Microsoft Edgeのお気に入りが消えた・開けないときは、表示設定と現在のプロファイルを確認し、残っているお気に入りを保存してから同期や修復を試します。同期は別端末へ削除も反映するため、いきなり同期のリセットやプロファイルの削除を行うと、残っていたデータを失うおそれがあります。表示の問題、別アカウント、同期の不調、実際の削除を分けて進めてください。
お気に入りバーがないだけか、一覧自体がないか
Ctrl+Shift+Oでお気に入りを開くか、アドレスバーにedge://favorites/を入力する。- お気に入りバー、その他のお気に入り、各フォルダーを開き、目的の名前やURLが残っているか調べる。
- 一覧がありバーだけ見えない場合は、
Ctrl+Shift+Bで表示を切り替える。[設定]→[外観]のお気に入りバー設定も確認する。 - 右上のプロファイル画像から、以前使っていた個人用/職場用のプロファイルと同じか、サインイン先が正しいか確認する。
表示設定だけなら、Edgeのお気に入りバーを戻す手順で対応できます。別プロファイルへ切り替えて一覧が見つかった場合は、そのプロファイルからバックアップを作ります。WindowsのアカウントとEdgeのサインイン先が同じとは限りません。
先に保存する:ほかのPC・スマホに残っている場合
同じアカウントの別端末に目的の一覧が残っているなら、削除やリセットの操作を進める前に保存します。すでに消失に気づいていて別PCをまだ開いていない場合は、そのPCを一時的にオフラインで開き、残っている一覧を確認すると、サーバー側の変更が反映する前に内容を確保できる場合があります。
- 一覧を表示できるPCの[お気に入り]のメニューから[お気に入りのエクスポート]を選び、日付の分かる名前のHTMLとして保存する。
- 保存したHTMLを別の場所にもコピーし、ブラウザーで開いて重要なフォルダー・URLが含まれるか確認する。
- スマホでのみ残っている場合は、利用できる共有・コピーで重要なURLを控える。PCと同じHTML書き出し操作が必ずあるとは限らない。
同期がオンでも、過去の全世代が保存されている意味ではありません。Microsoftの同期案内は、同じアカウントでデータを共有することと、同期中の削除が複数端末へ反映されることを説明しています。復元元を確保するまで、クラウドデータの消去を選ばないでください。
Windowsに残るBookmarksを上書きせず確保する
一覧が開かなくても、PC内にお気に入りのファイルが残っている場合があります。まずedge://version/を開き、[プロファイル パス]を控えてください。常にDefaultとは限らず、Profile 1など複数存在することがあります。
- Edgeを通常の操作で終了し、タスク マネージャーでそのユーザーの
msedge.exeが残っていないか確認する。 - 控えたプロファイルフォルダーを開き、
Bookmarksと、存在すればBookmarks.bakを別の保存フォルダーへコピーする。元ファイルは削除・改名しない。 - 更新日時とサイズを控え、コピーの内容を確認する。ファイルがあるだけでは、目的のお気に入りが残っている証明にはならない。
Windowsの代表的な場所は%LOCALAPPDATA%\Microsoft\Edge\User Data\Defaultです。macOSは通常~/Library/Application Support/Microsoft Edge/、Linuxは通常~/.config/microsoft-edge/の配下ですが、チャネルや保存場所の設定で異なります。実際のプロファイルパスを優先します。お気に入りには社内URL等が含まれ得るため、ファイル全体を外部サイトへアップロードしないでください。
削除したお気に入りと、同期できていないデータを分ける
削除直後に[元に戻す]が表示されている場合は、その操作を先に試します。かつての[削除したお気に入りを復元]や「28日以内なら戻る」という説明を、現在のEdgeに一律に適用することはできません。Microsoftの旧復元案内URLは現在、お気に入りバーの表示案内へ転送されています。復元ボタンがないことを、設定ミスとは判断しないでください。
削除が同期済みの場合、同期を再開するだけでは削除前に戻りません。保存済みHTML、削除前のローカルバックアップ、別端末に残った一覧を復元元として確認します。バックアップがなく全端末に削除が反映されていれば、復元できないこともあります。「高確率で戻る」と保証することはできません。
同期の不調は、アカウント確認から段階的に直す
- [設定]→[プロファイル]→[同期]を開き、正しいアカウントでサインイン済みか、[お気に入り]がオンか、エラーが表示されていないか確認する。
- 別端末に正常な一覧があり、それをHTML等で確保できた場合に、対象PCのEdgeを更新・再起動して同期状況を確認する。
- [このデバイスにデータを再同期]等が表示される場合は、その説明を読み、正常な同期データの取得を試す。
- 改善しない場合は、表示される別の対処やサポート案内を確認する。クラウド側の同期リセットは、全端末のデータ確保と影響範囲の確認後に検討する。
Microsoftの組織向け同期診断でも、サインインの問題と同期の問題を分け、再同期から段階的に進めています。edge://policy/に管理設定がある、同期が管理者に無効化されている場合は、ポリシーやライセンスを利用者の判断で変更せず管理者へ相談します。
HTMLインポートとローカル復元の進め方
正常なHTMLを用意できた場合は、[設定]→[プロファイル]→[ブラウザー データのインポート]で、HTMLファイルのお気に入り・ブックマークを選んで取り込みます。MicrosoftのHTMLインポート手順に沿い、[インポート済み]などのフォルダーを確認してください。これは残存データへ追加される場合があるため、重複を消す前に元のバックアップを残します。
Bookmarksファイルを使った復元は上級者向けです。削除前の内容を含むことをコピーで確認し、同期を止め、Edgeを完全に終了させ、現在のBookmarksの退避を済ませてから対象ファイルだけを置き換えます。起動後の一覧を確認してHTMLに書き出し、必要なデータが揃ってから同期を再開します。Bookmarks.bakがない、すでに上書き済みの場合もあり、拡張子を変えるだけで必ず復旧するものではありません。
一覧だけ開けない場合は、Edge本体と拡張機能を確認する
データを確保した後で、edge://settings/helpから更新を確認し、EdgeやPCを再起動します。お気に入り関連の拡張機能を一時的にオフにし、改善するかを1つずつ確かめます。新しいプロファイルを同期なしで作成して画面が開けるかを見ると、元プロファイル固有の表示問題も切り分けられます。
Windowsの[設定]→[アプリ]→[インストールされているアプリ]でMicrosoft Edgeの[変更]→[修復]が利用できる場合は、Microsoftの修復案内に従います。修復は消えたお気に入りのバックアップを作り出す操作ではありません。元プロファイルを消す前には、Edgeプロファイル削除とデータ保持の注意点も確認してください。
復元後は主要フォルダーの件数とURLを確かめ、代表的なお気に入りを開き、HTMLを新しく保存します。同期を再開した場合は、別端末でも必要な内容が揃うか確認します。表示・保存・復元・同期の確認を分けることで、復旧中の上書きを避けられます。

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