新しいOutlookやOutlook.comを利用していると、「受信トレイに何件のメールがあるか」「未読数と既読数をまとめて知りたい」といった要望が自然と出てきます。ところが、新バージョンでは画面デザインが大きく変わり、旧バージョンで見られたフォルダー名の横や画面下部のメール件数表示が見当たらず、戸惑う方も多いようです。この記事では、Outlook.comや新しいOutlookで受信メール数や既読・未読数を確認する方法と、関連する設定上の注意点を解説します。手順ごとの画面イメージや代替策を交えながら、わかりやすく紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
Outlook.comや新しいOutlookでの受信メール数確認の概要
新しいOutlookやOutlook.comでは、旧バージョンに慣れているユーザーにとって、メールの総数(既読・未読含む)を一目で確認するのが難しくなりました。以前は受信トレイなどのフォルダー名の横に「(合計〇件・未読〇件)」と常に表示されたり、画面下部にも合計数が見えたりしたため、フォルダーを切り替える必要がなく非常に便利でした。しかし、新しいUIではその機能が非表示となり、すぐに見つけられないケースが多発しています。
こうした状況に対するMicrosoft公式のアナウンスは限られていますが、ユーザーコミュニティやフォーラムを覗くと「削除された可能性が高い」「要望は多いが現時点で実装予定不明」という声が多く上がっています。そのため、現行のOutlook.comや新しいOutlookを使ううえでは、代替的な手段として次のような方法を活用するのが現実的といえるでしょう。
主な確認方法の比較
新しいOutlookやOutlook.comでメール件数を確かめる方法はいくつか存在します。下の表に主な方法をまとめてみました。
| 方法 | 確認手順 | 常時表示可否 |
|---|---|---|
| ストレージ画面でチェック | 設定 > ストレージから各フォルダーのメール数を一覧表示 | 不可 |
| フォルダーを右クリック/「…」ボタン | フォルダー名の横にあるメニューなどから未読・既読件数を確認 | 不可 |
| マウスホバー | フォルダー上にマウスを乗せてツールチップを表示 | 不可 |
ご覧のとおり、常時表示される方法が現状存在しないため、旧バージョンのような形で合計数を見続けることは難しくなっています。次の章からは、具体的な手順と注意点を一つひとつ深堀りして解説していきましょう。
1. ストレージ画面でのメール件数確認
Outlook.comの場合、「ストレージ(Storage)」画面を開くことで、各フォルダーに何件のメールがあるかを一覧できる機能が提供されています。これが最も確実かつシンプルな確認方法です。ただし、設定画面の奥深くにあるため気づきにくい点と、常時表示には対応していない点がネックとなります。
1-1. ストレージ画面へのアクセス手順
以下はOutlook.comを想定した手順です。
- Outlook.comにサインインした状態で、画面右上にある「歯車(ギア)」アイコンをクリックします。
- 表示されたクイック設定パネルの下部、もしくは「すべての Outlook の設定を表示」などのリンクをクリックします。
- 「一般(General)」もしくは「アカウント(Accounts)」といったメニューを探し、その中にある「ストレージ(Storage)」をクリックします。
- 「ストレージ」画面が表示されると、フォルダーごとの使用容量やメール件数が一覧表示されます。
1-2. 「ストレージ」が見当たらない場合の対処法
ユーザーごとにUIが異なっており、設定画面を開いたのに「ストレージ(Storage)」という項目が存在しないケースもあります。その場合は、以下の方法を試してみてください。
- 設定画面に検索バーがある場合は「Storage」や「ストレージ」と入力してみる
- 「一般(General)」「アカウント(Accounts)」「メール(Mail)」「フォルダー(Folders)」など関連しそうな項目を順番にチェックする
- Outlook.comのバージョンやアカウントの種類(個人用/企業用)によっては名称が変更されている可能性があるため「オプション(Options)」「メールの詳細設定(Advanced mail settings)」も確認する
もしどうしても見つからない場合は、プランやアカウントによってそもそもストレージ表示がサポートされていない可能性があります。その場合は他の方法を検討しましょう。
1-3. ストレージ画面のメリットとデメリット
- メリット:フォルダーごとのメール件数がひと目で把握できるため、受信トレイに何件、アーカイブに何件といった情報が一覧できる。
- デメリット:設定画面に入らないと確認できないため、常に表示しておくことは不可能。また、画面遷移の手間がかかる。
2. フォルダーを右クリック/「…」(その他の操作)から確認
新しいOutlookやOutlook.comでは、フォルダー名の横にある「…」ボタン(3点リーダー)や右クリックメニューから、未読メール数や総メール数が表示される場合があります。ただし、UIのバージョンによってはメニューの文言や表示形式が変わるため、状況によっては「表示されない」「メニューに見つからない」というケースもあります。
2-1. 手順の例
- Outlook.comまたはOutlookのデスクトップアプリで、ナビゲーションパネル(フォルダー一覧)を表示させます。
- 「受信トレイ」「送信済みアイテム」など任意のフォルダー名を右クリック、あるいは横の「…」をクリックします。
- 表示されるコンテキストメニューまたはポップアップに、「〇件中〇件が未読」や「合計〇件」などの文言が表示される場合があります。
この方法は、特定のフォルダーにフォーカスしたいときに使いやすいのですが、複数フォルダーをいちいち調べるのはやや面倒です。また、常時数を表示してくれるわけではないので、一覧性は低いと言えます。
2-2. 表示されない場合の対処法
- Outlookのバージョンによっては、右クリックしてもフォルダーのプロパティや簡易情報だけが表示され、メール数は出ないことがある
- Outlook.comの画面幅や設定によってはメニューが省略されている場合があるため、画面拡大やUI言語設定を変更してみる
3. フォルダー名にマウスホバーでツールチップを表示
受信トレイやアーカイブなど、フォルダーの上にマウスカーソルをしばらく置くと、小さな吹き出し(ツールチップ)が現れ、「未読〇件」や「合計〇件」と表示されるバージョンも存在します。ただし、これもすべてのユーザーやバージョンで有効とは限りません。
3-1. ツールチップ表示のメリット
- マウスを乗せるだけで、複数のフォルダーを素早くパッと確認できる
- 導入が簡単で、特別な設定を不要とする
3-2. ツールチップが表示されないケース
- ブラウザの設定でアニメーションやツールチップ機能がオフになっている
- 企業向けOutlook環境で管理者がUIをカスタマイズしている
- マウス操作ではなくタッチ操作をメインに使っている場合
4. 旧バージョンの常時表示機能は廃止された?
多くのユーザーが「旧Outlookで可能だった、フォルダー名の横に常時メール件数(未読含む)を表示する機能を新バージョンでも使いたい」と要望しています。しかし、実際には次のような状況が確認されています。
- Microsoft公式フォーラムなどで「機能が削除(非表示)された」という報告が散見される
- 現時点で“標準機能”として常時表示を復活させる動きは明確になっていない
- 旧UIへ戻す設定は一時期存在したが、段階的に正式サービスが切り替わり、古いUIに戻せないケースが増えている
このように、従来のUIにあったメール件数の常時表示は実質的に廃止されている可能性が高く、公式としても再実装の予定は明言されていません。
5. ストレージや設定項目がまったく表示されない場合の対処
一部のユーザーからは「歯車アイコン自体が見当たらない」「設定画面のどこを探しても『ストレージ』がない」といった声も聞かれます。これはOutlookのバージョン違いによるUI変更や、組織の管理者によるカスタマイズ、利用しているプランの制限などが原因と考えられます。
5-1. アカウント種類(個人用・企業用)の違い
企業用のMicrosoft 365アカウントなどでは、システム管理者がカスタマイズを加えている場合があります。セキュリティポリシーの都合上、ユーザーの「ストレージ」画面アクセスが制限されている可能性もあるため、社内のIT部門に問い合わせるのもひとつの手です。
5-2. 画面右上のプロフィールアイコンやその他メニューから探す
UI変更によって、歯車アイコンが隠されているまたは移動していることがあります。右上のプロフィール画像をクリックすると設定メニューへのリンクが出現するケースもありますので、見つからない場合はプロフィールアイコン周辺を確認してみましょう。
5-3. 「Outlookのオプション」や「すべての設定を表示」のリンクを探す
コンパクトなメニュー表示になっているときは、歯車アイコンをクリックしても「クイック設定(簡易設定)」だけが見える場合があります。そこで「すべての Outlook の設定を表示」などのリンクをさらにクリックすると、詳細なオプション画面に移動できるかもしれません。
6. どうしても一覧表示したい場合の外部ツール・応用的アプローチ
どうしても複数のフォルダーの件数を一覧表示したい場合、外部ツールを用いた方法や少し専門的なAPI連携を検討するのも手です。ここでは代表的な例を紹介します。
6-1. PowerShellやMicrosoft Graph APIを活用する
管理者権限やAPIアクセス権限がある場合、PowerShellやMicrosoft Graph APIを使ってメールフォルダー情報を取得し、件数を抽出することが可能です。以下はGraph APIを用いてメールフォルダーごとの情報を取得するサンプルコード(一部簡略化)です。
# Microsoft Graph PowerShell SDKがインストール済みであることを前提とします
# Install-Module Microsoft.Graph -Scope CurrentUser
Connect-MgGraph -Scopes "Mail.Read"
# 自分のメールフォルダー情報を取得
$folders = Get-MgUserMailFolder -UserId "自分のメールアドレス"
foreach ($folder in $folders) {
Write-Host "フォルダー名: " $folder.DisplayName
Write-Host "メール数(合計): " $folder.TotalItemCount
Write-Host "未読数: " $folder.UnreadItemCount
Write-Host "------------------------------------"
}
Disconnect-MgGraph
上記のように、フォルダー名・総アイテム数・未読アイテム数を一覧表示できます。ただし、利用にはMicrosoft 365やAzureアプリ登録、アクセス権設定などの知識が必要となるため、一般ユーザーにはハードルが高い方法と言えます。
6-2. MailクライアントのIMAPアクセスを利用する
Outlook.comをIMAP対応のメールクライアント(Thunderbird、macOSのメールアプリなど)に設定し、アカウントを同期させると、クライアント側でフォルダーの件数を表示できる場合があります。クライアントごとに設定や表示方法は異なるものの、フォルダーごとのメール数や未読数を常時表示させられることが多いです。
7. 今後の展望とまとめ
- 新しいOutlookやOutlook.comでは、旧バージョンのように常時メール件数を表示する機能が廃止または非表示化されている。
- 現状、ストレージ画面、右クリック/「…」ボタン、フォルダー名へのマウスホバーによる限定的な確認方法しか公式には用意されていない。
- 設定画面自体が見つからない場合は、UI変更やアカウントの種類、管理者の権限設定などを再チェックしよう。
- どうしても一覧で常時確認したい場合は、API連携や外部のメールクライアントといった代替策を検討する。
多くのユーザーが旧UIのような「合計メール数・未読数を常に表示する機能」の復活を望んでいますが、現時点ではMicrosoftが公式に復活をアナウンスしていません。ユーザーが直接フィードバックを送り、アップデートとして再実装される可能性もゼロではないものの、今すぐ実用的な解決策を望むなら、今回紹介した3つの方法と外部ツール活用が最も手堅い選択肢となるでしょう。
不便に感じる点は多々ありますが、ストレージの確認やフォルダーの右クリックなどを組み合わせることで、少なくとも「現在受信トレイに何件のメールがあるのか」という情報を必要に応じて入手できます。自分の使いやすい方法を選んで、Outlook.comや新しいOutlookの運用に役立ててみてください。

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