結論からいうと、2026年6月の「SharePoint updates – Office release notes」は、Microsoft 365のSharePoint Onlineへ一斉配信される新機能の案内ではありません。主な対象は、オンプレミス版のSharePoint Server Subscription Edition、SharePoint Server 2019、SharePoint Server 2016です。
SharePoint Onlineだけを利用している一般ユーザーに、今回の更新プログラムを適用する作業はありません。一方、オンプレミスまたはハイブリッド環境の管理者は、2026年6月9日公開のセキュリティ更新、Workflow Managerの前提条件、SharePoint構成ウィザードの実行、サポート期限を確認する必要があります。SharePoint Server Subscription Editionでは、Version 26H1の機能更新も同時に導入されます。(Microsoft Learn)
Microsoft 365の「SharePoint updates – Office release notes」で変わること
Microsoft Learnの「SharePoint updates」は、SharePoint Serverの更新履歴を確認するためのページです。対象にはSharePoint Server Subscription Edition、2019、2016、2013が含まれますが、SharePoint Onlineの新機能や展開状況はMicrosoft 365 Roadmapなどで確認する必要があります。(Microsoft Learn)
2026年6月11日に更新されたVersion 26H1の公式説明と、Office release notesに掲載された6月9日版の更新プログラムを整理すると、利用環境ごとの対応は次のようになります。(Microsoft Learn)
| 利用環境 | 今回の直接的な影響 | 必要な対応 |
|---|---|---|
| SharePoint Onlineのみ | SharePoint Server用更新プログラムの影響なし | サーバー更新作業は不要。Microsoft 365 Roadmapやメッセージセンターを別途確認 |
| SharePoint Server Subscription Edition | セキュリティ修正とVersion 26H1を導入 | 検証環境で動作確認後、更新プログラムを適用 |
| SharePoint Server 2019 | セキュリティ修正を導入 | 2種類の更新を適用し、移行計画を確定 |
| SharePoint Server 2016 | セキュリティ修正と一部不具合修正を導入 | 2種類の更新を適用し、移行を急ぐ |
| SharePoint Server 2013 | 新しい更新プログラムなし | サポート終了済みのため、利用継続ではなく移行を優先 |
2026年6月版のSharePoint更新内容
今回掲載された最新パッケージは次のとおりです。SharePointの更新プログラムは累積型であり、原則として最新の更新には、それ以前に提供された修正も含まれます。(Microsoft Learn)
| 製品 | 更新プログラム | ビルド番号 | 主な変更 |
|---|---|---|---|
| SharePoint Server Subscription Edition | KB5002873 | 16.0.19725.20384 | セキュリティ修正、Version 26H1、複数の品質修正 |
| SharePoint Server 2019 | KB5002874、KB5002876 | 16.0.10417.20153 | セキュリティ修正 |
| SharePoint Server 2016 | KB5002880、KB5002881 | 16.0.5556.1005 | セキュリティ修正、ユーザーコントロール関連の不具合修正 |
SharePoint Server Subscription Edition
KB5002873では、SharePoint Serverのリモートコード実行やスプーフィングに関する脆弱性が修正されています。さらに、Version 26H1の機能更新が含まれ、今後の公開更新にも26H1が含まれる予定です。(マイクロソフトサポート)
主な品質修正には、次の内容があります。
- ドキュメントWebパーツで複数値の管理メタデータを表示・編集できない問題
- コミュニケーションサイトのWebパーツで入力したテキストが失われる問題
- プロパティウィンドウ表示中のフォーカス処理に関する問題
- GB18030-2022への対応に関する問題
- 検索結果のユーザープロファイルで文字が正しく表示されない問題
管理メタデータ、コミュニケーションサイト、検索、ユーザープロファイルを利用している環境では、更新後の重点確認項目に含めるとよいでしょう。(マイクロソフトサポート)
SharePoint Server 2019
SharePoint Server 2019では、言語に依存しないコア更新のKB5002874と、言語依存更新のKB5002876が公開されています。Wordのリモートコード実行、SharePointのスプーフィングや権限昇格、情報漏えいに関する脆弱性が修正対象です。(マイクロソフトサポート)
英語環境や追加の言語パックを導入していない環境でも、完全に更新するにはコア更新とWSSLOC更新の両方が必要です。「言語パックを使っていないからKB5002876は不要」と判断しないよう注意してください。(Microsoft Learn)
SharePoint Server 2016
SharePoint Server 2016では、コア更新のKB5002880と、言語依存更新のKB5002881が公開されています。Wordのリモートコード実行や情報漏えい、SharePointのスプーフィングに関する修正が含まれます。(マイクロソフトサポート)
また、一部のユーザーコントロールが安全でないと判定され、ページを開けなくなる問題も修正されています。独自開発のユーザーコントロールを利用している場合は、更新後に対象ページを実際に開き、エラーの有無を確認してください。必要なコントロールを明示的に許可する設定も用意されていますが、対象を無条件に追加するのではなく、コードと利用目的を確認したうえで判断することが重要です。(マイクロソフトサポート)
SharePoint Server Subscription Edition Version 26H1の主な変更点
Version 26H1はSharePoint Server Subscription Edition向けの機能更新です。SharePoint Onlineには適用されません。
SPSEには「Standard release」と「Early release」の機能リリースリングがあります。既定はStandard releaseです。Early releaseを選ぶと新機能を早く利用できますが、Standard releaseへ移るまでに仕様が変更される可能性があります。(Microsoft Learn)
Standard releaseで利用可能になる機能
| 機能 | 変更内容 | 管理者が確認すること |
|---|---|---|
| Modern People Card | リストやドキュメントライブラリで、ユーザー情報をカード形式で表示 | User Profile Service、Active Directoryの属性、公開範囲 |
| Document Intelligence | Azure OpenAIを利用して文書の要約を生成 | Azureリソース、権限、クォータ、対象サイト、利用料金 |
Modern People Card
Modern People Cardでは、ユーザー列に表示された人物を選択すると、顔写真、氏名、役職、部署、メールアドレス、電話番号、上司などを確認できます。情報はUser Profile ServiceやActive Directoryから取得されます。(Microsoft Learn)
カードを導入しても、元のユーザープロファイルに値がなければ情報は表示されません。また、一部の項目はプロファイル側で全員への公開が許可されている必要があります。
更新前後では、次の点を確認してください。
- 退職者や異動前の部署情報が残っていないか
- 電話番号など、公開範囲を限定すべき情報が表示されないか
- User Profile Serviceの同期が正常に完了しているか
- 外部ユーザーやサービスアカウントの表示が適切か
Document Intelligence
26H1時点のDocument Intelligenceは、主にDocument AI Summarizationによる文書要約機能です。.doc、.docx、.pdf、.txt、.rtf、.html、.pptx、.mdなどが対象となります。(Microsoft Learn)
ただし、更新プログラムを入れるだけで自動的に使えるわけではありません。Azureリソースの準備、Microsoft Entra ID認証用証明書、Azure OpenAIの権限やクォータ設定、サイトコレクションまたはライブラリ単位での有効化が必要です。要約機能を利用するユーザーには編集権限が必要であり、読み取り専用ユーザーは利用できません。(Microsoft Learn)
導入時は、技術面だけでなく次の運用ルールも決めておきましょう。
- 機密文書や個人情報を要約対象に含めるか
- AIが生成した要約を誰が確認するか
- 要約を原文の代わりに利用しないことを周知するか
- Azure側の利用量と予算をどう監視するか
- 対象サイトを全社一括ではなく段階的に広げるか
Early releaseで確認できる機能
26H1のEarly releaseには、次の機能が含まれます。25H2からEarly releaseとして提供され、26H1でも引き続きEarly release扱いとなる機能もあります。(Microsoft Learn)
| 機能 | 想定される影響 |
|---|---|
| Microsoft Entra IDが発行するJWE暗号化トークンへの対応 | 認証や独自連携の検証が必要 |
| 発行サイトでのWebパーツのドラッグ&ドロップ | ページ編集手順が変化 |
| AMSI Body ScanのFull Mode既定化 | セキュリティ強化。環境によっては性能検証が必要 |
| AMSIによるドキュメントのウイルスチェック強化 | ファイルアップロード処理への影響を確認 |
| テキストWebパーツの機能強化 | ページ編集者向けの操作確認が必要 |
| People Pickerから「Everyone」を除外する設定 | 誤った全員指定の防止に利用可能 |
Early releaseは本番環境でもサポートされますが、いきなり全社環境へ適用するより、検証用ファームや限定した利用部門で先に確認するほうが安全です。リリースリングを変更した場合は、ファーム内の各サーバーでSharePoint Products Configuration Wizardを実行する必要があります。(Microsoft Learn)
People Pickerの「Everyone」除外設定
26H1では、People Pickerの候補から「Everyone」クレームを除外できます。既定では無効です。
有効にすると、新たにユーザーやグループを指定する場面で「Everyone」が候補に表示されなくなります。ただし、既存の権限設定や「Everyone」に付与済みのアクセス権は削除されません。既存権限を整理したい場合は、別途サイトやライブラリの権限監査が必要です。(Microsoft Learn)
Webアプリケーション単位で有効化する例は次のとおりです。
$webApp = Get-SPWebApplication "https://sharepoint.example.com"
$webApp.PeoplePickerSettings.ExcludeEveryoneClaim = $true
$webApp.Update()
設定は構成データベースに保存されるため、web.configを直接編集する必要はありません。実行前には対象URLを確認し、変更記録とロールバック手順を残しておきましょう。(Microsoft Learn)
誰に影響するのか
SharePoint Onlineだけを使っている一般ユーザー
今回のSharePoint Server用KBを意識する必要はありません。Microsoft 365のSharePoint Onlineに展開される変更は、Microsoft 365管理センターのメッセージセンターやMicrosoft 365 Roadmapで確認します。(Microsoft Learn)
SharePoint Serverの一般ユーザー
更新作業そのものは管理者が行います。ただし、SPSEではPeople Card、ページ編集、文書要約など、画面や操作に関わる機能が追加されます。
特にページ作成者、サイト所有者、文書管理担当者には、変更内容と利用ルールを事前に知らせておくと混乱を防げます。
SharePointファーム管理者
今回、最も対応が必要な対象です。更新プログラムの適用だけでなく、Workflow Manager、言語依存更新、PSConfig、カスタムソリューション、セキュリティ製品との連携まで確認しなければなりません。
SharePoint Server 2016・2019の利用組織
セキュリティ更新への対応に加え、サポート終了への対応が必要です。SharePoint Server 2016と2019の延長サポートは、2026年7月14日に終了します。6月の更新を適用してもサポート期限は延長されません。(Microsoft Learn)
管理者が行う確認・更新手順
現在の製品とビルドを確認する
最初に、ファーム内の全サーバーについて次の情報を一覧化します。
- SharePoint Serverの製品名とエディション
- 現在のビルド番号
- 適用済みKB
- サーバーごとの役割
- 言語パックの有無
- Workflow Managerの種類とバージョン
- カスタムWebパーツやFarm Solutionの有無
ロードバランサー配下に複数台ある場合、一部のサーバーだけ確認して完了としないことが重要です。
Workflow Managerの前提条件を確認する
今回の各KBには、Workflow Manager利用環境に関する前提条件があります。
SharePoint Workflow Managerを利用している場合、公式KBでは、SharePoint累積更新を適用する前にKB5002799を導入するよう案内されています。Classic Workflow Managerを利用している場合は、ファームのデバッグフラグ53601を有効化し、IISを再起動する手順が示されています。(マイクロソフトサポート)
該当環境で使用するコマンドは次のとおりです。
$farm = Get-SPFarm
$farm.ServerDebugFlags.Add(53601)
$farm.Update()
iisreset
Workflow Managerを使用していない環境で、判断せずに設定を追加する必要はありません。2010ワークフローと2013ワークフローのどちらを使用しているかも含め、事前に実態を確認してください。
検証環境で更新する
本番適用前に、可能な限り本番と同じ構成の検証環境で確認します。
特にテストすべき項目は次のとおりです。
- サインインとMicrosoft Entra ID連携
- 2010/2013ワークフロー
- カスタムWebパーツとユーザーコントロール
- 検索クロールと検索結果
- User Profile Serviceの同期
- 管理メタデータ列の表示と編集
- コミュニケーションサイトのページ編集
- Office文書の表示・編集・検索
- ファイルのアップロードとウイルススキャン
- AMSI有効時の応答時間やCPU使用率
AMSIのFull Modeでは、除外対象を除くエンドポイントのリクエスト本文も検査されます。Microsoftはセキュリティ強化を目的として提供していますが、実際の性能影響はファーム構成やセキュリティ製品によって異なるため、業務で使うファイルサイズやアクセス量を再現して測定してください。(Microsoft Learn)
正しい更新プログラムを適用する
SPSEはKB5002873を適用します。
SharePoint Server 2019はKB5002874とKB5002876、SharePoint Server 2016はKB5002880とKB5002881の両方を適用します。更新前には、SQL Serverのバックアップ、SharePoint構成データベース、コンテンツデータベース、検索構成、証明書、独自設定の復旧方法を確認してください。
全サーバーで構成処理を完了する
SharePointの更新は、更新プログラムをインストールしただけでは完了しません。バイナリ更新後に、SharePoint Products Configuration Wizardまたはpsconfigを実行して、データベースやファーム構成を更新する必要があります。
構成処理はファーム内の全サーバーで完了させます。一部のサーバーで未実行のままにすると、ビルドの不一致や予期しない動作の原因になります。(Microsoft Learn)
更新後の状態を確認する
更新後は、次の項目を記録します。
- 各サーバーのビルド番号
- 構成ウィザードの完了結果
- Upgrade Statusの状態
- サービスアプリケーションの稼働状況
- WindowsイベントログとULSログ
- サイト閲覧、検索、編集、アップロードのテスト結果
- ワークフローの開始・完了結果
- バックアップジョブと監視ジョブの結果
更新直後だけでなく、検索クロール、タイマージョブ、夜間バッチが一巡した後にも再確認すると、遅れて発生する問題を見つけやすくなります。
設定・移行・料金・期限で確認すべきポイント
設定
SPSEでは、次の設定が意図どおりか確認します。
- 機能リリースリングがStandardかEarlyか
- Document Intelligenceを有効化するサイト
- Azure OpenAIへ接続する証明書と権限
- People Pickerの「Everyone」除外設定
- AMSIの動作モードと除外設定
- User Profile Serviceで公開する属性
機能リリースリングを意図せずEarlyにすると、想定より早く画面や動作が変わる場合があります。設定値は管理者の記憶に頼らず、PowerShellなどで取得して変更管理台帳へ残しましょう。
移行
SharePoint Server 2016または2019を継続利用している場合、2026年6月の更新は当面のセキュリティリスクを下げるための対応です。サポート終了後の運用を正当化するものではありません。
主な移行先は次の2つです。
| 移行先 | 向いている組織 | 主な確認事項 |
|---|---|---|
| SharePoint Server Subscription Edition | オンプレミス要件や独自統合を維持したい | ハードウェア、SQL Server、認証、カスタム開発、ライセンス |
| Microsoft 365のSharePoint Online | サーバー運用を減らし、クラウド機能を利用したい | データ容量、権限、ワークフロー、独自機能、ネットワーク、ガバナンス |
Microsoftは、SharePoint Server 2016および2019からSPSEへのアップグレード手順を公開しています。データベースやサイトコレクションの互換性を事前に確認し、直接上書きするのではなく、公式のアップグレードパスに沿って進めます。(Microsoft Learn)
Microsoft 365へ移行する場合は、SharePoint Migration Toolを利用できます。2026年5月の更新ではSharePoint Server 2019からの移行対応が拡張され、モダンサイト、モダンページ、ニュース投稿なども対象になりました。ただし、チェックアウト中のページは最後にチェックインされた版が対象となり、コメントは移行されないなどの制限があります。(Microsoft Learn)
本番移行を始める前に、少なくとも次の項目を棚卸ししてください。
- 利用中のサイト数と最終アクセス日
- コンテンツデータベースの容量
- 独自マスターページやFarm Solution
- InfoPath、SharePoint Designer、サードパーティ製ワークフロー
- アイテム数の多いリスト
- 管理メタデータと検索カスタマイズ
- 外部共有と独自の権限構造
- 保持期間や監査に関する要件
料金
今回のOffice release notesには、Microsoft 365プランの価格改定や、SharePoint Server更新プログラムに対する新たな料金の案内は含まれていません。
ただし、SPSEのDocument IntelligenceではAzureリソースとAzure OpenAIを使用します。そのため、Microsoft 365やSharePoint Serverの費用とは別に、Azureサブスクリプション、利用クォータ、想定処理量、予算アラートを確認する必要があります。(Microsoft Learn)
SPSEへの移行では、製品ライセンスだけでなく、SQL Server、Windows Server、バックアップ、監視、検証環境の費用も含めて比較します。具体的なライセンス条件は契約形態によって異なるため、Microsoftの製品条項、ボリュームライセンス契約、販売パートナーの見積もりで確認してください。
期限
SharePoint Server 2016と2019の延長サポート終了日は、2026年7月14日です。サポート終了後は、新しいセキュリティ更新や非セキュリティ更新、通常のサポートを受けられなくなります。(Microsoft Learn)
2026年6月版を適用してから移行を検討するのではなく、更新対応と移行対応を並行して進める必要があります。移行が期限に間に合わない場合でも、対象サイトの削減、外部公開の停止、アクセス経路の制限、管理者権限の見直しなど、露出を減らす暫定対策を検討してください。
なお、SharePoint Server 2013は2023年4月11日にサポートを終了しています。2013環境が残っている場合は、最新KBを探すのではなく、隔離と移行を最優先にします。(Microsoft Learn)
よくある疑問
Microsoft 365を契約していれば自動的に更新されますか
SharePoint OnlineはMicrosoftが運用するクラウドサービスですが、オンプレミスのSharePoint Serverは組織側で更新します。Microsoft 365を契約していても、自社サーバー上のSharePoint Serverへ今回のKBが自動的かつ完全に適用されるとは限りません。
Microsoft Updateで更新バイナリが配布される場合でも、ファーム全体の計画、必要な更新プログラムの組み合わせ、構成ウィザードの実行は管理者が確認する必要があります。
SPSEへ更新するとDocument Intelligenceがすぐ使えますか
すぐには使えません。Azureリソースや証明書、権限、クォータを準備し、PowerShellによる構成と対象サイトでの有効化が必要です。利用者には編集権限も必要です。(Microsoft Learn)
まず少数の文書ライブラリで検証し、精度、処理時間、利用量、機密情報の扱いを確認してから対象を広げる方法が現実的です。
言語パックを使っていなければWSSLOC更新は不要ですか
不要ではありません。SharePoint Server 2019と2016を完全に更新するには、言語に依存しない更新と、言語依存更新の両方が必要です。英語のみの環境も対象です。(Microsoft Learn)
更新プログラムを入れればSharePoint 2019を使い続けられますか
技術的に起動し続ける可能性はありますが、2026年7月14日以降はサポート対象外です。6月のセキュリティ更新を適用しても、サポート期間は延長されません。
更新適用は短期的な保護、SPSEまたはMicrosoft 365への移行は中長期的なリスク対策として、別々に進める必要があります。
Early releaseは本番環境で使うべきですか
新機能を早期検証したい明確な目的がある場合に限定するのが安全です。ページ編集、認証、セキュリティスキャンなど業務影響の大きい変更が含まれるため、検証担当者、対象機能、評価期間、Standard releaseへ戻す条件を決めてから有効化してください。
環境別に次の行動を決める
SharePoint Onlineだけを利用している場合、今回のSharePoint Server用更新プログラムを適用する必要はありません。Microsoft 365管理センターのメッセージセンターとMicrosoft 365 Roadmapで、クラウド側の変更を確認してください。
SharePoint Server Subscription Editionを利用している場合は、KB5002873を検証し、Version 26H1で追加されるPeople Card、Document Intelligence、AMSI、リリースリングの影響を確認します。Document Intelligenceを使う予定がある場合は、Azureの構成と費用を別途見積もりましょう。
SharePoint Server 2019または2016を利用している場合は、6月のセキュリティ更新と構成処理を完了させると同時に、2026年7月14日のサポート終了に向けて移行先と実施日を確定させてください。更新を適用したことを理由に移行判断を先送りせず、「パッチ適用」と「サポート対象環境への移行」を並行して進めることが、今回最も重要な対応です。

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