Microsoft TeamsのDirect Guest Join(DGJ)を使って、Zoom Rooms、Google Meetハードウェア、CiscoデバイスなどからTeams会議に参加している組織では、会議中の映像体験が改善されます。ポイントは、2026年5月に最大16名の参加者映像を表示できる4×4グリッドへ対応し、2026年6月にサイマルキャスト配信によって映像品質と安定性が高まることです。公式ロードマップでは、対象はMicrosoft Teams、プラットフォームはTeams and Surface Devices、提供範囲はWorldwide(Standard Multi-Tenant)、ステータスはRolling outとされています。なお、公式API上の更新日時は2026年5月12日23:00 UTCで、日本時間では2026年5月13日相当です。(Microsoft)
この更新は「Teams会議そのものの操作方法が大きく変わる」ものではなく、異なる会議プラットフォームの会議室端末からTeams会議へ入るときのメディア品質改善です。ただし、管理者が何もしなくてよいと決めつけるのは危険です。端末側のDirect Guest Join設定、ネットワーク、会議URLの書き換え、匿名参加・ロビー設定、ヘルプデスク案内は事前に確認しておくべきです。Microsoft 365ロードマップのリリース予定や説明は変更される可能性があるため、展開時期は運用直前にも確認してください。(Microsoft)
Microsoft TeamsのDirect Guest Joinで何が変わるのか
今回の「Microsoft Teams: Enhanced media quality for Direct Guest Join」は、Direct Guest Join利用時の映像品質を高める更新です。Direct Guest Joinは、Teamsアプリをネイティブに使っていない会議室端末や他社プラットフォームの端末から、ゲストとしてMicrosoft Teams会議へ参加するための仕組みです。
公式ロードマップID 558922では、以下の内容が示されています。(Microsoft)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象サービス | Microsoft Teams |
| ロードマップID | 558922 |
| 更新内容 | Direct Guest Join利用時のメディア品質改善 |
| 2026年5月の変更 | 最大16名の参加者映像を4×4グリッドで表示 |
| 2026年6月の変更 | サイマルキャスト配信による映像品質・信頼性の向上 |
| 対象シナリオ | Zoom、Google Meet、CiscoデバイスなどからTeams会議に参加するケース |
| 提供範囲 | Worldwide(Standard Multi-Tenant) |
| 状態 | Rolling out |
| 注意点 | Google Meet on Teams Rooms for AndroidではDirect Guest Joinがまだ利用できないと明記 |
重要なのは、今回の更新が「Teams会議の招待方法」や「会議ポリシーを全面的に作り直す変更」ではない点です。既にDirect Guest Joinを利用している組織では、利用者から見ると「映像が増えた」「表示が安定した」「他社端末から参加しても会議が見やすくなった」という体験改善として現れます。
4×4グリッド対応で会議室から見える参加者が増える
これまで他社端末からTeams会議に参加した場合、表示できる映像数やレイアウトが制限され、会議室側から参加者全体の雰囲気を把握しにくいことがありました。今回の更新では、Direct Guest Join利用時に最大16名の参加者映像を4×4グリッドで表示できるようになります。(Microsoft)
特に効果が出やすいのは、次のような会議です。
| 利用シーン | 改善される点 |
|---|---|
| 顧客・取引先との定例会 | 会議室側から相手組織の参加者を確認しやすくなる |
| 複数拠点が参加するハイブリッド会議 | 発言者以外の反応や参加状況を把握しやすくなる |
| 経営会議・レビュー会議 | 会議室端末からでも参加者の存在感が出やすくなる |
| 研修・説明会 | 講師側、受講者側の映像確認がしやすくなる |
ただし、4×4グリッドに対応しても、すべての端末・すべての会議で同じ見え方になるとは限りません。会議室端末の種類、端末側のOSやアプリバージョン、接続方式、ネットワーク状態、会議主催者側の設定によって体験は変わります。Ciscoのドキュメントでも、Teams会議への参加方法にはCVI/VIMTとDirect Guest Join(WebRTC)があり、利用できる機能は方式によって異なると説明されています。(Webex Help Center)
サイマルキャスト配信で映像の安定性が上がる
2026年6月には、Direct Guest Joinでサイマルキャスト配信が利用できるようになる予定です。サイマルキャストは、映像を複数の品質・解像度のストリームとして扱い、受信側の状況に応じて適した映像を選びやすくする仕組みです。
実務上のメリットは、単に「高画質になる」だけではありません。むしろ重要なのは、帯域や端末性能が異なる環境でも会議が破綻しにくくなることです。
たとえば、会議室の大型ディスプレイでは高めの品質で映像を表示し、帯域が不安定な拠点では軽い映像を受け取る、といった調整が期待できます。これにより、異なるプラットフォームや端末が混在する会議でも、映像のカクつき、解像度低下、参加者映像の更新遅延といった問題が起きにくくなります。公式ロードマップでも、この更新によりクロスプラットフォーム会議がより没入感のある、信頼性の高いものになると説明されています。(Microsoft)
対象になる組織と影響範囲
この更新の対象は、Microsoft Teams会議に対して、Teams以外の会議室端末や他社プラットフォームの端末から参加する組織です。特に、取引先や海外拠点がTeams以外の会議基盤を使っている企業では影響が出やすいでしょう。
| 対象 | 影響 |
|---|---|
| Zoom RoomsからTeams会議に参加する組織 | Zoom Rooms側のTeams相互運用設定を使った参加時に、映像表示や安定性の改善が期待できる |
| Google MeetハードウェアからTeams会議に参加する組織 | 対応端末ではTeams会議参加時の映像体験改善が期待できる |
| Cisco Board / Desk / RoomシリーズからTeams会議に参加する組織 | Direct Guest Join(WebRTC)利用時の映像体験改善が期待できる |
| Teams会議を主催し、外部参加者が他社端末から入る組織 | 外部ゲストの会議体験が改善される可能性がある |
| Teamsアプリ同士で通常参加しているユーザー | 今回の主対象ではない。Teamsネイティブ会議機能の変更とは分けて考えるべき |
Zoom Roomsでは、Microsoft Teams会議への参加に追加インフラや追加ライセンスを必要としない相互運用機能が提供されており、管理者はZoom Rooms側でMicrosoft Teams会議への参加を有効化できます。Zoomの公式ドキュメントでは、Microsoft Teams Webクライアント相互運用やSIPベースの相互運用を選択できること、Zoom Rooms側で「Support Microsoft Teams meetings」などの設定を有効にする手順が示されています。(Zoom)
Google Meetハードウェアについては、Googleの公式ヘルプでChromeOSベースのGoogle MeetハードウェアからTeams会議に参加できる一方、AndroidベースのMeetハードウェアデバイスでは現在Teams会議に参加できないと案内されています。今回のMicrosoftロードマップでも、Google Meet on Teams Rooms for AndroidではDirect Guest Joinがまだ利用できないと明記されているため、Google Meet関連の相互運用は端末種別とOSを必ず確認してください。(Google ヘルプ)
Ciscoデバイスでは、Microsoft Teams会議への参加方法として、Cisco Video Integration for Microsoft Teams(VIMT)を使うCVI方式と、Direct Guest Join(WebRTC)方式があります。Ciscoの公式ドキュメントでは、Direct Guest Joinで参加した場合、Teamsから共有されたプレゼンテーションは表示できるものの、デバイス側からコンテンツ共有はできず、デュアルスクリーン端末でも2枚目の画面は使われないとされています。(Webex Help Center)
管理者が確認すべき設定
今回の更新自体はメディア品質改善ですが、Direct Guest Joinが正しく使える前提が崩れていると、利用者は改善を体感できません。展開前に、少なくとも次の5点を確認してください。
| 確認項目 | 確認する理由 | 具体的な確認内容 |
|---|---|---|
| 端末側のDirect Guest Join設定 | 端末側でTeams会議参加が無効だと改善対象にならない | Zoom Rooms、Google Meetハードウェア、CiscoデバイスのTeams参加設定 |
| 会議URLの保持 | 招待状内のTeams URLが書き換えられると参加ボタンが出ないことがある | セキュリティ製品、URL書き換え、メールゲートウェイ、Safe Links相当の処理 |
| 匿名参加・ロビー設定 | 他社端末はゲスト参加として扱われることが多い | Teams会議ポリシー、ロビー迂回、主催者による承認フロー |
| ネットワーク・プロキシ | WebRTCやTeams会議URLへの接続が不安定だと映像品質が下がる | Teams関連URL、Office 365 URL/IP、端末ベンダーの要件 |
| サポート手順 | 利用者は「参加できない」「映像が少ない」と問い合わせる | ヘルプデスク向けの切り分け手順、端末別FAQ、試験会議 |
Zoomのドキュメントでは、Teams会議に参加するには匿名参加者がTeams会議へ参加できる必要があること、Office 365 URL/IPやTeams関連のファイアウォール設定を確認することが要件として挙げられています。また、元のTeams会議URLを書き換えるリンクフィルタリングやSafe Links系のサービスを使うと、Zoom Rooms側に参加ボタンが表示されない可能性があるため、teams.microsoft.comのURLを保持する必要があると説明されています。(Zoom)
Zoom Roomsを使っている場合
Zoom RoomsからTeams会議に参加している組織では、まずZoom管理ポータル側の設定を確認します。アカウント、ロケーション、個別ルームのいずれかで設定が上書きされていることがあるため、「一部の会議室だけ改善されない」という状況が起きやすいです。
確認すべきポイントは次の通りです。
| 確認ポイント | 見る場所・観点 |
|---|---|
| Microsoft Teams相互運用が有効か | Zoom Rooms設定でTeams会議参加が有効になっているか |
| Webクライアント方式かSIP/CVI方式か | 今回の改善対象であるDirect Guest Joinに該当するか |
| ゲスト名・メール表示 | Teams会議の参加者一覧に会議室名が分かりやすく出るか |
| アドホック参加ボタン | 会議ID・パスコードで参加する運用を使うか |
| カレンダー連携 | Teams招待を会議室リソースが正しく受け取れているか |
Zoom Roomsでは、Teams会議に参加する予定を会議室カレンダーに渡すことで、Zoom Roomsコントローラー上に参加オプションが表示されます。招待状の本文をコピーして会議室リソースに送る運用も案内されていますが、URLや本文が加工されると認識できない場合があります。(Zoom)
Google Meetハードウェアを使っている場合
Google Meetハードウェアでは、ChromeOSベースのMeetハードウェアからTeams会議に参加できると案内されています。一方、AndroidベースのMeetハードウェアデバイスではTeams会議へ直接参加できないとされています。(Google ヘルプ)
そのため、管理者は「Google Meet端末」と一括りにせず、次のように棚卸ししてください。
| 確認ポイント | 判断基準 |
|---|---|
| 端末OS | ChromeOSベースか、Androidベースか |
| Teams会議への参加方式 | Microsoft Teams Direct Guest Joinか、Pexipなどの別方式か |
| 対象OU | Google管理コンソールで組織部門ごとに設定差がないか |
| 利用者案内 | 「すべてのMeet端末でTeams会議に入れる」と案内していないか |
特に会議室端末の更新やリプレースを進めている組織では、端末名だけで判断せず、実機のOS、ファームウェア、管理コンソール上の設定を確認することが重要です。
Ciscoデバイスを使っている場合
Cisco Board、Desk、Roomシリーズでは、Teams会議への参加にVIMT/CVIとDirect Guest Join(WebRTC)の複数方式があります。Ciscoの公式ドキュメントでは、VIMTを使う場合はデュアルスクリーンや双方向コンテンツ共有など、Direct Guest Joinより豊富な体験が得られると説明されています。(Webex Help Center)
このため、今回の更新を理由に「CVIをやめてDirect Guest Joinへ全面移行する」と短絡的に判断するのは避けるべきです。
| 方式 | 向いているケース | 注意点 |
|---|---|---|
| Direct Guest Join(WebRTC) | 外部Teams会議へ簡単に参加したい、追加構成を抑えたい | コンテンツ共有やデュアルスクリーンなどに制限がある場合がある |
| CVI / VIMT | 会議室体験、画面構成、コンテンツ共有を重視する | ライセンス、設定、招待状内のビデオIDなどを確認する必要がある |
Cisco環境では、会議招待の解析に失敗した場合にWebRTCへフォールバックすることがあると説明されています。意図せずDirect Guest Join側で参加している会議がないか、実際の会議ログや利用者の操作手順で確認しておくと、トラブル時の切り分けが速くなります。(Webex Help Center)
開発者・SIer・AV担当者が注意すべきポイント
今回の更新は、アプリ開発者向けに新しいAPIが公開されるタイプの変更ではありません。開発者やSIer、AVインテグレーターが見るべきなのは、会議参加フローと端末連携の安定性です。
会議招待メールを加工する仕組みを点検する
会議室予約システム、メールセキュリティ製品、独自の予約ポータル、ワークフロー製品を使っている場合、Teams会議URLや招待本文が加工されることがあります。Direct Guest Joinは会議招待内の情報をもとに参加ボタンや参加先を認識するため、URLの書き換えや本文の削除は失敗要因になります。
特に次の処理には注意してください。
| 処理 | 起こり得る問題 |
|---|---|
| URLを独自リダイレクトURLへ置換する | 会議室端末がTeams会議URLとして認識できない |
| 招待本文を短縮・整形する | 会議ID、パスコード、参加URLが欠落する |
| HTML本文をテキスト化する | 端末側の解析が失敗する |
| 会議室リソースへ転送する際に本文を削る | 参加ボタンが表示されない |
| セキュリティ製品がURLをサンドボックス化する | WebRTC参加時の接続先判定が不安定になる |
Zoomの公式ドキュメントでも、元のMicrosoft Teams会議URLが書き換えられるとWebクライアント相互運用を利用できず、Zoom Roomsに参加ボタンを表示するには元のリンクを保持する必要があると説明されています。(Zoom)
ネイティブTeams会議とDirect Guest Joinの体験を混同しない
Direct Guest Joinは便利ですが、Teamsアプリで参加した場合と完全に同じ体験になるとは限りません。Ciscoのドキュメントでは、Direct Guest Join(WebRTC)で参加した場合、コンテンツ表示はできてもデバイス側から共有できない、デュアルスクリーンの2枚目が使われない、といった制限が示されています。(Webex Help Center)
そのため、利用者向けマニュアルでは「Teams会議に参加できます」だけでなく、次のように具体的に書くと問い合わせを減らせます。
| 悪い案内 | 改善した案内 |
|---|---|
| Zoom RoomsからTeams会議に参加できます | Zoom RoomsからTeams会議に参加できます。画面共有や複数ディスプレイの動作はTeamsアプリ参加時と異なる場合があります |
| Cisco端末はTeams対応です | Cisco端末はVIMT/CVIまたはDirect Guest JoinでTeams会議へ参加できます。参加方式により利用できる機能が異なります |
| Google Meet端末でもTeams会議に入れます | ChromeOSベースのGoogle MeetハードウェアではTeams会議参加が可能です。Androidベース端末は別方式が必要になる場合があります |
検証会議では「映像が出る」だけで終わらせない
更新後の検証では、単にTeams会議に入れるかどうかだけでなく、実際の会議品質を見てください。4×4グリッドやサイマルキャストの効果は、1対1のテストでは分かりにくいためです。
おすすめの検証条件は次の通りです。
| 検証項目 | 実施内容 |
|---|---|
| 参加者数 | 16名以上のTeams会議を用意し、会議室端末側の表示を確認する |
| 接続方式 | Zoom Rooms、Google Meetハードウェア、Ciscoデバイスを分けて検証する |
| ネットワーク | 本社、支社、VPN経由、来客用ネットワークなどで差を見る |
| コンテンツ共有 | Teams側からの共有表示、端末側からの共有可否を確認する |
| ロビー | 外部ゲスト扱いの端末が誰に承認されるか確認する |
| サポート | 参加ボタンが出ない、映像が少ない、音声のみになるケースを再現する |
展開前に行うべき実務手順
管理者は、ロードマップを読んで終わりにせず、会議室端末の棚卸しから始めるのが安全です。
| タイミング | 作業 | 目的 |
|---|---|---|
| 展開前 | Direct Guest Joinを使っている会議室端末を一覧化する | 影響範囲を特定する |
| 展開前 | Zoom、Google Meet、Ciscoごとに参加方式を確認する | DGJ、CVI、SIP、Pexipなどを混同しない |
| 展開前 | 代表的な会議室でTeams会議参加テストを行う | 参加ボタン、映像数、音声、共有を確認する |
| 展開中 | ヘルプデスクに想定問い合わせを共有する | 問い合わせ初動を速くする |
| 展開後 | 16名以上の会議で表示・安定性を確認する | 4×4グリッドと映像品質改善を実測する |
| 展開後 | 会議室別に問題を記録する | 端末固有問題、ネットワーク問題、設定差を切り分ける |
特に、会議室端末の運用は「情報システム部門」「総務・ファシリティ」「AVベンダー」「ネットワーク担当」が分かれていることが多く、責任範囲が曖昧になりがちです。今回のようなメディア品質改善では、Teams管理センターだけを見ても原因が分からないケースがあります。端末、会議招待、ネットワーク、会議ポリシーを横断して確認する体制を作ってください。
失敗しやすいポイント
Direct Guest Join関連のトラブルは、Teamsそのものの障害ではなく、周辺設定が原因になることが多いです。次のようなパターンは特に注意してください。
| 失敗パターン | 原因の例 | 対策 |
|---|---|---|
| 会議室端末に参加ボタンが出ない | 招待URLが書き換えられている、会議室リソースに招待が届いていない | Teams URL保持、カレンダー連携、招待本文を確認 |
| 音声参加しかできない | DGJ設定が無効、Webクライアント参加が使えない | 端末側のMicrosoft Teams相互運用設定を確認 |
| 参加できるがロビーで止まる | 外部ゲスト扱いで承認が必要 | 会議主催者に承認手順を案内し、ロビー設定を見直す |
| 4×4表示にならない | 参加者数が少ない、端末側制限、別方式で参加している | 16名以上の会議で参加方式を確認 |
| 映像が不安定 | ネットワーク帯域、プロキシ、ファイアウォール、QoS | Teams関連URL/IPと端末ベンダー要件を確認 |
| 画面共有できない | DGJ方式の機能制限 | CVI/VIMTやTeamsアプリ参加との使い分けを案内 |
今回の更新をどう評価すべきか
今回のDirect Guest Joinメディア品質改善は、Teamsを中心にしながらも、Zoom、Google Meet、Ciscoなど複数の会議基盤と付き合わざるを得ない組織にとって実用的な更新です。特に、顧客や海外拠点との会議で「相手の会議室端末からTeams会議に入る」ケースが多い企業では、会議体験の底上げにつながります。
一方で、Direct Guest Joinは万能ではありません。ネイティブTeams参加、CVI/VIMT、SIP参加、Pexipなどの相互運用方式とは機能差があります。映像品質が改善されたからといって、すべての会議をDirect Guest Joinへ寄せるのではなく、会議の重要度と必要機能で使い分けるのが現実的です。
判断基準は次の通りです。
| 会議の種類 | 推奨する考え方 |
|---|---|
| 短時間の外部打ち合わせ | Direct Guest Joinで十分なことが多い |
| 参加者が多い定例会 | 今回の4×4表示改善によりDGJの実用性が上がる |
| 画面共有・デュアルスクリーン重視の会議 | CVI/VIMTやTeamsネイティブ参加を検討する |
| 役員会議・顧客向け重要会議 | 事前リハーサルを行い、端末方式を固定する |
| 多拠点・低帯域環境 | サイマルキャスト展開後に実環境で品質を確認する |
まずは、自社でDirect Guest Joinを使っている会議室端末を洗い出し、Zoom Rooms、Google Meetハードウェア、Ciscoデバイスごとに参加方式を整理してください。そのうえで、16名以上のTeams会議を使った検証、会議URL書き換えの確認、ロビー承認フローの確認を行えば、今回の更新を安全に活用できます。

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