Windows 11のSecurityHealthSSO.dllエラー対処法|Bad Image 0xC000012Fを更新・修復する

Windows 11起動時にSecurityHealthSSO.dllの「Bad Image」「0xC000012F」が出る場合は、表示されたパスと発生時期を記録し、Windows Update、Windows セキュリティの公式更新、システムファイルの修復の順に確認します。他のPCからDLLをコピーする方法は、Windowsの版や更新状態が一致するとは限らないため使いません。

目次

まず確認することと対処の順番

確認・対処見るポイント
エラーを記録するダイアログのアプリ名、DLLの完全なパス、エラーコード、発生日時。
Windows Updateと再起動更新の失敗・再起動待ちがないか。作業を保存して再起動し、同じエラーが再発するか。
Windows セキュリティの更新MicrosoftのKB5007651の配布案内。手動取得はPCのシステムの種類に合うもの。
DISM・SFCによる修復管理者のコマンドプロンプトで順番に実行。完了結果とエラーを記録する。
解決しない場合Windows Updateによる現在のWindowsの再インストール、または記録を添えた管理者・Microsoftへの相談。

SecurityHealthSSO.dllと0xC000012Fの意味

エラーの例です。〈バージョン〉部分やダイアログのアプリ名は環境によって変わるため、記事の例ではなく自分の画面を記録してください。

C:\Windows\System32\SecurityHealth\<バージョン>\SecurityHealthSSO.dll
は Windows で実行するよう設計されていないか、エラーが含まれています。
エラー ステータス 0xC000012F

MicrosoftのNTSTATUSの定義で0xC000012FはSTATUS_INVALID_IMAGE_NOT_MZとされ、読み込むイメージが期待された形式になっていない状態を表します。このコードだけで、デジタル署名の不一致、マルウェア感染、Visual C++の不足のどれかを特定できるわけではありません。

SecurityHealthSSO.dllという名前から特定のサインイン機能の故障だと決めつけることも避けます。まず、そのDLLを読み込もうとしたアプリ名とパスがWindows セキュリティに関連しているか、ほかのDLLにもBad Imageが出ているかを分けて確認します。

SecurityHealthSSO.dllのエラー表示とウイルス対策の動作状態は別なので、起動時のメッセージだけで保護機能が停止したと判断しないでください。

Windows セキュリティの公式説明では、状態を表示するアプリと個々の保護機能は別のプロセスとして動作します。画面が開けるなら保護状態と使用中のウイルス対策製品を確認します。別のウイルス対策製品を使用している環境もあるため、Defenderが有効でないという表示だけを理由に設定を変更しないでください。

1. 発生状況を記録し、更新と再起動を確認する

  1. エラー画面を記録し、SecurityHealthSSO.dllの完全なパスとコードを控えます。
  2. Win+Rでwinverを開き、Windows 11のバージョンとOSビルドを控えます。[設定]→[システム]→[バージョン情報]でシステムの種類も確認します。
  3. [設定]→[Windows Update]で更新を確認し、[更新の履歴]に失敗や直前の変更がないか調べます。更新中の強制終了は避けます。
  4. 更新が終わったら開いているファイルを保存し、通常の再起動をします。再サインイン後、同じエラーとWindows セキュリティの表示を確認します。

「起動のたびに出る」「Windows セキュリティを開いた時だけ出る」「別ユーザーでも出る」という違いを記録すると、次の相談や修復結果の比較に役立ちます。直前の更新と時期が一致しても、それだけで更新が原因だとは確定しません。

2. Windows セキュリティの公式更新を確認する

MicrosoftのWindows Security app update(KB5007651)は、Windows セキュリティのアプリと基盤サービスの更新案内です。対象はWindows 11のビルド22000以降で、通常はWindows Updateから配布されます。別のWindows向けパッケージやDLL単体の配布サイトから取得する方法に置き換えないでください。

  1. まずWindows Updateで配布される更新と再起動を完了させます。
  2. 手動インストールを検討する場合は、上記Microsoft公式ページの案内を開き、対象OSとシステムの種類を確認します。
  3. 公式ページにある64ビット版とARM64版を区別し、PCに合うものを取得します。Windows 11向けにx86版を探す手順ではありません。
  4. 管理者権限が必要な公式インストール手順に従い、完了結果を確認します。ブラウザーの警告を無条件で回避したり、未確認の/quietオプションを追加したりしないでください。
  5. 必要な再起動を行い、再度エラーとアプリの状態を確かめます。

公式ページのアプリ/プラットフォームの版番号と、PCのWindowsのOSビルドは別の番号です。パスに古い番号が見えるだけで、そのフォルダーを削除したり、別の番号のフォルダーにDLLを移したりしないでください。

インストール済みアプリの情報を読み取る

現在のユーザーに登録されたパッケージを調べる場合は、同じユーザーでWindows PowerShellを開き、次の読み取りコマンドを使えます。これは更新・リセット・再登録を実施するコマンドではありません。

Get-AppxPackage -Name Microsoft.SecHealthUI |
    Select-Object Name, Version, InstallLocation

Get-AppxPackageの公式仕様では、既定で現在のユーザープロファイルのパッケージを取得します。結果がない場合も、PC全体からWindows セキュリティが削除されたと即断できません。別ユーザーでの実行、登録状態、エラーメッセージを確認し、全ユーザーへの削除や一括再登録に進まないでください。

3. DISMの後にSFCでシステムファイルを修復する

公式更新後も続く場合は、Microsoftのシステムファイルチェッカーの手順に沿って修復します。管理者としてコマンドプロンプトを開き、まず次を実行します。

DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth

処理が完了するまで待ちます。正常に完了したことを確認してから、次を実行します。

sfc /scannow

SFCの検証が完了したら結果を控え、作業を保存して再起動します。これらはWindowsの修復手段ですが、すべてのSecurityHealthSSO.dllエラーが必ず解消するという保証はありません。

結果次にすること
破損が検出され、修復された再起動後、エラーが再発するか、Windows セキュリティが開くかを確認。
整合性違反が見つからなかった検査対象で破損が見つからなかった結果。今回のエラー全体が解消したとは限らないため、アプリ更新と再発条件を確認。
DISMが失敗する/SFCが修復できないエラーコードと完了結果を保存する。同じコマンドの無制限な繰り返しやDLLの手動差し替えに進まず、修復・相談の段階へ。

4. 続く場合はWindows Updateによる修復を検討する

Windows 11の[設定]→[システム]→[回復]に[Windows Updateで問題を解決する]の[今すぐ再インストール]が表示される場合は、同じWindowsのバージョンを修復する方法を検討できます。Microsoftの現行版を再インストールする手順では、アプリ、ファイル、設定を保持する操作として説明されています。[このPCをリセット]とは選択肢も保持する内容も異なります。

重要なファイルを先に保管し、再インストールの間は電源とインターネット接続を維持します。画面の保持内容と再起動の案内を確認して進めてください。学校・会社が更新を管理するPCや、必要なWindows更新が入っていない環境では、この項目が表示されないことがあります。管理PCでは運用担当者に記録を渡します。

DLLの上書きやセキュリティの無効化で済ませない

  • takeown・icaclsでWindowsの保護フォルダーの所有権を変え、DLLを強制コピーする方法は使いません。ファイルの版と更新の整合性を保つ公式更新・修復を優先します。
  • Windows セキュリティをスタートアップから隠しても、DLLの読み込み問題が修復されたことにはなりません。
  • 保護サービスの停止や、改ざん防止・ファイアウォール・ウイルス対策を無効にする操作を修復手順にしません。
  • 全アプリの削除・再登録、未確認の静かなインストール、Restart-Computer -Forceによる即時再起動も、このエラーだけを根拠に一括実行しません。

Windows セキュリティのサービスを変更すると保護状態の表示が不正確になる可能性があることは、前述のMicrosoft公式資料でも説明されています。エラー画面が消えたことと、適切に修復・保護されていることを分けて確認しましょう。


会社のPC・複数台で発生する時の記録

管理者には、OSのバージョン・ビルドとx64/ARM64、DLLのパス、発生日時、更新履歴、KB5007651の適用状況、DISMとSFCの結果を渡します。配布した更新の前後と再起動後を比較し、少数台で結果を確認してから展開方法を決めます。

KB5007651の公式ページはWSUSでの配布も案内し、更新の分類と製品カテゴリを掲載しています。単体EXEを引数未検証のスクリプトで一斉実行するより、管理環境の承認・配布経路と実際の端末の適用結果を確認してください。

よくある質問

SecurityHealthSSO.dllのエラーはウイルスですか?

このメッセージだけでは判断できません。0xC000012Fは読み込むイメージの形式に関する状態です。保護製品の警告がある場合はその内容を確認し、DLL配布サイトから修復用ファイルを入れる方法は避けます。

別のPCの同名DLLをコピーしてもよいですか?

同じファイル名でもOSや更新状態、アーキテクチャが一致するとは限りません。保護フォルダーの権限を変更して差し替える方法ではなく、公式更新と修復を使います。

SFCで異常がなければ対処は終わりですか?

エラーが再発し、Windows セキュリティが正常に開かない場合は終わりではありません。更新と修復の結果を揃え、Windows Updateによる修復や相談へ進みます。

SecurityHealthSSO.dllのBad Imageは、発生条件と更新状態を確認しながら対処します。最後は再サインイン後の再発、Windows セキュリティの表示、使用中の保護製品の状態を確認してください。

この記事を書いた人

実務の現場で詰まりがちなポイントを地図にするITブログ「IT trip」を運営。Windows/Office(Teams・Excel)からSQL、サーバ運用、ガジェットまで、再現性のある手順と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ試せること、そして迷った人の次の一歩が見えることを大切にしています。

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