Microsoft Teams の Teams phones certified hardware は、Teams 電話機を導入・更新・入れ替えする管理者が最初に確認すべき公式リストです。2026年6月30日に更新された公式ページでは、認定済み Teams phones の機種、認定終了日、Android OS バージョン、Teams 管理センターから配信されるファームウェア情報が整理されています。結論として、管理者は「使っている電話機が認定済みか」「認定終了日がいつか」「最新ファームウェアと Admin Agent が適用されているか」「TAC から PMP への管理移行に備えられているか」を早めに確認する必要があります。(Microsoft Learn)
特に注意したいのは、これは単なる対応機種一覧ではない点です。認定終了日や Android OS の世代は、将来のサポート可否、ファームウェア更新、セキュリティ運用、買い替え計画に直結します。グローバル展開している企業では、Public cloud だけでなく GCCH、DoD、GCC などクラウドごとの展開時期や管理ポータル移行も合わせて確認しておくべきです。(Microsoft Learn)
Microsoft Teams の Teams phones certified hardware とは
Teams phones certified hardware は、Microsoft Teams で利用する Android ベースの Teams 電話機が、Microsoft の認定プログラムを満たしているかを確認するための公式情報です。Microsoft は、音声、ビデオ、ユーザーインターフェイス、セキュリティ、アクセシビリティなど、Teams 体験全体の品質基準を満たすデバイスを認定対象としています。(Microsoft Learn)
認定済みデバイスの一覧には、主に次の情報が含まれます。
| 確認項目 | 意味 | 管理者が見るべきポイント |
|---|---|---|
| Device model | Teams 電話機の機種名 | 社内在庫の機種名と一致するか確認する |
| Firmware version | 認定時点のファームウェア | 現在の端末バージョンと差分を確認する |
| Current certification end date | 認定終了日 | 更改・買い替え・予算化の基準にする |
| Android OS version | 搭載 Android OS | サポート期限と更新可否を判断する |
| Firmware release table | TAC で配信されるファームウェア | Teams アプリ、Intune、Authenticator、Admin Agent も含めて確認する |
重要なのは、認定終了日が近いからといって「その日に即座に使えなくなる」と単純に考えないことです。Microsoft は、認定終了後も認定済みデバイス上の最新 Teams devices アプリを一定期間サポートする方針を示していますが、OEM の End-of-Life 方針や再認定の有無によって実務上の扱いは変わります。(Microsoft Learn)
2026年6月30日更新で確認すべき主なポイント
今回の公式ページ更新で管理者が特に見るべきポイントは、次の4つです。新機能の追加だけを見るのではなく、ライフサイクル管理の観点で読むことが重要です。
| 確認ポイント | 更新内容の読み取り方 | 実務上の影響 |
|---|---|---|
| 認定済み機種の棚卸し | AudioCodes、Poly、Yealink などの認定済み Teams phones が掲載されている | 既存端末が認定対象か、購入予定機種が認定済みかを確認できる |
| 認定終了日の確認 | 多くの Android 12/13 世代は 2028年8月15日、Yealink E2 系の Android 15 世代は 2030年10月15日が目安 | 更改時期、保守契約、予算申請の根拠になる |
| ファームウェア確認 | Public cloud 向け、Federal cloud 向けに配信済みファームウェアが分かれて掲載されている | クラウド環境ごとに適用可能なバージョンが異なる可能性がある |
| 認定終了済み端末の把握 | Android 7、8.1、9 世代の一部端末はすでに認定・サポート終了済み | 使い続けている場合は入れ替え計画を優先する |
公式一覧では、AudioCodes C430HD/C435HD/C436HD/C455HD/C470HD、Poly CCX シリーズ、Poly Trio C60、Yealink MP54/MP56/MP58/CP965 などが 2028年8月15日までの認定終了日として掲載されています。一方、Yealink MP52 E2、MP54 E2、MP55 E2、MP56 E2、MP58 E2 は Android 15 ベースで、2030年10月15日までの認定終了日が示されています。(Microsoft Learn)
認定終了日だけでなく Android OS バージョンを見る
Teams phones のライフサイクルでは、機種名だけでなく Android OS バージョン が重要です。Microsoft の Android versioning support では、Android 12 と Android 13 の Teams デバイスは 2028年8月15日が認定終了日、2030年8月15日が Microsoft サポート終了日として整理されています。Android 15 は 2030年10月15日が認定終了日、2032年10月15日が Microsoft サポート終了日です。(Microsoft Learn)
このため、同じ「Teams 電話機」でも、Android 12 世代を追加購入するのか、Android 15 世代へ寄せるのかで、利用可能期間が大きく変わります。新規導入や大規模更改では、単価だけでなく「残り認定期間」を含めて比較するのが実務的です。
| 判断軸 | 短期利用・既存増設 | 中長期利用・標準化 |
|---|---|---|
| 重視する点 | 既存機種との統一、在庫、設定流用 | 認定終了日、Android OS 世代、将来の更新余地 |
| 適したケース | 数台の追加、故障交換、既存拠点の補充 | 全社標準機の見直し、数年単位の更改 |
| 注意点 | 近い将来に再更改が必要になる可能性 | 初期検証と現場展開計画が必要 |
現在認定されている Teams phones の見方
2026年6月30日時点の公式情報では、認定済み Teams phones は主に AudioCodes、Poly、Yealink の機種で構成されています。ファームウェア、認定終了日、Android OS バージョンが機種ごとに掲載されているため、社内の電話機台帳と照合しやすい形式です。(Microsoft Learn)
| メーカー・機種群 | 認定終了日の目安 | Android OS | 管理上のポイント |
|---|---|---|---|
| AudioCodes C430HD/C435HD/C436HD/C455HD/C470HD | 2028年8月15日 | 12 | 既存導入が多い場合はファームウェア差分を確認 |
| AudioCodes C456HD | 2028年8月15日 | 13 | Android 13 世代としてライフサイクルを管理 |
| Poly CCX350/400/500/505/600 | 2028年8月15日 | 12 | 拠点電話・共有電話として使っている場合は一括棚卸しが必要 |
| Poly Trio C60 系 | 2028年8月15日 | 12 | 会議用電話として残っている拠点を確認 |
| Yealink MP52/54/55/56/58 E2 | 2030年10月15日 | 15 | 長期利用を前提にした新規標準機候補になりやすい |
| Yealink MP54/56/58、CP965 | 2028年8月15日 | 12 | 既存機の更新計画では 2028年を基準にする |
| 一部拡張モジュール | 2027年8月15日または2028年8月15日 | N/A | 親機だけでなくサイドカーも期限確認が必要 |
拡張モジュールを使っている場合は、電話機本体だけを見て判断しないようにしてください。受付、代表電話、秘書席、コールキュー担当者などでサイドカーを利用していると、拡張モジュール側の認定終了日が先に来る場合があります。(Microsoft Learn)
ファームウェア更新で見るべきポイント
公式ページの Firmware セクションでは、Microsoft Teams Admin Center、つまり TAC 経由で配信される最新ファームウェアがメーカーごとに掲載されています。表には Teams client だけでなく、Microsoft Intune、Authenticator、Admin Agent など、端末管理や認証に関係するアプリも含まれています。(Microsoft Learn)
管理者がやりがちな失敗は、「Teams アプリのバージョンだけ」を見て更新済みと判断してしまうことです。Teams phones では、端末ファームウェア、Teams client、Intune または Company Portal、Authenticator、Admin Agent の組み合わせで動作します。サインイン、リモート管理、ログ収集、更新制御に問題がある場合は、Teams client だけでなく Admin Agent とファームウェアも確認しましょう。
Microsoft は、Teams phones の更新について、Teams アプリとデバイスファームウェアは手動・自動更新の対象、Company Portal と Admin Agent は手動更新対象として説明しています。また、TAC で配信される更新は Microsoft により検証されたものとして扱われ、未検証のファームウェアでは自動更新できない場合があります。(Microsoft Learn)
更新運用の実務手順
| 手順 | 作業内容 | 確認する項目 |
|---|---|---|
| 端末一覧を作る | Teams phones の機種、拠点、用途、利用者を整理 | 受付、会議室、共有スペース、VIP 利用端末を分ける |
| 認定状況を照合する | 公式の certified hardware 一覧と機種名を突き合わせる | 認定済み、認定終了済み、拡張モジュールの有無 |
| バージョンを確認する | TAC または PMP で現在のファームウェアとアプリを確認 | Firmware、Teams client、Admin Agent |
| 検証端末で更新する | 代表機種を先に更新して通話・サインイン・転送を確認 | 発着信、保留、転送、通話品質、サインアウト |
| 段階展開する | 拠点・用途別に更新する | 業務時間外、受付端末、代表番号端末の影響 |
| 更新失敗を追跡する | 履歴とログを確認する | ネットワーク、端末オンライン状態、更新履歴 |
自動更新を利用する場合、Validation、General、Final のような段階を使い、検証用端末から一般端末、重要拠点へ広げる運用が現実的です。Microsoft は Teams phones の自動更新フェーズとして、Validation はリリース後0〜15日、General は16〜45日、Final は46〜60日を目安に説明しています。(Microsoft Learn)
TAC から PMP への移行も合わせて確認する
Teams phones certified hardware の確認と同時に、2026年の管理ポータル移行も見ておく必要があります。Microsoft は、Teams Android device management を Teams admin center から Teams Rooms Pro Management portal、つまり PMP へ移行する計画を示しています。対象には Teams Rooms on Android、Teams Phones、Teams Panels、SIP devices が含まれます。(Microsoft Learn)
移行は段階的に進む計画です。2026年6月末から Android デバイス管理機能が PMP に現れ始め、2026年7月から8月にかけて機能拡大と既定体験への移行が進み、2026年9月には TAC 側の重複する Teams デバイス管理機能が廃止され、PMP が主要ポータルになると説明されています。ただし、Microsoft は日程が今後調整される可能性にも触れています。(Microsoft Learn)
| 時期 | 予定されている変化 | Teams phones 管理者の対応 |
|---|---|---|
| 2026年6月末 | PMP への移行開始、TAC の一部ワークフローが PMP へリダイレクト | PMP にアクセスできるか確認 |
| 2026年7月 | PMP で管理ワークフローが拡大 | 端末一覧、更新、設定管理を確認 |
| 2026年8月 | TAC から PMP へのリダイレクトが増える | 運用手順書を PMP 前提に更新 |
| 2026年9月 | TAC の重複するデバイス管理機能が廃止予定 | PMP を主ポータルとして運用 |
| 2026年9月30日までの移行期間 | PMP の更新リングと TAC の更新フェーズの扱いに移行措置 | 自動更新リングの再設計を検討 |
この移行では、端末が PMP に自動表示されるための条件として、必要なネットワーク許可と Admin Agent の最小バージョンが重要になります。Microsoft は、Android デバイスを PMP で管理するために Admin Agent AA 830、バージョン名 1.0.0.202606082157.product 以上を求めています。(Microsoft Learn)
設定変更で注意すべきこと
Teams phones certified hardware のページ自体は、テナント全体の設定変更を求める告知ではありません。しかし、2026年の PMP 移行により、Teams phones の設定管理、更新管理、端末操作の画面や運用手順が変わる可能性があります。
PMP 移行では、既存の TAC 構成プロファイルを PMP の Settings Templates として取り込む選択肢が示されています。また、TAC で更新を無効化または一時停止していた場合は、PMP でもその状態が引き継がれると説明されています。(Microsoft Learn)
特に注意したいのは、TAC の自動更新フェーズと PMP の自動更新リングが同じではない点です。Microsoft は、移行期間中は PMP 側でも TAC の更新フェーズに基づく更新間隔を継続する一方、管理者が PMP の新しい更新リングを明示的に採用できると説明しています。さらに、最小 Admin Agent バージョンに達していない Teams phones は、PMP で既定の General 自動更新リングに移る扱いが示されています。(Microsoft Learn)
| 設定・管理項目 | 変更の見方 | 実務上の注意 |
|---|---|---|
| 構成プロファイル | TAC から PMP の Settings Templates へ移行 | 既存設定を棚卸しし、重複や古い設定を整理する |
| 更新リング | TAC のフェーズと PMP のリングが異なる | 検証端末、一般端末、重要端末の分類を再設計する |
| メンテナンス時間 | PMP では既定の夜間メンテナンス枠が使われる | 拠点のタイムゾーンと業務時間を確認する |
| Admin Agent | AA 830 以上が PMP 管理の前提 | 更新できない端末を早めに洗い出す |
| 電話機固有設定 | Hotline、line keys、device lock pin などが段階展開 | 受付・代表電話・共有電話の設定を検証する |
PMP の更新管理では、すべての更新がデバイスローカル時刻の深夜0時から5時の既定メンテナンス枠で実行され、現時点では管理者が別のメンテナンス枠を設定できないと説明されています。24時間稼働拠点、海外拠点、コールセンターで Teams phones を使っている場合は、この点を事前に運用部門とすり合わせてください。(Microsoft Learn)
グローバル環境での影響範囲
グローバル企業では、同じ Teams phones でもクラウド環境によって展開状況が異なる点に注意が必要です。公式ページでは Public cloud 向けファームウェアと Federal clouds 向けファームウェアが分けて掲載され、GCCH や DoD 向けのリリース情報も確認できます。(Microsoft Learn)
PMP 移行の機能タイムラインでも、Public、GCCH、DoD、GCC で提供時期が分かれています。Teams Phones のデバイス表示、更新管理、設定テンプレート、ヘルス監視などは、Public cloud で2026年6月から7月にかけて展開、GCCH と DoD は2026年7月、GCC は2026年8月の予定として整理されています。(Microsoft Learn)
| 対象 | 影響 | 管理者の確認事項 |
|---|---|---|
| Public cloud | 比較的早く PMP 移行機能が展開 | PMP のアクセス、端末表示、更新管理を早期確認 |
| GCCH / DoD | 機能展開時期や更新方式に差が出る可能性 | 手動更新可否、管理権限、ネットワーク許可を確認 |
| GCC | 展開が Public より遅れる項目がある | グローバル標準手順をそのまま適用しない |
| 多国籍拠点 | タイムゾーン、現地保守、端末モデルが混在 | 拠点単位で機種・期限・更新状態を台帳化 |
TAC の自動更新については、GCC High と DoD では自動更新が利用できず、Teams admin center からの手動更新が案内されています。政府系クラウドを含む環境では、Public cloud 前提の更新計画をそのまま流用しないことが重要です。(Microsoft Learn)
既存端末を使い続けるか、入れ替えるかの判断基準
Teams phones の入れ替え判断は、故障や通話品質だけで決めると遅れます。認定終了日、Android OS、ファームウェア更新可否、PMP 管理可否を合わせて判断しましょう。
| 状態 | 推奨判断 | 理由 |
|---|---|---|
| 認定終了済み、または Microsoft サポート終了済み | 入れ替えを優先 | 更新・サポート・セキュリティ面のリスクが高い |
| 認定終了まで1年未満 | 更改計画を開始 | 予算化、検証、現地展開に時間がかかる |
| Android 12/13 で2028年まで認定 | 継続利用しつつ計画更改 | 2028年を基準に標準機見直しを検討 |
| Android 15 世代で2030年まで認定 | 中長期標準機として検討 | 残りライフサイクルが長い |
| ファームウェアが Unknown version | TAC/PMP で更新経路を確認 | 自動更新できない可能性がある |
| Admin Agent が AA 830 未満 | 早急に更新 | PMP 管理移行で支障が出る可能性がある |
Android 9 の Teams デバイスは、Android versioning support 上で 2023年8月5日が認定終了日、2025年8月5日が Microsoft サポート終了日とされています。公式の certified hardware ページでも、Yealink MP52、VP59、AudioCodes C448HD/C450HD、Crestron UC 系など一部の Android 9 世代端末は、2025年8月5日が Microsoft support end date として掲載されています。(Microsoft Learn)
管理者が確認すべきチェックリスト
Teams phones certified hardware の更新を受けて、管理者は次の順で確認すると抜け漏れを減らせます。
端末台帳を作る
まず、Teams phones の端末台帳を作成します。最低限、機種名、メーカー、設置拠点、用途、利用者または共有場所、現在のファームウェア、Teams client、Admin Agent、Android OS、認定終了日を記録します。
特に、受付電話、代表電話、役員フロア、コールキュー、共有スペース、会議用電話は優先度を上げて確認してください。障害時の業務影響が大きく、更新作業のタイミングも調整が必要になりやすいためです。
認定終了日とサポート終了日を分けて管理する
認定終了日と Microsoft サポート終了日は同じではありません。Android OS 世代ごとに認定終了日とサポート終了日が定義されているため、端末のライフサイクル表には両方を入れてください。(Microsoft Learn)
実務では、次のように色分けすると判断しやすくなります。
| 区分 | 条件 | 対応 |
|---|---|---|
| 赤 | サポート終了済み、または更新不可 | 早期入れ替え |
| 黄 | 認定終了まで12〜18か月 | 更改計画・予算化 |
| 青 | 認定終了まで2年以上 | 継続利用、次回棚卸しで再評価 |
| 緑 | 新しい Android 世代で長期認定 | 標準機候補として検証 |
TAC/PMP の更新状態を確認する
Teams phones の更新は、できる限り Microsoft が検証した TAC または PMP 経由の更新を使うべきです。Microsoft は、TAC で管理・更新することで Microsoft が検証したファームウェアとアプリ更新を適用でき、代替手段による更新のリスクを避けられると説明しています。(Microsoft Learn)
更新失敗が続く場合は、端末がオンラインか、更新時間帯にネットワークへ接続できるか、必要な URL と IP 範囲が許可されているかを確認します。Microsoft は、更新が失敗する場合の確認項目として、端末のオンライン状態、ネットワーク構成、ログ取得を挙げています。(Microsoft Learn)
PMP へアクセスできる権限を確認する
PMP 移行では、管理者が PMP にアクセスできることが前提になります。Microsoft は、PMP アクセスに Global Administrator、Teams Administrator、Teams Device Administrator、Global Reader などの Entra ID ロール、または PMP の組み込みロールやカスタムロールを示しています。(Microsoft Learn)
ただし、日常運用で Global Administrator を使うのは避けるべきです。Microsoft も、Teams phones の手動更新に関する説明で、必要最小限の権限を使うことを推奨しています。(Microsoft Learn)
よくある失敗と回避策
機種名だけで判断してしまう
同じメーカーの Teams phones でも、世代や Android OS が異なれば認定終了日が変わります。例えば Yealink の E2 系は Android 15 世代として長い認定期間が示されていますが、従来の MP54/MP56/MP58 は Android 12 世代として別の認定終了日になります。(Microsoft Learn)
機種名だけでなく、正確なモデル名、Android OS、ファームウェアをセットで確認してください。
本体だけ確認して拡張モジュールを見落とす
受付や代表電話で拡張モジュールを使っている場合、本体の認定終了日だけで判断すると危険です。公式一覧には、Poly EM60 や Yealink EXP50 などの拡張モジュールも掲載されています。(Microsoft Learn)
端末台帳には、親機と拡張モジュールの組み合わせも記録しましょう。
認定終了済み端末を「動いているから」と放置する
Teams phones は、通話できているように見えても、認証、更新、管理、セキュリティの面で問題が積み上がることがあります。Microsoft は、古いアプリバージョンを使い続けると Teams デバイスが不安定または利用不能になる可能性があると説明しています。(Microsoft Learn)
特に、サポート終了済み端末は障害時の切り分けが難しくなります。重要拠点に残っている場合は、早めに交換候補を決めておきましょう。
PMP 移行を「あとで対応」と考える
2026年の Teams Android device management 移行では、PMP が主要ポータルになり、TAC の重複機能が段階的に退役する計画です。端末が PMP に表示されない、Admin Agent が古い、必要なネットワークが許可されていない、といった状態で放置すると、更新やリモート管理に支障が出る可能性があります。(Microsoft Learn)
PMP 移行は、単なる管理画面の変更ではなく、今後の Teams phones 運用基盤の変更として扱うべきです。
まず実施すべき管理者アクション
最初に行うべきことは、全 Teams phones の棚卸しです。機種、Android OS、ファームウェア、Admin Agent、認定終了日、設置場所を一覧化し、認定終了済みまたはサポート終了済みの端末を分けます。
次に、TAC または PMP で更新状態を確認し、検証端末からファームウェア更新を進めます。PMP 移行に備えて、AA 830 以上の Admin Agent、PMP へのアクセス権、必要なネットワーク許可、既存構成プロファイルの移行方針も確認してください。
最後に、2027年から2028年に認定終了を迎える端末を中心に、更改計画を作ります。Teams phones certified hardware は、購入可否を確認するだけのページではありません。Teams Phone 環境を安定して運用するための、ライフサイクル管理表として使うのが最も実務的です。

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