Windows 11でHearts(ハーツ)が見つからない?原因と安全に遊ぶための完全ガイド

「新しいWindows 11 PCにソリティアはあるのに、Hearts(ハーツ)だけ見つからない…」という相談はとても多くなっています。実は、従来の「Microsoft Hearts」は既にWindows本体から姿を消しており、そのままでは遊べません。本記事では、なぜ見つからないのか、そしてWindows 11環境で安全かつ快適にHeartsを遊ぶ方法を、初心者にもわかりやすく解説します。

目次

Windows 11で「Hearts」が見つからない本当の理由

まず押さえておきたいのは、Windows 11に従来の「Microsoft Hearts」は最初から入っていないという事実です。

トランプゲームのHeartsは、Windows 3.1〜Windows 7まで長年標準搭載されていたため、「Windowsの定番ゲーム」というイメージが強く残っています。しかし、MicrosoftはWindows 8以降、従来型のゲーム群(Hearts、Minesweeper、古いソリティアなど)をOS本体から段階的に削除しました。Heartsもその対象に含まれています。

その結果、Windows 8/8.1/10/11 にはHeartsは同梱されていません。Windows 10や11にアップグレードした際に、古いHeartsが削除されることも公式に言及されています。

また、「Microsoft Solitaire Collection」が標準で入っているため、「その中にHeartsもあるのでは?」と思う方も多いですが、こちらに収録されているのは次の5種類のみです。

  • Klondike(クロンダイク)
  • Spider(スパイダー)
  • FreeCell(フリーセル)
  • Pyramid(ピラミッド)
  • TriPeaks(トライピークス)

Microsoft Solitaire CollectionにはHeartsは含まれていないため、「ソリティアはあるのにHeartsだけ見つからない」という状況が発生します。

OSごとのHeartsの有無一覧

WindowsのバージョンHearts標準搭載備考
Windows 3.1 / Workgroups 3.11あり「The Microsoft Hearts Network」としてネットワーク対戦に対応
Windows 95 / 98 / Me / XP / Vista / 7ありローカル対戦用の「Microsoft Hearts」として搭載
Windows 8 / 8.1なし従来型ゲームがOSから削除
Windows 10なしアップグレード時に旧Heartsは削除される仕様
Windows 11なしMicrosoft製のHeartsは提供終了。代わりにStoreアプリやWebゲームを利用

つまり、新しいWindows 11 PCでいくら探してもHeartsが見つからないのは、そもそも最初から入っていないからというのが結論です。

現在のWindows 11でHeartsを遊ぶ一般的な方法

では、Windows 11ユーザーはどうやってHeartsを遊べばよいでしょうか。もっとも現実的で安全な選択肢は次の2つです。

  • Microsoft Storeからサードパーティ製のHeartsアプリを入れる(推奨)
  • ブラウザで遊べるWeb版Heartsを利用する

ここからは、それぞれの方法について詳しく解説します。

Microsoft StoreからHeartsアプリをインストールする(推奨ルート)

現在のWindows 11でHeartsを遊ぶ、最も一般的かつ安全性の高い方法がMicrosoft Store経由でサードパーティ製Heartsアプリをインストールすることです。Microsoft自身も、公式フォーラムでこの方法を案内しています。

インストール手順(基本)

  1. 画面左下のスタートボタンをクリック
  2. アプリ一覧から「Microsoft Store」を開く
  3. 上部の検索ボックスに「Hearts」と入力して検索
  4. 表示されたアプリ一覧から、目的に合うHeartsアプリを選択
  5. アプリ詳細ページで評価・レビュー、オフライン対応、アプリ内課金、プライバシーポリシーなどを確認
  6. [入手]または[インストール]ボタンをクリック
  7. インストールが完了したら、スタートメニューや検索からアプリを起動
  8. よく遊ぶ場合は、アプリ一覧で右クリックして「スタートにピン留め」しておくと便利

Microsoft StoreでHeartsアプリを選ぶポイント

同じ「Hearts」という名前でも、アプリによって品質や安全性はさまざまです。最低限、次のポイントはチェックしておきましょう。

チェック項目見るべきポイント具体的な目安
評価(星の数)ゲームとしての完成度・安定性★4以上だと大きな不満は少ない傾向
レビュー内容クラッシュ・バグ・広告の多さなど最近の日付のレビューを数件読むのがおすすめ
オフライン対応インターネットなしでも遊べるか「オフラインでプレイ可能」などの表示があると安心
アプリ内課金課金しないと遊べない要素の有無「広告削除のみ」「テーマ追加」などなら比較的安心
プライバシーどんなデータを収集するか不要な個人情報を求めないアプリを選ぶ
開発元実績・信頼性同じ開発元の他ゲームの評価もチェック

どんなタイプのHeartsアプリがある?

Storeで「Hearts」と検索すると、多数のアプリがヒットします。大まかに次のようなタイプに分けられます。

タイプ特徴向いているユーザー
シンプルなオフライン特化型CPU対戦のみ、機能は最小限。軽量でサクサク。旧Microsoft Heartsの感覚でサクッと遊びたい人
オンライン対戦・ランキング対応型世界中のプレイヤーと対戦。ランキングや実績がある。他プレイヤーとの駆け引きを楽しみたい人
複数トランプゲーム収録型Heartsのほか、SpadesやEuchreなど複数ゲームを収録。いろいろなトリックテイキングゲームを遊びたい人

まずは無料でオフライン対応のシンプルなアプリから試してみるのがおすすめです。

アンインストール方法

インストールしたHeartsアプリが合わなかった場合は、次の手順で簡単にアンインストールできます。

  1. 設定アプリを開く
  2. 「アプリ」→「インストールされているアプリ」を選択
  3. 一覧から該当のHeartsアプリを探す
  4. 右側のメニュー(…)をクリックし、[アンインストール]を選択

これで不要なHeartsアプリをきれいに削除できます。

ブラウザで遊べるWeb版Heartsという選択肢

インストールせずにすぐ遊びたい場合は、ブラウザ上で動作するWeb版Heartsという選択肢もあります。「hearts online」「hearts card game」などと検索すると、複数のサイトが見つかります。

Web版のメリット・デメリットは次の通りです。

項目メリットデメリット・注意点
インストール不要すぐ遊べる、PCのストレージを消費しないサイトが閉鎖されると遊べなくなる
手軽さ会社や学校のPCでもブラウザからアクセスできる場合があるポリシーによってはゲームサイト自体がブロックされることも
広告無料で遊べるケースが多い画面の一部が広告だらけになるサイトもある
安全性信頼できる大手サイトなら比較的安心怪しいポップアップや偽のボタンに注意が必要

Web版を利用する場合は、次の点に気をつけましょう。

  • URLが不自然なサイトや、警告を出すブラウザは避ける
  • 「今すぐダウンロード」など、ゲームとは関係なさそうなボタンをむやみにクリックしない
  • 個人情報やアカウント登録を求めるサイトは慎重に判断する

「試しにHeartsがどんなゲームかやってみたい」「インストールはしたくない」という場合には、Web版Heartsが便利です。

旧「Microsoft Hearts」にこだわる場合の選択肢と注意点

中には、「Windows 7時代のあのHeartsをもう一度遊びたい」という方もいるでしょう。この場合、非公式な方法になりますが、代表的な選択肢は次の2つです。

  • 有志が配布している「Windows 7 Games for Windows 11」のようなパッケージを利用する
  • 古いPCからHearts関連ファイルをコピーしてくる

こうした方法は一部の技術ブログやコミュニティで紹介されていますが、いずれも自己責任となり、セキュリティやライセンス上のリスクを伴います。特に、実行ファイルを外部サイトからダウンロードする行為は慎重に判断してください。

非公式パッケージの利用について

「Windows 7 Games for Windows 11」といった名称で、旧Windows 7のゲームをまとめてインストールできるパッケージが配布されているケースがあります。これらは技術的には便利ですが、次のような注意点があります。

  • 配布元がMicrosoftではない(=公式サポート対象外)
  • 今後のWindowsアップデートとの互換性が保証されない
  • ウイルススキャンをしても、将来的な安全性までは担保できない
  • 企業や学校のPCでは利用規約違反になる可能性がある

どうしても利用したい場合は、以下を徹底してください。

  • 信頼できる情報源か慎重に確認する
  • 必ず最新のウイルス対策ソフトでスキャンする
  • 重要なデータを扱うPCにはインストールしない(検証用PCなどに限定)
  • 企業や学校のPCでは、必ず管理者に事前に確認する

古いPCからHeartsをコピーする場合

Windows 7が入っている古いPCからHeartsの実行ファイルをコピーし、Windows 11で動かすという方法も、技術的には紹介されています。ただし、こちらも推奨されません。

  • 必要なDLLやレジストリ設定が揃わず、正常に動作しない可能性
  • ライセンス上、想定された利用方法ではない可能性
  • 将来のWindowsアップデートで起動しなくなるリスク

「懐かしさを味わいたい」という目的であれば、見た目やルールを再現したサードパーティ製Heartsアプリを選ぶ方が安全で現実的です。

会社・学校PCでHeartsを遊びたい場合の注意点

会社や学校で支給されたPCでは、Microsoft Storeやゲームアプリのインストールが制限されていることが多くあります。グループポリシーやIntuneなどで制御されており、ユーザー側では変更できません。

状況考えられる原因取るべき行動
Microsoft Store自体が開けない管理者がStoreを無効化している独自に回避せず、管理者にルールを確認する
Heartsを検索してもアプリが出てこない年齢制限やアプリカテゴリ制限が設定されているファミリーセーフティや組織のポリシーを確認
インストールボタンがグレーアウトしているインストール権限が制限されている管理者にアプリ追加の可否を相談する
Web版HeartsのサイトにアクセスできないファイアウォールやWebフィルタでブロック業務時間中の利用は避け、規程を遵守

特に業務用・学習用PCでは、「娯楽目的のゲーム利用」が禁止されているケースも多いため、まずは就業規則や校則、IT利用ポリシーを確認することが重要です。

Heartsの基本ルールと用語をおさらい

せっかくなので、久しぶりにHeartsをプレイする方向けに、ルールを簡単におさらいしておきます。

ゲームの目的

Heartsは4人でプレイするトリックテイキング( trick-taking )ゲームです。基本ルールは次の通りです。

  • できるだけ点数を取らないことが目的
  • ハートのカード(♥)はすべて1点
  • スペードのクイーン(♠Q)は13点という大きなペナルティ
  • 合計点が一定値(例:100点)に達したプレイヤーが出た時点でゲーム終了
  • 最終的にもっとも点数が低い人が勝ち

ラウンドの流れ

  1. 各プレイヤーに13枚ずつカードが配られる(52枚=4人×13枚)
  2. ラウンドごとに、決められた方向(左・右・向かい・なし)へ3枚のカードをパスする
  3. クラブの2(♣2)を持っているプレイヤーが最初のリードを行う
  4. 各プレイヤーは、可能であれば同じスートをフォローしなければならない
  5. リードしたスートの中で最も高いカードを出したプレイヤーが、そのトリックのカードをすべて獲得
  6. 獲得したカードの中のハートと♠Qがそのプレイヤーの点数になる

「Shoot the Moon(シュート・ザ・ムーン)」

Heartsならではの派手なルールが「Shoot the Moon」です。

  • ハートのカード(♥)と♠Qをすべて1人で獲得すると、通常とは逆に有利になる
  • 多くのルールでは、自分の点数が0になり、他の全員に大量の点数(例:26点)が加算される
  • リスクは高いが、一気に逆転を狙える戦術

サードパーティ製のHeartsアプリでも、このルールが採用されていることが多く、「Shoot the Moon」を狙う設定があるかどうかを確認しておくとより楽しめます。

旧Microsoft Heartsとの違い

Windows 7までの「Microsoft Hearts」では、対戦相手の名前やグラフィックなど、独特の雰囲気がありました。サードパーティ製アプリでは完全再現は難しいものの、

  • トリックのアニメーション
  • カードデザインのテーマ変更
  • 難易度調整やAIの思考レベル

といった要素で、むしろ昔より遊びやすくなっているものもあります。

よくある質問とトラブルシューティング

Q. Microsoft Solitaire CollectionにHeartsを追加できますか?

A. できません。Microsoft Solitaire Collectionは、「ソリティア」「スパイダー」「フリーセル」「ピラミッド」「トライピークス」専用のハブアプリであり、Heartsはラインナップに含まれていません。

Q. Storeで「Hearts」と検索しても何も出てきません

以下の原因が考えられます。

  • 企業・学校のポリシーで「ゲーム」カテゴリが非表示になっている
  • Microsoftアカウントの年齢が子どもに設定されており、ゲームアプリに年齢制限がかかっている
  • 地域設定の問題で、特定のアプリがその国・地域では公開されていない

この場合、以下を順に確認してみてください。

  1. 「設定 → 時刻と言語 → 言語と地域」で地域設定を確認
  2. 「設定 → アカウント → 家族とその他のユーザー」からファミリー設定が有効か確認
  3. 組織のPCであれば、管理者に「ゲームアプリの利用ポリシー」を確認

Q. 無料のHeartsアプリは広告が多くて遊びづらい…

多くの無料ゲームは、表示広告や動画広告によって収益を得ています。広告が気になる場合は、次のような対策を検討しましょう。

  • 「一度課金すると広告削除」というタイプのアプリを選ぶ
  • 有料で広告なしのHeartsアプリを選択する
  • 広告表示の少ない評価の高いアプリを探す

一方で、過度に課金要素が多いアプリ(コイン購入が必須、進行にスタミナ制限があるなど)は、従来のHeartsとは距離があるため、レビューをよく読んでからインストールするのがおすすめです。

Q. 古いMicrosoft Heartsをどうしても使いたいです

前述の通り、非公式パッケージやファイルコピーで旧HeartsをWindows 11に入れる方法も存在しますが、一般ユーザーにはおすすめできません。セキュリティ・互換性・ライセンスいずれの面から見ても、

  • 信頼できるStoreアプリ
  • 評価の高いWeb版Hearts

といった現代的な代替手段を選ぶ方がトラブルを避けやすいのが実情です。

まとめ:Windows 11でHeartsを楽しむためのベストプラクティス

最後に、本記事のポイントを整理します。

  • Windows 11には、従来の「Microsoft Hearts」は最初から入っていない
  • HeartsはWindows 7まで標準搭載されていたが、Windows 8以降OSから削除された
  • Microsoft Solitaire CollectionにもHeartsは含まれていないため、いくら探しても見つからないのは当然の挙動
  • 現在のWindows 11でHeartsを遊ぶ一般的な方法は次の2つ
    • Microsoft Storeでサードパーティ製のHeartsアプリをインストール(推奨)
    • ブラウザで遊べるWeb版Heartsを利用
  • アプリ選びでは、評価・レビュー・オフライン対応・課金形態・プライバシーポリシーを必ずチェックする
  • 会社・学校PCでは、Storeやゲーム利用自体が制限されている場合があるため、ポリシー遵守が最優先
  • 旧Microsoft Heartsを非公式に復活させる方法もあるが、安全性・ライセンスの観点から一般には推奨されない

昔ながらのWindowsに慣れていると、「Heartsがないなんておかしい」と感じるかもしれませんが、現在は「必要なゲームは自分で選んで入れる」時代になっています。Microsoft Storeや信頼できるWebサービスを上手に活用して、Windows 11でも安心してHeartsを楽しんでください。

この記事を書いた人

実務の現場で詰まりがちなポイントを地図にするITブログ「IT trip」を運営。Windows/Office(Teams・Excel)からSQL、サーバ運用、ガジェットまで、再現性のある手順と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ試せること、そして迷った人の次の一歩が見えることを大切にしています。

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