Microsoft Edgeのファイル共有機能「Drop」は近い将来終了予定ですが、Dropで共有したファイルの保管先まで失われるという告知ではありません。Microsoftは2026年7月31日付のMicrosoft Edge 151リリースノートで、Dropの終了を予告するとともに、共有ファイルはOneDriveに保存されると案内しています。
そのため、ファイルはOneDriveから引き続き確認・保持できます。ただし、Dropに直接入力したテキストメモは別途ダウンロードが必要です。正確な終了日はまだ公表されていないため、今のうちにOneDrive上のファイルを確認し、重要なメモを退避しておくのが確実です。(Microsoft Learn)
Edge Drop終了後、共有ファイルはどこに残るのか
Edge Dropで送信したファイルや画像は、Microsoftアカウントにひも付いたOneDriveへ保存されています。
Dropは独立したクラウドストレージではありません。OneDriveに保存されたファイルを、PCやスマートフォンのEdge間で簡単にやり取りするための画面・操作機能と考えると分かりやすいでしょう。
MicrosoftもDropの公式ページで、ファイルの保存にOneDriveを使用していると説明しています。また、複数端末で同じ内容を表示するには、同じMicrosoftアカウントでサインインする必要があります。(Explore Microsoft)
現時点で公表されている内容を整理すると、次のとおりです。
| 確認項目 | Microsoftの公式案内 |
|---|---|
| 対象バージョン | Microsoft Edge 151 |
| 確認されたバージョン | 151.0.4129.59 |
| 発表日 | 2026年7月31日 |
| Dropの状態 | 近い将来に終了予定 |
| 正確な終了日 | 未公表 |
| 共有したファイル | OneDriveに保存 |
| Drop内のテキストメモ | 別途ダウンロードが必要 |
| 実質的な回避策 | OneDriveから直接確認・保存する |
Edge 151へ更新した日が、そのままDropの終了日になるとは案内されていません。リリースノートに記載されているのは「近い将来に終了する」という予告であり、具体的な日付は示されていない点に注意してください。(Microsoft Learn)
DropのファイルをOneDriveで確認・保持する手順
Dropが利用できるうちに、次の手順でファイルの所在とバックアップを確認しておきましょう。
Dropで使用しているMicrosoftアカウントを確認する
最初に、Edge右上のプロフィールアイコンを開き、Dropで使用しているアカウントを確認します。
個人用Microsoftアカウントと、会社・学校用アカウントの両方を使っている場合は、メールアドレスまで控えてください。別のアカウントでOneDriveを開くと、Dropで共有したファイルは表示されません。
Dropは、PCとスマートフォンの両方で同じアカウントにサインインすることで同期される仕組みです。(Explore Microsoft)
Dropにある重要なファイル名を確認する
Dropを開ける間に、残しておきたいファイルを確認します。
特に次の情報を控えておくと、OneDriveで探しやすくなります。
- ファイル名
- ファイル形式
- 送信したおおよその日付
- ファイルサイズ
- 送信元の端末
ファイル名が「IMG_0001.jpg」や「document.pdf」のような一般的な名称の場合は、実際に開いて内容も確認しておきましょう。
同じアカウントでOneDriveを開く
Microsoft 365のポータルへ同じアカウントでサインインし、アプリ起動ツールからOneDriveを開きます。WindowsでOneDrive同期アプリを使用している場合は、エクスプローラーに表示されるOneDriveフォルダーからも確認できます。(Microsoft サポート)
OneDriveを開いたら、次の方法でDropのファイルを探します。
- Dropで確認したファイル名を検索する
- 「最近使った項目」から送信日付付近を確認する
- ファイル形式や日付を手掛かりに絞り込む
- 見つからない場合は別のMicrosoftアカウントも確認する
- 誤って削除していないか、ごみ箱を確認する
OneDriveでファイルが見つからない場合、個人用と会社・学校用のアカウントを取り違えているケースがあります。Microsoftも、見つからないファイルを探す際は別のMicrosoftアカウントを確認するよう案内しています。(Microsoft サポート)
専用フォルダーにコピーして整理する
重要なファイルを見つけたら、OneDrive内に新しいフォルダーを作り、必要なファイルをコピーしてまとめておくと管理しやすくなります。
フォルダー名は、例えば次のようにしておくとよいでしょう。
Edge Drop退避_2026
Drop終了前に元のファイルをすぐ移動・削除するのではなく、まずはコピーを作成する方法が安全です。コピー後にファイルを開き、内容が正しいことを確認してください。
重要なファイルは端末にもダウンロードする
OneDrive内の別フォルダーへコピーしただけでは、同じクラウド上に複製したにすぎません。仕事の資料、契約書、写真、制作データなど、失うと困るものはPCや外付けストレージにも保存しておきましょう。
OneDriveでは、対象のファイルやフォルダーを選択して「ダウンロード」を実行できます。複数のファイルやフォルダーをまとめてダウンロードすると、ZIPファイルとして保存される場合があります。(Microsoft サポート)
ダウンロード後は、少なくとも数点のファイルを実際に開き、次の点を確認してください。
- ファイルが正常に開ける
- 画像や動画が破損していない
- ZIPファイルを展開できる
- ファイル名が文字化けしていない
- 必要なファイルがすべて含まれている
Dropのテキストメモは別途退避が必要
最も注意したいのが、Dropへ直接入力したテキストメモです。
Microsoftの案内では、共有ファイルがOneDriveに保存される一方で、テキストメモは別途ダウンロードする必要があると明記されています。ファイルとメモは同じ扱いではありません。(Microsoft Learn)
重要なメモがある場合は、Dropを利用できるうちに次のいずれかの方法で退避してください。
- メモをコピーしてOneNoteへ貼り付ける
- Word文書へまとめる
- メモ帳でテキストファイルとして保存する
- OneDrive内にテキストファイルを作成して保存する
- Drop上で利用できるダウンロード操作があれば実行する
複数のメモをまとめる場合は、日付と用途も一緒に記録しておくと後から判別しやすくなります。
2026年7月30日
用途:スマートフォンからPCへの作業メモ
内容:会議資料の修正箇所
URL、パスワード以外の認証情報、住所、電話番号などをメモしている場合は、保存先の安全性にも注意してください。
OneDriveに保存されている場合の注意点
DropのファイルもOneDrive容量を使用する
DropはOneDriveを保存先として利用するため、Drop経由で送った写真、動画、ZIPファイルなどもOneDriveのストレージ容量を消費します。
MicrosoftのDrop公式ページでも、DropのメニューからOneDriveの空き容量を確認できると案内されています。大容量の動画やバックアップファイルを頻繁に送っていた場合は、容量も確認しておきましょう。(Explore Microsoft)
OneDriveから削除すると他の端末にも反映される
OneDriveの同期フォルダー内でファイルを削除すると、クラウド側にも削除が反映されます。反対に、OneDriveのWeb画面で削除した場合も、同期しているPCのOneDriveフォルダーから消える可能性があります。
Dropのファイルを整理するときは、「PCにあるから大丈夫」と判断せず、保存場所がOneDrive同期フォルダー内かどうかを確認してください。(Microsoft サポート)
端末だけに残したい場合は、OneDriveフォルダーの外にコピーしてから、正常に開けることを確認します。
ファイル移動後は共有リンクを確認する
Drop終了後、OneDriveの共有リンクを使って他の人へファイルを送ることもできます。ただし、共有リンクを作成した後にファイルやフォルダーを移動すると、既存のリンクが機能しなくなることがあります。
また、リンク作成時には、閲覧のみか編集可能かを必ず確認してください。環境によっては編集可能な設定になっていることがあります。(Microsoft サポート)
Drop終了後の代替方法
Dropと完全に同じ操作画面ではありませんが、用途ごとに代替方法を分けると移行しやすくなります。
| これまでの用途 | Drop終了後の代替方法 |
|---|---|
| PCとスマートフォン間のファイル転送 | OneDriveアプリまたは同期フォルダー |
| 複数PC間のファイル共有 | 同じアカウントのOneDrive |
| 自分宛ての短いメモ | OneNote、Word、OneDrive上のテキストファイル |
| 他の人へのファイル送信 | OneDriveの共有リンク |
| オフラインでも必要なファイル | PCやスマートフォンへダウンロード |
| 長期保存したい重要データ | OneDriveに加えて外付けストレージにも保存 |
Dropの特徴だった「自分とのチャットのような画面」はなくなりますが、ファイルの保存と端末間同期はOneDriveで継続できます。OneDrive同期アプリを設定すると、PC、スマートフォン、Webブラウザーから同じファイルへアクセスできます。(Microsoft サポート)
Edge 151へ更新するとDropはすぐ使えなくなるのか
現時点では、Edge 151への更新直後にDropが一律で使えなくなるとは公表されていません。
Microsoft Edge 151のリリースノートでは、Dropが「近い将来」に終了すると予告されていますが、具体的な終了日や段階的な終了スケジュールは示されていません。(Microsoft Learn)
ただし、終了日が公表されてから対応するのでは遅れる可能性があります。Dropが表示されているうちに、ファイルとテキストメモの確認を済ませておくのが安全です。
OneDriveにファイルがあれば何もしなくてよいのか
OneDriveで必要なファイルを確認できていれば、Drop終了による直接的な影響は抑えられます。
ただし、次のファイルは別途バックアップしておくことをおすすめします。
- 業務で使用する原本
- 再取得できない写真や動画
- 契約書や証明書
- 制作途中のデータ
- パスワード付きZIPファイル
- 今後も長期間使用する資料
また、テキストメモはファイルとは別に退避が必要です。OneDrive上にファイルが見つかっただけで作業を終えず、Drop内のメモも確認してください。
Edge Drop終了前に済ませること
Edge Dropの終了日を待つ必要はありません。次の順番で対応しておけば、突然Dropが表示されなくなっても慌てずに済みます。
- Dropで使用しているMicrosoftアカウントを確認する
- Drop内の重要なファイル名を控える
- 同じアカウントのOneDriveでファイルを探す
- 必要なファイルを専用フォルダーへコピーする
- 重要なファイルをPCなどにもダウンロードする
- Drop内のテキストメモを別途保存する
- 保存したファイルを実際に開いて確認する
Edge Dropの終了は、OneDriveに保存されたファイルが直ちに失われるという意味ではありません。影響を受ける中心は、Dropという共有画面と操作方法です。ファイルはOneDriveから保持し、テキストメモだけ個別に退避することが、現時点で最も確実な対応です。

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