Windows 11のロック画面は、[設定]→[個人用設定]→[ロック画面]で「画像」を選び、使いたい写真を指定すると変更できます。パスワードやPINを入力するサインイン画面にも同じ画像を出したい場合は、同じページの「サインイン画面にロック画面の背景画像を表示する」をオンにします。サインイン後のデスクトップ壁紙は別設定です。
この記事では、写真を1枚に固定する手順、スライドショー・Windowsスポットライトの選び方、画像が変わらない場合の確認順を説明します。会社や学校のPCでは、利用者の設定より管理ポリシーが優先される場合があります。
1.ロック画面の写真を変更する手順
Windows + Iで設定を開き、[個人用設定]→[ロック画面]へ進みます。- [ロック画面を個人用に設定]に相当する選択欄で[画像]を選びます。
- [写真を参照]または[画像を参照]を押し、PCに保存したJPEG・PNGなどの画像を指定します。
- プレビューを確認し、
Windows + Lでロックして実際の表示を確かめます。PINやパスワードを入力して戻れます。
写真を指定したのに風景画像へ戻る場合は、選択欄が「Windowsスポットライト」のままになっていないかを確認します。「画像」にすれば自分で指定した1枚、「スライドショー」なら指定フォルダーの写真を使います。設定名はWindowsの更新状態で多少異なります。
| 背景 | 向いている使い方 | 確認すること |
|---|---|---|
| 画像 | 好きな1枚を固定したい | 参照した画像の場所と見え方 |
| スライドショー | 複数の写真を切り替えたい | 対象フォルダーと詳細設定 |
| Windowsスポットライト | Microsoft配信の写真を楽しみたい | 通信や組織の利用制限。写真の固定には向かない |
2.サインイン画面とデスクトップ壁紙を別々に設定する
ロック画面は時刻やウィジェットが出る画面、サインイン画面はPIN・パスワードなどを入力する画面です。[ロック画面]の「サインイン画面にロック画面の背景画像を表示する」をオンにし、ロック後にキーを押して入力画面でも確認します。表示を共有する設定なので、サインイン画面用に別の画像をここで指定する手順ではありません。
デスクトップは[設定]→[個人用設定]→[背景]から変更します。写真・単色・スライドショー・スポットライトなどを選べ、画像の表示方式も調整できます。ロック画面を変更しても、デスクトップ壁紙まで同時に変更する必要はありません。
複数モニターの壁紙を分けたい場合は、デスクトップの[背景]の画像選択で対象モニターを指定できるか確認します。デスクトップの「合わせて拡大」「画面に合わせる」などの表示方式が、そのままロック画面へ引き継がれるわけではありません。
写真が切れる・ぼやけるときの画像の選び方
まず[設定]→[システム]→[ディスプレイ]で解像度を確認します。写真は画面と近い縦横比で、表示する画面に足りる解像度のものを用意します。たとえば1920×1080の画面なら同じ比率の写真、3840×2160の画面ならその解像度に合う写真が目安です。「1920×1080が全PCの必須サイズ」ではありません。
- 縦写真は横画面で周囲が切れることがあるため、横写真を使うか、元画像をコピーして画面の比率へトリミングします。
- 顔・ロゴ・文字を画像の端へ寄せすぎないようにします。時計やウィジェットが重なっても読めるか実画面で確認します。
- HEICなどの画像が候補に出ない場合は、手元でJPEGへ書き出したコピーで試します。元画像は保存します。
- ロック中でも他の人に見えるため、住所・学校名・社内資料などが写った写真を避けます。
組織で文字入りの画像を配布する場合、Microsoftは異なる縦横比での中央配置・切り抜きを考慮し、重要な文字を中央の範囲へ収める設計を案内しています。家庭用の写真も同じ考え方で、端の被写体が切れて困らない画像を選ぶと調整しやすくなります。
スライドショーの設定と、切り替わらない場合
- 見せたい写真だけを入れたフォルダーを用意します。横向き写真をまとめると表示を確認しやすくなります。
- [ロック画面]の選択欄で[スライドショー]を選び、アルバムに使うフォルダーを追加します。不要なフォルダーは設定から外します。
- 詳細設定がある場合は、バッテリー使用時や電源の状態に関する項目を確認します。会社のPCでは変更が許可されているかも確認します。
- 写真が切り替わらない場合は、フォルダーに開ける画像があるか、保存先にアクセスできるかを確認します。まず数枚のJPEGをPC内の通常のフォルダーへ置いて比較します。
OneDriveなどを使う場合は、写真がオンラインだけで保存されていないかも確認します。ファイルを通常の写真アプリで開けない状態なら、ロック画面の設定より先にファイルの保存・同期を確認してください。切り替え間隔や詳細項目はバージョンにより異なるため、レジストリの固定値で調整することから始めません。
天気・ニュースなどの表示を減らしたい
ロック画面の画像と、追加情報の表示は別です。[ロック画面]に[ウィジェット]の設定がある場合は、不要なウィジェットを削除したり、全体をオフにしたりできます。旧形式の[ロック画面の状態]や「天気など」が表示される場合は、情報を出したくなければ[なし]を選びます。すべてのPCが同じUIとは限りません。
「ロック画面にトリビアやヒントなどの情報を表示する」に相当する項目がある場合は、これも好みに応じてオフにします。壁紙だけ変えても情報表示が残る場合は、背景ではなくこちらの設定を確認しましょう。
Windowsスポットライトの画像を保存したい場合の注意
スポットライトはMicrosoftが配信する画像を使う機能で、設定画面から任意の配信写真を固定して選ぶ機能ではありません。気に入った写真を確実に固定したいなら、利用権を確認できる手元の画像を[画像]から指定する方法が分かりやすくなります。
インターネット上には、次のユーザー別キャッシュからファイルをコピーし、拡張子を付ける手順が紹介されています。ただし、これは画像の公式な保存・書き出し機能ではなく、Windowsのバージョンや配信方式によって、フォルダーがない・目的の写真がない場合があります。
%LOCALAPPDATA%\Packages\Microsoft.Windows.ContentDeliveryManager_cw5n1h2txyewy\LocalState\Assets
この場所を確認する場合も、元ファイルを削除・移動せず、別フォルダーへコピーしたものだけを確認します。拡張子を .jpg にして開けないファイルは画像とは限りません。ファイルサイズだけで写真を断定しないでください。画像を取得できても再配布・商用利用の許可が得られるわけではないため、出所と権利を確認します。
変更できない・元へ戻るときの確認順
| 症状 | 先に確認すること |
|---|---|
| 画像を指定しても変わらない | 「画像」選択とプレビュー。別のローカルJPEGで比較し再起動 |
| サインイン画面だけ変わらない | 背景画像を表示するスイッチ。ロック画面と入力画面を分けて確認 |
| 画像や選択欄がグレー | 管理ポリシー、Windowsのライセンス認証状態 |
| 写真が切れる | 画面と写真の比率。コピーした画像をトリミングして再確認 |
| スポットライトだけ更新されない | 通信・Windows Update・組織の制限。いったん「画像」で表示を確認 |
「一部の設定は組織によって管理されています」が出る場合は、組織によって管理されていますの確認手順で接続状態を確認します。会社・学校の端末は管理者へ相談し、ポリシーのレジストリを消して回避しないでください。
画面や設定アプリが応答しない場合は、Windowsを再起動し更新を確認します。背景変更のために C:\ProgramData\Microsoft\Windows\SystemData の所有権を変更したり、システムキャッシュをまとめて削除したりする必要はありません。画像以外のWindows不具合が併発している場合は、DISM・SFCの修復と進まない場合の確認などで症状に合う切り分けを行います。
企業・学校で同じロック画面を配布する場合
一括設定はWindowsのエディションと管理方法の対応を先に確認します。Microsoftの現行ガイドでは、ロック画面のGPO設定はEnterprise/Education/IoT Enterprise向けで、Pro/Pro EducationはGPO欄が非対応です。Intune/CSPの対応とは分けて確認してください。「gpedit.mscに設定が見える」だけで適用できるとは限りません。
Intuneでは設定カタログのPersonalization→[Lock Screen Image Url]、または ./Vendor/MSFT/Personalization/LockScreenImageUrl を使う方法が案内されています。GPO対応端末では[コンピューターの構成]→[管理用テンプレート]→[コントロール パネル]→[個人用設定]のロック画面・ログオン画像の強制設定を確認します。
画像のURL・保存先、端末からのアクセス、ログオン前に表示されるかを小規模に検証してから配布します。個人PCの写真変更に、この管理者向け設定は不要です。元に戻すときも管理元でポリシーを解除し、利用者ごとにレジストリを手作業で削除する運用は避けます。

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