Windowsでサインインをすると以下のエラーが出てログインできない場合があります。この解消方法を解説します。
エラーの意味
「現在、ログオン要求を処理できるログオン サーバーはありません」エラーの意味を分解します。
ここでいうログオンサーバーは、Active Directoryドメインで認証を担当するドメインコントローラー(DC)です。
噛み砕くと以下のような、事を言っています。
ドメイン認証に必要なサーバーを検出できない、または通信・認証処理を完了できない状態を示します。パスワードの誤りやDC本体の停止だけが原因とは限りません。まず社内ネットワーク・会社指定VPNへの接続状況と、他のPCでも発生しているかを確認します。
解消方法1:Active Directory への通信
エラー内容の通りですが、Active Directoryへの通信ができていない可能性があります。クライアントのIPやスイッチ類の確認をしてください。
pingは通信確認の一材料ですが、応答があってもDNSによるDC検出やドメイン認証の正常性までは証明できません。ICMPが制限される環境では、応答がないだけでもDC停止とは判断できません。組織の管理者にネットワーク・必要なサービスの状態を確認してもらってください。
解消方法2:ADドメインを解決できるDNSか確認
DNSは、ADドメインのゾーンを解決できる組織指定のDNSサーバーを使います。必ずしもDC自身のIPアドレスとは限りません。以下の画像はDCがDNSも兼ねる構成例です。インターネット閲覧ができても、内部ドメインのSRVレコードを検索できなければDCの検出に失敗します。公開DNSへ安易に変更せず、管理者が現在のIP・DNS設定とDC Locatorによる検出を確認してください。
解消方法3:信頼関係を診断し、再参加は最後に判断
通信とDNSを確認しても解消しない場合は、管理者がPCとドメインの信頼関係を調べます。メンバーPCでは管理者PowerShellの Test-ComputerSecureChannel で確認できます(診断時は -Repair を付けません)。このコマンドはDC上の診断には使用しません。Falseだけで原因を決めず、通信状態やイベントログも合わせて確認します。
ドメインの離脱・再参加は最初に行う操作ではありません。修復や再参加が必要と判断された場合に限り、使用可能なローカル管理者アカウント、再参加権限、ユーザーデータの保全と再起動の影響を事前確認してください。ローカルでサインインできる手段がないままドメインを抜けないでください。以下は管理者が再参加を選択した場合の流れです。以前の記事では再参加で解消した経験を紹介していましたが、すべての同エラーに適用できる方法ではありません。
1.ローカル管理者IDでログイン
2.ワークグループへの参加
3.ドメインへの参加
「Active Directoryの運用」PCのドメインへの参加手順を分かり易く紹介
参考:Microsoft公式情報
DNSクライアント設定/DC Locator/Test-ComputerSecureChannel。2026年10月20日確認。





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