CrowdStrike Falcon Sensor(Windowsのアプリ一覧では「CrowdStrike Windows Sensor」)を削除したい時は、まずPCの管理元とアンインストール保護の有無を確認します。トークンが要求される端末には、管理者が承認したメンテナンストークンを使う正規の手順があります。トークンを持っていないという理由だけで、サービスやレジストリを手動削除する必要はありません。
CrowdStrike Windows Sensorが勝手にインストールされたように見える時
自分で操作した覚えがなくても、会社・学校の管理者による導入や、貸与・購入前からの導入がないかを確認してください。製品名があるだけでは、導入した人や日時、感染の有無は分かりません。
- 「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」で製品名と表示されるバージョンを控える。導入時期に心当たりがあるか、PCの受け取り・所属変更・管理作業の時期と照合する。
- 会社・学校のPCなら、情報システム部門に「このPCに導入した製品か」「削除してよいか」をPC名とともに問い合わせる。
- 個人所有でも仕事・学校で利用した端末や中古PCなら、当時の管理者または販売店に管理の引き継ぎ状況を確認する。
- 削除時の画面が出ている場合は、エラー文を控える。トークン、契約情報、端末識別情報を公開の質問欄へ貼り付けない。
Falcon Sensorには画面操作とコマンドラインによる導入方法があり、インストール時のCID(Customer ID)でFalcon Consoleに関連付けます。この仕様は管理元の確認に役立ちますが、表示された製品名だけから、どの組織が導入したかは判断できません。参照:Dell:Falcon SensorのインストールとCID。
なぜメンテナンストークンが必要なのか
アンインストール保護が有効な環境では、許可のない削除を防ぐためにメンテナンストークンを使います。Dellの製品資料では、Sensor 5.10以降のトークンと、それより古い版で使うパスワードを区別しています。Windowsのローカル管理者権限と、Falcon Consoleで対象端末を管理する権限は別です。参照:Dell:メンテナンストークンの管理。
CrowdStrikeの公式アンインストール実装にも、保護が有効な場合のメンテナンストークン条件が示されています。公開資料は「トークンがなくても必ず削除できる」根拠にはなりません。参照:CrowdStrike公式:保護付きアンインストールのトークン条件。
トークンがない時に選ぶ対応
| 現在の状態 | 次に確認すること | 対応の範囲 |
|---|---|---|
| 組織の管理対象で、トークンを要求される | 管理者に削除承認と対象ホスト用のトークンを依頼 | 承認された正規アンインストールへ進む |
| 管理者が保護・トークン不要を確認している | 対象バージョンの通常削除手順 | Windowsのアプリ一覧から削除する |
| 個人PC・中古PCで管理元が分からない | 導入元、販売店、過去の勤務先・学校への確認 | 所有・管理状況を整理してから削除を相談する |
| 承認・トークンはあるが削除に失敗する | バージョン、エラー文、使用ツールとログ | 管理者が契約窓口へ問い合わせる |
アンインストール前の必須チェックリスト
- PCの所有者・管理元から削除の承認を得ているか。
- Windowsで必要な管理者権限があるか。管理者権限だけで保護を解除できるとは限らない。
- 対象端末・Sensorバージョン・エラー文を特定できるか。
- 削除後に使う保護製品と、必要な作業時間・再起動の扱いを管理者と決めているか。
Windows 11のアプリ一覧から正規にアンインストールする
以下は削除を承認された端末で行う通常の操作です。DellのWindows UI手順は、バージョン5.10.9106以降と旧版で区分されています。Windows 11では「アプリと機能」に相当する入口が「インストールされているアプリ」になるなど、画面名が異なります。参照:Dell:OS・バージョン別アンインストール。
- 「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」を開く。
- 「CrowdStrike Windows Sensor」を探し、メニューから「アンインストール」を選ぶ。表示された製品名とバージョンが対象と合っているか確認する。
- ユーザーアカウント制御が出たら、承認された管理者権限で進む。
- メンテナンストークンを要求された場合は、管理者から受け取った対象端末用のトークンを指定する。不明なままなら操作を中止して管理者へ確認する。
- 削除完了の画面を確認して閉じる。再起動などの追加作業は表示された指示と組織の手順に従う。
管理者がトークン不要の構成であると確認している場合は、通常の削除画面で進めます。要求が出る環境をセーフモードやレジストリ操作でトークン不要にする手順とは異なります。
管理者がFalcon Consoleでトークンを確認する
Falcon Consoleを利用できる管理者は、対象PCを取り違えないようホスト名などを照合し、対象端末のメンテナンストークンを確認します。Dellの案内では「Host setup and management」→「Host management」→対象ホスト→「Reveal maintenance token」と進み、必要に応じて理由を入力して表示します。画面・権限は契約環境によって確認してください。
個別ホストのトークンと、一括メンテナンスモードで使うポリシー単位のトークンは区別が必要です。一括用トークンは再インストールのたびに再生成されるものではなく、Dellはエンドユーザーへ渡さないよう案内しています。トークンを「毎回生成されるワンタイム値」と決めつけず、管理者が用途に合ったものを扱います。参照:Dell:メンテナンストークンの管理。
CSUninstallTool.exeの正規入手先と役割
Falcon Windows Sensor Uninstall Toolは、管理者がFalcon Consoleにログインし、「Support and resources」→「Tool downloads」から取得する製品用のツールです。ファイル名はCSUninstallTool.exeです。ダウンロード項目が見つからない場合は、公式案内に従いサポートチケットで確認します。公開の配布サイトや出所不明の実行ファイルを探す必要はありません。参照:Dell:Windowsアンインストールツールの取得。
このツールはトークン保護の回避手段ではありません。Dellの現行版向けCLI説明では、必要な場合にMAINTENANCE_TOKENを指定し、/quietは画面や確認表示を抑制するオプションとして説明されています。無表示での実行が、削除承認やトークンを不要にするわけではありません。管理者は対象バージョンの公式CLI手順を確認してください。
管理元が不明・サポートへの問い合わせが必要な時
退職・卒業後のPCや中古PCでは、現在の所有者と元の管理組織が異なることがあります。販売店や元の管理者に、端末の管理解除・譲渡時の手続き・削除承認の担当者を確認しましょう。契約のサポート窓口へ相談する時は、PC名、Sensorのバージョン、表示されたエラー、すでに試した正規手順をまとめると確認しやすくなります。
サポートが必ず一時的な削除ポリシーを発行するとは限りません。本人確認・契約・管理状態に応じて案内されるため、回答が出る前にOS初期化やドライバーの手動削除へ進まないでください。端末を再構成する必要がある場合も、バックアップと管理者の作業計画を先に確認します。
アンインストール後の確認ポイント
- 正規アンインストーラーが完了したか、エラーが残っていないかを確認する。
- アプリ一覧の表示と、管理者が把握するFalcon Console側の端末状態を照合する。アプリ表示が消えたことだけで、全構成要素の確認を済ませたとは扱わない。
- 「Windows セキュリティ」→「設定」→「プロバイダーの管理」で、現在のウイルス対策などの保護を確認する。組織管理端末では管理者の設定に従う。
- 後継の保護製品がある場合は、その製品の導入手順と組織の切り替え計画に従う。
Windows セキュリティのプロバイダー確認はMicrosoft:Windowsセキュリティのプロバイダー確認に説明されています。Falconを削除すると必ずMicrosoft Defenderが有効になる、あるいは特定の順序ならブルースクリーンを防げる、と一律には判断できません。
アンインストールで止まった時の確認表
| 症状 | 確認する情報 | 次の対応 |
|---|---|---|
| メンテナンストークンを要求される | 対象PC・Sensor版・管理元 | 対象端末の正規トークンを管理者へ依頼する |
| トークンを入れてもエラーになる | エラー全文・対象ホスト・入力対象の取り違え | 管理者がトークンと手順を再確認し、必要ならログを添えて契約窓口へ相談する |
| CSUninstallTool.exeを取得できない | Console権限・Tool downloadsの表示 | 管理者または公式サポート窓口で確認する |
| sc query csagentでサービスが表示される | 正規削除の完了結果と対象サービス | 手動削除せず管理者に削除結果を照合してもらう |
| サービスのエラー1060が表示される | 照会したサービス名とアンインストール結果 | そのサービス名が登録されていない結果であり、製品全体の削除完了を単独では証明しない |
エラー1060は、指定されたサービスがインストール済みサービスとして存在しないことを表します。参照:Microsoft:サービスのエラー1060の意味。
よくある質問
個人所有のPCなら、管理者へ確認せず削除してよい?
所有していることと、仕事・学校の利用条件や管理設定は分けて確認します。過去の組織管理や中古販売時の引き継ぎがある場合は、現在の管理状況と削除承認の窓口を確認してください。
メンテナンストークンを自分で生成できる?
利用者が推測して使うものではありません。管理者がFalcon Consoleで対象端末やポリシーに対応するものを確認します。個別用と一括用の扱いも異なるため、他のPCのトークンを流用しないでください。
Mac・Linuxも同じ操作で削除できる?
OS、Sensorの版、保護設定によって手順が異なります。Windowsのレジストリ操作を他のOSへ当てはめず、管理者がOS別の公式削除手順と契約環境のドキュメントを確認します。
まとめ:導入元と保護条件を確認して正規の削除へ
「勝手に入った」「トークンが分からない」という場合は、製品名とPCの管理元を確認するところから始めます。削除が承認され、保護条件が分かれば、アプリ一覧または公式ツールの手順を選べます。トークンが要求される場合は管理者へ依頼し、完了後は端末状態と継続する保護を確認してください。

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