Microsoft Edge のスタートページから Microsoft 365 のタイルを消して、代わりに Gmail や Google カレンダーを使いたいのに、設定が見つからなくてモヤモヤしていませんか。この記事では、Edge を使い続けながら、起動時やホーム画面をできる限り Google 中心に変える具体的な手順と、現時点での限界・回避策までまとめて解説します。
Microsoft Edge のスタートページから Microsoft 365 アプリを消して Google アプリを使う方法
「Edge は軽いし企業利用にも向いているけれど、スタートページに並ぶ Microsoft 365 アプリが邪魔で Google サービスにたどり着きにくい…」という声は非常に多いです。
結論から言うと、Edge の「新しいタブ」ページから Microsoft 365 部分だけを公式設定で完全に消すことはできません。ただし、
- 起動時のページを Google にする
- ホームボタンから Google を開くようにする
- 新しいタブは「できる範囲で非表示設定+拡張機能などでリダイレクト」する
といった工夫を組み合わせることで、実質的に「Edge を開く=Google を開く」状態にかなり近づけることができます。
「スタートページ」が分かりにくい理由を整理しておく
まずは整理のために、Edge で「スタートページ」と呼ばれがちな画面の種類を明確にしておきます。ここを混同すると、どこを設定すればよいのか迷子になりがちです。
| 名称 | いつ表示されるか | 主な設定場所 | Google に変更できるか |
|---|---|---|---|
| 起動時のページ | Edge を立ち上げたとき | 設定 > 起動時 | ◎ 完全に好きな URL に変更可 |
| ホームボタンのページ | ツールバーの「🏠」ボタンを押したとき | 設定 > スタート、ホーム、および新しいタブ | ◎ 完全に好きな URL に変更可 |
| 新しいタブ ページ | Ctrl+T や「+」タブで新規タブを開いたとき | 設定 > スタート、ホーム、および新しいタブ / 右上の歯車 | △ 公式機能では URL を自由指定できない |
この記事では、
- 起動時ページとホームボタンを「Google 系ページ」に変える方法
- 新しいタブの Microsoft 365 表示を「できるだけ目立たなくする」方法
- 拡張機能やお気に入りバーを使って Google アプリに素早くアクセスするテクニック
の順に解説していきます。
起動時のページを Google に変更する手順
最優先で設定したいのが、Edge を開いた瞬間に Google を表示する設定です。Microsoft 365 のスタートページがそもそも開かなければ、かなり快適になります。
起動時のページを Google に固定する
以下の手順で、Edge 起動時に Google を開くよう設定できます。
- Edge 右上の 「…」(設定など) をクリック
- メニューから 「設定」 を選択
- 左側のメニューから 「起動時」 をクリック
- 「特定のページを開く」 を選択
- 「新しいページを追加」をクリックし、
https://www.google.comを入力して保存 - 不要な既存のスタートページ (たとえば Microsoft の既定ページ) があれば、「…」>「削除」 で消す
こうしておくと、
- Edge を起動した瞬間に Google 検索トップが開く
- ページ上部の「Gmail」「画像」などのリンクから Google アプリにワンクリックで移動できる
ようになります。
起動時に Gmail や Google カレンダーを開くことも可能
Google 検索ではなく、最初から Gmail などを表示したい場合は、設定する URL を変えるだけです。代表的な URL は次の通りです。
| サービス | URL | おすすめ用途 |
|---|---|---|
| Gmail | https://mail.google.com/ | メール中心の仕事をする人向け |
| Google カレンダー | https://calendar.google.com/ | スケジュール管理を最優先したい人向け |
| Google ドライブ | https://drive.google.com/ | ファイル操作を頻繁に行う人向け |
| Google 検索トップ | https://www.google.com/ | いろいろなサービスに均等にアクセスしたい人向け |
「仕事用プロファイルは Gmail、個人用プロファイルは Google 検索」というように、Edge のプロファイルごとに起動ページを変えるのもおすすめです。
ホームボタンから Google を開くように設定する
ツールバーにある「🏠」ホームボタンも、よく使う Google サービスに向けておくと便利です。
ホームボタンを有効化して Google に変更する手順
- Edge 右上の 「…」 をクリックし、「設定」 を開く
- 左メニューから 「スタート、ホーム、および新しいタブ」 を選択
- 「ホームボタンを表示する」 をオンにする
- 「新しいタブページ」と「次のページを開く」の選択肢が出るので、「次のページを開く」 を選択
- 入力欄に
https://www.google.com/など好きな Google サービスの URL を入力して保存
こうすることで、
- 新しいタブでは Microsoft 365 スタートページが出てしまっても…
- ホームボタンを押せば一発で Google へ移動できる
状態になります。「とりあえず ホーム=Google」と覚えれば、Microsoft 365 のタイルをほぼ無視して済むようになります。
新しいタブの Microsoft 365 アプリは完全には消せない
多くの人が一番ストレスを感じているのは、新しいタブを開いたときに表示される Microsoft 365 のタイルやニュースフィードでしょう。しかし、現行の Edge では、
- 新しいタブの URL を任意のページ (Google など) に直接変更する公式機能は存在しません
- Microsoft 365 エリアだけをピンポイントで無効化する設定も基本的にはありません
そのため、ここは次のような「現実的な落としどころ」を探る必要があります。
新しいタブでできる範囲のカスタマイズ
新しいタブ右上の歯車アイコン (ページ設定) から、ある程度は情報量を減らせます。
- 新しいタブを開く (Ctrl+T)
- 右上の 歯車アイコン をクリック
- レイアウトを 「カスタム」 に変更
- 「クイックリンク」や「コンテンツ」をオフ にする
| 設定項目 | おすすめ設定 | 効果 |
|---|---|---|
| レイアウト | カスタム | 個別項目を細かく調整できる |
| クイックリンク | 表示しない | タイルが非表示になりスッキリする |
| コンテンツ | コンテンツなし / 表示しない | ニュースなどが消えて余計な情報が減る |
| Microsoft 365 表示 | オプションがあればオフ | 職場/学校アカウントの場合のみ表示されることが多い |
環境によっては、「Microsoft 365 コンテンツを表示」系のチェックボックスが表示される場合があります。その場合はオフにしておきましょう。ただし、職場のグループポリシーなどで固定されているケースでは変更できないこともあります。
拡張機能で新しいタブを Google にリダイレクトする方法
どうしても「新しいタブも Google にしたい」という場合は、拡張機能でのリダイレクトが現実的な選択肢になります。
拡張機能を探してインストールする流れ
具体的な拡張機能名はここでは挙げませんが、概ね次のような手順になります。
- Edge 右上の 「…」 から 「拡張機能」 > 「拡張機能の管理」 を開く
- 拡張機能ストア を開く
- 検索ボックスに 「New Tab Redirect」 や「カスタム新しいタブ」 などのキーワードを入力して検索
- 評価やレビューを確認し、信頼できそうなものをインストール
- 拡張機能のオプションから、リダイレクト先 URL を
https://www.google.com/やhttps://mail.google.com/などに設定
これで、
- Ctrl+T で新しいタブを開く
- 自動的に Google にジャンプする
という動作に近づけることができます。
拡張機能を使う際の注意点
- 拡張機能は ブラウザ更新の影響を受けやすく、動作が変わる可能性があります
- 企業管理の PC では拡張機能のインストールが制限されている場合があります
- セキュリティのため、レビューや配布元をよく確認してから導入しましょう
公式サポートの範囲外にはなりますが、「どうしても Edge で新しいタブも Google にしたい」人にとっては有力な選択肢です。
お気に入りバーで Google アプリを並べて「簡易ランチャー」化する
スタートページの Microsoft 365 アプリを削除できない代わりに、お気に入りバーに Google アプリをまとめて並べることで、実質的な「Google ランチャー」を自分で作ることができます。
お気に入りバーを表示する
- Edge 右上の 「…」 から 「設定」 を開く
- 左メニューの 「外観」 をクリック
- 「お気に入りバーを表示」 の設定を 「常に」 もしくは 「新しいタブのみ」 に変更
ショートカットなら Ctrl+Shift+B で表示のオン・オフを切り替えることもできます。
Google サービスをお気に入りバーに登録する
- Gmail など、登録したい Google サービスのページを開く
- アドレスバー右側の 「☆」(お気に入りに追加) をクリック
- 「保存先」を 「お気に入りバー」 に変更して保存
- 同様に、Google カレンダーやドライブ、スプレッドシートなども追加する
代表的な構成例として、次のように並べると使いやすいです。
| 表示名 | リンク先の例 | 用途 |
|---|---|---|
| Gmail | https://mail.google.com/ | メール |
| カレンダー | https://calendar.google.com/ | 予定管理 |
| ドライブ | https://drive.google.com/ | ファイル・資料 |
| スプレッドシート | https://docs.google.com/spreadsheets/ | 表計算・台帳 |
| ドキュメント | https://docs.google.com/document/ | 文章作成 |
アイコンだけにしたい場合は、お気に入りの編集で名前を空にすると、アイコンだけのコンパクトなランチャーになります。
Google サービスを「固定タブ」や「アプリ」として使う
Microsoft 365 のタイルの代わりに、よく使う Google サービスをタブやアプリとして常駐させるのも有効です。
タブを固定して常に左端に置く
- Gmail などのページを開く
- タブを右クリックして 「タブを固定」 を選択
固定されたタブは左端に小さく表示され、誤って閉じにくくなります。Edge を再起動しても固定タブは基本的に復元されるため、「Edge を開くと Gmail が常に左端にある」状態を維持できます。
Google サービスを「アプリ」としてインストールする
さらに一歩踏み込んで、Gmail やカレンダーを 「アプリ」として Edge に登録すると、通常のアプリのようにタスクバーやスタートメニューから起動できるようになります。
- Gmail などのページを開く
- 右上の 「…」 から 「アプリ」 > 「このサイトをアプリとしてインストール」 を選択
- 名前を確認してインストール
これで、
- タスクバーにピン留めしてワンクリック起動
- 独立したウィンドウとして利用 (ブラウザのタブから分離)
など、ネイティブアプリに近い感覚で Google サービスを使えるようになります。
利用スタイル別・おすすめ設定パターン
ここまで紹介した設定を組み合わせると、「Edge は使いたいけれど画面は Google に寄せたい」という要望にかなり近づけられます。代表的なパターンを表にまとめます。
| タイプ | 起動時ページ | ホームボタン | 新しいタブ | その他の工夫 |
|---|---|---|---|---|
| 検索メイン | Google 検索 | Google 検索 | 既定のまま (クイックリンク・コンテンツオフ) | お気に入りバーに Gmail / カレンダー |
| メール中心 | Gmail | Gmail | 拡張機能で Gmail にリダイレクト | Gmail を固定タブ & アプリ化 |
| 予定管理重視 | Google カレンダー | Google カレンダー | 既定のまま (軽量設定) | カレンダーとドライブをお気に入りバーに |
| 仕事・個人で分けたい | 仕事用: 組織ポータル / 個人用: Gmail | 仕事用: Microsoft 365 / 個人用: Google 検索 | 仕事用プロファイルは既定のまま | プロファイルごとにお気に入り構成を変える |
自分の使い方に近い行をベースに、細かい URL やお気に入り構成を調整してみてください。
それでも合わないと感じたときのブラウザ選び
ここまで試しても、
- どうしても Microsoft 365 的な画面が視界に入るのがストレス
- 拡張機能前提の運用に不安がある
と感じる場合は、Google Chrome やその他のブラウザへ乗り換えるのも選択肢です。
| ブラウザ | Google 連携のしやすさ | メモリ使用量の傾向 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Microsoft Edge | ○ Google も問題なく利用可能 | 比較的軽量なことが多い | 企業環境との相性が良く、Windows との統合が深い |
| Google Chrome | ◎ Google アカウント連携が最もスムーズ | タブを多く開くと重くなりがち | Google サービス前提の設計で、拡張機能も豊富 |
| その他 (Brave など) | ○ Google も利用可能 | 中〜軽量 | 広告ブロックなどプライバシー重視の設計が多い |
「会社では Edge、個人 PC では Chrome」のように使い分けるのも現実的な解決策のひとつです。
設定が反映されない・元に戻ってしまうときのチェックポイント
起動ページやホームボタンを Google に変えても、
- 再起動すると元に戻る
- 設定項目がグレーアウトしていて変更できない
といった場合は、次のポイントを確認してみてください。
職場・学校アカウントでのポリシー制御
- 会社や学校の PC では、管理者がブラウザの設定をポリシーで固定していることがあります
- 特定のページを起動時に必ず開くように設定されている場合、自分で変更しても反映されません
- この場合は、システム管理者への相談が唯一の選択肢です
プロファイルを複数使っている場合
- Edge の右上に表示されるアイコンから、複数のプロファイルを切り替えている人は要注意です
- 起動ページやホームボタンの設定はプロファイルごとに別管理されています
- 意図したプロファイルで設定を変更しているか確認しましょう
拡張機能との競合
- 新しいタブや起動ページを変更する系の拡張機能が複数入っていると、設定がぶつかることがあります
- 一旦すべての拡張機能をオフにしてから、1つずつ有効化して挙動を確認してみてください
まとめ:Edge を使い続けながら Google 中心の環境を作るコツ
最後に、本記事のポイントを整理します。
- 起動時のページは「設定 > 起動時」から
https://www.google.com/などに変更できる - ホームボタンは「設定 > スタート、ホーム、および新しいタブ」から任意の URL (Gmail やカレンダーなど) に変更可能
- 新しいタブは公式には URL を自由に変えられないため、歯車アイコンから「カスタム」「クイックリンク/コンテンツオフ」で情報量を減らす
- どうしても新しいタブも Google にしたい場合は、拡張機能によるリダイレクトを検討する。ただしサポート外である点は理解しておく
- お気に入りバーに Gmail、カレンダー、ドライブなどを並べれば、自作の「Google ランチャー」として実用的
- Gmail やカレンダーを 固定タブや アプリ化しておくと、「Edge を開くと自然に Google サービスが目に入る」環境を作れる
- 職場 PC では管理ポリシーで設定が固定されていることもあるため、その場合は管理者に相談する
Microsoft Edge はメモリ使用量の少なさや Windows との相性の良さなど、多くのメリットがあるブラウザです。今回紹介した設定と工夫を組み合わせれば、「Edge の軽さ × Google サービスの使い慣れた環境」という良いとこ取りにかなり近づけられます。ぜひ、自分のスタイルに合わせた最適な構成を試してみてください。

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