Windows 10 で突然ブルースクリーンが表示され、「nvlddmkm.sys」や NVIDIA 関連のエラーコードが出て再起動を繰り返してしまう――そんな症状は、多くの場合グラフィックドライバーか周辺ハードウェアのトラブルが原因です。このページでは、セーフモードの起動から DDU を使ったドライバー再インストール、ハードウェア診断まで、実際に現場で行う完全な復旧手順を分かりやすく解説します。
nvlddmkm.sys エラーとは?
「nvlddmkm.sys」は、NVIDIA 製 GPU(GeForce など)のグラフィックドライバー本体に属するシステムファイルです。Windows 10 でこのファイルが原因となって BSOD(ブルースクリーン)が発生すると、ミニダンプの解析結果やブルースクリーンの画面にファイル名が表示されることがあります。
典型的には、以下のようなメッセージ・バグチェックコードとセットで現れることが多いです。
| 症状・メッセージ | 内容の概要 |
|---|---|
| VIDEO_TDR_FAILURE (nvlddmkm.sys) | GPU かドライバーの応答が一定時間なくなり、TDR(Timeout Detection and Recovery)が失敗した状態。 |
| VIDEO_SCHEDULER_INTERNAL_ERROR | GPU スケジューラ関連の内部エラー。多くはドライバーか GPU ハードウェアが原因。 |
| DRIVER_IRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL (nvlddmkm.sys) | ドライバーが不正なメモリアクセスを行った可能性がある状態。 |
これらはドライバー側の不具合で起きることもあれば、GPU 本体・電源・メモリ・OS の破損など他の要因が引き金となり、結果として nvlddmkm.sys がクラッシュしているだけのケースもあります。そのため、ドライバーの入れ直しだけで終わらせず、状況に応じてハードウェア診断まで踏み込むことが重要です。
トラブルシューティング前に確認しておきたいポイント
本格的な復旧作業に入る前に、次のポイントを押さえておくと原因切り分けがスムーズになります。
- いつから BSOD が出るようになったか(最近ドライバー更新をした、特定のゲームを入れた、Windows Update の後など)
- どのタイミングで落ちるか(起動直後/ゲーム中のみ/動画再生時のみ/アイドル中など)
- GPU の接続状態(自作 PC なら PCIe スロットにしっかり挿さっているか、補助電源ケーブルが緩んでいないか)
- オーバークロックの有無(GPU・CPU・メモリの OC をしている場合は、まず標準設定に戻す)
特に「ドライバー更新直後からおかしくなった」というケースでは、ドライバーのバージョンをロールバックするだけで改善することが非常に多くあります。一方で、突然何もしていないのに症状が出始めた場合は、ハードウェア側の劣化・故障を強く疑っていく必要があります。
復旧の全体フロー
まずは、典型的な nvlddmkm.sys 起因 BSOD に対する標準的な復旧フローを整理しておきます。この記事では、下記の順番で作業を進めることを前提に詳細を解説していきます。
| 手順 | 具体的な操作 | ポイント・補足 |
|---|---|---|
| セーフモードで起動 | 電源投入直後に 2~3 回強制終了し、自動修復画面から「トラブルシューティング」→「スタートアップ設定」でセーフモードを選択。 | 通常起動だと問題のドライバーが読み込まれ、BSOD を繰り返すため安全な環境で作業する。 |
| 現行ドライバーを完全削除 | DDU (Display Driver Uninstaller) を使い、NVIDIA ドライバーを「Clean and Restart」で削除。 | コントロールパネルのアンインストールではレジストリや残骸が残りやすい。DDU はセーフモードで実行する。 |
| 安定版ドライバーをインストール | NVIDIA 公式から 1 つ前の安定版ドライバーを入手し、「クリーンインストール」で導入。 | 最新版で BSOD が出る場合、直前のバージョンに戻すと安定するケースが多い。 |
| 自動更新を一時停止 | Windows Update のドライバー更新を一時停止、またはグループポリシー等で自動取得を止める。 | Windows Update によって再び問題のバージョンが入るのを防ぐ。 |
| 動作確認・負荷テスト | ゲームやベンチマークを実行し、数時間 BSOD が出ないか確認。GPU 温度もチェック。 | 温度が 85℃ を超えないかを確認しつつ、意図的に負荷をかけて安定性を検証する。 |
以下では、このフローに沿って具体的な画面操作や注意点を詳しく解説していきます。
セーフモードで Windows 10 を起動する
すでに通常起動の途中で BSOD が発生してしまう場合、まずはセーフモードに入らないと何も始まりません。セーフモードでは最低限のドライバーだけが読み込まれるため、問題の NVIDIA ドライバーを無効化・削除することができます。
自動修復からセーフモードに入る方法
- 電源ボタンを押して PC の電源を入れる。
- Windows ロゴやくるくる回る読み込みアイコンが表示されたタイミングで、電源ボタン長押しなどで強制電源オフする。
- これを 2~3 回繰り返すと、「自動修復を準備しています」「PC を診断中です」といった画面が表示される。
- 「詳細オプション」→「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」と進む。
- 「再起動」ボタンを押すと、起動オプションの一覧が表示されるので「4)セーフモードを有効にする」または「5)ネットワーク有効のセーフモード」を選択する。
ネットワークに接続してドライバーをダウンロードしたい場合は、ネットワーク有効のセーフモードを選ぶと便利です。ただし、Windows Update による勝手なドライバーインストールを避けたい場合は、オフラインで作業するのも有効です。
設定画面からセーフモードに入れる場合
まだギリギリ Windows が起動できる場合は、次の方法でよりスマートにセーフモードへ移行できます。
- 「設定」→「更新とセキュリティ」→「回復」を開く。
- 「PC の起動をカスタマイズする」の項目で「今すぐ再起動」ボタンをクリック。
- 表示される青い画面で「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」→「再起動」。
- 起動オプション一覧から「4)セーフモード」または「5)ネットワーク有効のセーフモード」を選択。
どちらの方法でも構いませんが、必ずセーフモードで DDU を実行するようにしてください。通常モードでの実行は、他プロセスがドライバーを掴んでいることで削除が中途半端になりやすく、トラブルの元になります。
DDU で NVIDIA ドライバーを完全削除する
「コントロール パネル」→「プログラムのアンインストール」から NVIDIA 関連のエントリを消しても、レジストリや隠しフォルダーにはさまざまな残骸が残ります。nvlddmkm.sys が絡む BSOD のようにトラブルが深刻な場合は、DDU (Display Driver Uninstaller) の使用がほぼ必須です。
DDU を使う前の準備
- セーフモードで起動しておく。
- 可能であれば、インターネットから一時的に切断しておく(LAN ケーブルを抜く、Wi-Fi をオフにする)。
- 後でインストールする NVIDIA ドライバーのインストーラーをあらかじめダウンロードしておくとスムーズ。
DDU の基本的な使い方
- DDU を起動する。
- 画面右側の「GPU の種類」で「NVIDIA」を選択する。
- 左側のボタンから「Clean and Restart(削除して再起動)」をクリックする。
- しばらく待つと、関連ドライバー・サービス・レジストリキーがまとめて削除され、PC が自動的に再起動する。
DDU 実行時に、次のようなオプションが表示されることがあります。
| オプション | 推奨設定 | 理由 |
|---|---|---|
| Windows Update でドライバーをインストールしないようにする | 有効にする | クリーンインストール直後に Windows Update が勝手に別バージョンを入れるのを防ぐため。 |
| DDU 終了時に自動でセーフモードを解除 | 環境に応じて選択 | 再起動後すぐに通常モードで作業したい場合は有効化しておくと便利。 |
DDU 実行後に PC が再起動したら、NVIDIA 関連のソフトウェアがすべて削除された状態になります。このタイミングでは解像度が低くなり、アイコンが荒く表示されますが正常です。ここから、安定版ドライバーをクリーンインストールしていきます。
安定版 NVIDIA ドライバーをクリーンインストールする
NVIDIA ドライバーは常に最新版が最良とは限りません。特定バージョンで BSOD やゲームの不具合が多発した後、次のバージョンで修正される……といったことも珍しくありません。
入れるべきドライバーの選び方
- 直近でインストールした最新版で BSOD が出る場合は、1 つ前のバージョンを選ぶ。
- ゲーム用途なら「Game Ready Driver」、クリエイティブ用途メインなら「Studio Driver」を選択。
- ベータ版・Hotfix 版は、どうしても必要な理由がない限り避ける。
ダウンロードしたインストーラーを実行したら、次のポイントを押さえて進めます。
- インストーラーの最初の画面で「カスタム(詳細)」インストールを選択。
- 「クリーンインストールを実行」にチェックを入れる。
- 不要であれば「HD オーディオドライバー」「GeForce Experience」などのオプションは外してもよい(トラブル切り分けのため、最初は最小構成にするのも有効)。
- インストール後は必ず PC を再起動する。
DDU で一度完全にきれいにしてから、クリーンインストールを行うことで、古い設定や破損したファイルが混在するリスクをほぼ排除できます。
Windows Update による自動ドライバー更新を止める
せっかく安定版ドライバーを入れ直しても、Windows Update が勝手に別バージョンを上書きしてしまうと、再び nvlddmkm.sys の BSOD が発生することがあります。そのため、少なくとも原因がはっきりするまでは、ドライバーの自動更新を止めておくのがおすすめです。
設定アプリから一時的に更新を停止する
最も簡単なのは、Windows Update 自体を一時的に止める方法です。
- 「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windows Update」を開く。
- 「更新を 7 日間一時停止」または「追加の一時停止オプション」から、数週間分まとめて一時停止する。
この方法は Windows 10 Home を含む全エディションで使えますが、期限が切れると再び自動更新される点には注意が必要です。
より恒久的にドライバーだけを止めたい場合
Windows 10 Pro 以上であれば、グループポリシーを使って細かく制御することも可能です。
| 方法 | 対象エディション | 概要 |
|---|---|---|
| グループポリシーでドライバー更新を無効化 | Pro / Enterprise など | ローカル グループ ポリシー エディターから「デバイスのインストール制限」等を設定。 |
| システムの詳細設定からドライバーの自動取得を無効化 | Home を含む | 「システムのプロパティ」→「ハードウェア」→「デバイスのインストール設定」で「いいえ」に設定。 |
| 問題のドライバー更新プログラムを非表示にするツール | 全エディション | Microsoft 提供のツールやサードパーティ製ツールで特定の更新プログラムを隠す方法もある。 |
環境によって利用できる方法は異なりますが、少なくともトラブルが落ち着くまでは自動適用を止める方が安全です。
高負荷テストで BSOD 再発の有無と温度を確認する
ドライバーのクリーンインストールが完了したら、すぐに「直った」と決めつけず、ある程度の負荷テストを行って安定性を確認します。特に nvlddmkm.sys のエラーは、GPU に強い負荷がかかったときだけ発生するパターンが多いためです。
テストの考え方
- 普段 BSOD が起きていたゲーム・アプリを 1~2 時間程度連続して動かす。
- GPU 温度・クロック・使用率をモニタリングする(HWiNFO などのツールを活用)。
- 動画再生中だけ落ちる場合は、ブラウザや動画プレイヤーで同様の再生を行う。
| テスト内容 | チェックポイント |
|---|---|
| 3D ベンチマークやゲームの実行 | GPU 使用率が高い状態で BSOD が出ないか、フリーズ・ドライバーの再起動が起きないか。 |
| 長時間の動画再生・ブラウザ使用 | 軽負荷時でもドライバーエラーが出ないか、画面がブラックアウトしないか。 |
| 温度モニタリング | GPU 温度がおおむね 80~85℃ 以下に収まっているか。常に 90℃ を超えるようなら冷却不足を疑う。 |
ここまで行って BSOD が再発しないようであれば、ソフトウェア(ドライバー)起因の問題はひとまず解決したと考えてよいでしょう。それでも再発する場合は、次のハードウェア・OS 側のチェックに進みます。
BSOD が再発する場合の追加チェック項目
ドライバーを入れ直しても nvlddmkm.sys のエラーが出続ける場合は、ハードウェアや OS 自体の問題を疑います。以下の項目は、できるだけ上から順に試していくと原因を絞り込みやすくなります。
GPU ハードウェア診断
- 自作デスクトップ PC であれば、一度 GPU を取り外して接点を掃除し、別の PCIe スロットに挿し直してみる。
- 別の PC に同じ GPU を挿してテストし、同様の BSOD・画面乱れが出るかを確認する。
- 逆に、問題が起きている PC に別の正常な GPU を挿して現象が再現するかを試す。
- オンボード GPU(CPU 内蔵グラフィックス)がある場合は、一時的にそちらに切り替えて使用してみる。
他の PC でも同じ症状が出るようであれば、GPU 本体の故障(メモリチップや電源部品の不良等)である可能性が高くなります。この場合は修理・交換を検討する段階です。
電源ユニット(PSU)のチェック
意外と見落とされがちなのが、電源ユニットの劣化や容量不足です。負荷が高まった瞬間に電圧が不安定になり、GPU ドライバーがタイムアウトして nvlddmkm.sys の BSOD につながることがあります。
- 電源ユニットの容量が、GPU を含むシステム全体に対して充分かどうか(TDP の合計+余裕 30% 程度が目安)。
- 使用年数が 5 年以上、かつ格安ノーブランドの場合は疑いが強い。
- 可能であれば、別の電源ユニットに交換してテストしてみる。
電源の問題は目に見えないため厄介ですが、長期間使用している環境や、GPU のグレードアップを行った直後にトラブルが増えた場合は特に注意が必要です。
システムファイル整合性の確認(SFC / DISM)
Windows 10 のシステムファイルが破損していると、グラフィックドライバーに限らずさまざまな不具合が発生します。以下のコマンドで整合性をチェック・修復しておきましょう。
sfc /scannow
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
いずれも管理者権限の PowerShell またはコマンドプロンプトで実行します。SFC で「破損したファイルが見つかり修復されました」といったメッセージが出た場合は、修復後に PC を再起動し、BSOD の発生状況が変わるかを確認します。
メモリ診断(RAM のチェック)
メモリエラーは、一見すると関係ないように見えるドライバーの BSOD を引き起こすことがあります。特定のアプリやドライバーだけを疑っていると、いつまで経っても解決しない典型パターンです。
- 「Windows メモリ診断」を実行し、再起動後の結果を確認する。
- より徹底的にチェックしたい場合は、MemTest86 などのツールを数時間以上実行する。
- メモリを複数枚挿している場合は、1 枚ずつ挿してテストし、不良モジュールを切り分ける。
メモリ診断でエラーが検出された場合は、該当するメモリモジュールの交換が基本的な解決策となります。
中・上級者向けの追加対処:TDR 設定・電源設定など
ここまでの手順でも改善しない場合、あるいは特定の重いゲームだけで nvlddmkm.sys のエラーが出る場合は、Windows の TDR 設定や電源設定の調整が有効なことがあります。ただし、これらは誤った設定を行うと逆に不安定になるリスクもあるため、実施する場合は自己責任で慎重に行ってください。
TDR(Timeout Detection and Recovery)の猶予時間を延長する
VIDEO_TDR_FAILURE は、GPU ドライバーの応答が一定時間途絶えた際に発生します。ごく短時間だけ GPU の処理が詰まっている場合でも、TDR のタイムアウトが短いと BSOD になってしまうことがあります。
レジストリで TDR の猶予時間(秒)を延長することで、一時的な処理詰まりでは BSOD になりにくくするという方法があります。ただし、これは根本原因の解決ではなく、症状を緩和する「応急処置」に近いものです。GPU の明らかな不具合がある場合は、延命にしかならない点には注意してください。
電源プラン・PCIe 省電力設定の見直し
- 「電源オプション」で電源プランを「高パフォーマンス」またはそれに相当するプランに変更する。
- 詳細な電源設定から「PCI Express → リンク状態の電源管理」をオフまたは緩めに設定する。
- NVIDIA コントロールパネルの「電源管理モード」を「最適電力」ではなく「パフォーマンス最大化を優先」にすることも検討。
省電力機能が積極的に働きすぎる環境では、負荷変動の大きい場面でドライバーの応答が一時的に不安定になることがあります。安定性を優先する場合は、ある程度「常に電力を多めに使う設定」に振るのも一つの選択肢です。
それでも解決しない場合の判断基準と次の一手
ここまでの手順をすべて実施しても nvlddmkm.sys の BSOD が止まらない場合、いよいよハードウェアの交換や専門サポートへの相談を検討するフェーズです。次のような状況が当てはまる場合は、GPU もしくは電源ユニットの故障の可能性が極めて高くなります。
- 別の PC に GPU を移しても同じ BSOD が出る。
- 別の GPU を問題の PC に挿すと、症状がぴたりと止まる。
- GPU の温度を十分に下げても、軽い負荷でも頻繁に BSOD が発生する。
- 電源ユニットを交換したところ、エラー発生頻度が大きく変化する。
GPU のハードウェア故障は、自力での修理が難しい領域です。保証期間内であれば購入店やメーカーサポートへの問い合わせを優先し、保証が切れている場合は、交換・新規購入も視野に入れた方が結果的に時間とコストを抑えられることも多いです。
よくある疑問と注意点
Windows の再インストールは必要?
ドライバーのクリーンインストールや SFC / DISM で改善する場合がほとんどであり、いきなり OS のクリーンインストールに踏み切る必要はありません。ただし、長年アップグレードを繰り返している環境で、BSOD 以外にも多数の不具合が出ている場合は、最終手段として検討する価値があります。
ノート PC でも同じ手順でよい?
ノート PC の場合も基本的な考え方は同じですが、メーカー提供のカスタマイズドドライバーを使う必要がある場合があります。また、GPU がマザーボードに直付けされているケースが多く、デスクトップのように交換ができません。そのため、ノート PC でハードウェア故障が疑われる場合は、早めにメーカーサポートへ相談するのが安全です。
DDU は頻繁に使っても大丈夫?
DDU 自体は安全性に配慮されているツールですが、常用するものではありません。通常のバージョンアップでは、NVIDIA 公式インストーラーの「クリーンインストール」だけで十分です。今回のように BSOD が頻発しているときや、ドライバーの入れ替えがうまくいかないときなど、「ここぞ」という場面で使用するのがおすすめです。
怪しいドライバー更新ツール・最適化ツールに注意
インターネット上には、ドライバーを一括更新するツールや、「ゲームが速くなる」「PC を最適化」とうたうツールが多数存在します。しかし、その多くは不要な広告ソフトの同梱や、誤ったドライバーのインストールにつながるリスクがあります。ドライバーの入手・更新は、NVIDIA 公式や Windows 標準の仕組みを基本とし、出所の分からないツールの利用は慎重に避けましょう。
まとめ:nvlddmkm.sys BSOD を落ち着いて解決するために
最後に、ここまでの内容を整理します。
- nvlddmkm.sys は NVIDIA グラフィックドライバーに属するファイルであり、そのエラーはドライバー・GPU・電源・メモリ・OS など複数要因から発生し得る。
- 復旧の基本は、セーフモードでの起動 → DDU による完全削除 → 安定版ドライバーのクリーンインストールという流れ。
- Windows Update による自動ドライバー更新を一時的に止めることで、せっかくの安定環境を壊されるのを防げる。
- ドライバーを入れ直しても再発する場合は、GPU ハードウェア・電源ユニット・メモリ・システムファイルを順番に疑い、必要に応じて部品交換やサポートへの相談を検討する。
- TDR 設定の変更や電源プランの調整は、あくまで補助的な手段であり、根本的な不具合を隠さないよう注意が必要。
nvlddmkm.sys 起因の BSOD は、一見すると「いきなり PC が壊れた」ように見えますが、手順を整理して一つずつ潰していけば、原因の大半はドライバーかハードウェアのどちらかに絞り込めます。本記事の手順を上から順に試すことで、ほとんどのケースで安定した環境を取り戻せるはずです。焦らず、バックアップを取りながら、一歩ずつ確実に進めていきましょう。

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