Windows11でPCが勝手に再起動する原因と対処法|GPUドライバーと電源トラブルの徹底解説

「新品のWindows 11 PCなのに、買って1週間で勝手に再起動を繰り返す…」―そんな理不尽なトラブルに直面すると、本体を叩き割りたくなるくらいイライラしますよね。この記事では、特にGPU(グラフィックボード)起因のトラブルを中心に、原因の絞り込みから具体的な対処手順、交換判断のポイントまで、サポート担当者並みの目線で丁寧に解説します。

目次

Windows 11 PCが勝手に再起動する典型的な症状と原因

まずは「何が起きているのか」を整理しましょう。症状を言語化すると、それだけで原因の候補がかなり絞れます。

よくある症状考えられる主な原因
ゲーム中にだけ突然再起動するGPUドライバーの不具合、GPUの温度異常、電源不足(PSU容量不足)
負荷の軽いWeb閲覧中でも再起動する不安定なドライバー、メモリ不良、電源ユニット故障、Windows自体の破損
ブルースクリーンが一瞬出るが読めない自動再起動が有効なためSTOPコードを確認できていない
「重大なエラー」や「予期しないシャットダウン」が頻発Kernel-Power(電源系)、GPUドライバーの致命的エラー、ハード故障
買ってすぐ(1週間前後)から症状が出始めた初期不良の可能性が高い。自力で解決しようとし過ぎないことも重要

特に「最初はゲーム中だけだったのに、今はWeb閲覧中でも落ちる」という場合、多くはGPUまわりのトラブルが悪化しているケースが多いです。ゲームはGPUに高負荷がかかるため症状が最初に出やすく、その後システム全体が不安定になると軽い作業でも再起動するようになります。

原因の切り分けは、次の順番で行うと効率的です。

  • ログとミニダンプで「何が落ちているか」を特定する
  • GPUドライバーなどソフトウェア側を疑う
  • 温度・電源・メモリなどハードの健全性を確認する
  • Windows・BIOS・ファームウェアを最新化する
  • ストレステストと他PCでの検証で「壊れていないか」を確認する
  • 初期不良なら交換・修理に踏み切る

全体像:効率よく原因を絞り込むためのフロー

いきなり闇雲に設定をいじるのではなく、再現条件とログに基づいて、原因を順番に潰していくのがコツです。

ステップ目的ポイント
1. イベントビューアーとミニダンプ確認再起動直前に何のエラーが出たか確認GPU関連の重大エラーが出ていないか要チェック
2. GPUドライバーのクリーンインストール/ロールバックドライバー破損や相性をリセット最新版と1つ前の安定版を試す
3. 温度・電源のチェック熱暴走と電源不足/劣化の有無を確認GPU温度と12Vラインの電圧変動を見る
4. 自動再起動をオフにするブルースクリーンのSTOPコードを確認原因のキーワードがそのまま出てくることも多い
5. Windows / BIOS / ファームウェア更新既知の不具合修正・安定性向上マザーボードとGPUの組み合わせによる相性も改善されることがある
6. ハードウェア診断・交換判断初期不良や経年劣化の切り分け保証期間内なら早めに販売店・メーカーに相談

以下では、このフローに沿って、具体的な操作手順とチェックポイントを解説していきます。

イベントビューアーで「再起動直前の犯人」を探す

Windows 11では、ほとんどのトラブルがイベントログに記録されています。真っ先に確認すべきは、イベントビューアーの「システム」ログです。

イベントビューアーの開き方と見るべき箇所

  1. スタートボタンを右クリックして、「イベント ビューアー」を選択します。検索ボックスに「イベントビューアー」と入力してもOKです。
  2. 左側のツリーで、「Windows ログ」 > 「システム」を選びます。
  3. 右側の「現在のログをフィルター」をクリックし、レベル「重大」「エラー」に絞り込みます。
  4. PCが勝手に再起動した時間を目安に、直前の重大/エラーイベントをダブルクリックして内容を確認します。

特に、次のような内容が繰り返し記録されていないか確認しましょう。

  • Display ドライバーエラー(GPUドライバー関連)
  • Kernel-Power(予期しないシャットダウン・電源関連)
  • ストレージやファイルシステムのエラー(ディスク不良の可能性)

質問のケースのように、GPU関連の致命的エラーが記録されている場合、まずはGPUドライバーを疑うのがセオリーです。

ミニダンプファイルでさらに詳細を読む

ブルースクリーン(BSOD)が発生すると、多くの場合、ミニダンプファイルが出力されています。これは、クラッシュ時の状態を記録した小さなファイルで、サポート担当者や上級者が解析するために使います。

ミニダンプファイルを確認する手順は次の通りです。

  1. エクスプローラーを開き、アドレスバーにC:\Windows\Minidumpと入力して移動します。
  2. フォルダー内にxxxxx.dmpのようなファイルがあれば、そのファイルをデスクトップなどにコピーします。
  3. コピーしたファイルを右クリックし、「送る」 > 「圧縮(zip形式)フォルダー」でzip化します。
  4. メーカーサポートや詳しい知人に共有すると、より正確な原因解析が期待できます。

もしMinidumpフォルダが空の場合は、ミニダンプが出力されるよう設定を見直す必要があります。

  • 「システムの詳細設定」 > 「起動と回復」 > 「デバッグ情報の書き込み」で、「小さなメモリダンプ(256KB)」を選択
  • 「自動的に再起動する」を一時的にオフ(後述)

ログとミニダンプ確認のポイントまとめ

確認項目見る場所チェックポイント
再起動直前のエラーイベントビューアー > Windowsログ > システム「重大」「エラー」、特にGPU・電源関連のイベント
ブルースクリーンの詳細C:\Windows\Minidump.dmpの有無。STOPコードや原因モジュール名を解析可能
ミニダンプの出力設定システムの詳細設定 > 起動と回復「小さなメモリダンプ」が選ばれているか

GPUドライバーをクリーンインストール/ロールバックする

ログでGPU関連のエラーが出ていた場合、真っ先に試すべきはGPUドライバーの再インストールです。新しいPCでも、出荷時のドライバーが古かったり、アップデートに失敗して不安定になるケースは珍しくありません。

現在のGPUを確認する

  1. スタートボタンを右クリックし、「デバイス マネージャー」を開きます。
  2. 「ディスプレイ アダプター」を展開し、表示されているGPU名(例:NVIDIA GeForce RTX XXXXなど)をメモします。
  3. 必要に応じて、CPU内蔵GPU(Intel UHD Graphicsなど)が併用されていないかも確認します。

GPUドライバーをアンインストールする

  1. デバイスマネージャーで対象GPUを右クリックし、「デバイスのアンインストール」を選択します。
  2. 表示されるダイアログで、「このデバイスのドライバーソフトウェアを削除する」にチェックがあればオンにします。
  3. PCを再起動します。

再起動後はWindows標準の簡易ドライバーが当たりますが、それだけでは性能が出ず、ゲーム等がまともに動きません。ここでメーカーの最新ドライバーをクリーンインストールします。

メーカー最新版ドライバーをクリーンインストールする

  1. GPUメーカー(NVIDIA / AMD / Intelなど)の公式サイトから、Windows 11用の最新版ドライバーをダウンロードします。
  2. インストーラーを実行し、選択肢に「クリーンインストール」や「上書きインストール」があればクリーン側を選択します。
  3. インストール後、PCを再起動します。

この時点で、ゲームや高負荷ソフトで再起動が収まるかを確認します。改善した場合は、ドライバーの破損や相性が原因だった可能性が高いと考えられます。

ドライバー更新後に不安定になった場合はロールバック

「ドライバーを最新にした直後から不安定になった」という場合は、逆に1つ前の安定版ドライバーに戻す(ロールバック)のが有効です。

  1. デバイスマネージャーでGPUを右クリックし、「プロパティ」を開きます。
  2. 「ドライバー」タブを選び、「ドライバーを元に戻す」ボタンをクリックします。
  3. 表示される質問に答え、PCを再起動します。

ロールバック後に安定するようであれば、最新版ドライバーと特定のゲーム・アプリとの相性問題である可能性が濃厚です。その場合は、しばらく安定版のまま使い、後日あらためて新しいバージョンを試すと良いでしょう。

GPUドライバーまわりのチェックポイント

状況対処方針
購入直後から不安定出荷時ドライバーが古い可能性。最新版をクリーンインストール
特定バージョンから不安定1つ前のバージョンにロールバックし、安定したらそのまま使用
どのバージョンでも不安定GPU自体の初期不良や電源・温度などハード側を疑う

温度と電源の健全性を確認する(GPU・PSUチェック)

ドライバーを見直しても症状が続く場合は、熱と電源を疑います。特にゲーム中の再起動は、GPUの温度が限界に達したり、電源ユニットの能力不足・劣化によって電圧が落ちたときに起きやすいです。

モニタリングツールで温度と電圧をチェック

以下のような無償ツールを使うと、GPU温度や電圧をリアルタイムで確認できます。

  • HWiNFO
  • GPU-Z

ツールを起動し、ゲームやベンチマークを動かしながら、次の点をチェックします。

  • GPU温度が負荷時に90℃を超えていないか
  • CPU温度も90℃近辺で張り付きになっていないか
  • 12Vラインの電圧が大きくドロップ(12V → 11V台前半など)していないか

短時間で温度が急上昇する、あるいはGPU温度が90℃を超えたあたりで毎回再起動する場合は、冷却不足やケース内エアフローの問題が疑われます。

ケース内部のホコリとエアフローを見直す

  • ケースの前面・上部・底面のフィルターにホコリが詰まっていないか
  • GPUファンが正常に回転しているか、異音がないか
  • ケースファンの向きが「吸気」「排気」で適切になっているか

新品PCでも、配送時の衝撃でケーブルがファンに接触して回転が止まっているなど、予想外のトラブルが起きていることがあります。目視でおかしな点がないか確認してみましょう。

電源ユニット(PSU)の容量不足・劣化を疑うポイント

電源が怪しい場合、次のような症状が出やすくなります。

  • GPU負荷が高まった瞬間(ゲームのロードや3Dシーン切り替え時)にコツコツ再起動する
  • コンセントのタコ足配線や古い延長コードを使っているときだけ不安定になる
  • PC起動時に一瞬電源が入ってすぐ落ち、2回目でやっと起動することがある

このような場合は、以下を試してみてください。

  • 別の壁コンセントに直接挿してみる(タコ足配線をやめる)
  • 可能であれば、別の電源ケーブルを試してみる
  • 自作PCの場合、PSUのW数(容量)がGPU+CPUの推奨構成を満たしているか確認する
症状疑われる原因
高負荷時だけストンと電源が落ちるPSU容量不足、劣化、電圧ドロップ
高温時にだけ再起動するGPU/CPUの熱暴走、冷却不足
室温が高い夏場だけ不安定エアフロー不足、クーラーのない環境での温度上昇

自動再起動を一時的に無効化してブルースクリーンの内容を確認

Windowsは標準設定だと、致命的なエラーが発生したときに自動で再起動してしまうため、ブルースクリーンのメッセージを読む前に消えてしまいます。これを一時的にオフにして、STOPコード(エラー名)を確認しましょう。

自動再起動をオフにする手順

  1. Windowsの検索ボックスに「システムの詳細設定」と入力し、「詳細情報の表示」や「システムの詳細設定の表示」を開きます。
  2. 「システムのプロパティ」ウィンドウが開いたら、「詳細設定」タブを選びます。
  3. 「起動と回復」の項目にある「設定」ボタンをクリックします。
  4. 「システム エラー」の欄にある「自動的に再起動する」のチェックを外し、「OK」をクリックします。

以後、致命的なエラーが発生した際には、自動再起動せずブルースクリーンが表示されたままになります。ここで次のようなSTOPコードが出ていないか確認しましょう。

  • VIDEO_TDR_FAILURE
  • VIDEO_SCHEDULER_INTERNAL_ERROR
  • VIDEO_MEMORY_MANAGEMENT_INTERNAL

これらは典型的なGPU関連のエラーで、ドライバー問題やGPUの故障が原因であることが多いです。STOPコードをメモしておくと、後でサポートに相談するときも話がスムーズになります。

Windows / BIOS / GPUファームウェアを最新化する

OSやBIOS、GPUのファームウェアには、不具合修正や安定性向上のアップデートが定期的に提供されています。特定のマザーボードとGPUの組み合わせでだけ再起動が起きる、といった相性問題が、アップデートで解消されることも少なくありません。

Windows UpdateでOSを最新にする

  1. 「設定」アプリを開き、「Windows Update」を選びます。
  2. 「更新プログラムのチェック」をクリックし、表示された更新をすべて適用します。
  3. 必要に応じて再起動し、その後の安定性を確認します。

マザーボードBIOSのアップデート

BIOS更新は少しハードルが高いですが、特に新品PCの場合、出荷後に多くの安定性向上BIOSが出ていることがあります。基本的な流れは以下の通りです。

  1. マザーボードメーカーまたはBTOメーカーのサポートページで、自分のモデル名に対応する最新BIOSを確認します。
  2. BIOSファイルと、必要に応じてアップデートユーティリティをダウンロードします。
  3. メーカーの手順に従い、BIOSをアップデートします(多くはUEFI画面からUSBメモリ上のファイルを指定して実行)。

BIOS更新中は絶対に電源を切らない・リセットしないことが重要です。不安な場合は、無理に自分で行わず、メーカーやショップに依頼するのも選択肢です。

GPUのVBIOS(ファームウェア)更新

一部のGPUでは、メーカーからVBIOSアップデートが配布されていることがあります。これにより、特定のゲームでの不具合や、電源管理の問題が解決されることがありますが、一般ユーザーがむやみに行う必要はありません。

  • メーカーが明確に「安定性向上」「再起動問題の修正」と明記している場合のみ検討する
  • それ以外の場合は、ドライバーとBIOS更新だけで十分なことがほとんど

ハードウェア診断ツールとストレステストで故障を見極める

ここまでの対策をしてもなお再起動する場合、ハードウェア自体の不良を疑います。特に新品PCであれば、初期不良の可能性は決して低くありません。

GPUのストレステストを実行する

GPUや電源を短時間で高負荷にして、すぐに再起動が起きないか確認します。代表的な方法として、次のようなツールがあります。

  • OCCTなどの総合ストレステストツール
  • ベンチマークソフト(3Dベンチマークなど)

これらを実行して、次の点を観察します。

  • テスト開始から数分以内に必ず再起動するか
  • エラーやクラッシュが発生するか
  • 毎回同じテスト中に落ちるかどうか

テスト中に必ず落ちるようであれば、GPU本体か電源ユニットのどちらか、もしくは両方が不安定である可能性が高くなります。

メモリ診断(Windowsメモリ診断 / MemTest86)

意外と見落としがちですが、メモリ不良も再起動の原因になります。特に、ゲーム中だけでなくWeb閲覧中や軽い作業でも突然再起動するようになってきた場合は要注意です。

Windows標準のメモリ診断は次の手順で実行できます。

  1. 検索ボックスに「Windows メモリ診断」と入力し、ツールを起動します。
  2. 「今すぐ再起動して問題の有無を確認する」を選びます。
  3. 再起動後、自動でメモリテストが実行され、完了後に結果が表示されます。

より詳しく検査したい場合は、MemTest86などの専用ツールを使って長時間テストを行うと、不良メモリを高い精度で検出できます。

ストレージ(SSD/HDD)の簡易チェック

  • エクスプローラーで対象ドライブを右クリックし「プロパティ」を開く
  • 「ツール」タブ > 「エラーチェック」でファイルシステムのエラーをチェック

ストレージ由来のトラブルは再起動よりもフリーズやエラーとして出ることが多いですが、イベントビューアーにストレージエラーが記録されている場合は、こちらも注意が必要です。

その他のチェックポイント(高速スタートアップ・OCソフトなど)

ここまでで原因が特定できない場合、Windowsの高速スタートアップやサードパーティ製OCソフトなど、いくつかの「隠れ原因」も確認しておきましょう。

高速スタートアップを無効化する

高速スタートアップは起動を速くする便利な機能ですが、ドライバーや一部ハードウェアとの相性でトラブルにつながるケースもあります。

  1. コントロールパネルを開き、「ハードウェアとサウンド」 > 「電源オプション」を選択します。
  2. 左側のメニューから「電源ボタンの動作を選択する」をクリックします。
  3. 上部の「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリックします。
  4. 「シャットダウン設定」の中にある「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外し、「変更の保存」をクリックします。

その後、シャットダウン → 電源オンでしばらく様子を見ます。これで再起動が収まるようであれば、高速スタートアップとの相性問題だった可能性が高いです。

オーバークロックソフト・チューニングソフトを一度すべて停止

以下のようなソフトを使っている場合は、いったんアンインストールまたは自動起動を無効化して、再起動が収まるか確認します。

  • GPUのオーバークロックツール
  • マザーボードのチューニングソフト(自動OC機能など)
  • 電源管理をカスタマイズするサードパーティ製ツール

特に「ワンクリックで自動オーバークロックします」といった機能は、各パーツの限界ギリギリを攻める設定になることも多く、安定性を犠牲にしている場合があります。新品PCであれば、まずはすべて標準設定に戻してから安定性を確認しましょう。

新品PCなら「やり過ぎずに」早めに販売店・メーカーへ相談する

購入から1週間程度で再起動を繰り返すようなPCは、初期不良の可能性が高いと考えてよいです。あまりにも凝った分解や自己改造をしてしまうと、保証の対象外になってしまうこともあります。

自力で行う対応としては、この記事で紹介した範囲(ログ確認・ドライバー再インストール・温度と電源の簡単なチェック)くらいで止めておき、

  • GPU診断・ストレステストで再現性が高い
  • 別電源や別コンセントでも症状が変わらない
  • 複数のゲーム・アプリで同様の再起動が発生する

といった状況であれば、早めに販売店やメーカーサポートに症状と実施済みの対応をまとめて伝えるのが最も効率的かつ安全です。

サポートに伝えるときに役立つ情報

項目具体例
発生タイミングゲーム中のみだったが、現在はWeb閲覧中にも発生
実施済みの対策GPUドライバーのクリーンインストール、Windows Update適用、メモリ診断など
イベントビューアーの内容GPU関連の重大エラー、Kernel-Powerエラー など
ミニダンプC:\Windows\Minidump内の最新.dmpファイルをzipにして共有
再現性特定のゲームを起動して5~10分程度でほぼ毎回再起動する、など

ここまで整理してから相談すると、サポート側も原因を絞り込みやすくなり、修理や交換対応もスムーズに進みやすくなります。

よくある疑問とその答え

Q. 最初はゲーム中だけだったのに、今はWeb閲覧中でも再起動します。なぜ?

A. 最初はGPUに高負荷がかかるゲーム中だけ症状が出ていたものが、徐々にハードウェアの状態が悪化したり、ドライバーが破損したりした結果、軽い負荷でも不安定になっていると考えられます。特に、電源ユニットやGPUそのものに問題がある場合、このような広がり方をすることが多いです。

Q. Windowsを初期化すれば直りますか?

A. ドライバーのインストール失敗や設定の破損が原因であれば、初期化で改善することもあります。ただし、ハードウェア起因のトラブル(GPUや電源の不良)の場合は、初期化しても再起動を繰り返すだけです。この記事の手順である程度ソフト側を切り分けた後に、最終手段として検討するのがおすすめです。

Q. 電源オプションの設定は何か見直すべきですか?

A. 次のポイントを確認しておくと安心です。

  • 電源プランが「省電力」になっていないか(「バランス」または「高パフォーマンス」が推奨)
  • PCI Expressの省電力機能(リンク状態の電源管理)が「オフ」または「中程度」になっているか
  • 前述の高速スタートアップを無効化して症状に変化があるか

再発防止のために心がけたいポイント

最後に、トラブルが解決したあとも同じ問題を繰り返さないためのポイントをまとめておきます。

  • ドライバーは「常に最新」より「安定版を維持」する意識 大きな不具合が報告されている最新バージョンには飛びつかず、評判を確認してから導入するのが安全です。
  • 半年~1年に一度はケース内を清掃 ホコリは冷却性能を確実に落とします。エアダスターや掃除機でフィルターやファンのホコリを取り除きましょう。
  • 室温が高い季節はエアコンを併用 夏場はPC内部温度も上がりやすく、再起動や寿命低下の原因になります。
  • 怪しいOC設定は元に戻す ベンチマークスコアよりも、まずは安定動作を優先しましょう。
  • 重要な変更の前には復元ポイントを作成 大きなドライバーアップデートの前には、手動で復元ポイントを作っておくと安心です。

Windows 11 PCが勝手に再起動する問題は、原因が多岐にわたるため「これだけやれば100%直る」という魔法の解決策は存在しません。しかし、この記事の流れに沿ってログ確認 → ドライバー → 温度・電源 → OS/BIOS更新 → ハード診断と順番に切り分けていけば、原因はかなりの確率で見えてきます。

特にGPU関連のエラーが出ている場合は、GPUドライバーの再インストールと温度・電源チェックを重点的に行うことで、多くの「勝手に再起動」問題は改善が期待できます。それでも解決しない場合は、早めに販売店・メーカーと連携して、初期不良交換や修理を検討しましょう。

この記事を書いた人

実務の現場で詰まりがちなポイントを地図にするITブログ「IT trip」を運営。Windows/Office(Teams・Excel)からSQL、サーバ運用、ガジェットまで、再現性のある手順と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ試せること、そして迷った人の次の一歩が見えることを大切にしています。

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