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Microsoft Edgeのサイト互換性トラブルシューティング機能|2026年7月延期の変更点

Microsoft Edgeの「Improved website compatibility with site troubleshooting controls」は、Webサイトが正常に動作しないとき、原因になり得る設定と対処方法をブラウザー上で案内する機能です。

2026年6月9日の更新で変わったのは一般提供の予定時期です。当初の2026年6月から2026年7月へ延期されました。機能の説明や対象範囲は変更されていません。利用者によるデータ移行や新規契約は案内されておらず、現時点で管理者が急いで設定を変更する必要もありません。(Microsoft 365 Message Center Archive)

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目次

Microsoft Edge「Improved website compatibility with site troubleshooting controls」の変更点

Microsoft 365 Roadmap ID 561486の更新内容は、次のとおりです。

確認項目内容
2026年6月9日の変更一般提供予定を2026年6月から7月へ変更
機能の内容変更なし
ステータス開発中
リリース段階一般提供
プラットフォームWeb
対象クラウドWorldwide(Standard Multi-Tenant)
Edgeの対象バージョン未公表
正確な提供日未公表

更新履歴上、変更されたのは「GA date」の月だけです。機能説明やステータスなど、ほかのメタデータに変更はありません。(Microsoft 365 Message Center Archive)

なお、Microsoft 365 Roadmapに記載される提供時期は予定であり、今後も延期や内容変更が行われる可能性があります。「2026年7月」と記載されていても、7月1日にすべての端末へ一斉提供されるとは限りません。(Microsoft)

Webサイトの不具合を設定画面の中まで探さずに解決しやすくなる

今回の機能では、Microsoft EdgeでWebサイトが期待どおりに動作しない場合に、関連するトラブルシューティング項目が状況に応じて提示されます。

公式情報で挙げられている例は、次の2つです。

  • 追跡防止のStrictレベルがサイトの動作に影響していないか確認する
  • サイトごとの設定やアクセス許可を確認する

従来は、利用者が設定画面を開き、追跡防止やサイトのアクセス許可に関する項目を自分で探す必要がありました。新機能では、問題が起きている場面に関連する操作を表示し、設定画面の深い階層まで移動する手間を減らします。(Microsoft 365 Message Center Archive)

自動修復や互換モードの追加ではない

この機能は、Webサイトの問題を必ず自動修復するものではありません。公式説明では、利用者が関連する対処項目へ「案内される」機能として示されています。

現時点では、次のような変更は発表されていません。

  • 追跡防止を自動的に無効化する
  • 問題のあるサイトをワンクリックで必ず修復する
  • Webサイトのプログラム自体を修正する
  • IEモードや新しいレンダリングエンジンを追加する
  • 既存のEdge設定を一括変更する

案内の表示場所、問題を検知する条件、対象となるサイト設定の一覧も未公表です。実際の画面や動作は、一般提供後に確認する必要があります。

影響を受ける可能性が高いユーザー

主に影響するのは、Microsoft EdgeでWebサイトの表示や操作に問題が起きた利用者です。

対象想定される影響
一般ユーザー問題に関連する設定へ移動しやすくなる
追跡防止をStrictにしているユーザーサイトが動かない原因として設定の確認を案内される可能性がある
社内システムの利用者ログイン、画面遷移、ポップアップなどの問題を切り分けやすくなる
ヘルプデスク設定画面を電話やチャットで細かく案内する負担が減る可能性がある
Microsoft Edge管理者組織ポリシーと利用者向け案内が矛盾しないか確認が必要になる

追跡防止のStrict設定では、多くのトラッカーがブロックされる一方、サイトの一部が正常に動作しない場合があります。組織がポリシーを構成していない場合は利用者が追跡防止レベルを選択できますが、管理者がポリシーで固定している環境では、利用者が自由に変更できない可能性があります。(Microsoft Learn)

設定・更新・移行・料金・期限で確認すべきこと

項目現時点での確認結果
設定新機能専用の必須設定や有効化手順は未公表
更新Edgeを最新状態に保つ。必要な最低バージョンは未公表
移行お気に入り、プロファイル、設定データなどの移行は案内されていない
料金追加料金や別ライセンスの記載はない
提供時期2026年7月予定
対応期限利用者や管理者に対する必須期限は設定されていない
管理ポリシー新機能専用のポリシーはロードマップに記載されていない

追加料金については、ロードマップ上で別ライセンスや有料オプションが示されていないという意味です。正式なライセンス条件や提供範囲が今後追加される可能性はあるため、一般提供時のリリースノートも確認してください。(Microsoft 365 Message Center Archive)

なお、従量制課金接続や携帯回線でEdgeの更新ファイルをダウンロードする場合は、通信事業者のデータ通信料金が発生することがあります。(マイクロソフトサポート)

一般ユーザーが今から行う確認手順

Edgeを最新バージョンに更新する

アドレスバーへ次の文字列を入力します。

edge://settings/help

更新がある場合は自動的に確認されます。更新後に「再起動」が表示されたら、作業中のページを保存してからEdgeを再起動してください。(マイクロソフトサポート)

サイトが動かないときは症状を整理する

新しい案内機能が表示される前でも、次のように症状を分類すると原因を絞り込みやすくなります。

症状最初に確認する項目
ログイン後に元の画面へ戻るCookie、追跡防止
ボタンを押しても反応しないポップアップ、スクリプトを制御する拡張機能
地図や店舗検索が動かない位置情報のアクセス許可
通常画面だけ動かずInPrivateでは動く拡張機能、キャッシュ、Cookie
一部の画像や外部コンテンツが表示されない追跡防止、Cookie、サイト固有設定

Microsoft Edgeには、Cookie、ポップアップ、位置情報などをサイト単位で許可またはブロックする設定があります。ただし、これらすべてが今回の新機能で案内されるかどうかは公表されていません。(マイクロソフトサポート)

追跡防止はサイト単位で調整する

信頼できるサイトで追跡防止が原因と判断できた場合は、サイト単位の例外を検討します。

  1. 対象サイトを開く
  2. アドレスバー左側のサイト情報アイコンを選択する
  3. 追跡防止の設定を確認する
  4. 必要な場合だけ、そのサイトを例外に追加する
  5. ページを再読み込みして動作を確認する

追跡防止を全サイトで無効にするのではなく、問題のある信頼済みサイトだけを例外にする方法が安全です。

ただし、追跡防止の例外に追加すると、そのサイトでは有害な可能性があるものを含め、すべてのトラッカーが許可されます。URLや運営元を確認し、広告やメールに記載された不審なサイトは例外に追加しないでください。(マイクロソフトサポート)

管理者が2026年7月までに準備しておくこと

業務上重要なWebサイトを洗い出す

勤怠、経費精算、販売管理、社内ポータルなど、停止すると業務へ影響するサイトを一覧化します。

最低限、次の情報を記録しておくと、提供後の検証が容易です。

  • サイト名とURL
  • システムの管理部門
  • 利用している認証方式
  • ポップアップやCookieの利用有無
  • 現在確認されている不具合
  • 問い合わせ先と復旧時の代替手段

追跡防止ポリシーを確認する

組織でTrackingPreventionポリシーを設定している場合は、どのユーザーや端末にStrict相当の設定を適用しているか確認します。

新機能が設定変更を案内しても、管理ポリシーによって操作できない環境では、利用者が案内の途中で行き詰まる可能性があります。その場合は、「設定を変更できない場合はヘルプデスクへ連絡する」といった社内手順を用意しておくと混乱を防げます。(Microsoft Learn)

例外設定を無制限に許可しない

サイトの不具合を解消するために、全社的な追跡防止レベルを下げる運用は避けます。

例外を追加する場合は、次の基準を決めておくと安全です。

  • 業務上必要なサイトであること
  • 正式なドメインを確認できること
  • サイト管理者が問題を再現できていること
  • 例外の理由と承認者を記録すること
  • 不具合の修正後に例外を削除できること

提供前後でEdgeの更新状況を確認する

Microsoft Edgeは、組織のポリシーによって更新チャネルや更新方法を制御できます。更新を延期している環境では、新機能の提供が一般環境より遅れる可能性があるため、検証用端末と本番端末の更新方針を確認してください。(Microsoft Learn)

ただし、ロードマップには本機能を搭載するEdgeのバージョン番号が記載されていません。特定のバージョンを必須条件として社内へ案内するのは、正式なリリースノートが公開されてからにしましょう。

新しい案内が表示されない場合の対処方法

2026年7月になっても、すべての端末ですぐに新機能が表示されるとは限りません。また、案内対象外の問題では表示されない可能性があります。

Webサイトが動作しない場合は、次の順番で確認します。

  1. Edgeを更新して再起動する
  2. ページを再読み込みする
  3. 対象サイトのCookieとアクセス許可を確認する
  4. 拡張機能を一時的に無効化して再現するか確認する
  5. キャッシュやサイトデータを確認する
  6. 別のEdgeプロファイルやInPrivateウィンドウで試す
  7. 社内端末の場合は管理者へ問い合わせる

Microsoftの既存サポート情報でも、Edgeの更新、キャッシュや閲覧データの確認、拡張機能の無効化などが一般的なトラブルシューティングとして案内されています。(マイクロソフトサポート)

今回の変更で押さえるべきポイント

2026年6月9日の更新内容は、機能の追加変更ではなく、一般提供時期を2026年6月から7月へ延期したことです。

一般ユーザーは、Edgeを最新状態に保ち、サイトが動かないときも追跡防止を全体で無効にせず、信頼できるサイトだけを対象に設定を確認してください。

管理者は、業務上重要なサイト、追跡防止ポリシー、Edgeの更新方針を確認し、利用者が設定を変更できない場合の問い合わせ手順を準備しておくことが重要です。正確な提供日や対象バージョンは未公表のため、2026年7月のEdgeリリースノートとRoadmap ID 561486を継続して確認しましょう。

この記事を書いた人

実務の現場で詰まりがちなポイントを地図にするITブログ「IT trip」を運営。Windows/Office(Teams・Excel)からSQL、サーバ運用、ガジェットまで、再現性のある手順と“なぜそうなるか”を丁寧に解説します。読んだらすぐ試せること、そして迷った人の次の一歩が見えることを大切にしています。

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