コピー用紙を発注したのに棚が空? 消耗品の残数と「発注済み」を分ける方法

ITtripが提供する「あと何個」は、コピー用紙やゴミ袋など、棚に置く消耗品の残数と購入手配の状態を記録するためのサービスです。まず押さえたいのは、「棚にいくつあるか」と「購入を手配したか」は別の情報だということ。ここを一つの「大丈夫」にまとめると、発注済みなのに使うものがない、という状態を見落とします。

利用状況について:2026年9月28日時点で「あと何個」の紹介ページは公開されていますが、Googleログインは準備中です。以下は公開されている仕様に沿った運用の考え方であり、本番のログイン、実機QR、紙への印刷が利用できることを示すものではありません。

あと何個の公開トップ。コピー用紙A4の残りが2束で、QRから使用・補充できる画面例
あと何個の公開トップ画面。残数は画面イメージです。
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「発注済み」は、いま棚にあるという意味ではない

たとえばコピー用紙の買い足しの目安を「残り2束」に決めたとします。残り2束でまだ手配していなければ、買うものとして確認したい状態です。手配後に残り0束になっても、棚は空のまま。「発注済み」の印を付けても残数を増やしてはいけません。この印は管理者が付ける手配メモで、サービスから販売店へ注文が送られるわけではありません。

棚の残り手配の印判断
3束なしまだ買い足しの目安より多い
2束なし買うものとして確認する
0束発注済み在庫なし。手配済みだが、届くまで使えない

紙で管理する場合も、残数の欄とは別に「手配中」の札を置く方法があります。イマオコーポレーションの消耗品管理の改善事例でも、手配を見えるようにする運用が紹介されています。大切なのは、札や画面の印を実物の数と取り違えないことです。

小さな棚なら、記録する情報を絞る

日常の消耗品で最初に決めたいのは、備品の名前、数える単位、いま棚にある数、買い足しの目安、置き場所です。コピー用紙なら「束」、ゴミ袋なら「袋」のように、実際に使う人が迷わない単位にします。目安が2なら、残りが2以下になった時点で買うものに入れる、というルールです。

運用では、使った人が棚で数を記録し、購入を手配したかどうかは管理する人が印を付けます。補充の記録だけで発注済みの印を自動で外さないことも大切です。見つかった予備を足しただけかもしれません。手配した分が届いたと確認してから、管理する人が印を外します。

コピー用紙を束で数えるなら、棚から1束出した時点で「1束使った」と記録します。印刷するたびに紙を1枚ずつ数える運用ではありません。たとえば3束から1束を使って2束になり、買い足し目安が2束なら「買うもの」に表示されます。購入を手配した管理者が「発注済み」の印を付けても、棚の残りは2束のままです。

「あと何個」の設計では、管理者が備品を登録し、その備品専用のQRラベルを棚に貼ります。使う人は会員登録をせずにそのQRから使用・補充を記録し、管理者は「買うもの」と「発注済み」を分けて確認します。現場のQRから見られるのは、その備品の情報です。QRを持つ人にはその備品の数を変える権限もあるため、関係者だけが使う場所に掲示する前提です。

QRの写真やリンクのコピーを持つ人も、その備品の使用・補充を記録できます。一般公開の場所へ貼る使い方は想定していません。QRを見せる相手と掲示場所を、管理者が決めてください。

数が合わないときは、実物を数え直す

どの方法でも、記録し忘れがあれば画面の残数と棚の実数はずれます。「あと何個」は実物を自動で数えるものではありません。棚を確かめてから、管理者が「数を合わせる」で修正する設計です。QRからの記録者の氏名は収集しないため、「誰が使ったか」を特定する台帳としては使えません。

メールやLINEでの通知、店舗への発注、注文番号や納期の管理も対象外です。オフラインでの記録、期限・ロット管理、厳密な監査が必要な物品には、用途に合う別の方法を選んでください。

よくある質問

使う人もGoogleログインが必要ですか?

管理者だけがGoogleでログインする設計です。現在はログイン準備中です。棚で使った数を記録する人は、管理者が掲示した備品専用のQRを開きます。QRはその備品を変更できる権限を含むため、共有範囲には注意が必要です。

「発注済み」にすると残数も増えますか?

増えません。「発注済み」は管理者が付ける手配の印です。棚に届いたものは別に「補充した」と記録します。補充後も手配の印は自動では消えないので、届いたことを確かめて管理者が外します。

少なくなったら通知が届きますか?

初期版にメールやLINE、プッシュ通知はありません。管理者が画面の「買うもの」を確認する方式です。

まずは「残数」と「手配」を別々に見る

棚の管理を始めるなら、よく切らすものを一つ選び、「何個以下なら買うか」を決めてみてください。紙でも画面でも、使った数を棚で記録し、購入の手配は別の印で示せば、確認するべきことがはっきりします。

サービスの初期版は無料で、紹介ページではアプリのインストール不要と案内しています。ただし、上記のとおり現時点のGoogleログインは準備中です。利用を始められる状態になったかは、紹介ページの最新案内をご確認ください。

この記事を書いた人

実務の現場で詰まりがちなポイントを地図にするITブログ「IT trip」を運営。Windows/Office(Teams・Excel)からSQL、サーバ運用、ガジェットまで、再現性のある手順と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ試せること、そして迷った人の次の一歩が見えることを大切にしています。

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