバー UI を推したい意図がありますが、「今までのインライン検索バーを使い続けたい」というニーズも根強くあります。本記事では、Edge の試験的機能(Flags)を変更することでサイドバー型ページ内検索を無効化し、インライン検索バーに戻す方法を中心に解説します。
インライン検索バーを復活させる最短手順
まずは結論として、Edge の隠し設定画面「Flags」から、ページ内検索をサイドバーで表示する機能をオフにするのが最も確実です。
インライン検索バー復活の基本ステップ
| ステップ | 操作内容 | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | アドレスバーに edge://flags/#edge-sidebar-find-on-page と入力してアクセス | Edge の「試験的機能」設定画面に直接ジャンプします |
| 2 | Find on page in side bar という項目のプルダウンを Disabled に変更 | 初期値は「Default」または「Enabled」になっていることが多いです |
| 3 | 画面右下(または下部)に表示される Restart ボタンをクリック | Edge が再起動し、設定が反映されます |
| 4 | 再起動後、ページを開いて ⌘ + F を押す | 従来通り、画面上部に小さなインライン検索バーが表示されれば成功です |
手順を一つずつ詳しく解説(Mac 版 Edge)
1. edge://flags/#edge-sidebar-find-on-page にアクセス
まず、Microsoft Edge を起動し、画面上部のアドレスバーに次の文字列を入力します。
edge://flags/#edge-sidebar-find-on-page
URL ではなく、Edge 内部の設定画面を開くための特殊なアドレスです。入力したら Enter キーを押すと、自動的に「Flags(試験的機能)」のページが開き、該当項目がハイライトされます。
- アドレスバーにコピー&ペーストするとタイプミス防止になります
- もし何も表示されない場合は、Edge が古すぎる/新しすぎる可能性があります(後述)
2. 「Find on page in side bar」を Disabled に変更
Flags ページでは多くの設定項目が並んでいますが、今回触るのはひとつだけです。
- 項目名:Find on page in side bar
- 内部名:
#edge-sidebar-find-on-page
この項目の右側に小さなプルダウンメニューがあり、初期状態では Default または Enabled になっています。ここをクリックし、一覧から Disabled を選択します。
この変更により、「ページ内検索をサイドバーで表示する機能を無効化する」という指示が Edge に設定されます。
3. 「Restart」ボタンで Edge を再起動
Flags 項目の状態を変更すると、画面下部もしくは右下あたりに、「Restart」 ボタンが表示されます。このボタンをクリックすると、Edge が一旦終了し、自動的に再起動します。
- 開いているタブは基本的に復元されますが、念のため作業中のページは保存しておくと安心です
- 再起動せずにそのまま使い続けると、設定変更が反映されないので注意してください
4. ⌘ + F でインライン検索バーが戻っているか確認
Edge が再起動したら、適当なWebページ(記事やドキュメントなど)を開き、⌘ + F を押してみましょう。
- 画面右側にサイドバーが現れず、ウィンドウ上部に細長い検索バーが表示される
- 検索バーの右側に「次へ」「前へ」の矢印などのシンプルな UI が並ぶ
このような従来型のインライン検索バーが出てくれば、設定は正しく適用されています。
Edge Flags を変更する際の注意点
今回の方法は、一般設定画面(設定 > ・・・)ではなく、Edge Flags と呼ばれる「試験的機能」の設定を変更します。そのため、いくつかの注意点を理解しておくことが重要です。
| 注意ポイント | 内容 | 対処・心構え |
|---|---|---|
| 試験的機能である | Flags の項目は、正式サポート前の機能や開発中のオプションが含まれます。 | 不具合が出た場合に備え、「Default」に戻せば元の状態に戻せることを覚えておきましょう。 |
| アップデートでリセットされることがある | Edge のメジャーアップデート等で、Flags の設定が初期化される場合があります。 | 急にサイドバー検索に戻ったら、もう一度同じ手順で Disabled に変更できるか確認しましょう。 |
| 企業・学校管理端末では変更できないことがある | IT 管理者がポリシーで Flags を制御している場合、設定変更が反映されない場合があります。 | 管理端末の場合は、管理者に相談するか、Edge のバージョンやポリシーを確認する必要があります。 |
設定が見つからない・うまく動かないときのチェックポイント
環境によっては、説明通りに進めても思ったような結果にならない場合があります。そういったときのチェックポイントをまとめました。
1. Edge のバージョンを確認する
あまりに古いバージョン、または将来の大幅な仕様変更後のバージョンでは、#edge-sidebar-find-on-page が存在しない、または名前が変わっている可能性があります。
- Edge メニューから「設定」→「Microsoft Edge について」を開き、最新バージョンか確認する
- 自動更新をオンにしている場合でも反映にタイムラグがあることがあるため、手動で更新を実行してみる
2. Flags の検索機能で「find」「sidebar」を検索してみる
もし edge://flags/#edge-sidebar-find-on-page にアクセスしても該当項目が表示されない場合、Flags ページ上部の検索ボックスに次のキーワードを入力して探してみてください。
- find on page
- sidebar
似た名称の設定が追加・変更されている場合でも、キーワード検索で候補が見つかることがあります。
3. プロファイルごとの挙動を確認する
Edge では、複数のプロファイル(アカウント)を切り替えて使用できます。Flags の設定はブラウザ全体に適用されることが多いですが、環境によってはプロファイルごとの差異が影響しているように見える場合があります。
- 別プロファイルを一時的に作成し、同じ手順で再現できるか確認する
- 同期設定や拡張機能が関係している場合は、一度オフにして挙動を比べてみる
4. 企業・学校配布の Mac の場合
組織管理下の Mac では、管理者が Edge のポリシーを設定しており、Flags の特定項目が無効化されていることがあります。この場合、ユーザー側からはどうしても変更できないケースもあります。
そのような環境では、「インライン検索バーに戻したい」という要望を IT 管理者に相談するのが現実的な解決策となります。
サイドバー型ページ内検索とインライン検索バーの違い
「なんとなくインライン検索バーの方が好き」という感覚だけでなく、機能面・使い勝手の違いを整理しておくと、自分にとってどちらが合っているのか判断しやすくなります。
| 項目 | サイドバー型ページ内検索 | インライン検索バー |
|---|---|---|
| 表示位置 | 画面右側にサイドバーとして表示 | ウィンドウ上部に細長いバーとして表示 |
| 画面の広さ | サイドバー分だけ本文領域が狭くなる | 本文の横幅はほぼ変わらない |
| 視線移動 | 視線が右側の UI と本文を行き来しやすい | 視線の移動が少なく、本文に集中しやすい |
| 機能の拡張性 | 将来的に他のサイドバー機能との連携が想定されている | シンプルな「検索」「次へ」「前へ」中心 |
| 操作の軽快さ | UI 表示の切り替えが少し重く感じる場合も | 昔ながらの軽くてシンプルな挙動 |
| 好みの傾向 | 多機能・情報を一画面で操作したい人向け | ミニマルでサクサク動く方が好きな人向け |
この記事を読んでいる多くの方は、おそらく「集中して本文を読みながら、必要なキーワードだけサッと検索したい」というニーズをお持ちだと思います。その場合、インライン検索バーに戻すことで、ストレスがかなり軽減されるはずです。
設定メニュー側に公式オプションが増える可能性もある
現在は Flags を使ってサイドバー検索を無効化する方法が中心ですが、将来の Edge アップデートで、設定メニューに正式な切り替えオプションが追加される可能性もあります。
例えば、次のような場所に「ページ内検索の表示スタイル」などの項目が現れるかもしれません。
- 設定 > 外観 > サイドバー
- 設定 > システムとパフォーマンス
- 設定 > アクセシビリティ
そのため、今後のアップデートで挙動が変わった場合は、まず通常の設定画面を一通りチェックしてから Flags を確認する、という順番で確認するのがおすすめです。
インライン検索バーを再びサイドバー型に戻したくなった場合
一度 Flags を Disabled に変更してインライン検索バーに戻したあと、
- やっぱりサイドバー型も悪くないと感じた
- 新機能が追加されて試してみたくなった
といった場合には、同じ項目を Enabled または Default に戻すだけで、再びサイドバー型ページ内検索を有効化できます。
| 設定値 | 意味 | おすすめシーン |
|---|---|---|
| Default | Edge 開発側が用意した標準挙動に任せる | 新機能の挙動をそのまま受け入れたいとき |
| Enabled | サイドバー型ページ内検索を積極的に有効にする | サイドバー型を確実に使いたいとき |
| Disabled | サイドバー型を無効化し、従来のインライン検索バーに戻す | 本文重視で、シンプルな UI を使いたいとき |
Mac 版 Microsoft Edge を快適に使うための小さな工夫
ページ内検索バーのスタイルを自分好みに戻せたら、ついでに Edge 全体の使い心地も見直しておくと、作業効率がさらに上がります。
キーボードショートカットを覚えておく
- ⌘ + F:ページ内検索を開く
- ⌘ + G:検索キーワードの次の一致箇所へ移動
- Shift + ⌘ + G:検索キーワードの前の一致箇所へ戻る
インライン検索バーに戻すと、これらのショートカットがより直感的に使いやすくなります。特に長文の技術記事やドキュメントを読む機会が多い方は、手に馴染むまで意識的に使ってみると良いでしょう。
サイドバー自体を整理する
ページ内検索のサイドバーは無効化しても、Edge のサイドバー機能(お気に入り、履歴、Copilot など)はそのまま残ります。もしサイドバーがゴチャついて気になる場合は、不要なアイコンを整理しておくと画面がすっきりします。
- サイドバー上で右クリック(または長押し)して、不要なボタンを非表示にする
- 良く使う機能(お気に入り、コレクションなど)だけを残す
よくある質問(Q&A)
Q. Windows 版 Microsoft Edge でも同じ方法でインライン検索バーに戻せますか?
A. Flags 自体は Windows 版 Edge にも存在することが多く、edge://flags/#edge-sidebar-find-on-page を利用した同様の手順が使える場合があります。ただし、バージョンやビルドによって内容が異なる可能性があるため、Windows 環境では設定画面や Flags の内容をよく確認したうえで操作してください。
Q. Flags をいじったら Edge の動作がおかしくなりました。どうすれば元に戻せますか?
A. まずは、今回変更した Find on page in side bar を Default に戻し、再起動して挙動を確認しましょう。それでも不安がある場合は、Flags ページ右上付近にある「Reset all(すべてリセット)」ボタンから、Flags を初期状態に戻す方法もあります。ただし、他の Flags をカスタマイズしていた場合もまとめてリセットされる点には注意が必要です。
Q. アップデート後にまたサイドバー型に戻ってしまいました。壊れたのでしょうか?
A. 壊れたわけではなく、Edge のアップデートによって Flags の内容が初期化された、もしくは仕様が変わった可能性が高いです。まずは再度 edge://flags/#edge-sidebar-find-on-page を開き、Disabled になっているか確認しましょう。それでも解決しない場合は、似た名称の設定が追加されていないか検索ボックスで「find」「sidebar」などを試してみてください。
Q. Flags を使わずに、正式な設定画面だけで切り替える方法はありませんか?
A. 現時点では、すべてのバージョンで共通して「設定メニュー上に明示的な切り替え項目がある」とは限りません。ただし、将来的に追加される可能性は充分にあるため、アップデート後に挙動が変わった場合は、まず通常の設定画面(特に「外観」「サイドバー」「アクセシビリティ」付近)を確認し、それでも見つからない場合に Flags を検討する、という流れがおすすめです。
まとめ:Edge のページ内検索スタイルを自分好みにカスタマイズしよう
Microsoft Edge(Mac 版)のページ内検索がサイドバー型に変わって戸惑っている場合でも、edge://flags/#edge-sidebar-find-on-page の設定を Disabled に変更することで、従来のインライン検索バーを復活させることができます。
ポイントを振り返ると、次のようになります。
- サイドバー型ページ内検索は新しい UI だが、画面を圧迫し、好みに合わない人も多い
- Flags の Find on page in side bar を Disabled にすることで、インライン検索バーに戻せる
- Flags は試験的機能のため、アップデートで初期化される・仕様が変わる可能性がある
- 将来的には設定メニューに正式な切り替え項目が追加される可能性もあるため、その都度確認することが大切
ページ内検索は、長文記事やドキュメントを読み解く上で欠かせない基本機能です。自分の作業スタイルに合った表示方法を選ぶことで、日々のブラウジングや情報収集が格段に快適になります。ぜひ、本記事の手順を参考に、Microsoft Edge のページ内検索を自分好みにカスタマイズしてみてください。

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