Windows 11でFiveM以外のゲームが起動直後にフリーズする原因とAppHangB1・COM 10016の対処法

「FiveMだけ普通に動くのに、他のゲームは起動直後にフリーズしてPCごと固まる」「イベントビューアーにはAppHangB1とCOM 10016が並ぶ」――そんな、一見すると原因不明なトラブルに悩まされていませんか。本記事では、Windows 11(24H2/ビルド26100系)環境で実際に起こりやすい要因を整理しつつ、再現テストを挟みながら順番に試せる具体的な対処手順を詳しく解説します。

目次

Windows 11でFiveM以外のゲームだけフリーズする症状の整理

まずは、今回想定しているトラブルの状況を整理します。

  • OS:Windows 11(ビルド 26100 系/24H2)
  • ランチャー:Steam/Epic Games/Battlestate Launcher など、複数のゲームプラットフォーム
  • 症状:FiveM 以外のゲームを起動すると、タイトルロゴやロード画面の段階で「応答なし」となり、そのまま固まる
  • PC全体も巻き込まれてフリーズし、タスクマネージャーも開けないか、開けても操作できない
  • イベントビューアーにはAppHangB1(例:Content Warning.exe)と、DistributedCOM 10016(CLSID {2593F8B9-…} / APPID {15C20B67-…}、アプリコンテナ MicrosoftWindows.Client.WebExperience)が記録される
  • MSI Center から配信されるドライバー/BIOS更新が最後に失敗して以降、何度も更新に失敗している

特にやっかいなのが、「FiveM だけは動く」という点です。GPUやCPUに致命的なハードウェア故障が出ていると、通常はFiveMも含めて全滅に近い挙動になります。FiveMだけ動作するということは、

  • アンチチートドライバーやオーバーレイの挙動
  • Unity / Unreal Engine ベースゲームのプロセスの立ち上がり方
  • Microsoft Gaming Services や Xbox 関連コンポーネントの使い方

などが、FiveMと他ゲームで微妙に違うことがヒントになります。

原因の全体像:どこから疑うべきか

本記事では、実際の事例やコミュニティでの報告を踏まえて、原因候補に優先順位をつけて整理しています。

優先度原因候補概要FiveMだけ動く理由のイメージ
高GPUドライバー/オーバーレイの干渉Discord・GeForce Experience・Xbox Game Bar・MSI Afterburner/RTSS・Overwolf などがゲームにフックして固まるFiveMは別のフック経路やウィンドウモードで動いており、衝突を回避している可能性
高Microsoft Gaming Services/Xbox関連の破損Game Pass や Xbox アプリと連携するコンポーネントが壊れ、起動時に落ちるFiveMはXbox系サービスをほとんど使わないため影響が小さい
中サウンド系常駐(Nahimicなど)Nahimic や Sonic Studio などのサウンドエフェクトが、ゲームの音声処理やOSDフックと衝突し、ハードフリーズや強制終了を引き起こす事例が多いFiveMだけ、特定のAPIやフルスクリーンモードを使っておらず影響が出にくい
中24H2へのアップデート後の構成ずれWindows Web Experience Pack や WebView2、DirectX シェーダーキャッシュの破損など一部のゲームだけ新しいコンポーネントを使うため、差が出る
中ストレージ・システムファイルの破損ゲームファイルやシステムイメージの破損、SSD/HDDの不良、メモリ不具合などたまたまFiveM関係のファイルだけ無事、というパターン
中アンチチートドライバーの不整合EAC(Easy Anti-Cheat)やBattlEyeなどのドライバーが壊れており、他ゲームだけ起動時にコケるFiveMがそれらのアンチチートを使っていないサーバーで遊んでいる場合、問題が出ない
低〜中DCOM 10016(WebExperience)の警告CLSID/APPID付きでよく出る警告だが、多くのケースで機能上は無害とされる基本的には直接の犯人ではなく、「同時に見えるノイズ」であることが多い

特にNahimic や Sonic Studio などのサウンドユーティリティは、ゲームやDAWを問わずフリーズやクラッシュの原因として何度も報告されており、Windows 11環境でのトラブルとの関連も指摘されています。

まずやるべき「簡易チェックリスト」

細かい手順に進む前に、5〜10分でできる簡易チェックから始めましょう。

  • Windows と GPUドライバーは最新か(MSI Center任せではなく、メーカー公式サイトで確認)
  • 外付けUSB機器(ゲームパッド、オーディオインターフェース、キャプボなど)を一度すべて抜いてみる
  • ゲームをウィンドウモード/ボーダレスフルスクリーンで起動してみる
  • フリーズしたゲームを変えても必ず同じタイミング(タイトル画面直後など)で固まるか
  • 他の3Dベンチマーク(例:3DMark、Unigineなど)が実行できるか

これらで挙動の傾向が分かると、後続の手順で「どこを重点的に疑うべきか」がかなり絞れます。

ステップバイステップの対処法(上から順に試す)

オーバーレイと常駐ソフトをすべて止める

最初にやるべきは、ゲームにフックしてくる常駐ソフトを一括で止めてテストすることです。

代表的な常駐・オーバーレイ:

  • Discord オーバーレイ
  • NVIDIA GeForce Experience(In‑Game Overlay/ShadowPlay)
  • Xbox Game Bar(ゲームバー/ウィジェット)
  • MSI Afterburner + RTSS(RivaTuner Statistics Server)
  • Overwolf(各種ゲーム用拡張)
  • Razer Synapse / Razer Cortex
  • Nahimic / A‑Volute / Sonic Studio 系のオーディオエフェクト

やり方の一例:

  1. タスクトレイのアイコンを右クリックし、「終了/Quit」「Exit」で全てのオーバーレイを閉じる
  2. タスクマネージャーの「スタートアップ」タブから、ゲームと関係のない常駐を一旦すべて「無効」にする
  3. PCを再起動する
  4. 最もよく固まるゲームを1本だけ起動して挙動を確認する

この段階でフリーズが消える場合、原因はオーバーレイ or 常駐ソフトのいずれかです。後述の「クリーンブートで犯人を特定」と組み合わせて、どのソフトを有効にすると再発するかを切り分けていきましょう。

GPUドライバーを「クリーンインストール」する

ゲームが起動直後に固まる場合、GPUドライバーの不整合や設定破損が疑われます。Windows UpdateやMSI Center経由の更新だけでは、古い設定や残骸が残るケースもあります。

手順のポイント:

  1. NVIDIA / AMD / Intel の公式サイトから、現在のGPUに対応した最新ドライバーをダウンロード
  2. インストーラー起動時に、可能であれば「クリーンインストール」「初期状態に戻す」「工場出荷時の設定」に相当するオプションを選択
  3. インストール完了後、PCを再起動
  4. オーバーレイをまだ無効化したままの状態でゲームをテスト

より徹底的にやるなら、DDU(Display Driver Uninstaller)をセーフモードで使って古いドライバーを完全削除してから入れ直す方法もありますが、リスクが高いため慣れていない場合は避けましょう。

SFC/DISM でWindowsシステムファイルを修復

24H2への大型アップデート後や、MSI Centerによるドライバー更新失敗を繰り返している場合、システムファイルに矛盾が起きている可能性があります。

管理者の PowerShell または コマンドプロンプトで、次のコマンドを順番に実行します:

sfc /scannow
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth

実行のコツ:

  • 途中で固まっているように見えても、なるべく完了するまで待つ
  • 完了後は必ずPCを再起動する
  • 再起動直後に、何も起動する前にゲームを一本だけテストする

Microsoft Gaming Services を入れ直す

Game Pass タイトルやストア版ゲーム、Xbox アプリと連携するゲームを起動する際、Microsoft Gaming Services が内部で動作します。このコンポーネントが壊れていると、起動直後にフリーズやクラッシュが発生することがあります。

管理者の PowerShell で、以下を順番に実行します:

get-appxpackage Microsoft.GamingServices | remove-AppxPackage -allusers
start ms-windows-store://pdp/?productid=9MWPM2CQNLHN
  1. 上記1行目で Gaming Services を削除
  2. 2行目で Microsoft Store の Gaming Services ページが開くので、「インストール」をクリック
  3. インストール後、wsreset コマンドで Store のキャッシュをリセット
wsreset

その後PCを再起動し、XboxアプリやGame Passゲームを起動して挙動を確認します。

サウンド系常駐(Nahimic/Sonic Studioなど)を無効化・アンインストール

MSIやASUSなどのゲーミングPCでは、Nahimic、A‑Volute、Sonic Studio といったサウンドエフェクトソフトがプリインストールされているケースが多くあります。これらは音の「立体感」や「迫力」を高める一方で、ゲームやマルチメディアアプリと衝突してフリーズやハードリセット級の固まりを引き起こす例が多数報告されています。

アンインストール手順:

  1. 「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」
  2. 一覧から Nahimic や A‑Volute、Sonic Studio などを探して「アンインストール」
  3. 再起動

それでもサービスが残る場合:

  1. Win + R → services.msc と入力して Enter
  2. 「Nahimic Service」「NahimicSvc64」など、関連するサービスを探す
  3. プロパティを開き、「スタートアップの種類」を無効、「停止」をクリック
  4. 再起動してゲームをテスト

音質向上機能は便利ですが、トラブルシュートの間は一度完全に切ってしまうのが近道です。

アンチチート(EAC/BattlEye)の再インストール

多くのオンラインゲームは、Easy Anti-Cheat(EAC) や BattlEye といったアンチチートシステムを利用しています。これらのドライバーやサービスが破損していると、ゲーム起動直後に固まったり、AppHangB1 エラーが出ることがあります。

基礎的な対処:

  • ゲームランチャー(Steam / Epic など)から「ゲームファイルの整合性チェック」を実行
  • ゲームのインストールフォルダ内にある EasyAntiCheat や BattlEye フォルダに入り、Install.exe / Repair.exe 等があれば管理者として実行
  • ランチャー自体も「管理者として実行」してゲームを起動してみる

FiveMは独自の仕組みで動いているため、これら一般的なアンチチートの影響を受けにくい、という構図になりがちです。

Windows 11の描画関連設定を見直す(HAGS/全画面最適化など)

描画系の設定も、エンジンやアンチチートと微妙に噛み合わずフリーズの原因になることがあります。

以下を順に試してください。

ハードウェア アクセラレータ GPU スケジューリング(HAGS)

  1. 「設定」→「システム」→「ディスプレイ」→「グラフィック」→「既定のグラフィック設定」
  2. 「ハードウェア アクセラレータ GPU スケジューリング」をオンにする/オフにする両方を試す

ゲームの実行ファイルの互換性設定

  1. ゲームの .exe ファイルを右クリック → 「プロパティ」
  2. 「互換性」タブを開き、以下を試す:
  • 「全画面表示の最適化を無効にする」にチェック
  • 「高DPIスケーリングの動作を上書きする」にチェックし、「アプリケーション」を選択

DirectX シェーダーキャッシュの削除

  1. 「設定」→「システム」→「ストレージ」→「一時ファイル」
  2. 「DirectX シェーダーキャッシュ」にチェックを入れて削除
  3. PCを再起動

シェーダーキャッシュを削除すると初回起動時はロードがやや長くなりますが、破損したキャッシュが原因で固まっていた場合には有効です。

Visual C++ 再頒布パッケージ/DirectX ランタイムの再適用

Unity / Unreal Engine 製ゲームでは、Visual C++ 再頒布パッケージやDirectX 追加コンポーネントに依存していることが多く、これらが欠けたり壊れていると AppHangB1 エラーに発展することがあります。

推奨手順:

  • Microsoft 公式サイトから「Visual C++ 再頒布可能パッケージ 2015–2022」のx86 / x64両方をダウンロードして再インストール
  • 「DirectX エンドユーザー ランタイム(June 2010)」のスタンドアロン版をダウンロードし、インストール

再インストール後、念のため再起動してからゲームをテストしてください。

ストレージとメモリの健全性チェック

ソフト側をひと通り見直しても改善しない場合は、ストレージやメモリなどハードウェア側も疑う必要があります。

chkdsk でシステムドライブをチェック

管理者コマンドプロンプトで以下を実行:

chkdsk C: /f /r
  • 「次回のシステム再起動時にこのボリュームをチェックしますか?」と聞かれたら Y を入力して Enter
  • PCを再起動すると、ドライブチェックが自動的に開始されます

Windows メモリ診断

  1. スタートメニューで「Windows メモリ診断」と検索
  2. 「今すぐ再起動して問題の有無を確認する」を選択
  3. 診断完了後、結果を確認

メモリエラーや不良セクタが見つかった場合は、ハードウェアの交換も検討すべき段階です。

クリーンブートで常駐ソフトを切り分ける

ここまでの手順で改善しない場合でも、常駐ソフト同士の相性問題である可能性は残っています。その場合、Windows自体を最小構成で起動する「クリーンブート」で切り分けを行います。

クリーンブートの手順:

  1. Win + R → msconfig と入力して Enter
  2. 「サービス」タブで「Microsoft のサービスをすべて隠す」にチェック
  3. 残ったサービスを「すべて無効」にする
  4. 「スタートアップ」タブで「タスクマネージャーを開く」をクリックし、スタートアップ項目をすべて無効
  5. PCを再起動
  6. ゲームを起動してフリーズが発生するか確認

クリーンブート状態で問題が出ないなら、どれかの常駐ソフトが原因です。サービスとスタートアップ項目を1つずつ有効化→再起動→テストしていくことで、問題のソフトを特定できます。

MSI Center を使わず、公式サイトからドライバー/BIOSを入れ直す

MSI Center からのドライバー/BIOS更新が繰り返し失敗している場合、MSI Center 側の不具合やネットワーク環境の問題、権限周りのトラブルなどが絡んでいる可能性があります。

安全性と安定性の面から、以下の方針をおすすめします:

  • チップセットドライバーやIntel ME、LAN/AudioなどはMSI公式サポートページから手動でダウンロードしインストールする
  • BIOSアップデートが必要な場合は、MSI CenterではなくUEFI内の「M‑Flash」機能を使う(USBメモリにBIOSファイルを置いて実施)
  • BIOS更新は停電や電源断リスクを避けられるタイミングで行う(ノートなら必ずACアダプタ接続)

BIOS更新後は、UEFI設定で「初期設定読み込み(Load Optimized Defaults)」を行い、必要な設定だけ再度調整するとトラブルを減らせます。

Windows Web Experience Pack/WebView2 の修復

イベントビューアーに表示されている COM 10016 のエラーは、Windows Web Experience Pack と関連しているケースが多いです。

通常は無視しても問題ないとされていますが、関連コンポーネントが破損している可能性もあるため、次の修復を行ってみます。

Windows Web Experience Pack の修復/更新

  1. Microsoft Store を開く
  2. 左側の「ライブラリ」を開く
  3. 検索ボックスで「Windows Web Experience Pack」と入力して選択
  4. 「更新」または「修復」/「リセット」を実行

Microsoft Edge WebView2 ランタイムの修復

  1. 「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」
  2. 「Microsoft Edge WebView2 ランタイム」を選択し、「変更」から修復を実行
  3. PCを再起動

これにより、ゲームランチャーやオーバーレイが内部で使っているWeb表示部分の不具合が改善する可能性があります。

新しいユーザープロファイルでテストする

特定ユーザーのプロファイル(AppData配下)が壊れていると、そのユーザーでインストールしたゲームだけ動作がおかしくなることがあります。

切り分けのために、以下を試してください。

  1. 「設定」→「アカウント」→「家族とその他のユーザー」
  2. 「アカウントを追加」から、新しいローカル管理者アカウントを作成
  3. 今のアカウントからサインアウトし、新アカウントでサインイン
  4. Steam等のランチャーをインストールし、テスト用に1本ゲームを入れて動作確認

新アカウントでは問題が出ない場合、元のアカウントの設定/レジストリ/AppData配下に原因がある可能性が高いです。

最終手段:インプレース修復またはクリーンインストール

ここまでの手順をすべて試してもなお、FiveM以外のゲームが片っ端から固まる場合は、Windows自体の構成が深刻に破損していると考えた方が良いかもしれません。

最終手段となるのが次の2つです。

  • インプレース修復(上書きインストール):ユーザーデータや多くのアプリを残したまま、Windowsのシステムファイルを再構成
  • クリーンインストール:Cドライブを初期化し、ゼロからWindowsを入れ直す(要バックアップ)

どちらを選ぶにしても、ゲームのセーブデータや設定ファイル、ランチャーのログイン情報などは事前にバックアップしておきましょう(特にドキュメントフォルダやAppData配下)。

すぐ使えるコマンドまとめ(再掲)

目的コマンド補足
システムファイルの修復sfc /scannow管理者PowerShell/コマンドプロンプトで実行
コンポーネントストアの修復DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealthSFCの後に実行するのが定番
Gaming Services の削除get-appxpackage Microsoft.GamingServices | remove-AppxPackage -allusers実行後、Storeから再インストール
Gaming Services 再インストール用Storeリンクstart ms-windows-store://pdp/?productid=9MWPM2CQNLHNストアアプリを自動で開く
Microsoft Store のキャッシュリセットwsreset黒いウィンドウが閉じるまで待つ
システムドライブのチェックchkdsk C: /f /r次回再起動時に実行される

COM 10016(WebExperience)は“犯人”なのか?

今回のケースで多くの人が気にするのが、イベントビューアーに大量に出るDistributedCOM(イベントID 10016)です。

CLSID {2593F8B9-…} / APPID {15C20B67-…} の組み合わせは、Windows 11環境でよく報告されており、多くの場合は「Windows Web Experience Pack」関連の警告に過ぎないと説明されています。

Microsoft や複数の解説記事でも、

  • イベントID 10016 は、アプリがDCOMサーバーに十分な権限なしでアクセスした際に出る
  • エラーというより「警告」であり、機能上の問題を引き起こさないケースがほとんど
  • 無理にレジストリや DCOM コンポーネントサービスで権限を書き換えると、むしろ別の不具合を招きかねない

といった趣旨が繰り返し述べられています。

したがって、今回のような「FiveM だけ動いて他のゲームが固まる」ケースでは、COM 10016 の警告は“主犯”ではなく、たまたま同時にログに残っているだけのノイズと考えるのが現実的です。それよりも、

  • GPUドライバー/オーバーレイの干渉
  • Nahimic などのサウンド系常駐
  • Gaming Services や Xbox 関連の破損

といった、実際にゲームプロセスにフックする要素の方を優先的に疑う方が、解決への近道になります。

FiveMだけ動くときに注目したいポイント

FiveM が普通に遊べているのに、他ゲームが軒並み落ちる/固まる場合、次のような推測が成り立ちます。

  • FiveM は標準の EAC/BattlEye とは違うアンチチート構成で動いている
  • FiveM をウィンドウモード/ボーダレスで遊んでいるが、他ゲームは独自フルスクリーン(Exclusive Fullscreen)で動いている
  • FiveM の起動経路(ランチャー、WebView、オーバーレイ)が他ゲームと異なり、問題コンポーネントを踏んでいない

この差を意識しながら、

  • 他ゲームでもウィンドウモードにしてみる
  • Game Bar や GeForce Overlay を切る/入れる
  • サウンドユーティリティを無効化した状態と有効化した状態を比べる

といったテストをすると、「FiveMだけ動く理由」が見えてきて、原因の特定がしやすくなります。

まとめ:上から順に試しながら“どこで変化したか”をメモする

Windows 11(24H2)環境で、FiveM 以外のゲームが起動直後に固まる場合、

  • GPUドライバーとオーバーレイの干渉
  • Gaming Services/Xboxコンポーネントの破損
  • Nahimicなどサウンド系常駐との相性
  • DirectXシェーダーキャッシュやWebExperience関連の構成ずれ
  • ストレージ/メモリなどハードウェアの問題

といった要素が複合的に絡んでいることが多く、COM 10016(WebExperience)の警告そのものは、ほとんどの場合“無視してよいノイズ”です。

本記事で紹介したように、

  1. オーバーレイ・常駐をすべて止める
  2. GPUドライバーをクリーンインストール
  3. SFC/DISMでシステムを修復
  4. Gaming Servicesやサウンド系常駐を入れ直し/無効化
  5. クリーンブートや新規ユーザーで切り分ける

といったステップを上から順番に、一つずつ試し、その都度「何が変わったか」をメモしながら進めていくことで、原因の切り分けと解決が同時に進みます。

どの手順で改善したかが分かれば、再発したときにも同じ対処をすばやく再現できますし、PCを買い替えたり再インストールしたあとにも、同様の構成にしないよう注意する指標になります。焦らず、一つずつ潰していきましょう。

この記事を書いた人

実務の現場で詰まりがちなポイントを地図にするITブログ「IT trip」を運営。Windows/Office(Teams・Excel)からSQL、サーバ運用、ガジェットまで、再現性のある手順と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ試せること、そして迷った人の次の一歩が見えることを大切にしています。

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