Windows 11 イベントID 1060エラーの原因と解決策を徹底解説

Windows 11を使っていると、稀にイベントビューアーにイベントID 1060のエラーが繰り返し表示されることがあります。実は私も、起動してしばらく経つと何やら「WsResetDevice.sys が見つからない」というエラーメッセージが蓄積されて、最初は何が起きているのかさっぱりわかりませんでした。調べてみるとMicrosoft Storeに関連する「WsReset.exe」が一因とみられ、不要なドライバ参照が残っているケースが多いようです。ここでは、私自身の体験談をまじえながら原因や対処方法をわかりやすくまとめます。

目次

イベントID 1060とは

イベントID 1060は、ドライバ関連の問題を示すエラーログです。たとえばWindowsが起動する際に、特定のドライバファイルを読み込もうとして見つからなかったり、何かしらの不整合が生じたりすると記録されることがあります。今回取り上げる「Application Popup」形式のログは、ユーザーが明示的に操作を行わなくても表示されるタイプで、見落としがちです。

具体的なメッセージの例

私の場合には、以下のようなエラーメッセージが出ていました。
– \SystemRoot\SysWow64\DRIVERS\WsResetDevice.sys が見つからない
– ドライバを読み込めませんでした。
こうしたメッセージがPC起動時に毎回記録されるので、なんだか不安になりますよね。

エラー発生のタイミング

多くのケースでは、PCを起動してWindowsがサービスやドライバを読み込む初期段階でこのエラーが記録されます。ただし、明確なタイミングがわからず、イベントログを開いて初めて気づくこともしばしばです。

エラー発生の背景

「WsReset.exe」というMicrosoft Storeをリセットするツールが原因のひとつになっているケースがよく報告されています。実はこのツールそのものは、ストア関連の設定やキャッシュを再初期化するときに使われるものです。しかしながら、何らかの理由でドライバとして扱われる設定がレジストリに残ってしまうと、起動時に「WsResetDevice.sys」を探してしまい、結果として見つからずエラーを出すのです。

Microsoft Storeをこまめにリセットしておくと、キャッシュなどが整理され快適な操作感が保てることがあります。

私が遭遇したケース

私の環境では、一度Microsoft Storeでインストールが不完全だったアプリを削除しようとしてうまくいかず、その後ストアをリセットした覚えがあります。そうした作業の直後から、なぜかイベントビューアーに1060エラーが溜まり始めたのです。最初はストアの問題だと思って何度もストアの修復をしたのですが、根本的な原因はレジストリに残ったドライバ参照でした。

同種の類似事例

他にも、サードパーティ製ソフトウェアがアンインストール時に正しくドライバ情報を消さずに放置するケースもあるようです。私の知人はVPNソフトを削除した後、レジストリにそのVPNドライバのエントリが残っていたことが原因で同様の1060エラーに悩まされていました。

原因の詳細

イベントID 1060のエラーが発生する原因をもう少し深掘りすると、以下のようなポイントが考えられます。

レジストリエントリが残存している

先述の通り、実際にファイル自体は存在しないにもかかわらず、レジストリ内にドライバとして読み込む設定が残ってしまうパターンです。クリーンブートやSFCをしても問題なしと出るのに、イベントログだけがエラーを訴え続けるので厄介です。

サードパーティ製ソフトウェアとの干渉

ウイルス対策ソフトや一部のドライバ管理ツールが、System32やSysWow64フォルダ内のファイルを独自に監視・管理しているケースがあります。アンインストール後にシステムがまだファイルを読み込もうとし、見つからないままエラーになるという流れです。

その他の要因

Windowsアップデート時の不具合や、マルウェアの痕跡などによって不審なドライバ参照が残ってしまう場合もゼロではありません。こうした場合、同じようにドライバファイルが見つからないログが大量に記録されることがあります。

解決策の一覧

イベントID 1060エラーを解消するためには、主に以下のステップを検討してみることが有効です。今回は私が実際に試して成功した方法や、知人から聞いた対処例も交えながらご紹介します。

新しいローカルアカウントを作成して検証

もし既存のユーザーアカウントに何かしらの問題があると、新規アカウントでは同じエラーが再現しない場合があります。まずは手間をかけずに対処する上で、最初に試してみるのも一つの方法です。
1. Windowsの設定からアカウントに移動
2. 家族とその他のユーザー (あるいはアカウント) を選び、新しいローカルアカウントを作成
3. 新アカウントでサインインしてエラーが発生するか確認

私は実際に新規アカウントを作成し、再起動後にイベントビューアーを見てみましたが、そこでは1060エラーが発生しないことを確認しました。そのため問題はユーザー環境(レジストリ設定を含む)に依存していると推測できました。

レジストリキーの削除

WsResetDevice.sysを参照するエントリが残っている場合、それを取り除くだけでエラーは解消される可能性が高いです。ただし、レジストリ操作はリスクがあるため、バックアップを取ってから行うことを強くおすすめします。

操作手順

1. Windowsキー+Rで「regedit」を入力しレジストリエディタを起動
2. HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Class\{36fc9e60-c465-11cf-8056-444553540000} に移動
3. UpperFiltersなどに「WsResetDevice.sys」の文字列が残っていないか確認
4. 見つかった場合はエクスポートでバックアップを取得後、該当値を削除
5. PCを再起動してイベントログを確認

注意点

削除する値が不明確なまま操作すると、USBドライバやストレージ系のドライバなど他の重要な設定を巻き添えで消してしまう恐れがあります。慎重に作業を進めてください。
また、不要ファイルを検索して物理的に削除する手段もありますが、そもそもWsResetDevice.sysファイル自体が存在しないケースがほとんどです。あくまでレジストリ上の参照を取り除くのが主眼となります。

クリーンブートでの検証

クリーンブートは、Windowsの起動時に読み込まれるサービスやスタートアッププログラムを最小限に制限して、問題の原因を切り分けるために行います。

操作手順

1. Windowsキー+Rで「msconfig」を起動
2. [全般]タブで「診断スタートアップ」または「選択スタートアップ」を選択し、不要なサービスを停止
3. [サービス]タブでMicrosoftのサービスを隠して残りをすべて無効化
4. 再起動後、同じ1060エラーが発生するか確認

クリーンブート中にエラーが出なかった場合は、何かしらのサードパーティ製ソフトウェアやサービスが原因となっているかもしれません。ひとつずつサービスを有効にしながら確認すると特定しやすいです。

インプレースアップグレード

レジストリ操作などでは解決しなかった場合、Windows 11を上書きインストールすることでシステムファイルやレジストリの破損を修復できる可能性があります。インプレースアップグレードを行うと、基本的に個人データやアプリは保持されますが、万が一に備えてバックアップを取りましょう。

解決にまつわる事例

私自身は、レジストリ内のUpperFiltersから「WsResetDevice.sys」の記述を削除したところ、あっさりとイベントID 1060エラーが消えました。それまではSFCやDISM、ドライバ更新をやってもまったく効果がなく、数日間悩んでいたので拍子抜けしたほどです。

同じように知人がVPN関連のドライバエントリを削除して解決した事例もあります。ポイントは「このドライバは本当に必要か」をちゃんと確認することです。特にVPNや仮想化ソフトなどを多用している場合、インストールとアンインストールを繰り返しているうちにゴミのような参照情報が積もってしまうことがあるようです。

私の知り合いは、誤って重要なドライバエントリまで削除してしまい、USB機器が認識されなくなるトラブルに見舞われたそうです。操作には十分注意してくださいね。

追加で試してみると良いこと

もしレジストリの修正やクリーンブートなどの対処後も症状が続くようなら、以下の点もチェックしてみると良いです。

SFCとDISMの再実行

すでに試している方も多いと思いますが、念のためもう一度行うことには意味があります。アップデート適用後、改めてシステムファイルの整合性をチェックすると、以前は見つからなかった破損が検知される可能性もあります。

ドライバのバージョン確認

デバイスマネージャーで異常が表示されていなくても、実は古いバージョンのドライバが裏で不具合を起こしているケースもあります。特にチップセットドライバやUSBドライバは、更新を怠ると謎のエラーログが出やすい印象です。

イベントビューアーの詳細ログを参照

イベントビューアーでは、システムログ以外にもアプリケーションやセキュリティなど複数のカテゴリがあります。関連しそうなログを一通り目を通してみることで、エラーの原因を示唆するメッセージが見つかるかもしれません。

あれこれ調べるのが面倒だからといって放置してしまうと、将来的に大きな不具合につながる可能性があります。小さなエラーでも原因を突き止める癖をつけておくと安心です。

対処法の比較表

以下は代表的な対処法と期待できる効果、難易度をまとめた表です。状況に合わせて取り組みやすいものから試してみてください。

対処法 期待できる効果 難易度
新しいアカウント作成 ユーザー設定の問題切り分け 容易
レジストリキー削除 不要ドライバ参照の除去 中級
クリーンブート サードパーティ製の影響調査 中級
インプレースアップグレード システム全体の修復 やや高

まとめ

イベントID 1060エラーは、その名前からはわかりにくいですが、実はドライバの不整合が根源となっていることがほとんどです。特に「WsResetDevice.sysが見つからない」というメッセージが出る場合は、Microsoft Store関連のドライバ参照がレジストリに残っているケースが疑われます。対処法としてはレジストリキーの削除が最も効果的ですが、削除前にバックアップをしっかり取り、細心の注意を払いながら作業してください。

また、問題解決のための手順は人それぞれのPC環境によって微妙に異なる場合があります。クリーンブートや新規アカウントで原因を切り分けながら、不要ドライバのエントリを探し出すプロセスは地味ではありますが、意外なソフトウェアの名残が見つかることもあって発見が多いです。もしどうしても解決しない場合は、インプレースアップグレードなどの手段も検討してみましょう。

私の場合はレジストリ削除が功を奏してからは、イベントビューアーにエラーが一切出なくなり、気持ちよくPCを使えるようになりました。些細なエラーでも解消するとスッキリしますよ。

この記事を書いた人

実務の現場で詰まりがちなポイントを地図にするITブログ「IT trip」を運営。Windows/Office(Teams・Excel)からSQL、サーバ運用、ガジェットまで、再現性のある手順と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ試せること、そして迷った人の次の一歩が見えることを大切にしています。

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