LinkedIn Campaign Managerで「Engagement」を目的に選んだものの、使いたい広告形式や「手動入札」が表示されない場合、まず疑うべきなのは不具合ではなく、目的・広告形式・広告セットの種類・予算設定の組み合わせです。
Engagement目的では、対応する9種類の広告形式だけが表示されます。最適化目標は「Engagement clicks」が既定ですが、最大配信、コスト上限、手動入札をすべての形式で自由に選べるわけではありません。特に、Accelerate広告セットでは手動入札を利用できないこと、コスト上限に対応する形式が限られること、Follower広告は手動入札のみであることが、選択肢が表示されない主な原因です。(LinkedIn)
LinkedInのEngagement目的でできること
Engagementは、LinkedIn上で投稿や企業ページへの反応を増やしたい場合に選ぶ広告目的です。主に次のような行動を増やすために使用します。
- 投稿への「いいね」
- コメント
- シェア
- LinkedInページのフォロー
- 投稿や広告内リンクのクリック
- LinkedInページへのアクセス
- コンテンツの表示や操作
認知を広げた後、見込み顧客との接点を深める「中間ファネル」の施策に向いています。単に広告を表示させるだけでなく、投稿への反応や企業への関心を増やしたい場合に適しています。(LinkedIn)
ただし、Engagement clicksにはWebサイトへのクリック以外の操作も含まれます。外部サイトへの訪問やコンバージョンが最終目標なら、Engagementではなく、Website VisitsやWebsite Conversionsなどの目的も比較する必要があります。
| 達成したいこと | 検討する広告目的 |
|---|---|
| いいね、コメント、シェアを増やす | Engagement |
| LinkedInページのフォロワーを増やす | Engagement |
| 外部サイトへの訪問を増やす | Website Visits |
| 動画の視聴を増やす | Video Views |
| LinkedIn内でリードを獲得する | Lead Generation |
| Webサイト上の申込みや購入を増やす | Website Conversions |
広告目的を選ぶと、Campaign Managerはその目的に対応する広告形式だけを表示します。「使いたい形式が見つからない」という場合は、最初に選んだ目的と形式が対応しているかを確認しましょう。(LinkedIn)
Engagement目的で選べる広告形式の対応表
LinkedInのEngagement目的では、次の広告形式を選択できます。
| 広告形式 | 向いている施策 | 確認しておきたい点 |
|---|---|---|
| 単一画像広告 | 投稿の反応獲得、記事やサービスの紹介 | 最も基本的で、入札方法を比較しやすい |
| カルーセル画像広告 | 複数機能、導入手順、事例の紹介 | カードごとに異なるリンク先を設定できる |
| 動画広告 | 製品デモ、ブランドストーリー、事例紹介 | 再生やプレーヤー操作もEngagement clicksに含まれる場合がある |
| イベント広告 | ウェビナー、セミナー、LinkedInイベントの告知 | コスト上限に対応する形式の一つ |
| 文書広告 | ホワイトペーパー、スライド、解説資料の配布 | ページ送りや全画面表示なども課金対象クリックになり得る |
| Thought Leader広告 | 社員、経営者、専門家の投稿を活用した信頼形成 | 投稿者の許可や投稿の公開設定が必要 |
| 記事・ニュースレター広告 | 長文記事の拡散、ニュースレター登録の促進 | 既存のオーガニック投稿を利用する |
| Conversation広告 | 分岐型メッセージによる案内や誘導 | クリック課金ではなく、送信数を基準とした課金 |
| Follower広告 | LinkedInページのフォロワー獲得 | Dynamic広告に分類され、手動入札のみ |
この9種類以外は、Engagement目的を選んだ状態では基本的に表示されません。たとえば、Text広告、Spotlight広告、Message広告はEngagement目的の対応形式一覧に含まれていません。なお、Conversation広告とMessage広告は同じSponsored Messaging系でも別の広告形式です。(LinkedIn)
カルーセル広告はカードごとのクリックに注意する
カルーセル画像広告では、各カードに異なるリンク先URLを設定できます。同一ユーザーが複数カードの異なるリンクをクリックした場合、それぞれが課金対象となる可能性があります。
カルーセル広告の成果を見る際は、広告全体のクリック数だけでなく、どのカードがクリックされたか、リンク先ごとの成果に差がないかも確認することが重要です。(LinkedIn)
動画広告では再生操作もEngagement clicksに含まれる
動画広告のEngagement clicksには、外部リンクのクリックだけでなく、再生、拡大、再生し直し、全画面表示などの動画プレーヤー操作が含まれる場合があります。
そのため、Engagement clicksが多くても、Webサイトへの流入が同じだけ発生しているとは限りません。Webサイトへの送客が目的なら、ランディングページクリックやWebサイト側のセッション数を分けて確認しましょう。(LinkedIn)
文書広告ではページ操作もクリックとして扱われる
文書広告では、リンク先へのアクセスだけでなく、全画面表示、ページ移動、スワイプやスクロールなどの文書閲覧操作が課金対象のクリックに含まれることがあります。
資料を読ませること自体が目的なら適した仕様ですが、Webサイトへのクリック単価として評価すると、実態と合わない可能性があります。(LinkedIn)
Thought Leader広告は元投稿の形式で扱いが変わる
Thought Leader広告は、社員や専門家など、個人メンバーが投稿したコンテンツを企業が広告として配信する形式です。
利用するには、原則として次の条件を満たす必要があります。
- 広告に使用する投稿が公開されている
- 投稿者名が表示される設定になっている
- 投稿者から広告利用の許可を得ている
- 広告アカウントやLinkedInページに必要な権限がある
- 広告対象として認められた投稿形式である
対応する投稿には、テキスト、単一画像、動画、記事・ニュースレター、イベント投稿などがあります。一方、文書、投票、複数画像、再投稿などは対象外となる場合があります。
Campaign Manager上では、元投稿の内容に応じて単一画像、動画、イベント、記事・ニュースレターなどの広告形式として扱われます。そのため、入札や最適化の選択肢も元投稿の形式に影響されます。(LinkedIn)
記事・ニュースレター広告は既存投稿が必要
記事・ニュースレター広告は、通常のDirect Sponsored Contentとして広告専用コンテンツを新規作成する形式ではありません。LinkedInページやメンバーが公開した既存の記事・ニュースレターを利用します。
Thought Leader広告として個人の記事やニュースレターを宣伝する場合は、投稿者からの許可も必要です。記事・ニュースレターの選択画面にコンテンツが表示されないときは、公開状態、投稿者、ページとの関係、広告利用権限を確認してください。(LinkedIn)
Engagement目的の入札対応表
Engagement目的の公式ページには、次の3つの入札戦略が示されています。
- 最大配信
- コスト上限
- 手動入札
ただし、これはEngagement目的全体で利用できる入札戦略の一覧であり、すべての広告形式で3種類すべてを選べるという意味ではありません。
次の表は、Classic広告セットを基本とした実務上の対応関係です。
| 広告形式 | 最大配信 | コスト上限 | 手動入札 | 主な注意点 |
|---|---|---|---|---|
| 単一画像 | ○ | ○ | ○ | 入札方法の比較テストに使いやすい |
| カルーセル画像 | ○ | ○ | ○ | カードごとのクリックを確認する |
| 動画 | ○ | ○ | ○ | 再生操作もEngagement clicksに含まれ得る |
| イベント | ○ | ○ | ○ | 一部条件ではAccelerated deliveryも利用可能 |
| 文書 | ○ | - | ○ | 現行のコスト上限対応表には記載されていない |
| Thought Leader | ○ | △ | ○ | 元投稿の形式や設定によって変わる |
| 記事・ニュースレター | ○ | - | ○ | 現行のコスト上限対応表には記載されていない |
| Conversation | ○ | - | ○ | Sends最適化と送信課金が中心 |
| Follower | × | × | ○ | Dynamic広告であり、手動入札のみ |
「-」は、現行の公式コスト上限対応表に形式の記載がないことを表しています。将来の機能変更やアカウント単位の提供状況も考えられるため、最終的には実際のCampaign Manager画面で確認してください。
最大配信は、機械学習によって予算内の成果数を最大化する入札です。ただし、Follower広告を含むDynamic広告では利用できません。コスト上限は、Engagement目的では単一画像、動画、カルーセル、イベントが現在の公式対応形式です。手動入札は幅広い形式で利用できますが、Accelerate広告セットでは選択できません。Follower広告は手動入札のみです。(LinkedIn)
最大配信・コスト上限・手動入札の違い
最大配信は成果数を優先したい場合に向く
最大配信では、LinkedInが入札額を自動調整し、設定予算の範囲でできるだけ多くの成果を獲得するように配信します。
次のような場合に向いています。
- 初めて配信するオーディエンスで相場が分からない
- まず配信量を確保したい
- 手動で入札額を調整する運用負担を減らしたい
- 予算内で獲得できるEngagementの最大数を確認したい
一方で、1件あたりの単価を厳密に指定する方法ではありません。まず最大配信で配信実績を作り、その後にコスト上限や手動入札へ移行する使い方も考えられます。(LinkedIn)
コスト上限は平均単価を管理したい場合に向く
コスト上限では、目標とする平均成果単価を設定し、その水準に近づくようにLinkedInが入札を調整します。
ただし、設定した金額が1件ごとの絶対的な上限になるわけではありません。実際の平均単価は、市場競争、オーディエンス、広告品質、学習状況などによって設定値を上回ったり下回ったりすることがあります。
公式ヘルプでは、初期の学習期間、とくに最初の7日間は成果単価が変動しやすく、十分な学習のために少なくとも15日程度の配信が推奨されています。頻繁に予算、ターゲティング、クリエイティブなどを変更すると、学習がリセットされる可能性があります。(LinkedIn)
コスト上限は、次の条件に向いています。
- 社内で許容Engagement単価が決まっている
- 最大配信では単価が高くなりすぎる
- 一定以上の配信期間と予算を確保できる
- 日々の細かな入札調整を避けたい
数日間だけの小規模テストでは、学習が進まず配信量が安定しないことがあります。短期施策では、最大配信や手動入札も比較しましょう。
手動入札は入札額を直接管理したい場合に向く
手動入札では、広告主が主要な成果1件あたりの入札額を指定します。Engagement clicksを最適化目標にした場合、クリック単位の入札として運用できます。
次のような場合に適しています。
- 入札単価の上限を運用担当者が直接管理したい
- 過去の配信から適正入札額を把握している
- 少額予算で入札額を細かく調整したい
- 自動入札で単価が上がりすぎた
- Follower広告を利用したい
ただし、入札額を低く設定しすぎるとオークションで競争できず、広告がほとんど配信されなくなる可能性があります。Campaign Managerに表示される推奨入札範囲を参考にしながら、配信量と単価のバランスを確認してください。(LinkedIn)
一部のSponsored Contentでは、手動入札に自動調整を加える「Enhanced manual bidding」が表示されることがあります。Engagement clicksを最適化する広告では、Enhancedの設定を無効にして通常の手動入札として運用できる場合があります。(LinkedIn)
Engagement clicks最適化でもクリック課金とは限らない
LinkedIn広告では、最適化する成果と課金単位は別の設定です。
「Engagement clicksを増やすように最適化する」と表示されていても、必ずクリック課金になるわけではありません。
| 最適化目標 | 入札戦略 | 主な課金単位 |
|---|---|---|
| Engagement clicks | 最大配信 | インプレッション |
| Engagement clicks | コスト上限 | インプレッション |
| Engagement clicks | 手動入札 | Engagement clicks |
| Impressions | 手動入札 | インプレッション |
| Sends | Conversation広告 | 送信数 |
最大配信とコスト上限は、Engagement clicksを成果目標にしていても、課金はインプレッションを基準として行われます。手動入札でEngagement clicksを選んだ場合は、課金対象となるEngagement clickを基準に課金されます。Conversation広告はクリックではなく、メッセージの送信数を基準とするCPS方式です。(LinkedIn)
Engagement clickに含まれる操作
広告形式によって異なりますが、Engagement clickには次のような操作が含まれる場合があります。
- 外部ランディングページへのクリック
- LinkedInページへのクリック
- いいね、コメント、シェア
- 「さらに表示」のクリック
- ハッシュタグやメンバーページへのクリック
- LinkedInページのフォロー
- ニュースレターの購読
- 動画の再生、拡大、全画面表示
- 文書広告のページ移動や全画面表示
したがって、Campaign Manager上のEngagement clicksを、そのまま「Webサイトへの訪問数」として扱うのは適切ではありません。
外部サイトへの送客が目的なら、少なくとも次の指標を分けて評価します。
- ランディングページへのクリック
- LinkedIn上のソーシャルアクション
- LinkedInページのフォロー
- Web解析ツール上のセッション
- フォーム送信や購入などのコンバージョン
クリック単価が低くても、動画の再生操作や投稿の展開だけが増えているケースがあります。広告目的に合った指標で判断することが重要です。(LinkedIn)
広告形式や手動入札が表示されない主な原因
Accelerate広告セットを選んでいる
Engagement目的では、作成時にAccelerateまたはClassicの広告セットを選べる場合があります。
AccelerateはAIを活用して設定や最適化を簡略化する作成方式ですが、手動入札には対応していません。手動入札が必要な場合は、Classic広告セットで作成してください。Accelerateでは、最大配信を基本として、対応する場合にコスト上限を設定する構成になります。(LinkedIn)
なお、「Accelerate広告セット」と「Accelerated delivery」は別の機能です。
- Accelerate広告セット:AIを活用した広告セット作成方式
- Accelerated delivery:予算を通常より速いペースで使用する配信方法
Accelerated deliveryは、一部のイベント広告、EngagementまたはWebsite Visits目的、通算予算などの条件を満たす場合に段階的に提供されています。手動入札が表示されない原因を調べる際は、両者を混同しないようにしましょう。(LinkedIn)
選んだ広告形式が入札戦略に対応していない
コスト上限が表示されない場合は、広告形式を確認します。Engagement目的における現在の公式対応形式は次の4種類です。
- 単一画像
- カルーセル画像
- 動画
- イベント
文書、記事・ニュースレター、Conversationなどを選んでいる場合、コスト上限が表示されなくても異常とは限りません。最大配信または手動入札を検討するか、コスト上限を優先するなら対応形式へ変更します。(LinkedIn)
Engagement目的に対応しない形式を探している
Engagement目的を選択すると、Campaign Managerは対応形式だけを表示します。
たとえば、次の形式はEngagement目的の対応一覧には含まれていません。
- Text広告
- Spotlight広告
- Message広告
これらを使用したい場合は、広告形式に対応する別の目的を選び直す必要があります。
一方、Conversation広告はEngagement目的に対応しています。Message広告とConversation広告を取り違えないようにしましょう。(LinkedIn)
Follower広告で最大配信を探している
Follower広告はDynamic広告に分類され、利用できる入札方式は手動入札のみです。最大配信やコスト上限は選択できません。
また、Follower広告で選択できる目的はBrand AwarenessまたはEngagementです。フォロワー獲得を目的にEngagementを選んだ場合でも、一般的なSponsored Contentとは入札方法が異なります。(LinkedIn)
なお、Engagement目的の単一画像や動画などのSponsored Contentには、LinkedInページをフォローしていないユーザー向けにFollowボタンが標準で表示される場合があります。
「投稿への反応も集めながらフォローを促す」ならSponsored Content、「フォロワー獲得に特化する」ならFollower広告という使い分けができます。(LinkedIn)
Dynamic Group Budgetによって設定場所が変わっている
Dynamic Group Budgetを有効にしたキャンペーンでは、予算やスケジュール、入札戦略をキャンペーン単位で設定します。一方、コスト上限額や手動入札額は、対応する広告セット側で設定します。
そのため、広告セット画面だけを見て「入札戦略がない」と判断すると、設定場所を見落とすことがあります。
| Dynamic Group Budget | 入札戦略の設定場所 | 入札額の設定場所 |
|---|---|---|
| 有効 | キャンペーン | 広告セット |
| 無効 | 広告セット | 広告セット |
Dynamic Group Budgetを有効にしたキャンペーンでは、利用できる広告形式がSponsored Contentに限定されます。そのため、Sponsored MessagingのConversation広告やDynamic広告のFollower広告を利用したい場合は、キャンペーン構造も確認する必要があります。(LinkedIn)
公開済み広告セットの形式を変更しようとしている
広告セットを開始した後は、広告目的と広告形式を変更できません。
たとえば、公開済みの単一画像広告をFollower広告やConversation広告へ変更したり、Engagement目的をWebsite Visitsへ変更したりすることはできません。
変更が必要な場合は、既存広告セットを複製するか、新しい広告セットを作成して設定し直します。(LinkedIn)
Thought Leader広告に使える投稿が表示されない
Thought Leader広告の形式自体は選べても、利用したい投稿が一覧に表示されないことがあります。
主な確認項目は次のとおりです。
- 投稿が公開状態になっているか
- 投稿者から広告利用の許可を得ているか
- 投稿者名が表示されているか
- 利用可能な投稿形式か
- 広告アカウントとLinkedInページの権限が足りているか
- 投稿が再投稿や投票、非対応の文書形式ではないか
Thought Leader広告は、通常の企業投稿を広告にする場合より権限とコンテンツ条件が多いため、広告形式ではなく投稿側の条件で止まるケースがあります。(LinkedIn)
記事・ニュースレターを広告専用で新規作成しようとしている
記事・ニュースレター広告は、Direct Sponsored Contentとして広告専用の記事をその場で作る形式ではありません。先にLinkedIn上で公開された記事またはニュースレターが必要です。
コンテンツ一覧が空の場合は、広告設定ではなく、公開済みコンテンツの有無を確認してください。(LinkedIn)
Sponsored Messagingで最適化目標を変更しようとしている
Conversation広告などのSponsored Messagingでは、最適化目標としてSendsが使用されます。Sponsored Messagingの最適化目標は、一般的なSponsored Contentと同じように自由に変更できない場合があります。
Conversation広告でEngagement clicksやImpressionsが表示されないときは、形式固有の仕様としてSendsが選択されているか確認します。(LinkedIn)
目的別におすすめの広告形式と入札を選ぶ
| 運用目的 | 広告形式の例 | 入札の候補 | 判断のポイント |
|---|---|---|---|
| まず反応の集まり方を確認する | 単一画像、動画 | 最大配信 | 初期データを集めやすい |
| 平均Engagement単価を管理する | 単一画像、カルーセル、動画、イベント | コスト上限 | 十分な配信期間と学習量が必要 |
| 入札額を直接管理する | 各種Classic広告セット | 手動入札 | 低すぎる入札による配信不足に注意 |
| フォロワーを増やす | Follower広告 | 手動入札 | 最大配信は選択できない |
| 投稿の反応とフォローを同時に狙う | 単一画像、動画など | 最大配信または手動入札 | Sponsored ContentのFollowボタンを活用 |
| 対話形式でサービスを案内する | Conversation広告 | 最大配信または手動入札 | SendsとCPSを中心に評価 |
| 社員や専門家の信頼を活用する | Thought Leader広告 | 形式に応じて選択 | 投稿者の許可と投稿条件を確認 |
| 長文コンテンツを広げる | 記事・ニュースレター | 最大配信または手動入札 | 既存の公開コンテンツが必要 |
初回配信では単一画像で切り分ける
設定上の問題か、形式固有の制限かを切り分けたい場合は、次の組み合わせで一度下書きを作成すると分かりやすくなります。
- Classic広告セットを選ぶ
- 目的をEngagementにする
- 広告形式を単一画像にする
- 最適化目標をEngagement clicksにする
- 入札戦略の選択肢を確認する
この状態で最大配信、コスト上限、手動入札が表示されるなら、アカウント全体の問題ではなく、元の広告形式、Accelerate、Dynamic Group Budgetなどの設定が原因である可能性が高いと判断できます。
その後、実際に使用する広告形式へ切り替え、どの入札方法が残るかを確認します。
Campaign Managerで確認する手順
広告形式が表示されない場合
- 選択中の広告目的を確認する
- Engagement目的の対応形式一覧と照合する
- Dynamic Group Budgetが有効になっていないか確認する
- 広告セットが公開済みなら、新規作成または複製する
- Thought Leaderや記事広告では、対象投稿の公開状態と権限を確認する
手動入札が表示されない場合
- Accelerate広告セットではないか確認する
- 手動入札が必要ならClassic広告セットを選ぶ
- Dynamic Group Budget使用時はキャンペーンと広告セットの両方を確認する
- Follower広告では手動入札のみが表示されることを確認する
- 「Enhanced manual bidding」などの名称で表示されていないか確認する
コスト上限が表示されない場合
- 単一画像、カルーセル、動画、イベントのいずれかを選んでいるか確認する
- 最適化目標がEngagement clicksになっているか確認する
- 対応しない形式では最大配信または手動入札を検討する
- 配信開始後は頻繁な変更を避け、学習期間を確保する
配信前に課金単位を確認する
入札戦略を決めたら、次の3項目をセットで確認します。
- 最適化目標
- 入札戦略
- 課金単位
「Engagement clicksを選んだからCPC」と思い込まず、最大配信やコスト上限ではインプレッション課金になることを確認してください。(LinkedIn)
よくある質問
Engagement目的で手動入札は使えますか
Classic広告セットであれば、幅広い広告形式で手動入札を利用できます。ただし、Accelerate広告セットでは手動入札を利用できません。
手動入札が表示されない場合は、広告目的より先に、広告セットがAccelerateかClassicかを確認してください。(LinkedIn)
Engagement clicksはWebサイトへのクリック数と同じですか
同じではありません。
Engagement clicksには、いいね、コメント、シェア、動画操作、文書のページ移動、Followボタンなどが含まれる場合があります。Webサイトへの送客効果は、ランディングページクリックやWeb解析ツールのセッションで別に確認する必要があります。(LinkedIn)
Follower広告で最大配信を使えますか
Follower広告は手動入札のみです。最大配信とコスト上限は選択できません。Follower広告はDynamic広告に分類されるため、一般的なSponsored Contentとは対応する入札戦略が異なります。(LinkedIn)
Message広告とConversation広告は同じですか
別の広告形式です。
Engagement目的ではConversation広告を選択できますが、Message広告は対応形式一覧に含まれていません。Sponsored Messagingを利用したい場合でも、選択した形式がどちらなのかを確認してください。(LinkedIn)
公開後に広告形式を変更できますか
公開後の広告セットでは、目的と広告形式を変更できません。別の形式を試す場合は、新しい広告セットを作成するか、既存広告セットを複製します。(LinkedIn)
Engagement目的では形式・入札・課金単位をセットで確認する
LinkedInのEngagement目的で広告形式や手動入札が表示されない場合は、次の順番で確認すると原因を切り分けやすくなります。
- Engagement目的に対応する9種類の形式か
- AccelerateではなくClassic広告セットを選んでいるか
- 選択した形式が希望する入札戦略に対応しているか
- Dynamic Group Budgetによって設定場所や形式が制限されていないか
- 最適化目標と実際の課金単位が一致しているか
- Thought Leaderや記事では投稿条件と権限を満たしているか
特に重要なのは、Engagement clicks最適化とクリック課金は同じ意味ではないという点です。最大配信とコスト上限では、Engagement clicksを最適化していてもインプレッションを基準に課金されます。
原因をすばやく調べるには、新しいClassic広告セットで「Engagement、単一画像、Engagement clicks」を選び、入札戦略を確認します。そこで手動入札が表示されれば、元の広告形式またはキャンペーン構造に制限があると判断できます。設定画面に出ている選択肢だけを見るのではなく、目的、形式、最適化、入札、課金単位を一つの組み合わせとして設計しましょう。

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