「NVMe SSDを増設した途端、ゲーム中だけブルースクリーンが出る」「再起動するとSSDを見失って起動しない」──そんな一見ミステリアスなトラブルは、実はログを読むとかなり高い確率で“NVMeストレージ経路”の問題に行き着きます。本記事では、実際の事例をベースに、原因の切り分けと具体的な対処手順を徹底的に解説します。
NVMe SSD増設後にゲームでBSODが出る典型パターン
まず、実際に発生している環境と症状を整理します。読者の環境と照らし合わせながら読んでみてください。
発生している環境の例
- OS:Windows 10(NVMe SSD上にクリーンインストール)
- ストレージ構成:
- M.2 NVMe SSD:BIWINTECH 512GB(OS・ゲームをインストール)
- HDD:2TB(データ用として併用)
- マザーボード:Intel B150世代など、M.2スロットがPCIeレーンやSATAポートと共有される構成
- 問題の発生タイミング:
- The Quarry や Hogwarts Legacy など、高負荷な3Dゲーム実行中
- HDDのみの構成だった頃は全く問題なし
| 項目 | 状況 |
|---|---|
| OSインストール先 | M.2 NVMe SSD(BIWINTECH 512GB) |
| サブストレージ | 2TB HDD |
| 問題が起きる場面 | 特定の高負荷ゲーム中(The Quarry / Hogwarts Legacyなど) |
| HDD単体構成時 | 同じゲームを含め問題なし |
| BSOD後の挙動 | 再起動時にSSDをブートデバイスとして認識しないことがある(電源OFF/ONで復帰) |
ログ・ダンプに現れている情報
イベントビューアーやクラッシュダンプからは、次のような情報が得られています。
- イベントログ:
- イベントID 41(Kernel-Power)
- 「システムが正常にシャットダウンされる前に再起動しました」という内容
- これはあくまで「結果の通知」であり、原因そのものではありません
- イベントID 41(Kernel-Power)
- クラッシュダンプ:
- バグチェックコード:
WHEA_UNCORRECTABLE_ERROR (0x124) - 引数1:
0x10(Device Driver Error) - スタック上のモジュール:
storport.sys/stornvme.sys NVMeControllerResetといった関数名が並ぶ
- バグチェックコード:
| ログの種類 | 内容 | 意味すること |
|---|---|---|
| イベントID 41 (Kernel-Power) | 予期しない再起動 | 異常終了した結果の記録。原因特定には直接役立たない |
| バグチェック 0x124 | WHEA_UNCORRECTABLE_ERROR | ハードウェア寄りの致命的エラー全般。特に電源・CPU・メモリ・ストレージ経路 |
| 引数1 = 0x10 | Device Driver Error | デバイスドライバーが検知したハードウェアエラーをWHEAに報告している |
| スタックに stornvme / NVMeControllerReset | NVMeコントローラーリセット処理の痕跡 | NVMeストレージ経路(SSD本体・M.2スロット・電源・ファーム設定)が強く疑われる |
なぜNVMe SSDまわりが最有力なのか
WHEA_UNCORRECTABLE_ERROR 0x124 は、「ハード系のどこかで致命的なエラーが発生しました」という非常に広い意味を持つバグチェックです。しかし今回のケースでは、次のポイントからNVMeストレージ経路がほぼ主犯とみなせます。
- スタックに
stornvme/storportが連続している NVMeControllerResetが呼ばれている- BSOD後にNVMe SSD自体を一時的に見失う(BIOSレベルでブートドライブとして消える)
- HDDのみの構成では再現せず、NVMe SSDを使い始めてから発生
特に「BSOD後にSSDがブートデバイスとして見えなくなる」現象は、次のような時に典型的に現れます。
- NVMeコントローラーがハングし、リセットしても正常復帰できない
- 電源(PSUやマザーボードの電源周り)が落ちて、デバイスとして再初期化できない
- 物理的な接触不良(M.2スロットやSSD側端子)のため、負荷時にリンクが不安定になる
また「特定の重いゲームでのみ落ちる」ように見えるのは、ゲームが悪さをしているというより、
- GPU・CPUが高負荷になり消費電力が跳ね上がる
- ゲームの読み込みやページングでストレージI/Oが集中する
といった条件が重なり、NVMeや電源まわりの“ギリギリで踏みとどまっていた不安定さ”が表面化しているだけのケースがほとんどです。
まずはここから:物理・電源まわりの確認
原因切り分けの第一歩は、ソフトではなくハードウェアの基本確認です。手間はかかりますが、ここを軽視すると遠回りになります。
SSDの挿し直しと固定の見直し
- PCの電源を完全に切り、電源ケーブルを抜く
- ケースの電源ボタンを数秒押しっぱなしにして、内部の残留電気を抜く
- 静電気防止(静電気防止手袋・金属部分に触れるなど)を行う
- M.2 SSDの固定ネジを外し、一度完全に抜いてから垂直に差し込み直す
- SSDがスロットとまっすぐ平行になるように押さえつつ、固定ネジをしっかり締める
特に自作PCでは、M.2 SSDが微妙に浮いた状態で固定されているケースが珍しくありません。高負荷時の振動や熱膨張で接触が不安定になると、今回のような“コントローラーリセット → 復帰失敗 → SSD消失”につながることがあります。
NVMe SSDの温度確認と冷却
ゲーム中はGPUやCPUだけでなく、NVMe SSDの温度も急上昇します。80~90℃付近に張り付くような状態が続くと、エラーやスロットルの原因になります。
- マザーボード付属のM.2ヒートシンクがある場合は必ず装着する
- サーマルパッドの保護フィルムを剥がし忘れていないか確認
- ヒートシンクがない場合は、市販のM.2ヒートシンクを追加することも検討
- ケースファンの吸気・排気の流れを見直し、SSD周辺に熱がこもらないようにする
| 温度帯 | 状態の目安 | 対策の目安 |
|---|---|---|
| ~60℃ | ほぼ安心 | 特別な対策は不要だがエアフローを維持 |
| 60~75℃ | 負荷時としては許容範囲 | 長時間の高負荷が多いならヒートシンク導入を検討 |
| 75~85℃ | やや高い。サーマルスロットリングやエラーのリスク | ヒートシンク・ファン配置の見直し必須 |
| 85℃~ | 高すぎる。寿命・安定性に悪影響 | 冷却強化+ケース内エアフローの根本見直し |
電源ユニット(PSU)と配線の確認
NVMe SSDは単体では大きな電力を使いませんが、GPU・CPUと合わせて高負荷になると、PSU全体の余裕がない構成では電圧が不安定になります。
- 定格出力・80PLUS認証:
- GPUの推奨電源容量+100W程度の余裕は欲しい
- 古い・安価なノーブランド電源は要注意
- PCIe補助電源の取り回し:
- 可能なら1本のケーブルに2つのコネクタではなく、別系統ケーブルで供給
- 別のコンセント・電源タップでの検証:
- 電源タップの劣化や他機器との干渉がBSODのトリガーになることもある
| チェック項目 | OKの状態 | NG例 |
|---|---|---|
| 電源容量 | GPUメーカー推奨+100W以上 | ギリギリの容量、古い電源の使い回し |
| 補助電源ケーブル | 複数系統で安定供給 | 1本のケーブルからY分岐で複数コネクタを使用 |
| 電源タップ | 信頼できるメーカー製、劣化少 | 古いタップや延長コードを多段接続 |
BIOS・ファームウェア・マザーボード設定の見直し
物理面の確認が済んだら、次はBIOSとマザーボードの設定をチェックします。NVMeやPCIe周辺の設定が安定性を大きく左右します。
BIOSの更新と初期化(最適化デフォルト)
- マザーボードメーカーのサイトから最新の安定版BIOSを適用
- 更新後は必ず「Load Optimized Defaults」「最適化されたデフォルトを読み込む」を実行
- XMPやCPU・GPUのオーバークロック設定はいったんすべて無効にして検証
- 起動モードは基本的にUEFIを使用(CSM/Legacyは切り分け後に検討)
オーバークロックやXMPは、メモリ帯域・レイテンシの向上には有効ですが、NVMeストレージやPCIeレーンの安定性を間接的に揺さぶることがあります。原因切り分け中は、とにかくノーマル設定に戻すことが重要です。
M.2スロットとSATAポートのレーン共有
B150などの世代では、M.2スロットが特定のSATAポートとレーンを共有しており、組み合わせによっては以下のような問題が起こります。
- 共有されるSATAポートにドライブを挿すと、M.2かSATAのどちらかが無効になる
- BIOS上では見えていても、負荷時に不安定になる
マザーボードのマニュアルで、次の点を確認しましょう。
- M.2スロット使用時に無効になるSATAポートの番号
- そのポートにHDDや光学ドライブを接続していないか
| 項目 | 確認内容 |
|---|---|
| M.2とSATAの共有 | マニュアルの「ストレージ構成」の図で、どのSATAポートがM.2とレーン共有しているか確認 |
| HDDの接続ポート | 共有ポートにHDDが刺さっていないか確認し、必要なら別ポートへ移動 |
NVMe SSDのファームウェア更新
一部のNVMe SSDでは、ファームウェアの不具合が高負荷時のフリーズやコントローラーリセットを引き起こすことがあります。
- BIWINTECHなど、SSDのメーカーが配布しているツールやファームウェアアップデータがあれば適用
- 入手できない場合は、販売元やメーカーサポートに問い合わせてみる
ファームウェア更新は途中で電源が落ちると致命的なので、ノートPCならACアダプタ接続、デスクトップなら停電の心配がないタイミングで実施しましょう。
Windows側のドライバー・電源設定でのチェックポイント
ハードとBIOSを見直したら、今度はWindows側の設定・ドライバーを整えます。
NVMeコントローラードライバーの確認
- デバイスマネージャーを開く
- 「記憶域コントローラー」を展開
- NVMeコントローラーの名称を確認
- 推奨:「Standard NVM Express Controller(標準NVM Expressコントローラー)」
- ベンダー独自ドライバー(○○ NVMe Controllerなど)が入っている場合は、いったん標準ドライバーに戻す
戻し方の一例:
- 対象のNVMeコントローラーを右クリック → 「ドライバーの更新」
- 「コンピューターを参照してドライバーを検索」→「コンピューター上の利用可能なドライバーの一覧から選択」
- 一覧から「Standard NVM Express Controller」を選択してインストール
チップセット・ME・RSTドライバーの整理
- マザーボードメーカーのサイトから、
- チップセットドライバー
- Intel Management Engine(ME)
- RAIDを使っていない場合、Intel RSTドライバーは必須ではありません
- 古いRSTドライバーがストレージスタックに悪影響を与えているケースもあるため、不要であれば削除や無効化も検討
電源プランとPCI Expressの電源管理設定
NVMeはPCIe接続のデバイスなので、リンク状態の電源管理が積極的すぎると、負荷変動が激しいゲーム中にリンクの再協議が発生し、エラーのトリガーとなることがあります。
- 「コントロールパネル」→「ハードウェアとサウンド」→「電源オプション」
- 電源プランを「高パフォーマンス」(または同等のカスタムプラン)に変更
- 「プラン設定の変更」→「詳細な電源設定の変更」
- 「PCI Express」→「リンク状態の電源管理」を「オフ」に設定
高速スタートアップの無効化
高速スタートアップは起動時間を短縮できる一方で、ハードウェアの初期化が完全にやり直されないため、NVMeまわりの不安定さを引きずることがあります。
- 「コントロールパネル」→「電源オプション」
- 「電源ボタンの動作を選択する」
- 「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリック
- 「高速スタートアップを有効にする(推奨)」のチェックを外す
- 「変更の保存」をクリック
ページファイル(仮想メモリ)の設定
すでにあれこれ変更している場合は、一度標準状態(システム管理サイズ)に戻して検証した方が切り分けが楽です。
- 「システムのプロパティ」→「詳細設定」タブ
- 「パフォーマンス」→「設定」→「詳細設定」タブ
- 「仮想メモリ」→「変更」
- 「すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する」にチェック
- OSが入っているNVMe SSD(Cドライブ)にページファイルを置いた状態で様子を見る
診断のステップ:コマンドと負荷テスト
ここまで設定を見直したら、実際にストレージやシステムの整合性をチェックしていきます。
システムファイル・ストレージの論理チェック
管理者権限のコマンドプロンプトを開き、次のコマンドを順番に実行します。
chkdsk /scan
sfc /scannow
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
chkdsk /scan:ファイルシステムの整合性チェックsfc /scannow:破損したWindowsシステムファイルの検出・修復DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth:Windowsイメージの修復
これらはあくまで論理的な破損を修復するためのもので、今回のようなハード寄りのエラーに対して“決定打”ではありませんが、切り分けの一環として実行しておく価値があります。
連続I/Oの負荷試験
ゲーム以外でも同様の負荷をかけてみて、BSODが再現するか確認します。
- 大容量のファイル(数十GB単位)をNVMe SSD間・NVMe→HDD間でコピーし続ける
- ベンチマークツールで連続読み書きテストを複数回実行する
| テスト内容 | 結果 | 考えられること |
|---|---|---|
| 大容量コピーでBSOD再現 | ゲーム以外でも落ちる | ストレージI/OやNVMe経路の不具合の可能性がさらに濃厚 |
| 大容量コピーでは安定、ゲームだけ落ちる | 高負荷時の電源や温度、GPUとの相互作用が怪しい | 電源強化・温度管理・GPU設定の見直しも検討 |
WinDbgでのダンプ解析(中級者向け)
より踏み込んだ解析をしたい場合は、WinDbg Previewでミニダンプを開き、以下を確認します。
- ダンプを開く
- コマンド欄に
!analyze -vを実行 - コールスタックに
stornvme.sys/storport.sys/NVMeControllerResetなどが繰り返し現れていないか確認
毎回同じようにNVMe関連のモジュールが先頭付近に現れる場合、やはりNVMeストレージ経路が主犯である可能性が高いと言えます。
構成を変えて原因を特定する「決定打」
ここまで来てまだ原因がはっきりしない場合は、ハードウェア構成を意図的に変えて再現性を確認するのが最も手っ取り早い方法です。
他のストレージを使ってみる
- 別のNVMe SSDを同じM.2スロットに挿し、Windowsをインストールして同じゲームを実行
- 今のNVMe SSDを別のPCに挿し、同様の負荷テストを行う
- SATA SSDにWindowsをインストールし、問題のゲームを実行
| テスト構成 | 結果 | 推定される原因 |
|---|---|---|
| 別のNVMe SSD@同じM.2スロット | BSODやSSD消失が発生しない | 元のNVMe SSD本体の不良が濃厚 |
| 元のNVMe SSD@別のPC | 別PCでも同様にBSODや認識消失 | NVMe SSD本体の致命的な不良 |
| SATA SSDにWindowsを移行 | SATA SSD構成では安定する | M.2スロット/マザーボードのNVMe周りの不具合が濃厚 |
| NVMe→PCIeアダプターで別レーンに接続 | アダプター経由なら安定 | オンボードM.2スロット側の物理・設計的問題 |
このように「どの組み合わせで落ちるか」を整理すると、
- SSD本体の故障
- M.2スロットやマザーボード側の不具合
- 両者の相性問題
のどれが原因なのかをかなりの精度で切り分けることができます。
応急的な回避策(恒久対策ではない)
すぐにハード交換ができない場合、応急的に安定性を高める設定もあります。ただし、性能低下やリスクを伴うものもあるため、あくまで「一時しのぎ」と考えてください。
書き込みキャッシュの無効化
デバイスマネージャーから該当ドライブのプロパティを開き、
- 「ポリシー」タブ → 「デバイスに対して書き込みキャッシュを有効にする」のチェックを外す
ことで、ストレージI/Oのタイミングが変わり、安定するケースがあります。ただし、
- 体感上のレスポンスが低下する
- ベンチマーク上の速度は確実に落ちる
というデメリットがあります。
また、OSドライブでの「Windowsの書き込みキャッシュ バッファー フラッシュをオフにする」は、停電やクラッシュ時にデータが失われるリスクが非常に高いため、基本的には非推奨です。試す場合は自己責任で、必ずバックアップを取ってから行ってください。
どこまでやれば「交換・修理」を決断してよいか
次のすべて、またはいくつかに当てはまる場合は、ハードの交換・修理を真剣に検討すべきタイミングです。
- 0x124(WHEA_UNCORRECTABLE_ERROR)が繰り返し発生する
- ダンプの解析で毎回NVMe関連(stornvme、NVMeControllerResetなど)が先頭付近に現れる
- BSOD後にNVMe SSDがBIOS上からも一時的に消える現象が再現する
- 電源・BIOS・ドライバー・Windows設定を見直しても改善しない
- 別SSD/別スロット/別PCなどの切り分けで、特定のSSDまたはマザーボードが怪しいと判断できる
このような場合は、次のようなアクションを取りましょう。
- SSD側が怪しい:
- 購入店またはメーカーに連絡し、保証期間内であればRMA(交換)を依頼
- 事前にSMART情報やエラー履歴を控えておくと話がスムーズ
- マザーボード側が怪しい:
- メーカーサポートに相談し、M.2スロットや電源周りの検査・修理を依頼
- オンボードのM.2が不安定なだけであれば、NVMe→PCIeアダプターの活用も選択肢
よくある誤解と補足
イベントID 41 (Kernel-Power) は「原因」ではない
イベントビューアーの「システム」ログに頻繁に現れるため、つい目が行きがちですが、イベントID 41はあくまで「正常にシャットダウンされずに再起動した」という結果の記録にすぎません。
- ブルースクリーン
- 強制電源OFF
- 電源断
など、さまざまなケースで出るため、「41が出ている=電源ユニットが故障している」とは限りません。原因を探すときは、クラッシュダンプやその他のWHEAログ(ハードウェアエラーログ)を優先して確認しましょう。
Windows 10 Pro N版と今回の問題の関係
Windows 10 Pro Nは、EU向けなどの理由でメディア関連機能(Windows Media Playerなど)が省かれているエディションです。これはあくまでメディア機能の違いであり、
- NVMeドライバー
- ストレージスタック
- WHEAの仕組み
には影響しません。今回のようなNVMe起因と思われるBSODとは、基本的に無関係と考えて差し支えありません。
メモリテストが正常でもNVMe周辺のWHEAは起こる
MemTest86などのメモリテストが正常だったとしても、
- NVMe SSD本体の不良
- M.2スロットやPCIeレーンの不具合
- 電源・温度・ファームウェアの問題
といった要因でWHEA(0x124)が発生することは普通にあります。「メモリは正常だからハードウェアは関係ない」と考えてしまうと、ストレージや電源といった本命を見落としてしまうので注意してください。
まとめ:NVMeストレージ経路を中心に、順番に潰していく
今回のように、
- NVMe SSD増設後にのみゲーム中のBSODが発生する
- ダンプに
WHEA_UNCORRECTABLE_ERROR (0x124)とstornvme/NVMeControllerResetが並ぶ - BSOD後にSSDをブートデバイスとして見失うことがある
といった条件が揃っている場合、最有力候補はNVMeストレージ経路(SSD本体/M.2スロット/電源/ファームウェア・設定)の不具合です。
対処のポイントを整理すると、次のようになります。
- 物理面:SSDの挿し直し・固定、温度管理、PSUの見直し
- BIOS・マザーボード:最新BIOS+デフォルト設定、M.2とSATAのレーン共有の確認、NVMeファーム更新
- Windows:標準NVMeドライバー、チップセット・MEの更新、高パフォーマンス電源プラン、リンク状態電源管理オフ、高速スタートアップ無効
- 診断:システムファイル・ストレージチェック、連続I/O負荷テスト、WinDbgでのダンプ解析
- 構成変更:別SSD・別スロット・別PC・SATA SSDでの切り分け
- それでも改善しない場合:SSD交換(RMA)やマザーボードの修理を検討
ゲームそのものが原因というより、ゲームがシステム全体に高負荷をかけることで隠れていた不具合をあぶり出していると考えると、トラブルシュートの方向性が見えやすくなります。この記事を参考に一つずつ要因を潰していけば、「ゲーム中に突然ブルースクリーンで落ちる」「再起動したらSSDが消えた」という不安定な状態から抜け出せるはずです。

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