抽選券101枚を4面印刷する前に|欠番・重複・空白の点検方法

抽選券を100枚から101枚へ増やすと、4面印刷の最後はどうなるのでしょうか。端数の空白を券に数えたり、最後の用紙を丸ごと取り除いたりすると、実際に配る番号が予定とずれます。印刷データだけでなく、裁断後の紙を確認する手順を用意しましょう。

この記事では、ITtripが提供する「切ったら順番」で1〜101番の紙の券を作った例から、欠番・重複・空白を点検する方法を説明します。このサービスは番号付きの紙券を作る道具で、当選者の選定や抽選の公平性を保証する機能はありません。

目次

まず、配る番号と未配布の券を分ける

券に1〜101と書かれていても、101人へすべて渡すとは限りません。予備、印刷失敗分、取り消した券、まだ配っていない券が残る場合があります。抽選に使う番号の範囲と、実際に参加対象へ配った券の記録を照合できるようにします。

照合する項目今回の例運営時に記録すること
生成した範囲1〜101元PDFと生成範囲
生成した枚数101枚裁断後の枚数
空白3枚除去した数
配布対象現場で確定配布済み番号または範囲
未配布・無効現場で確定予備・取消・印刷失敗分を区別

連番を作るだけでは、どの券が配布されたか分かりません。特に再印刷した券がある場合は、同じ番号の旧券を使えない状態にしてから配布します。

101枚なら、4つの束は26・26・26・23枚

101枚の抽選券PDFの最初の用紙。1・27・53・79の4面配置。
101枚分のPDFを生成した例。26枚の用紙に、カード101面と空白3面が入ります。

開始番号1、終了番号101、タイトル「抽選券」で作成します。カード用紙は26枚、最後に手順書が1ページ付くので、PDF全体は27ページです。カードの印刷範囲は1〜26ページとします。

束番号範囲有効なカード枚数空白枚数
A:左上1〜26260
B:右上27〜52260
C:左下53〜78260
D:右下79〜101233

1枚目の番号は1・27・53・79です。各束の枚数を合計すると26+26+26+23=101枚。4面×26枚の用紙=104面なので、104−101=3面が空白になります。

空白3枚は券として数えず、番号の付いた紙を残す

101枚の抽選券PDFの26枚目。26・52・78の3枚と右下の空白。
最後の用紙にも有効な番号が3つあります。用紙ごと捨てず、裁断後に空白だけを除きます。

この例の空白は、Dの束の末尾、つまり24〜26枚目の用紙の右下に入ります。26枚目には26・52・78の有効な券もあるため、「最後の用紙は不要」と考えて捨てることはできません。中央で裁断した後、Dの束から空白3枚だけを取り除きます。

空白と印刷の抜けは別です。空白として予定された位置は、画面やPDFにも何もありません。PDFには番号があるのに紙には出ていない場合は、印刷不良として再確認します。

点検は「端の番号」「つながり」「枚数」の3つで行う

  1. 切る前に、印刷面を上にした用紙をPDFの1枚目→26枚目の順にそろえます。最初と最後の用紙をPDFと照合します。
  2. 裁断したA〜Dを混ぜる前に、それぞれの最初・最後の番号を表と照合します。
  3. 各束をめくり、途中の番号が1ずつ増えているか確認します。最初と最後の番号が合っていても、途中の抜けや重複は残り得ます。
  4. 空白を除いた枚数を数え、A26枚、B26枚、C26枚、D23枚となるか確認します。
  5. 完成した束が上からA→B→C→Dとなるように重ね、境目の26→27、52→53、78→79を確認します。
  6. 点検済みの束と、未点検・印刷失敗・再印刷前の束を分けて保管します。

配布後に欠番が見つかった場合は、番号を詰め直して新しい券を全員へ配る前に、既に配った範囲と残っている券を照合します。印刷し直した番号を加えるだけでは、旧券が残って重複することがあります。

よくある取り違えと、確認する場所

起きたこと確認すること
1〜101のはずが100枚しかない空白以外に番号付きの券を除かなかったか。最後の用紙の26・52・78は残っているか。
同じ番号が2枚ある再印刷前の紙や、複数部印刷した紙が混ざっていないか。
束が1・2…ではなく26・25…になる印刷後の用紙順、裁断した束の表裏と向き。
境目で番号が飛ぶ束の並びと各束の範囲。D→C→B→Aに重なっていないか。
未配布の番号まで抽選に入っている紙券の生成範囲と実際の配布記録を分けているか。

券の印刷と抽選のルールは別に準備する

受付条件、1人に渡す枚数、券を回収するか、未配布番号をどう扱うか、当選の確認方法などは、運営側で決めて参加者へ示す必要があります。番号が連続していることだけで、抽選全体の運用が適切になるわけではありません。

現行サービスは片面・A4・4面に固定され、控えと半券、QRコード、当選番号の生成、来場者との紐付けは行いません。これらが必要な場合は、別の券作成方法や受付システムを検討してください。

処理画面で選んだPDF、入力したタイトル・番号、作成したPDFは、このサービスのサーバーへ送信・保存しない仕様です。ページを閉じると入力は消えるため、必要な結果は保存してください。サイトの閲覧時に処理される通常のアクセス情報とは区別されます。

ここで示す番号配置とPDFのページ数は、現行のPDF生成処理で確認した例です。プリンターや裁断機を使った実機試験の結果ではありません。排紙の向き、紙の厚さ、裁断機の仕様は、ご利用の機器で試し刷りして確かめてください。

途中で券を追加する場合は、開始番号を変えて増刷する手順で、すでに配った番号との重複を防ぎます。101枚の配置を理解したい場合は、端数がある4面配置と重ね方の説明も確認してください。

この記事を書いた人

実務の現場で詰まりがちなポイントを地図にするITブログ「IT trip」を運営。Windows/Office(Teams・Excel)からSQL、サーバ運用、ガジェットまで、再現性のある手順と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ試せること、そして迷った人の次の一歩が見えることを大切にしています。

コメント

コメントする

目次