Windows10のHPノートPCで「このPCを初期状態に戻す」がBitLocker回復キーで進めないときの完全対処ガイド

HP製のWindows 10ノートPCで「このPCを初期状態に戻す」を実行したら、黒い画面で突然BitLockerの回復キー入力を求められて止まってしまう──しかもMicrosoftアカウントにも回復キーが見つからない。この状況は珍しくなく、仕組みを理解すれば必ず解決できます。本記事では、回復キーがある場合・ない場合それぞれで“最短ルート”の解決策を、初心者にも分かるように丁寧に解説します。

目次

症状:Windows 10のHPノートPCが「このPCを初期状態に戻す」で進めない

まず、この記事で扱う具体的な症状を整理しておきます。

  • Windows 10搭載のHPノートPCを使用している。
  • Shiftキーを押しながら再起動し、青い画面から 「トラブルシューティング」 > 「このPCを初期状態に戻す」 > 「すべて削除する」を選択した。
  • 一度画面が黒くなったあと、青い画面で「BitLocker 回復キーを入力してください」のような画面が表示され、先へ進めない。
  • 表示される「キーID」を頼りに、Microsoft アカウントの回復キー管理ページにサインインしても、該当する回復キーが見つからないと表示される。

この状態になると、初期化の画面には戻れず、電源を切っても再び同じ回復キー入力画面に戻ってしまうことがあります。見た目としては「パソコンが壊れた」「二度と使えないのでは?」と不安になりがちですが、実際には落ち着いて手順を踏めば、ほとんどのケースで復旧可能です。

原因:BitLocker(デバイスの暗号化)がシステムドライブを保護している

この現象の原因は一言でいうと、システムドライブ(通常はCドライブ)にBitLockerまたはデバイスの暗号化が有効になっているためです。

BitLockerは、Windowsが搭載しているディスク暗号化機能です。HPノートPCの多くはTPM(セキュリティチップ)を搭載しており、条件を満たすとWindows 10 Homeでも「デバイスの暗号化」が自動でオンになることがあります。この場合、ユーザーが特に意識しなくても、購入直後からCドライブが暗号化されていることが少なくありません。

ところが、「このPCを初期状態に戻す」>「すべて削除する」を選ぶと、Windowsはディスクの内容を大きく書き換えようとします。暗号化されたドライブに対して安全にこの処理を行うには、BitLockerの保護を解除(復号)する必要があります。その際、TPMだけでは足りず、所有者だけが知っているはずの「回復キー(48桁)」の入力が求められる、というわけです。

状況BitLockerの動きユーザー側に求められること
通常起動(普段の電源ON)TPMが自動的に鍵を提供し、OSを起動何も入力しない(暗号化に気付かないことも多い)
初期化やディスク操作など、信頼できない変更TPMの鍵を使わず、回復キーの入力を要求事前に保管していた48桁の回復キーを入力する必要がある

つまり、BitLockerが正常に動いているからこそ回復キー画面が出ているのであって、これはある意味「壊れている」のではなく「セキュリティがちゃんと働いている状態」でもあるのです。

解決の基本方針:回復キーを見つけるか、USBからクリーンインストールする

回復キー画面から先に進めないときの選択肢は、実質的に次の2つしかありません。

  • 方針1:回復キー(48桁)を見つけて入力し、そのまま初期化を完了させる
  • 方針2:回復キーがどうしても見つからない場合は、USBから起動してクリーンインストール(全パーティション削除)する
方針メリットデメリット / 注意点
回復キーを入力して初期化メーカー出荷に近い状態に戻しやすい 操作が比較的シンプル回復キーが見つからなければ不可能 データは削除される(「すべて削除」を選んだ場合)
USBからクリーンインストール回復キーがなくても実施可能 システムをまっさらな状態から再構築できるディスク上のデータは完全に失われる インストール後にドライバーやアプリを入れ直す手間がかかる

どちらを選ぶにせよ、暗号化された状態のままデータだけ取り出すことは原則できない点は同じです。回復キーが見つかれば初期化のハードルは下がりますが、キーが見つからない場合はクリーンインストールに踏み切る覚悟が必要です。

回復キーを見つけて初期化を完了する方法

まずは最優先で行うべき、回復キーの捜索から始めましょう。回復キーさえ見つかれば、初期化そのものは比較的スムーズに完了します。

回復キーが保管されている可能性のある場所

BitLockerやデバイスの暗号化を有効にしたとき、Windowsは必ず「回復キーをどこに保存しますか?」と確認しています。代表的な保管場所は以下の通りです。

保管場所確認方法ポイント
Microsoft アカウント回復キー管理ページにサインインして一覧を確認PC購入時にサインインしたアカウントで確認 家族のアカウントや過去のアカウントでも試す
印刷した紙「BitLocker 回復キー」と書かれた紙や説明書、ファイルなどを探すPC購入時の箱や書類、ファイルボックスに紛れていることも多い
USBメモリ「BitLocker Recovery Key」などの名前のテキストファイルが保存されていないか確認複数のUSBをお持ちなら、1本ずつチェックしていく
会社・学校アカウント管理者や情報システム担当に「BitLocker回復キーの確認」を依頼組織管理PCの場合、ユーザー個人ではキーを見られないことが多い

特に見落としがちなのが、「別のMicrosoftアカウント」です。購入時に仮のアカウントでサインインしていて、その後メインのアカウントに切り替えたようなケースでは、回復キーが古い方のアカウントに保存されていることがあります。

心当たりのあるアカウントをすべて試し、「キーID」と一致する回復キーを探しましょう。回復キー画面に表示される「キーID」は実際の48桁のキーとは別物ですが、対応関係の照合に使われます。

Windowsにログインできる場合は先にBitLockerをオフにする

まだ普通にWindowsにログインできる状態であれば、初期化に進む前にBitLocker(またはデバイスの暗号化)をオフにしておくのがおすすめです。これにより、初期化中に回復キーを求められる可能性が大幅に下がります。

手順の例は以下の通りです。

BitLockerドライブ暗号化でオフにする場合

  1. 「スタート」ボタンをクリックし、「コントロール パネル」を開く。
  2. 「システムとセキュリティ」 > 「BitLocker ドライブ暗号化」を選択。
  3. システムドライブ(通常はC:)のところで、「BitLockerを無効にする」をクリック。
  4. 「ドライブの暗号化を解除しますか?」と聞かれるので、実行を選択。
  5. 復号処理が100%完了するまでPCの電源を切らない(容量によっては時間がかかる)。

デバイスの暗号化でオフにする場合

  1. 「設定」アプリを開く。
  2. 「更新とセキュリティ」 > 「デバイスの暗号化」を選択。
  3. 「デバイスの暗号化」スイッチをオフにする。
  4. やはり復号には時間がかかる場合があるので、完了するまで待つ。

復号が完了してから、改めて「設定」 > 「更新とセキュリティ」 > 「回復」 > 「このPCを初期状態に戻す」から初期化をやり直すと、回復キー画面を挟まずに処理が進むことが多くなります。

見つけた回復キーを入力して初期化を続行する

回復キーが見つかったら、回復画面で48桁の数字を正確に入力します。ハイフンは自動で挿入されることが多いので、数字だけ入力すればOKです。入力ミスがあるとやり直しになるため、余裕があれば紙に大きく書き写してから、画面を見ながら慎重に打ち込むのがおすすめです。

正しいキーを入力すると、BitLockerの保護が一時的に解除され、「すべて削除」選択済みの初期化処理が続行されます。その後は画面の指示に従って進めていけば、出荷時に近い状態のWindows 10が再セットアップされます。

重要:回復キーがなければ、暗号化を解除することはできません。MicrosoftやHPのサポート窓口でも、新しい回復キーを発行したり、暗号化されたデータを復元することはできない仕組みになっています。これはセキュリティ上の仕様であり、「何とか裏技で解除する」といった方法は存在しません。

回復キーが見つからない/ログインできない場合:USBからクリーンインストール

すべての候補を探しても回復キーが見つからない、もしくはそもそもWindowsにログインできない場合、その暗号化されたWindows環境を諦めて、まっさらな状態からインストールし直すしかありません。この作業を「クリーンインストール」と呼びます。

クリーンインストールを行うと、Cドライブ上のデータはもちろん、パーティションごと完全に削除されるため、元のデータは二度と復元できません。ただし、すでに暗号化された状態で回復キーもない以上、実質的にはどのみちデータを取り出せないため、PCを再び使えるようにするための現実的な選択肢といえます。

別のPCでWindows 10のUSBインストールメディアを作成する

クリーンインストールには、正常に動作する別のWindows PCが1台必要です。そこで、Microsoftのメディア作成ツール(Media Creation Tool)を使って、Windows 10のインストールUSBを作成します。

  1. 正常に動くWindows PCでブラウザを開き、Windows 10のダウンロードページにアクセス。
  2. 「ツールを今すぐダウンロード」からMedia Creation Toolをダウンロードし、起動する。
  3. ライセンス条項に同意し、「別のPCのインストールメディアを作成する」を選択。
  4. 言語・エディション・アーキテクチャ(通常は「Windows 10」「日本語」「64 ビット」)を確認。
  5. 「使用するメディア」でUSBフラッシュドライブを選択し、8GB以上のUSBメモリを接続。
  6. 画面の指示に従って作成を完了させる(回線状況により時間がかかる)。

作成したUSBは、そのまま「起動用USBメディア」として利用できます。中身のファイルをいじったり、別のデータを保存したりしないように注意してください。

HPノートPCをUSBから起動する(F9 / Escキー)

次に、問題のHPノートPCをこのUSBから起動させます。HP機では、起動時のF9キー(またはEscキー経由)で起動デバイスの選択メニューを開くのが一般的です。

  1. 問題のHPノートPCの電源を完全に切る。
  2. 先ほど作成したインストールUSBをPCのUSBポートに挿す。
  3. 電源ボタンを押した直後から、F9キーをトントンと何度も押す。
    うまくいかない場合は、最初にEscキーを連打し、その後表示されるメニューからF9(Boot Device Options)を選ぶ。
  4. 表示された起動デバイスの一覧から、USBメモリ(例:UEFI: <USBのメーカー名>)を選択。
  5. Windowsのインストーラーが起動するのを待つ。

Microsoft公式のインストールUSBであれば、Secure Bootを有効にしたままでも起動できるのが普通です。もしUSBが一覧に出てこない場合は、BIOS/UEFI設定で起動順やUSBブートの有効化を見直す必要があります(F10キーでBIOSセットアップに入れる機種が多い)。

インストールの種類で「カスタム」を選び、パーティションをすべて削除する

インストール画面が表示されたら、言語やキーボードの設定を確認し、「今すぐインストール」を選択します。その後のライセンスキー入力画面では、既にWindows 10がインストールされていたPCであれば「プロダクトキーがありません」を選んで問題ありません(後でデジタルライセンスにより自動認証されることが多いため)。

重要なのは、インストールの種類を選ぶ画面です。

  1. 「インストールの種類を選んでください」で、「カスタム: Windows のみをインストールする(詳細設定)」をクリック。
  2. 現在のドライブとパーティションの一覧が表示される。
  3. 表示されたパーティション(回復、システム、MSR、プライマリなど)を1つずつ選択して「削除」していく。
  4. 最終的に「ドライブ0の割り当てられていない領域」だけになるようにする。
  5. その未割り当て領域を選択し、「新規」を押してから「次へ」をクリックすると、必要なパーティションが自動作成され、インストールが始まる。

ここで全パーティションを削除することで、BitLockerで暗号化された古いWindowsの痕跡もまとめて消去されます。つまり、回復キーが分からなくても、まっさらな状態のWindowsを入れ直せるわけです。

セットアップ完了後に行うべきこと

インストールが完了すると、通常の新規PCと同じように、言語やキーボード、ネットワーク、Microsoftアカウントなどの設定画面が表示されます。ここでのポイントは次の通りです。

  • ライセンス認証について
    Windows 10がプレインストールされていたHPノートPCであれば、マザーボード情報と紐づいたデジタルライセンスが既にMicrosoft側に保存されていることが多く、インターネットに接続すると自動的にライセンス認証が行われます。
  • Windows Updateの実行
    初期状態のWindowsにはドライバーが十分に入っていない場合があるため、「設定」 > 「更新とセキュリティ」 > 「Windows Update」から最新の更新プログラムを適用します。これにより、HP特有のデバイスも多くが自動認識されます。
  • HPユーティリティやドライバー
    必要に応じて、HP公式サイトから機種名で検索し、HP Support Assistantなどのユーティリティを導入することで、さらに最適なドライバーやBIOSアップデートを適用できます。

ここまで完了すれば、BitLockerで止まっていたPCは、新しいWindows 10マシンとして再出発できる状態になります。

なぜ回復キーの入力画面が表示されるのか(背景と仕組み)

ここで改めて、「なぜ初期化しようとしただけで突然回復キーなのか?」という疑問に、もう少し深く踏み込んでおきます。仕組みを理解しておくと、今後同じようなトラブルに遭遇したときの判断材料になります。

BitLocker / デバイスの暗号化の役割

BitLockerとデバイスの暗号化は、どちらも「ディスクに保存されているデータを丸ごと暗号化して、盗難時の情報漏えいを防ぐ」ための機能です。ノートPCを紛失したり盗まれたりした場合でも、ディスクが暗号化されていれば、第三者がディスクを取り出して別のPCに接続しても中身を読み取ることができません。

HPを含む多くのメーカーは、企業利用や学校利用も視野に入れているため、セキュリティを高くする方向で設定されていることが多く、その一環としてデバイスの暗号化が自動で有効になることがあります。

TPMと回復キーの関係

普段の起動時には、マザーボード上のTPM(Trusted Platform Module)が、暗号化されたディスクを復号する鍵を自動的に提供してくれるため、ユーザーは暗号化の存在を意識せずに利用できます。しかし、

  • OSを初期化しようとしたとき
  • 起動構成を大きく変更したとき
  • BIOS/UEFI設定を変更したとき
  • 別のPCにディスクを接続したとき

など、「今起きていることが本当に正当なユーザーによる操作なのか?」を判断できないケースでは、TPMによる自動復号は行わず、あえてユーザーに48桁の回復キーの入力を求めるようになっています。

これは、正当な持ち主だけが知っている「秘密」を証明させるための仕組みです。逆に言うと、回復キーを紛失すると、たとえ持ち主本人であっても技術的に解除できないように設計されています。

状況別の判断フロー(簡易チャート)

ここまでの内容を、状況別のフローとして整理しておきます。自分がどのケースに当てはまるか確認しながら読み進めてみてください。

状況できること推奨される対処
回復キーが見つかった回復画面で48桁のキーを入力可能回復キーを入力して初期化を続行 必要なら、その前にログインしてデータのバックアップ
回復キーは不明だが、Windowsにはログインできる通常起動ができる先にBitLocker・デバイスの暗号化をオフにして復号 その後「このPCを初期状態に戻す」を実行
回復キーも不明で、Windowsにもログインできない起動するたびに回復キー画面が出る別PCでインストールUSBを作成 USBから起動し、全パーティション削除のうえクリーンインストール
会社・学校から貸与されたPC個人では設定変更に制限がある場合も必ず管理者・情報システム部門に相談 勝手に初期化やパーティション削除をしない

注意点・よくある落とし穴

BitLocker絡みの初期化で、特につまずきやすいポイントをまとめておきます。

キーIDと回復キーの違い

回復画面に表示される「キーID」は、実際に入力する48桁の回復キーそのものではありません。キーIDはあくまで照合用の目印です。Microsoftアカウントの回復キー一覧に表示される「キーID」と、画面に表示されているキーIDが一致しているかどうかを確認し、一致しているエントリに表示されている48桁の数列が「回復キー」です。

「キーIDの数字だけを入力しても解除できない」のはこのためです。

USBから起動できないときの確認ポイント

インストールUSBを作っても起動できない場合は、次の点をチェックしてみてください。

  • USBを正しく作成できているか(Media Creation Toolを使っているか)。
  • USBポートを変えてみる(可能なら別のポート、USB 2.0ポート)。
  • 起動時に押すキーが合っているか(HPの場合、EscまたはF9が多い)。
  • BIOS/UEFIの「起動順」「レガシーブート」「Secure Boot」の設定。

Microsoft公式のUSBであれば、基本的にはSecure Boot有効のままUEFIブートできるため、最初はSecure Bootを無効にしない状態から試すのが無難です。

会社・学校PCの場合は自己判断で初期化しない

企業や学校から貸与されたPCは、BitLockerの設定や回復キーの管理が組織側で一元管理されていることがほとんどです。この場合、ユーザー自身でパーティションを削除したり、勝手にクリーンインストールしたりすると、情報セキュリティ規程に違反する可能性があります。

そのため、

  • 回復キー画面が出た時点で、まずは管理者に連絡する
  • 指示があるまでパーティション削除などの大きな操作はしない

ことがとても重要です。個人所有のPCであれば自己責任で対応できますが、組織管理のPCでは判断基準がまったく異なります。

今後の備え:回復キーを安全に保管するコツ

今回のようなトラブルで一番大変なのは、「回復キーがどこにあるか分からない」状態です。せっかくセキュリティの高い仕組みを使っていても、持ち主自身が鍵を失ってしまっては本末転倒です。ここから先は、今後のために回復キーをどう保管しておくべきかを整理しておきます。

保管場所は必ず複数用意する

おすすめは、次のように性質の異なる2〜3か所に保管することです。

  • オンライン:Microsoft アカウント
    Microsoftアカウントに保存しておけば、PCを紛失しても別の端末から確認できます。
  • オフライン:紙に印刷して保管
    火事・紛失対策として、別の場所に保管しておくとさらに安心です。
  • オフライン:専用USBにテキストファイルで保存
    暗号化されたクラウドストレージに保管するのも有効です。

いずれの場合も、「回復キー」だとひと目で分かるようにしておくことと、第三者が容易にアクセスできない場所に置くことのバランスが重要です。

BitLockerを再度有効化するかどうかの判断

クリーンインストール後や、いったん暗号化を解除したあと、BitLockerを再度有効にするかどうかは、利用用途とリスク許容度で決めます。

  • 外出先にPCを持ち出すことが多い
  • 業務データや個人情報を保存している
  • 盗難時の情報漏えいが致命的になる

といった場合には、有効化しておくメリットが大きいでしょう。ただし、その際は今回の教訓を活かして、回復キーの保管を最初にきちんと行うことを忘れないでください。

まとめ:最優先は「回復キーの発見」、なければクリーンインストールで再スタート

HPのWindows 10ノートPCで「このPCを初期状態に戻す」を実行した際、BitLockerの回復キー入力画面から進めなくなるのは、決して珍しいトラブルではありません。背後では、システムドライブに有効になっているBitLocker / デバイスの暗号化が正常に働いているだけです。

対処のポイントは次の通りです。

  • まずは回復キーを総当たりで探す。Microsoftアカウント、別アカウント、印刷した紙、USB、会社・学校の管理者など、心当たりをすべて確認する。
  • Windowsにログインできる場合は、先にBitLockerをオフにしてから初期化すると、回復キーを求められにくい。
  • 回復キーがどうしても見つからない/ログインできない場合は、USBからクリーンインストールで全パーティションを削除し、新しいWindows環境を構築する。
  • 回復キーなしで暗号を解除する方法は存在せず、メーカーやサポートでも新しいキーを発行することはできない仕様である。
  • 今後に備え、BitLockerを使う場合は回復キーを複数の場所に安全に保管し、いざというときに困らないようにしておく。

暗号化が絡むトラブルは不安になりがちですが、一つ一つ手順を確認しながら進めれば、PC自体を再び使える状態に戻すことは十分可能です。本記事を参考に、落ち着いて対処を進めてみてください。

この記事を書いた人

実務の現場で詰まりがちなポイントを地図にするITブログ「IT trip」を運営。Windows/Office(Teams・Excel)からSQL、サーバ運用、ガジェットまで、再現性のある手順と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ試せること、そして迷った人の次の一歩が見えることを大切にしています。

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