Sentinel USBキーが使えないときは、USB接続・ランタイム/サービス・アプリのライセンス条件を分けて確認します。「Sentinel LDK Protection System」のエラーが出たというだけで、ドライバー不足とは断定できません。先に利用ソフトの対応ランタイムを確認し、下の表で停止している段階を絞ります。
最初の切り分け:USB認識とライセンスエラーは別
| 状態 | 確認する場所 | 次の調査 |
|---|---|---|
| キーを挿しても変化がない・不明なデバイスになる | デバイス マネージャー | 別ポートへの直接接続と、エラー表示を確認 |
| localhost:1947の管理画面が開かない | Sentinel LDK License Managerサービス | ランタイム導入・サービス状態・起動エラーを確認 |
| 管理画面は開くが目的のキーが見えない | Sentinel Keys | 接続場所、キー種別、対応ランタイムを確認 |
| キーは見えるがアプリが起動できない | Featuresとアプリのエラー全文 | Feature、期限、利用条件などをソフトベンダーに照合 |
| サーバーでは見えるがクライアントでは使えない | サーバー/クライアントの接続状態 | ネットワークライセンスの許可・経路・通信設定を管理者が確認 |
HASP/LDK用ランタイムを入れる前の確認
Sentinelという名前だけでインストーラーを選ばず、利用ソフトの名称・版、キーの種類、Windows 11の版とアーキテクチャを確認します。HASP/LDK向けの説明をSuperPro/UltraProや別のライセンス方式へそのまま当てはめないでください。配布の入口はThalesの公式ドライバーページです。
利用ソフトのサポート資料に指定ランタイムがある場合は、その版のWindows 11対応とベンダーの更新手順を先に確認します。Thalesのランタイムの対応OS一覧も版ごとの資料です。「Windows 11だからすべて同じ」とは判断せず、使うインストーラーのReadmeと一致する条件を照合します。
レガシードライバーの公式説明では、新規導入時と旧版からの更新時で含まれるドライバーが異なる場合があります。関連ソフトをすべて削除して最新版を入れる方法を一律に行わず、古いアプリが必要とする構成もベンダーへ確認してください。
Admin Control CenterでSentinelキーを確認する
Sentinel LDKのRun-time Environmentが導入され、License Managerが動いている環境では、ブラウザーのアドレス欄にhttp://localhost:1947を入力してAdmin Control Centerを開きます。これは自分のPCの管理画面です。起動条件はThalesの公式手順に記載されています。
- Admin Control Centerが開いたら、左側のSentinel Keysを開く。
- Key ID、Key Type、Vendor、Locationを確認し、目的のキーかを照合する。Locationではローカル接続か別のマシンかも分かる。
- 目的のキーのFeaturesを開き、アプリで必要なFeatureと表示されるライセンス情報を確認する。
- アプリのエラー番号と全文を控え、キーが見える状態と合わせてソフトベンダーへ伝える。
Admin Control Centerにキーが表示される場合は、USB未認識と決めつけず、Featuresのライセンス条件とアプリのエラー全文を確認します。 表示項目の根拠はSentinel KeysとFeaturesの公式ヘルプです。キー一覧に載ることだけで、目的のアプリに必要なライセンスがすべて有効とは判断しません。
管理画面が開かない:サービスと導入状況を調べる
- Win + R → services.mscでサービス一覧を開き、Sentinel LDK License Managerの存在と状態を確認する。
- サービスがない場合は、利用ソフトの指定するランタイムが正常に導入されたかを確認する。
- 停止している場合は、業務アプリや管理方針を確認した上で管理者が開始する。開始エラーや直後の停止は、メッセージと日時を記録する。
- 再導入を行う前に、インストールログと現在のランタイム版を確認する。
Windowsランタイムの公式導入手順では、インストールログをWindowsディレクトリのaksdrvsetup.logへ書くとされています。更新時は別のインストーラーやランタイムを使用するコンポーネントが動いていないことも条件です。サービスの停止を含む更新作業は、ライセンスを利用中の業務を止める時間を確保して実施し、終了後にサービスとアプリの動作を確認します。
ドライバー署名やセキュリティ製品で導入が拒否される場合は、拒否された項目とインストーラーの入手元を管理者へ渡します。エラーの原因が分からないまま、リアルタイム保護・メモリ整合性・署名の検証を無効にして進める手順にはしません。再起動の要否はインストーラーやベンダーの案内に従います。
USBの接続を調べる:別ポートと別PCを比較
USBハブ経由なら、業務への影響を確認してからPC本体のポートへ直接接続します。別のポートでデバイス マネージャーの表示が変わるかを確認し、警告がある場合はデバイスの状態にあるメッセージを控えてください。USB 2.0への変更だけで直ると決めつける必要はありません。
| 比較結果 | 読み取れること |
|---|---|
| 対応ランタイムのある別PCでは使える | 元PCの接続・ランタイム・サービス・アプリ構成を比較する |
| 別PCでも使えない | キーの故障のほか、両PCの対応条件やライセンス自体も確認する |
| 管理画面で認識し、特定アプリだけ失敗する | USB交換より、必要Featureやアプリ版・対応ランタイムを照合する |
比較は利用が許可されたPCで行います。別PCでも失敗したという結果だけで破損確定とはせず、必要なランタイムが入っていることと同じエラーかを記録して、交換・再発行の可否をベンダーへ相談します。
ネットワークライセンス・VM・RDPだけで失敗する場合
ネットワークライセンスでは、キーのLocationが意図したサーバーか、サーバー側のLicense Managerが動くか、クライアントから到達できるかを確認します。ローカルのキーが見える問題とは分け、VPNやファイアウォールの変更はネットワーク管理者と行ってください。
Thalesの1947番ポートの案内では、インストーラーがプライベートネットワークからの受信ルールを追加し、パブリックネットワークからの受信許可は強く推奨しないとしています。ライセンスが見つからないという理由で、1947番ポートをインターネットへ公開したり、全ネットワーク向けに開放したりしません。
仮想マシンやRDPでは、USBキーを接続した場所とアプリを実行している場所が異なることがあります。まず許可されたローカル環境で使えるかを確認し、仮想環境の対応条件、USBの割り当て、リモート利用がライセンスで許可されるかをベンダーに照合します。USB転送ツールの追加だけで利用条件を満たすとは限りません。
問い合わせに渡す情報と復旧の確認
- 利用ソフトの名称・版、Windows 11の版・OSビルド・アーキテクチャ
- キーの種類、ランタイムの版、入手した公式/ベンダーのページ
- Sentinel LDK Protection Systemなどのエラー番号・全文・発生時刻
- Admin Control Centerが開くか、Sentinel Keys/Featuresの表示、ローカルかリモートか
- 別ポート・対応PCでの比較、サービス状態、インストールログの該当箇所
復旧はUSBの表示だけで判断せず、利用ソフトが起動し、必要な機能を正規のライセンス条件で使えることまで確認します。共有ライセンスの端末では、変更後に他の利用者への影響も管理者が確認してください。

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