Gemini 3.6 Flashを使えるGitHub Copilot画面一覧|VS Code・Visual Studio・CLI・各IDEの対応差

GitHub CopilotでGemini 3.6 Flashを使いたい場合、VS Code、Visual Studio、Copilot CLI、Copilot cloud agent、GitHub Copilot app、JetBrains IDE、Xcode、Eclipseはすべて公式の対応対象です。

ただし、対応対象であっても、全ユーザーへ同時に開放されるわけではありません。2026年7月21日の発表時点では段階的なロールアウトであり、Copilot BusinessとEnterpriseでは管理者によるモデルポリシーの有効化も必要です。モデルが表示されない場合は、プラン、組織ポリシー、クライアントのバージョン、ロールアウト状況の順に確認するのが最短です。(The GitHub Blog)

目次

Gemini 3.6 Flashを選べるCopilot画面一覧

GitHubがGemini 3.6 Flashのモデルピッカー対応を発表した画面は、次の8種類です。ここでいう「対応」は、対象製品への提供予定が公式に示されていることを意味します。段階的なロールアウト中は、同じプランでもアカウントごとに表示時期が異なる可能性があります。(The GitHub Blog)

利用画面公式対応主な選択場所確認しておきたい点
Visual Studio Code対応Copilot Chat下部のモデル選択欄VS Code本体とCopilot拡張を更新する
Visual Studio対応GitHub Copilot Chat右下対応するVisual Studioバージョンが必要
Copilot CLI対応/model--modelオプションGemini 3.6 Flash対応版のCLIが必要
Copilot cloud agent対応タスク開始時のモデル選択欄モデルを選べない開始経路ではAutoになる
GitHub Copilot app対応セッション作成画面のモデル欄ブラウザ版ではなくCopilotの専用アプリ
JetBrains IDE対応Copilot Chat右下IDEとCopilotプラグインを更新する
Xcode対応Copilot Chat右下GitHub Copilot for Xcode拡張が必要
Eclipse対応Chatパネル右下Eclipse用Copilotプラグインを更新する

「Copilot coding agent」という名称で探している場合、現在の公式名称はCopilot cloud agentです。2026年4月に、従来のCopilot coding agentから名称が変更されています。(The GitHub Blog)

Gemini 3.6 Flashを利用できるCopilotプラン

Gemini 3.6 Flashを明示的に選択できる対象プランは、次のとおりです。

Copilotプラン明示的なモデル選択追加条件
Copilot Pro対応段階的なロールアウトを待つ
Copilot Pro+対応段階的なロールアウトを待つ
Copilot Max対応段階的なロールアウトを待つ
Copilot Business対応管理者によるモデルポリシーの有効化が必要
Copilot Enterprise対応管理者によるモデルポリシーの有効化が必要
Copilot Free対象外モデルを直接選択できない
Copilot Student対象外モデルを直接選択できない

GitHubの公式発表では、Pro、Pro+、Max、Business、Enterpriseが対象として挙げられています。一方、FreeとStudentではモデルの直接選択ができず、Autoによる自動選択のみです。(The GitHub Blog)

また、2026年7月24日時点のAuto対応モデル一覧には、Gemini 3.6 Flashは掲載されていません。そのため、FreeやStudentでAutoを選んだからといって、Gemini 3.6 Flashが使われるとは限りません。Gemini 3.6 Flashを確実に使いたい場合は、対象の有料プランで明示的にモデルを選択する必要があります。(GitHub Docs)

VS Code、Visual Studio、各IDEでの選択手順

IDEでは、基本的にCopilot Chatを開き、入力欄付近にある現在のモデル名をクリックして切り替えます。

Visual Studio Code

  1. VS CodeのタイトルバーにあるCopilotアイコンをクリックします。
  2. Copilot Chatを開きます。
  3. Chatビュー下部の現在のモデル名をクリックします。
  4. 一覧から「Gemini 3.6 Flash」を選択します。

Autoを使っている既存のチャットでは、モデルを切り替えるために新しいチャットセッションの作成が必要になる場合があります。モデルが表示されないときは、VS Code本体だけでなくGitHub Copilot拡張も更新してください。(GitHub Docs)

Visual Studio

  1. メニューバーから「表示」を開きます。
  2. 「GitHub Copilot Chat」を選択します。
  3. Chatビュー右下にある現在のモデル名をクリックします。
  4. 「Gemini 3.6 Flash」を選択します。

Gemini 3.6 Flashについて、GitHubの最小バージョン表ではVisual Studio 17.14.22または18.1.0以降が示されています。モデル名が出ない場合は、最初にVisual Studioのバージョンを確認してください。(GitHub Docs)

JetBrains IDE

IntelliJ IDEA、PyCharm、WebStormなどのJetBrains IDEでは、次の手順で選択します。

  1. ステータスバーのCopilotアイコンをクリックします。
  2. 「Open GitHub Copilot Chat」を選択します。
  3. Chatビュー右下のモデル選択欄を開きます。
  4. 「Gemini 3.6 Flash」を選択します。

IDE本体が新しくても、GitHub Copilotプラグインが古いと新しいモデルが表示されないことがあります。JetBrainsのプラグイン管理画面で更新状況も確認してください。(GitHub Docs)

Xcode

  1. GitHub Copilot for Xcode拡張をインストールして有効化します。
  2. Xcodeのメニューバーから「Editor」を開きます。
  3. 「Copilot」から「Open Chat」を選択します。
  4. Chatビュー右下のモデル選択欄からGemini 3.6 Flashを選びます。

Xcodeで複数モデルを切り替えるには、GitHub Copilot for Xcode拡張が必要です。Xcode本体の機能だけではモデルピッカーは利用できません。(GitHub Docs)

Eclipse

  1. ステータスバーのCopilotアイコンをクリックします。
  2. 「Open Chat」を選択します。
  3. Chatパネル右下に表示される現在のモデル名をクリックします。
  4. 一覧からGemini 3.6 Flashを選択します。

Eclipse用プラグインはIDE本体とは別に更新されます。ほかのIDEでは表示されるのにEclipseだけ表示されない場合は、組織ポリシーより先にプラグインの更新を確認すると効率的です。(GitHub Docs)

Copilot CLIでGemini 3.6 Flashを選ぶ方法

Copilot CLIでは、対話セッション内のモデルピッカーを使う方法が最も確実です。

copilot

Copilot CLIを起動した後、次のスラッシュコマンドを入力します。

/model

表示されたモデル一覧からGemini 3.6 Flashを選択します。

対応版では、起動時にモデルを指定することもできます。

copilot --model=gemini-3.6-flash

環境変数COPILOT_MODELによる指定にも対応しています。PowerShellでは次のように設定できます。

$env:COPILOT_MODEL = "gemini-3.6-flash"
copilot

Copilot CLIの公式コマンドリファレンスでは、--modelCOPILOT_MODEL、対話中の/modelがモデル選択手段として案内されています。(GitHub Docs)

ただし、クライアント側の対応タイミングには注意が必要です。Copilot CLIの公式リリースノートでは、gemini-3.6-flashのサポートが2026年7月22日公開の1.0.74-1で追加されています。このバージョンは公開時点ではプレリリースであり、同日時点の安定版は1.0.73でした。安定版を利用している環境でモデルが認識されない場合、ポリシーの問題ではなくCLI側が未対応である可能性があります。(GitHub)

実務では、最初からモデルIDを固定するより、まず/modelで選択肢に表示されるか確認してください。モデルピッカーに存在しない状態でIDだけを指定しても、クライアント未対応やロールアウト前の問題は解消できません。

Copilot cloud agentで選択する方法

Copilot cloud agentでは、対応する開始経路からタスクを作成するときにGemini 3.6 Flashを選択できます。公式の対応モデル一覧にもGemini 3.6 Flashが含まれています。(GitHub Docs)

モデル選択に対応する主な開始経路は次のとおりです。

  • GitHub.comでIssueをCopilotに割り当てる
  • GitHub.comのPull Requestコメントで@copilotをメンションする
  • AgentsタブまたはAgentsパネルからタスクを開始する
  • GitHub Mobileからタスクを開始する
  • Raycastランチャーからタスクを開始する

開始画面にモデルピッカーが表示される場合は、タスクを送信する前にGemini 3.6 Flashを選びます。モデルピッカーを提供していない開始経路では、モデルはAutoで自動選択されます。(GitHub Docs)

そのため、「cloud agentは対応しているのにGemini 3.6 Flashを指定できない」という場合は、モデルそのものではなく、タスクを開始した経路を確認してください。

GitHub Copilot appで選択する方法

GitHub Copilot appは、GitHub.com上のCopilot Chatとは別の専用アプリです。新しいエージェントセッションを作成するときにモデルを指定できます。

  1. サイドバーの「Sessions」横にある「+」をクリックします。
  2. 対象のプロジェクトまたはリポジトリを選択します。
  3. ローカルリポジトリ、ワークツリー、クラウドサンドボックスなど、実行場所を選びます。
  4. プロンプト欄の下にあるモデル選択欄を開きます。
  5. 「Gemini 3.6 Flash」を選択します。
  6. 必要に応じてセッションモードや推論量を設定し、タスクを送信します。

セッション開始後もモデルや推論設定を変更できます。Autoを選んだ場合は、アプリがタスクの複雑さに応じてモデルを自動選択します。(GitHub Docs)

BusinessとEnterpriseで管理者が有効化する手順

Copilot BusinessまたはCopilot Enterpriseでは、利用者が対象プランのライセンスを持っているだけでは不十分です。GitHubの公式発表では、管理者がCopilot設定内のGemini 3.6 Flash Previewポリシーを有効にする必要があるとされています。(The GitHub Blog)

Organization単位で有効化する

Organization Ownerは、次の順に設定します。

  1. GitHub右上のプロフィール画像から「Organizations」を開きます。
  2. 対象Organizationを選択します。
  3. 「Settings」を開きます。
  4. サイドバーの「Copilot」を選択します。
  5. 「Models」を開きます。
  6. Gemini 3.6 Flashを「Enabled」に変更します。

OrganizationがEnterprise配下にある場合、Enterprise側でモデルが「Optional」に設定されているときだけOrganization側で変更できます。Enterprise管理者によって有効または無効が強制されているモデルは、Organization Ownerでは変更できません。(GitHub Docs)

Enterprise単位で有効化する

Enterprise Ownerは、次の順に設定します。

  1. GitHub.comで対象Enterpriseを開きます。
  2. 「AI controls」を開きます。
  3. サイドバーから「Copilot」を選択します。
  4. 「Configure allowed models」を開きます。
  5. 「Add models」をクリックします。
  6. Gemini 3.6 Flashを追加して保存します。
  7. 必要に応じて「Enabled」または「Optional」を設定します。

「Enabled」にすると配下のOrganizationで利用可能になります。「Optional」にすると、各Organization Ownerが個別に有効化できます。特定のOrganizationだけに提供したい場合は、対象Organizationを指定したモデルアクセスルールも作成できます。(GitHub Docs)

GAなのにポリシー名がPreviewと表示される理由

GitHubのモデル一覧では、Gemini 3.6 Flashのリリース状態はGAと記載されています。一方、2026年7月21日の発表では、管理者が有効にする設定名を「Gemini 3.6 Flash Preview policy」としています。(The GitHub Blog)

管理画面でモデルを探す際は、ポリシー名に「Preview」が残っていても別モデルだと判断しないでください。モデル本体のリリース状態と、管理画面に表示されるポリシー名は必ずしも一致しません。

また、次の機能にはモデル設定とは別のポリシーがあります。

  • Copilot CLIの利用許可
  • Copilot cloud agentの利用許可
  • 複数モデルへの切り替え許可
  • IDEごとのCopilot機能の利用許可

Gemini 3.6 Flashを有効にしても、Copilot CLIやcloud agent自体が禁止されていれば、その画面では利用できません。

クライアントごとの最小バージョン

2026年7月24日時点でGitHubが掲載しているGemini 3.6 Flashの最小IDEバージョンは、次のとおりです。(GitHub Docs)

クライアント公式の最小バージョン
Visual Studio CodeTBD
Visual Studio17.14.22または18.1.0
JetBrains IDETBD
XcodeTBD
EclipseTBD
Copilot CLI1.0.74-1プレリリースで対応追加

TBDは「古いバージョンでも使える」という意味ではありません。GitHubが確認済みの最小バージョンをまだ掲載していない状態です。

VS Code、JetBrains、Xcode、Eclipseでは、IDE本体とCopilot拡張またはプラグインを最新版へ更新するのが安全です。企業でバージョンを固定している場合は、すぐに全社更新するのではなく、検証端末でモデル表示と動作を確認してから展開してください。

Gemini 3.6 Flashが表示されないときの確認順

モデルが見つからない場合は、むやみに再インストールするのではなく、次の順序で切り分けます。

症状主な原因対応
どの画面にも表示されない対象外プラン、ロールアウト前契約プランを確認し、段階的な提供を待つ
個人プランでは表示されるが会社アカウントでは出ない管理者ポリシーが無効OrganizationまたはEnterpriseのModels設定を確認する
一つのIDEだけ表示されないIDEまたはプラグインが古いIDE本体とCopilot拡張を更新する
Copilot CLIだけ表示されないCLIがGemini 3.6 Flash未対応/modelで確認し、対応版への更新を検討する
cloud agentで選択欄がないモデル指定非対応の開始経路AgentsタブやIssue割り当てなど対応経路から開始する
VS CodeでAutoから変更できない既存セッションの状態新しいチャットを作成して選び直す
Chatで選んだのにコード補完が変わらないChatとインライン補完は別設定Chat用モデルと補完用モデルを分けて確認する
管理者が有効化した直後も出ない設定反映またはクライアントキャッシュIDEやアプリを再読み込みし、利用アカウントを確認する

GitHubは今回の提供を段階的なロールアウトと明記しています。プラン、ポリシー、クライアント更新に問題がない場合は、アカウントへの展開待ちである可能性があります。(The GitHub Blog)

Chatのモデル変更はインライン補完に反映されない

IDEでGemini 3.6 Flashを選択するときに、特に間違えやすいのがCopilot Chatとコード補完の違いです。

Copilot Chatで選択したモデルは、チャットへの回答や対応するエージェント処理に使われます。モデルを切り替えても、入力中に表示されるゴーストテキストなどのインライン候補には反映されません。GitHubも、Chatのモデル変更はインライン提案に影響しないと明記しています。(GitHub Docs)

したがって、今回のGemini 3.6 Flash対応を次のように理解するのは適切ではありません。

  • VS Codeのすべての補完が自動的にGemini 3.6 Flashへ切り替わる
  • Visual StudioのNext Edit Suggestionsも同じモデルになる
  • IDEのAutoを選べば必ずGemini 3.6 Flashが使われる

確実にGemini 3.6 Flashを利用したい場合は、Copilot Chat、CLI、アプリ、cloud agentなど、目的の画面にあるモデルピッカーで明示的に選択してください。

Gemini 3.6 Flashが向いている作業

GitHubはGemini 3.6 Flashを、Web・アプリ開発、コーディング、長時間にわたるエージェントタスク向けのモデルとして紹介しています。また、並列ツール利用と調整可能な推論量を特徴として挙げています。(The GitHub Blog)

一方、GitHubのモデル比較では、Gemini 3.6 Flashは高速な支援や比較的軽量なコーディング質問に適したモデルとして分類されています。(GitHub Docs)

作業内容適性の目安
定型コードの生成向いている
複数ファイルへの単純な変更向いている
テストやドキュメントの追加向いている
Web画面やAPIの小規模な実装向いている
エージェントによる反復作業候補になる
複雑な設計判断深い推論向けモデルとも比較する
原因が不明な難しい障害解析Gemini 3.1 Proなどとも比較する
大規模リファクタリング固定の評価課題で事前検証する

GitHubの初期テストでは、Gemini 3.5 Flashよりタスク完了率とトークン効率が向上したと報告されています。ただし、これはGitHubによる初期評価です。自社リポジトリでの品質を保証するものではないため、採用前に同じ課題を複数モデルで実行し、テスト成功率、修正量、処理時間、AIクレジット消費を比較すると判断しやすくなります。(The GitHub Blog)

Gemini 3.6 Flashの料金とAIクレジット

Gemini 3.6 Flashは、使用したトークン量に応じてAIクレジットを消費します。GitHubでは1 AIクレジットを0.01米ドルとして換算しており、プランに含まれる枠を超えた分が追加課金の対象になります。(GitHub Docs)

2026年7月24日時点の公式料金表は次のとおりです。

トークンの種類100万トークン当たりの基準価格
入力1.50米ドル
キャッシュ済み入力0.15米ドル
出力7.50米ドル

この価格は、1回質問するたびに必ず直接請求される金額ではありません。まず各プランに含まれるAIクレジットから消費され、許可された上限を超えた場合に追加利用分が課金されます。

なお、通常のコード補完とNext Edit SuggestionsはAIクレジット課金の対象外です。Chat、CLI、Copilot app、cloud agentなどのモデル利用と、インライン補完の利用条件は分けて考える必要があります。(GitHub Docs)

まず確認すべきこと

Gemini 3.6 Flashを使い始めるときは、次の順で確認すると迷いません。

  1. Copilot Pro、Pro+、Max、Business、Enterpriseのいずれかを利用しているか確認する
  2. BusinessまたはEnterpriseでは管理者にモデルの有効化を依頼する
  3. IDE、Copilot拡張、CLI、Copilot appを更新する
  4. AutoではなくモデルピッカーからGemini 3.6 Flashを明示的に選ぶ
  5. 表示されなければ、クライアントの再インストールより先に段階的ロールアウトを確認する

VS Code、Visual Studio、CLI、各IDE、cloud agent、Copilot appはいずれも公式の対応対象です。実際に選択できるかどうかは、製品名だけでなく、プラン、管理者ポリシー、クライアントバージョン、タスクの開始経路によって決まります。

この記事を書いた人

実務の現場で詰まりがちなポイントを地図にするITブログ「IT trip」を運営。Windows/Office(Teams・Excel)からSQL、サーバ運用、ガジェットまで、再現性のある手順と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ試せること、そして迷った人の次の一歩が見えることを大切にしています。

コメント

コメントする

目次