GPOで「信頼済みサイトへの登録」を一括適用する方法、Edge,Chrome,Firefox全てに適用される

Webのサービスを利用するにあたって、信頼済みサイトへの登録を行わないと利用できなかったり正常に動作しない場合があります。手動で個々の端末の設定変更をする方法もありますが、今回はグループポリシーにて一括適用をする方法をご紹介します。情報システムにいる人でユーザーから依頼があり手動で行っている人には必見です。非常に簡単な手順なので是非活用しましょう!!

目次

適用範囲

本記事の設定を行うと、IE,Edge,Chrome,Windows7,Windows8,Windows10,Windows11で全て機能します。IEだけの設定と勘違いしないようにしてください

信頼済みサイトへの登録を手動で行う場合

手動で信頼済みサイトへの登録を行う場合は以下の記事をご参照ください。

信頼済みサイトへの登録方法:IE,Edge,Chrome,Windows7,8,10,11共通

グループポリシー(GPO)の作成と適用手順

「グループポリシーて何?」という方は「グループポリシーの作成と適用手順」Active Directoryをフル活用して端末を完全制御しちゃおう!!で細かい説明をしていますのでご参照ください。実例を用いて説明をしていますので、全くの初心者でもグルーポプリシーが自由に扱えるようになります。

グループポリシーにて信頼済みサイトを登録する場合

さてActive Directoryでポリシーの設定を行います。

グループポリシー管理エディターを開きます。

以下のパスへ移動します。

ユーザーの構成>ポリシー>管理テンプレート>windowsコンポーネント>Internet Explorer>インターネットコントロール>セキュリティページ

サイトとゾーンの割り当て一覧をダブルクリックします。

3

Internet Explorerの項目の中ですが、EdgeやChrome等にも適用されます。

有効を選択して、表示をクリックします。

4

表示するコンテンツに信頼済みサイトを登録します。

1.[値の名前]に登録したいサイトのURLを入力します。

2.[値]に2を入力します。

これで、グループポリシーの適用対象のユーザーに設定されます。

信頼済みサイトの登録の必要のないユーザーがいても、特に登録によって問題は生じないので、1番上位のOUで設定をして信頼済みサイトの登録の追加依頼がある度に追加をしていく運用が楽だと思います。以下項目で説明をしますが、その方法しかとれないです。

グループポリシーを適用して確認

グループポリシーを適用して確認します。 確認を行うクライアントでサインアウトを一度するか、コマンドプロンプトで以下をタイプしてグループポリシーを適用してください。

gpupdate /force

インターネットオプションから信頼済みサイトの登録状況を確認します。

1.セキュリティタブを選択します。

2.信頼済みサイトを選択します。

3.サイトを選択します。

先ほど登録したサイトのURLが無事登録されていました。ポイントとしては、グループポリシーで適用させると個別に信頼済みサイトが追加ができなくなる点です。(グレーアウトしてますよね)新に信頼済みサイトを追加する場合は、必ずグループポリシーに追加することになります。

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