ノートPCのディスクが故障し、バックアップDVDでなんとかWindows 7までは復旧したものの、「Windows 10に戻したいのにMedia Creation Toolが動かない・エラー0x80072F87-0x20000で止まる」という相談は少なくありません。本記事では、同じ状況で悩んでいる方向けに、最短かつ確実な解決ルートと、あえてWindows 7上でMedia Creation Toolを動かす場合の具体的な手順を丁寧に解説します。
事象の整理:ディスク障害からの復旧後、Windows 10へ移行できない
まずは、今回のようなケースでよく見られる状況を整理しておきます。
- 物理ディスクが故障し、新しいディスクに交換した。
- 手元のバックアップDVD・リカバリディスクで、ひとまずWindows 7までは復旧できた。
- しかし、Windows 10に戻そうとしてMedia Creation Tool(以下、MCT)を実行すると、
- そもそも起動しない
- 起動しても途中でエラー「0x80072F87 – 0x20000」が発生して止まる
- 復旧直後のWindows 7は、アプリが「ビジー」のままで操作も重く、ネットにもつながらない。
- 提示される更新プログラムが「windows 6.1-kb…」となっていて、「本当にWindows 7向けなのか?」と不安になる。
結論から言うと、これらはすべて「おかしくない」現象です。Windows 7を素の状態で復旧した直後は、
- ネットワークドライバーが入っていない
- TLS 1.2など近年必須の暗号化設定が無効
- Windows Updateが古い状態で止まっている
といった理由から、Microsoftの配布サイトとまともに通信できず、結果としてMCTがエラーになることが多くあります。
なぜMedia Creation Toolが動かないのか
エラーコード「0x80072F87 – 0x20000」のざっくりした意味
このエラーは、主に次のような問題が絡んでいるときに発生しやすいエラーです。
- SSL/TLSの設定不備による通信エラー
- Windowsのルート証明書や更新プログラムが古く、サーバー側と暗号化方式が合わない
- システムの日付・時刻がずれていて証明書検証に失敗している
- セキュリティソフト・プロキシ・ファイアウォール等による通信の妨害
特にWindows 7の初期状態は、現代のWebの基準から見るとセキュリティ機能が古く、TLS 1.2が既定で無効です。そのため、MCTが必要とする暗号化通信が確立できず、今回のようなエラーにつながります。
Windows 7とTLS 1.2の問題
Microsoftのダウンロードサイトは、現在ほぼTLS 1.2以上の通信を前提にしています。しかしWindows 7は、
- 更新プログラム未適用の状態ではTLS 1.2が使えない(または無効)
- たとえ更新プログラムが導入されていても、「既定で有効」になっていないことがある
このため、MCTをWindows 7上で実行しようとすると、
- サーバーに接続できない
- 接続できても暗号化方式が合わずエラー
という状態に陥ります。これが「0x80072F87 – 0x20000」の代表的な原因のひとつです。
ディスク交換直後はネットワークドライバーも不足しがち
リカバリDVDでWindows 7を復旧した直後は、OEM各社がプリインストールしていた一部のドライバー(LAN、Wi-Fi、チップセット、グラフィックスなど)がまだ入っていない、もしくは古い場合があります。その結果、
- Wi-FiのSSIDが一つも表示されない
- 有線LANを挿しても「ネットワークケーブルが接続されていません」と表示される
- ブラウザを開いても「ページを表示できません」と出る
といった状態になります。つまり、そもそもインターネットにつながっていないので、MCT以前に通信環境の整備が必要です。
最も確実なルート:別PCでWindows 10インストールUSBを作成する
ここまでを見ると分かるように、Windows 7の側であれこれ直してからMCTを動かすのは、かなりの手間とリスクを伴います。そこで本記事が強くおすすめするのが、次のルートです。
別の正常なWindows 10/11 PCでインストールUSBを作成し、対象PCをUSBからセットアップする。
この方法なら、対象PC上でMCTを動かす必要がなく、Windows 7側のTLS問題やドライバー問題の影響を一切受けません。
全体の流れを俯瞰する
| ステップ | 作業場所 | 概要 |
|---|---|---|
| 1 | 正常なPC | Microsoft公式のMedia Creation Toolをダウンロード |
| 2 | 正常なPC | MCTで「別のPC用にインストールメディアを作成」を選び、Windows 10インストールUSBを作成 |
| 3 | 対象PC | USBを挿して電源ON → 起動メニューからUSBブート |
| 4 | 対象PC | Windows 10セットアップ画面で上書きインストールまたはクリーンインストールを選択 |
| 5 | 対象PC | インターネット接続後、Windows 10のライセンス認証(多くは自動)を確認 |
準備するもの
- 正常に動くWindows 10または11のPC(職場や家族のPCでもOK)
- 8GB以上のUSBメモリ(中身は全て削除されるので、必要なデータは別に退避)
- ある程度のインターネット回線(Windows 10のISOダウンロードで数GBを使用)
- 対象PCのACアダプタ(インストール中に電源が落ちないよう必須)
Media Creation ToolでインストールUSBを作る手順
- 正常なPCでブラウザを開く。
- Microsoft公式の「Windows 10 のダウンロード」ページにアクセスする。
- 「ツールを今すぐダウンロード」ボタンからMCT(MediaCreationTool.exe)をダウンロード。
- MCTを実行し、利用規約に同意する。
- 画面に「このPCを今すぐアップグレード」と「別のPC用にインストールメディアを作成」が表示されたら、 「別のPC用にインストールメディアを作成」を選択して「次へ」。
- 言語・エディション・アーキテクチャを選ぶ画面で、
- 言語:通常は「日本語」
- エディション:Windows 10 Home / Pro(元のライセンスに合わせる)
- アーキテクチャ:多くのノートPCは「64 ビット (x64)」
- 「USBフラッシュドライブ」か「ISOファイル」を選ぶ画面で、 「USBフラッシュドライブ」を選び、「次へ」。
- 接続しているUSBメモリを選択し、「次へ」。
- Windows 10のダウンロードとUSBへの書き込みが完了するまで待つ。
- 「USBフラッシュドライブの準備ができました」と表示されたら「完了」を押し、USBを安全に取り外す。
なお、MCTを実行する側のPCには数GB〜10GB程度の空き容量が必要です。空きが少ないと途中でエラーになったり、「十分なスペースがありません」と表示されることがあります。不要なファイルを削除するか、ダウンロード先を容量に余裕のあるドライブに変更してから実行しましょう。
対象PCをUSBから起動する方法
作成したインストールUSBを対象PCに挿し、次の手順で起動します。
- 対象PCの電源を完全に切る(シャットダウン)。
- USBメモリを挿してから電源ボタンを押す。
- 電源を入れてすぐ、 F12 / F9 / Esc / F2 / Del などのキーを連打し、ブートメニューまたはBIOS/UEFI設定を表示する。
- メーカーによってキーは異なるため、「メーカー名 + ブートメニューキー」でネット検索すると早いです。
- ブートメニューから「USB HDD」「UEFI: USB〜」など、作成したUSBメモリを選ぶ。
- Windows 10セットアップの画面(言語選択画面)が表示されれば成功。
もしUSBが一覧に出てこない場合は、
- 別のUSBポート(可能ならUSB 2.0ポート)に挿し直す
- BIOS/UEFIで「Legacy Boot」や「CSM」などの設定を有効にする/無効にする
- セキュアブートの有効・無効を切り替えて再試行する
といった調整が必要になることがあります。
Windows 10のセットアップ時のポイント
USBから起動すると、Windows 10のインストール画面が表示されます。ここでは、主な選択肢と注意点をまとめます。
上書きインストール(個人用ファイルを保持)を試す場合
「今すぐインストール」を選択して進める途中で、「個人用ファイルとアプリを引き継ぐ」かどうか選ぶ画面になることがあります。この場合、
- データを残したい場合は「個人用ファイルのみを保持」あるいは「個人用ファイルとアプリを保持」を選ぶ
- システムの不安定さが気になる場合は、アプリの再インストールを前提に「個人用ファイルのみを保持」を推奨
ただし、ディスク故障からの復旧直後でシステムがあちこち壊れている可能性もあるため、トラブルを避けたい場合は後述のクリーンインストールを検討した方が安全です。
クリーンインストールを行う場合
クリーンインストールでは、既存のWindows 7環境を一旦あきらめ、空の状態にWindows 10を入れ直します。そのため、必ず事前に次を行ってください。
- ユーザーフォルダ(ドキュメント、ピクチャ、デスクトップなど)のデータを外付けHDDや別USBにバックアップ
- 必要であればメールデータ・ブラウザのお気に入り・アプリのライセンス情報を控えておく
インストール画面の「インストールの種類を選んでください」で、
- 「カスタム:Windowsのみをインストールする(詳細設定)」 を選択
- 表示されたパーティション一覧で、旧Windowsが入っていたパーティションを削除して作り直すか、フォーマットする
などの操作を行います。パーティション操作に自信がない場合は、
- 元のシステムとデータが混ざっているパーティションだけをフォーマットする
- リカバリ領域と思われるパーティションは触らない
といった慎重な対応が必要です。
ライセンス認証の考え方
以前、そのノートPCでWindows 10を一度でもインストール・オンライン認証していれば、Microsoft側に「デジタルライセンス」として紐づいているケースがほとんどです。その場合、
- インストール中にプロダクトキー入力画面が出ても「プロダクトキーがありません」を選んで先に進む
- インターネットに接続すると、自動的にライセンス認証が通る
という動きになります。一度もWindows 10を使ったことがないPCの場合は、
- Windows 7の正規プロダクトキーからアップグレードできるケース(時期による)
- 新規にWindows 10のプロダクトキーを用意するケース
などがあり、状況に応じた対応が必要です。
代替案:Windows 7上でMedia Creation Toolを動かしたい場合
どうしても別PCが用意できない、あるいは何らかの事情でWindows 7上でMCTを実行したい場合の手順も紹介します。ただし、工数とトラブルの可能性は高くなります。
手順の全体像
| 順番 | 作業内容 | 目的 |
|---|---|---|
| 1 | ネットワークドライバーを導入 | インターネットに接続できる状態を作る |
| 2 | 更新プログラムKB3140245を適用 | TLS 1.2対応を追加する |
| 3 | TLS 1.2を有効化(WinHTTP/IEの設定) | 実際にTLS 1.2で通信できるようにする |
| 4 | PCの日時を正しく設定 | 証明書エラーを回避する |
| 5 | Media Creation Toolを再実行 | そのままアップグレード、もしくはISOを取得 |
ネットワークドライバーを導入する
復旧直後のWindows 7でネットが使えない場合は、まずネットワークドライバーを入れましょう。
- 別の正常なPCで、ノートPCのメーカー公式サイトを開く。
- 型番(本体裏面やラベルに記載)を入力し、ドライバー・ダウンロードのページを開く。
- OSに「Windows 7(32bit/64bit)」を選択し、
- LANドライバー(有線)
- Wireless LAN / Wi-Fiドライバー(無線)
- ダウンロードしたドライバーをUSBメモリにコピー。
- 対象PCにUSBメモリを挿し、ドライバーのセットアッププログラムを実行してインストール。
- 再起動後、LANケーブルを挿す/Wi-FiのSSIDが見えるか確認する。
これでインターネットに接続できる状態になっていれば、次のTLS設定へ進めます。
更新プログラムKB3140245でTLS 1.2を導入する
Windows 7にTLS 1.2対応を追加する代表的な更新プログラムがKB3140245です。更新プログラム名に出てくる「Windows 6.1」という表記は、内部バージョン番号であり、Windows 7を指しています。
| 表示例 | 意味 |
|---|---|
| windows6.1-kb3140245-x64.msu | Windows 7(内部バージョン6.1) 64bit版向け更新プログラム |
| windows6.1-kb3140245-x86.msu | Windows 7 32bit版向け更新プログラム |
つまり、「Windows 6.1…」と書かれていても、Windows 7用であればまったく問題ありません。
インストール手順は次の通りです。
- 自分のWindows 7が32bitか64bitかを確認する(「コンピューター」を右クリック→「プロパティ」→システムの種類)。
- その種類に合ったKB3140245のパッケージをダウンロードする。
- .msuファイルをダブルクリックしてインストールを開始する。
- インストール完了後、PCを再起動する。
TLS 1.2を実際に有効にする
KB3140245の適用だけでは、状況によってはTLS 1.2が有効になっていないことがあります。そこで、WinHTTPやInternet Explorerの設定でTLS 1.2を有効化します。
代表的な方法は以下の通りです。
- Microsoftが配布している「Easy Fix」のスクリプト(例:51044)を実行して、自動でTLS 1.2を有効にする。
- または、インターネットオプションから手動で設定する。
- コントロールパネル → 「インターネットオプション」を開く。
- 「詳細設定」タブを開く。
- 「セキュリティ」の項目で「TLS 1.0」「TLS 1.1」「TLS 1.2」にチェックを入れる。
- 「適用」→「OK」で閉じて、PCを再起動する。
PCの日時を正しく合わせる
暗号化通信では、「証明書が有効な期間」であることが大前提です。PCの日付・時刻が大きくずれていると、
- 証明書が「まだ有効になっていない」または「すでに有効期限切れ」とみなされる
- 結果としてMCTやIEが「このサイトのセキュリティ証明書には問題があります」とエラーを出す
といった事態になります。特にCMOS電池が弱っている古いノートPCでは、BIOSの日付が過去の年になっていることも多いので注意が必要です。
対策としては、
- タスクトレイの時計を右クリックし、「日付と時刻の調整」を開く。
- 「日付と時刻を変更」から、年・月・日・時刻を現在の値に修正。
- 可能なら「インターネット時刻」タブからNTPサーバーと同期する。
以上を行ってから、あらためてMCTを実行してみます。
それでも不安定な場合:ISOファイル + Rufusルート
上記をすべて行っても、Windows 7上のMCTは途中で止まったり、エラーを出したりすることがあります。その際は、
- MCTで「ISOファイル」をダウンロードするだけに切り替える
- ダウンロードしたISOファイルから、Rufusなどのツールでブート可能USBを作成する
といった手順の方が成功しやすい場合があります。Rufusの利用時は、
- 対象PCがUEFIブートかレガシーブートか
- ディスクのパーティション形式(MBR / GPT)
なども確認しながら設定する必要がありますが、MCTより細かく制御できるのが利点です。
よくあるつまずきとその対処
Windows 10への移行でよくあるトラブルと、その原因・対策を一覧表にまとめます。
| 症状 | 主な原因 | 対処方法 |
|---|---|---|
| MCTが途中で止まる/エラー終了する | 空き容量不足、通信不安定、TLS設定不備 | MCT実行PCの空き容量を数GB〜10GB確保し、TLS 1.2設定と日付時刻を確認。安定しなければISO+Rufusに切り替え。 |
| 復旧直後のWindows 7が重く、ビジー状態が続く | ディスクアクセス過多、不要な常駐ソフト、Windows Updateの集中実行 | クリーンブート(スタートアップを最小限)で起動し、ドライバーとTLS設定だけ先に行う。根本的にはUSBからのクリーンインストールが近道。 |
| USBインストールメディアを認識しない | USBポートの相性、BIOS/UEFI設定、USBメディア自体の不具合 | 別ポート(特にUSB 2.0)を試す、別のUSBメモリで作り直す、BIOSで起動順やセキュアブート設定を確認。 |
| ライセンス認証が通らない | 以前そのPCでWindows 10を認証していない、エディションの不一致 | 元のライセンスに合ったエディション(Home/Pro)でインストールする。必要に応じて正規プロダクトキーを用意。 |
| 「windows6.1-kb〜」という表記が不安 | 「6.1」がWindows 7であることを知らない | Windows 7の内部バージョンは6.1。表示が6.1でもWindows 7用であれば問題なし。 |
上書きアップグレードとクリーンインストール、どちらを選ぶべきか
ディスク障害からの復旧という前提を踏まえると、「何を優先するか」でおすすめが変わります。
| インストール方式 | メリット | デメリット | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| 上書きインストール(アップグレード) | ユーザーデータや一部アプリを残したままWindows 10へ移行できる。 | 元の環境が壊れていると不具合を引き継ぎやすい。インストールに失敗するリスクも。 | データ優先で、かつ現状がある程度安定している場合に限定して検討。 |
| クリーンインストール | システムが最もクリーンな状態からスタートでき、動作が安定しやすい。 | アプリを入れ直す手間が大きい。事前のバックアップが必須。 | ディスク故障後の環境ではこちらが第一候補。 |
今回のように一度ディスクが物理的に故障しているケースでは、システムの一部が破損している可能性が高く、無理に上書きアップグレードを試みると、
- インストール途中でロールバックされる
- 完了したように見えても、後から不可解なエラーが頻発する
といったトラブルの元となります。時間と安定性のバランスを考えると、データをしっかりバックアップしたうえでクリーンインストールを選ぶのが無難です。
バックアップとデータ保護のポイント
クリーンインストールの前後で、特に次のようなデータの取り扱いに気をつけてください。
- ユーザーフォルダ(C:\Users\ユーザー名)配下
- デスクトップ
- ドキュメント
- ピクチャ
- ダウンロード
- メールデータ(OutlookやThunderbirdなどのプロファイル)
- ブラウザのブックマーク/お気に入り
- 業務ソフトの設定ファイル・データファイル
- ライセンスキー・シリアル番号・アカウント情報
可能であれば、
- 外付けHDDや別のPCに丸ごとコピーしておく
- クラウドストレージ(OneDrive、Google Driveなど)が使えるなら二重にバックアップする
といった形で冗長性を持たせると安心です。
「Windows 6.1」という表記の正体:内部バージョン番号の話
更新プログラムの名前に出てくる「windows6.1-kb〜」の表記は、多くの方が不安に感じるポイントです。しかし、実際には次のような対応関係があります。
| 内部バージョン | 製品名 |
|---|---|
| 6.0 | Windows Vista |
| 6.1 | Windows 7 |
| 6.2 | Windows 8 |
| 6.3 | Windows 8.1 |
| 10.0 | Windows 10 / 11(内部的には同系列) |
つまり、
- 「windows6.1-kb3140245-…」はWindows 7向けの更新プログラム
- 「Windows 6.1だから偽物」ではなく、「内部バージョンをそのまま表記しているだけ」
ということです。この表記だけを理由に更新プログラムを怪しむ必要はありません。もちろん、ダウンロード元がMicrosoft公式サイトであることは必ず確認してください。
今回のケースでの実践的なおすすめルート
ここまでの内容を踏まえ、今回のような「ディスク故障 → Windows 7まで復旧 → Windows 10に戻したいがMCTが動かない」という状況に対して、実践的な優先順位を整理すると次のようになります。
- 別の正常なWindows 10/11 PCが用意できるかどうかを確認する。
- 家族のPC、職場の共用PC、自宅のデスクトップなど、何でも構いません。
- 用意できる場合:
- そのPCでMCTを使ってWindows 10インストールUSBを作成する。
- 対象ノートPCはUSBから起動し、クリーンインストールを第一候補にWindows 10を入れ直す。
- インターネット接続後、ライセンス認証が自動で通るか確認する。
- どうしても別PCが用意できない場合:
- Windows 7上でネットワークドライバー → KB3140245 → TLS 1.2有効化 → 日付時刻の調整を順番に行う。
- MCTでアップグレードを試みるが、安定しない場合はISOダウンロード+RufusでインストールUSBを作る。
Windows 7はすでにサポート終了しているOSであり、インターネットに接続したまま使い続けるのはセキュリティ上のリスクが高い状態です。今回の作業をきっかけに、
- Windows 10(可能ならWindows 11)への移行
- データのバックアップ体制の見直し
といった点も含めて、環境を整理すると、今後のトラブルも減らしやすくなります。
まとめると、
- エラー「0x80072F87 – 0x20000」は、Windows 7のTLS・通信周りの古さが原因になりやすい。
- 最短で安全な解決策は、別PCでWindows 10インストールUSBを作成し、対象PCをUSBからセットアップすること。
- やむを得ずWindows 7上でMCTを使う場合は、ネットワークドライバー導入とTLS 1.2対応(KB3140245など)、日時調整をセットで行う。
- 「windows6.1-kb〜」はWindows 7向けの正式な表記であり、内部バージョンを示しているだけなので心配無用。
これらのポイントを押さえて作業すれば、「ディスク故障からの復旧後にWindows 10へ戻れない」という状況から、無駄な遠回りをせずに脱出できるはずです。

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